第1話

「あっ・・・あんっ・・・・」
くちゅ、ぴちゅっ。
「あふっ・・・・・・ふゥん・・・・」
ぬちゅ、ぐちゅ。
「・・・・・ああっ・・・・・・い、いやぁ・・・・・」
ずちゅ、びちゅっ、ぶちゅっ。
鼻に掛かった少女の甘い喘ぎ声。それとハーモニーを奏でる湿った音。
柔らかな日差しの注ぎ込む窓際で、ショートカットの美少女が下半身はソックス以
外は一糸も纏わずに両脚を大きく広げて自らの指でクレヴァスを慰めている。挿入し
ているのは中指一本のみではあるが、深々と突き刺さっているトコロを見ると既に処
女ではない様だ。
そして少女の恥ずかしすぎる部分を前にして椅子に腰掛けている少年が一人。凄ま
じいまでの美少年だ。
此処は私立きらめき高校。少女が痴態を晒しているのはその北校舎・4階の化学実
験室だ。窓の外からは部活動に勤しむ生徒達の元気な声が響いてくる。
少女の名前は虹野沙希(にじのさき)。美少女揃いのこの学校でも一際輝く少女
だ。彼女が入学早々、サッカー部のマネージャーになった時にはサッカー部への入部
申し込みが殺到したと言う噂は嘘ではなかった。
「はっ、はふっ・・・・・あはン・・・・」
指はかなり速いストロークで出し入れされ、溢れ出る愛蜜はクレヴァスから零れ落
ち、アヌスをも潤していた。もう一方の手はセーラー服の上から胸の膨らみを揉みし
だいている。
だがこれほどの美少女のこれほどの痴態を目の当たりにしながらも窓際の少年は彼
女に冷ややかな視線を向けているだけだ。この年頃の少年であれば意馬心猿となって
目の前の美少女に襲い掛かっていてもおかしくはないだろう。しかしこの美少年は落
ち着き払った態度で沙希を見下しているだけである。
いや。
その視線すらもチラチラと窓の外の南側の校舎の方に向けられる。心此処に有ら
ず、と言った感じだ。
少年の名前は長谷川斗也(はせがわとうや)。ゆるやかなウェーブのかかった黒
髪、切れ長の瞳、高く筋の通った鼻梁、引き締まった唇、細く尖った顎のライン。全
てが完璧な美少年だった。
その彼が 沙希に言葉を投げつける。
「そんなんで俺が満足すると思ってんのか?尻の穴も弄れよ」
沙希は涙を零しながら淫裂を嬲っていた指を後ろの穴に這わせる。
「馬鹿野郎っ!オマ○コを弄りながらに決まってるだろうがっ!」
「はっ、はいっ!」
沙希は胸の膨らみを揉んでいた手を下へと下ろす。
「・・・・・・前の方から手をまわしたら俺が見えねえだろ?ケツ側から手をまわ
すんだよっ!」
「・・・・・・・ううっ・・・・・」
逆らう事も出来ずに腰を浮かせて手を通す。まだ少年のように引き締まった、青い
果実を思わせる尻肉を人差し指と薬指で押し広げる。露わになる肛口。
(ふん、相変わらず色素の沈着は濃いな。範囲も結構広い。皺の格好も整っていな
いし・・・・イレたくなる程のシロモノじゃねえな・・・・)
斗也は今までに犯してきた20人を越える美少女達の恥部と目の前の沙希のモノを見
比べて独り言ちる。
斗也はこの高校に2ヶ月ほど前に転校してきた。これが初めての転校ではない。小中
学校で12回、高校生になってから、もう幾度転校したことだろうか。
斗也は行く先々の学校で女性を犯し続けてきた。下級生、同級生、上級生。女教師
や教育実習生すらもその類希なる容姿に隠し持った毒牙で貪った。時にはその甘い
ルックスに歯の浮くようなセリフで身体を開かせる事もあったが、やはり斗也が一番
興奮するのは強姦だった。小学生の時から続く彼の悪癖だった。沙希も二週間前にそ
の毒牙にかかったのだ。
沙希の中指が濃く色づくアヌスへと侵入する。だがやはり斗也の視線は窓の外へと
流れる。
その視線の先には別の美少女の姿があった。
藤崎詩織。
容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能。それでいて奢りたかぶる事のない性格は誰か
らも愛されており、まさにこの高校のアイドルだ。沙希ですら彼女の前ではその輝き
を失う。
斗也の視線に気が付いたのだろうか。不意に詩織が彼の方を向く。クラスメートで
ある斗也に気が付いたようだ。こちらに向かって小さく手を振る。
斗也も振り返す。表情も沙希に向ける冷たいソレとは打って変わっていつも人前で
見せるにこやかな表情だ。
彼女は今、向かい側の校舎の図書室にいる。だが若干南側の校舎が低いこともあっ
て、窓際の斗也の姿は見えていてもその奥に沙希がいる事まではわからない。
(ふふん、今の内にオ○ンコ磨いて待ってろよ、詩織・・・・てめェも俺の牝奴隷
にしてやる・・・・)
優しげな笑顔の裏では悪魔の笑みを満面に湛える斗也。彼の次の獲物はあのアイド
ル・藤崎詩織だった。
「はあっ、はうゥんんん!!イクっ、イキますゥっ!」
たった一人の観客の前で絶頂に達する沙希。腰を浮かせて前後の穴に深々と指を突
き立てている様が憐れだ。
ガクガクと身体を痙攣させた後、崩れ落ちる沙希。
その彼女を横目で見ながら立ち去ろうとする斗也に息も絶え絶えの沙希がすがりつ
く様に声をかける。
「は、長谷川君、お願い・・・・・写真を・・・写真を返して・・・・」
沙希は処女を斗也に奪われた時の写真をネタに脅迫されていたのだ。


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投稿官能小説(3)

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