官能小説『掘割の畔に棲む女』

知佳 作





 

第22話 ~知らないで魅せ付け~

 アウトドア派の女性の健康美は、元々そういった女性に焦点を当てなかった 或いは好みじゃなかった男性群にも一種異様な風と言いましょうか性癖を吹き込みます。 

 鍛え抜かれた下半身をピッチピチのジーンズで包みアウトドア派などをやられた日には股間がいきり立って仕方がないと現役の漢なら誰もが言います。 脱がないくせに何故だか男にとってあらぬ妄想を掻き立ててくれる存在である千里さん。 誰もがそう認めるほど変わったんですですが、特に変わった点というのが野宿なんか平気というほど心身ともに逞しくなり夕刻ともなれば惜しげもなくこのジーンズを脱ぎ捨て川に入って水浴びなんかやらかしちゃうほどなんです。

 近年掘割の近くを流れる川も天然遡上の鮎など滅多に見られなくなり川岸も荒れ放題になっていたんですが、千里さんが川に入って水浴びをするとわかってからというもの川岸の所々に川に降りられる野分道まで出来てしまったんです。 もちろん覗き見するためです。 しかし中には剛の者もいてジーンズで包み隠されたアソコを己の逸物を使ってどうにかしてやろうとしたんでしょう。 河川敷でくんずほぐれつの取っ組み合いのような状態になってしまったんです。
 アユ釣りでおなじみの太公望連中が川を利用品しなくなると〇〇川河川管理側でも川岸もそうなら中島に生えた樹木の伐採などは後回しになってしまいます。

 千里さんと男らはその樹木で己らの淫らな様子を隠しながら欲情に身を任せ戯れていました。 千里さんが行水のため衣服を脱ぎ捨てて川に入ったものだからチャンスとばかりに男ふたりも全裸になり反り返った逸物を晒しながら近づき、熟れた千里さんの躰に絡みつき始めたんです。

 千里さんの両サイドに立って千里さんにとって目の毒状態になったチ〇ポをお尻に押し付けながら乳房を揉みしだき唇を求めて来たんです。 彼女は何度もピッタリとくっつこうとするふたりを押しのけようとしましたが、腰や肩を抱かれており女の力ではどうにもなりません。 押しのけられつつも唇を求められるものですからつい差し出されたチ〇ポが気になり握って扱き上げてしまいました。 彼らにしてみれば千里さんの躰の状態は発情してる風に見えたからでした。 押しのけようとする千里さんに、何が何でものしかかろうとする男ども。 それはまるで格闘でした。

 河川で取っ組み合いのように見えたのは例えば発情した牝の野獣を興奮しきった牡の野獣どもが追いかけ隅に追い詰めるが如く格闘に近いような追っかけが始まっていたからでした。

 しかし、千里さんの意図していた隅に追い込んでくれた瞬間から徐々に男らに向かって唯々諾々と言いますか従順となり男らが躰に触れてくれ唇を求めてくれ始めると愛の証として突きつけてくれた肉胴を愛おしむかのように握りしめ扱き始めたんです。 これに対し最初は掌で揉みほぐし指で挟んで転がしてた乳房や乳首も口を付けて吸い始めたんです。

 男らは男根を千里さんに与えながらも乳首を吸われ唇を奪われ興奮し手くれたのを幸いと代わる代わる千里さんのオ〇ンコに指を挿し入れ中を探って迎え入れの準備が出来てるかどうか確かめようとし始めました。 千里さんに与えられた肉胴は十分漲り理想的な形になっていましたので彼女こそ我を忘れ男の胸に唇を這わせるなどし媚始めたからです。 指マンが始まってしばらく、千里さんの腰がその刺激によって引けヒクつきが始まりました。 クンニを受けてる千里さん、これ以上待たされてはどうにかなりそうとでもいう風に視線をその雄々しくなったチ〇ポに注ぐんです。 これならとお尻のふたつの丘の間に反り返ったチ〇ポをあてがってあげると尻を掲げそうになるんです。 だから男の一方は跪き見上げるようにしながら千里さんのオ〇ンコを調べ始めました。

 男らが調べてくれた結果によっては今握らせてもらってる男根を迎え入れることが出来るはずと千里さん、時に男らの唇を求めながら結合に誘おうとします。

 男らもすっかりその気になってチャンスと見れば彼女の太股や尻、そしてワレメに向かい反り上がったチ〇ポを突きつけ、或いは叩きつけるんですが、何故だかこの日千里さんのオ〇ンコはもう少しで理想的な角度に掲げてくれそうで中途半端に下方を向いたまま一向に反り上がったチ〇ポに向かって花弁の入り口をその方向に向かわせるべく掲げようとしてくれないんです。

