第6章 ―堕落する聖職者(4)―
ぢゅ…
充分に濡れた肉壺は容易に肉の挿入を受け入れた。
ずず…
ゆっくりと侵入する肉棒。
「んッ…ぁぁ…あ…」
少しずつではあるが炎之花は声を漏らす。
痛みのためではない。感じているのだ肉の喜びを。
「まだ狭いな。」
「あッ…あッ…み、水橋さッ…」
俺はその狭い肉壺をゆっくりとほぐすように、ゆっくりと腰を振り動かす。
「あくッ…ひ…ああッ…」
だんだんと炎之花の口から放たれる声が大きくなり、色を増していく。
「感じてるのか?」
「~~!!」
俺の言葉に口を閉ざしフルフルと首を横に振る。
俺は腰を押し進めさらなる刺激を与える。
「んあぁッ!」
「炎之花は嘘吐きだな。こんな濡らして、いやらしい声出して、感じてないわけないよな?」
「ち、違いますッ……わ…私は感じてなんか…」
「その台詞は腰を振るのをやめてから言え。」
炎之花の腰はゆっくりとではあるが、快楽を求めるようにジリジリと動いていた。
「あ…」
炎之花は俺の指摘で言葉を詰まらせ、顔を真っ赤にする。それでも腰は止まらない。
「昨日まで処女だったのにもう腰を振るなんて、炎之花は生まれつきの淫乱だったのかもな。」
耳元で息を吹きかけながら羞恥を高める言葉を吐く。
炎之花は否定も肯定も無く、ただただ押し寄せる快楽に耐えていた。
「んんッ…んー!」
「声を出して。快楽に身をまかせるんだ。神の言葉に耳を傾けるな。目の前の肉欲に忠実になれ。」
少しずつ、炎之花の神に対する信頼を奪うため、快楽をジワリジワリと与えていく。
神に対する信頼が炎之花の理性を縛りつけていることは明らか。
それを崩し、俺に依存させなければ炎之花を奴隷にすることは不可能だ。
「性の快楽は誰でも味わう当然の感覚だ。神が否定する悪魔の感覚じゃない。受け入れろ。」
「ん…あッ…あ…」
少しずつ。少しずつではあるが炎之花の反応が良くなってきた。
「性に溺れろ。神が見捨てたとしても、俺は炎之花を愛してやる。」
「み…みず…はし…さん…」
「堕ちろ。堕ちて俺に服従しろ。」
俺はピストンを速め、炎之花を絶頂に追い込む。
「ひあッああッああッ! みずッはしッさんッ…だめ…激しッ…すぎるッ!」
「気持良いんだろ!? なら鳴け! 鳴いて鳴いて! イッちまえ!」
「うあああッだめッだめだめだめだめぇッ! いっ…ちゃうぅ!」
ズンッ
炎之花を絶頂に追い上げる一突きが子宮口を擦りあげた。
「~~~~~~~ッ!!!」
炎之花は歯を食い縛り絶頂を向かえた。
俺もまた膣の痙攣で絶頂へと追い込まれる。
「くッ…」
ドク…
「!?ふあぁあッ…」
射精される快感で炎之花は声をあげた。
ドクドク…
「ふぅ…」
「あ……あ……」
最後の最後まで膣に出しきると、炎之花はそのまま気を失った。
もともと気が弱い炎之花だ。心労と強すぎる快楽で気を失ったのだろう。
「はぁ…はぁ……」
俺も寝不足と疲労でかなり眠い。逸物を引き抜き、炎之花の隣に倒れ込み眠りについた。
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