第10章 ― 黒衣の堕天使として(4) ―
洗浄用の水溶液を出すことを忘れ、お腹に溜り始めた。
「水出せてねぇじゃん。次叩いたら出せよ。」
「は、はい…」
ヒュンッ
バチィッ
叩かれたのはお尻。
「ひぎぃッ!?」
一瞬の硬直のあと肛門が開く。
ブシャッ
ブシュッ
肛門から水が吹き出しバケツに落ちていく。
「んんんッ!!」
「おし、綺麗になってきたな。水が無くなるまで叩くからな。次からはちゃんと出せよ。」
「は…いッ…」
ヒュンッ
バチンッ
バチンッ
バチィッ
「ヒイィィィィ!?」
何度も叩かれ。
何度も叫び。
何度も涙を流す。
「………限界か?」
「はぁッはぁッ…んく…い、いえ…まだ大丈夫ですから…お好きなように…」
大丈夫なわけがない。叩かれた辺りは痺れてきてミミズ腫れが全身にできているとわかる。
でも御主人様に好きなように遊んでもらうために、そうは言わない。
「………やめだ。」
「え…?」
「鞭打ちは終了。これ以上やれば傷が残るし服も破れる。それにミミズ腫れの上に叩かれると死ぬほど痛いだろ?」
「……いえ…大丈夫です…」
「隠すな。それに水も無くなったし、中もかなり綺麗になったはずだ。」
そう言えば水溶液は無くなっていた。
「痛みの後は気持ち良いことしような。」
「……はい…」
「よしよし、アナルセックスは真ん中でな。」
御主人様はカメラを三脚から外し手に構え、私を見た。
「AV風にいこうか。」
「え…?」
変な笑顔を見せて、カメラのレンズを向ける御主人様。
「こんにちわぁ。」
「え? は?」
「ノれ。AV見たことない?」
「い、いえ…」
「じゃあやるぞ。」
「は、はい…」
再度カメラを向けられた。
「こんにちわぁ。」
「こ、こんにちわ…」
「名前は?」
「六条一美です。」
「大きい胸だね。いくつ?」
「9…1…です。」
「看護婦さんなんだって? そんな胸してたら、患者さんからセクハラされたりしない?」
「たまに…されます…」
「気持ち良くなったりするでしょ?」
「…はい。」
「そんな時どうするの?」
「……隠れて…その…お…お…」
「お?」
「オナニー……します…」
少しずつ言葉責めのようになっていくインタビュー。
「見付からないの?」
「見付かりました……」
「見付かったんだ? その人に何かされた?」
「写真に撮られて……フェ…フェラを強要されました…」
「ふふ…でその後は?」
「その後は…後は…私が我慢できなくなって…夜にその人の病室に行って…抱いてもらいました…」
「ははッ淫乱な看護婦さんだね。自分で思わない? 淫乱だって。」
「思います…」
“淫乱”
その一言が私の体を反応させる。
「その淫乱な一美ちゃんは、その後どうなっちゃったのかな?」
「……奴隷に…奴隷になりました…」
「ははッ…よしじゃあ本番の準備するか。しゃぶれ。」
「…はい…」
彼のズボンを開け逸物を取り出し、それに手を添える。
「ああぁ…熱い…もう固ぁい…」
「感想は良いから、早くしろよ。」
「は…はい…」
ぺちゃ…
舌で熱い塊に触れまんべん無く舐めつくし、口の中に頬張り、性感を刺激していく。
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