 その都度業を煮やした男のひとりが跪き下方から見上げるようにしながらオ〇ンコに顔を埋め舌先で中を探りクリを突きました。 具まで見えるよう相棒が手伝って片方の太股を持ち上げ確かめるんですがその間興奮し肉胴を扱き上げてくれはしたもののとうとう 「早くハメて!!」 の言葉が聞けなかったのです。

 片方の足を高々と掲げる折などイヤらしいことをと蔑みの目で睨み据えるんです。 それでいながらほんのちょっと太股に手をかけ持ち上げようとすると自分でも男に協力しパックリと開くんです。

 真下から首を窮屈に折り曲げながら花弁の中を覗き込み具が蠢きながら表に向かって這い出してこないか調べますが出てこようとはしません。 仕方なくクレバスを舌でなぞりつつ割って舌先をクリまで登らせ突き上げるんですが腰をヒクつかせてくれはするものの花弁や具はヒクつかないんです。

 背後から彼女を支える方の漢も大変でした。 興奮が限界に達し反り返ったチ〇ポはとうに彼女のアヌスをノックし花弁近くまで達してるんです。 それでも彼女は腰をくねらせ切っ先を蜜ツボに迎え入れようとはしなかったんです。

 そればかりか花弁を舐めあげ諦めて立ち上がった男に向かい千里さん、媚を示すキスを求め背後の漢のチ〇ポから手を離し肝心なところを舐めあげてくれた漢の方に向かい肉胴を扱き始めたんです。 男もこれに指マンで応えました。 背後の男を差し置いてふたりは結合に向かってひた走り始めたんです。

 我慢ならないのは背後の漢です。 そうさせてはならじとところかまわず彼女に向かっていきり立ったチ〇ポを押し付けました。 こうなると義理堅い千里さんのこと、背後の漢のチ〇ポにも手を伸ばし扱き始めました。 差別はしないんだよと言わんばかりに唇を求め胸に唇を這わせ・・・そしてとうとう背後の男の屹立をすっぽりと咥えたんです。

 その瞬間千里さんのオ〇ンコが無防備になりました。 その無防備になったオ〇ンコに背後から突き入れたら千里さんも屈してお股を明け渡したでしょうが漢はそうしませんでした。 ライバルのチ〇ポに向かって一心不乱にしゃぶりつづける千里さんの心をこちらに向けたかったんでしょう。 自分のもしゃぶって欲しいと横合いからチ〇ポを差し出したんです。

 全身をわななかせ険しい目で男らを睨みつけたりするんですが許可とか懇願の言葉が聞けないまま時間だけが過ぎていきました。

 その気になって彼女を隅に追い詰めた男にとってこれでは生殺しです。 男のひとりが彼女に肉胴を与えつつ唇を奪ってる間にもう一方の男は九の字曲げた彼女の膝の裏を使って肉胴を擦り上げ結合したらこう言った風に気持ち良いんだよと、相方の手マンも交え伝えるんですがGOのサインが口元を突いて出そうにないんです。

 千里さん、彼らの悪いとでも思ったのかやおら跪き二本のチ〇ポに向かってフェラをし始めました。 一本を扱きつつもう一本を咥えしゃぶるのです。

 いかに鍛え上げたとはいえ千里さん、元はと言えば華奢な躰付きで小顔です。 逞しすぎるチ〇ポを喉奥まで突っ込まれ興奮のあまり射出されたとあっては下手すれば気管に精液が流れ込みます。 嗚咽しながらも一本を処理し終え、更に残りの一本に向かいました。

 苦労したに違いは無いんですが二本とも抜くことが出来、しかも残らず飲み干してもらい彼らも千里さんの親衛隊になってしまったのです。



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<筆者知佳さんのブログ>

元ヤン介護士 知佳さん。 友人久美さんが語る実話「高原ホテル」や創作小説「入谷村の淫習」など

『【知佳の美貌録】高原ホテル別版 艶本「知佳」』



女衒の家系に生まれ、それは売られていった女たちの呪いなのか、輪廻の炎は運命の高原ホテルへ彼女をいざなう……

『Japanese-wifeblog』










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