官能小説『地獄の囚人』

赤星直也 作




第13話 全裸

 翌朝、桐子は起きると服を脱ぎだした。
それに気づいた洋子が「妙子、着替えるの?」不思議な顔で見つめている。
「事情がありまして…」それだけ言って黙ったまま下着も脱いでいく。
「どうかしたの。まさか裸になりたい訳じゃないわよね」笑いながら冷やかした。

 「そのまさかです。今日1日フルヌードでいたいんです」下を向いたままパンティを引き下げた。
「た、妙子、性器が丸見えよ!」無毛の淫裂が露わになり、慌てる洋子だ。
「どうしたのよ。ヌードでいたいなんて」真理や美貴も心配そうな顔つきで尋ねた。

 「どうもしないわ。ただ、ヌードでいようと思って…」ブラジャーも脱ぎ、生まれたままの姿になった。
「妙子。本気なの。素っ裸でいるなんて信じられない…」呆然と全裸を見ている。
「本気です、今日1日だけですが…」桐子は沙織から言われたとは言わなかった。
「そう、それならいいんだけど…」何か言いたそうだったが、途切れた。

 そこに「出なさい!」知代が現れた。
鍵が外され檻の外に出ていくが、桐子は全裸のまま檻から出た。
「あら、元気がいいわね。朝から素っ裸だなんて!」全裸姿の桐子をニヤニヤしながら見ている。

 「今日だけ、ヌードになって見ようと思いまして…」心なしか声が震えている。
「今日だけなら許してあげる。でも、レイプされないように気を付けるのよ。女だってレイプするかもよ」
「そんな、レイプだなんて…」思わず手で股間を隠した。

 「それがあるのよ。ここにいる女達は、男に飢えているから誰にでも抱き付いちゃうの」無防備の乳房を触りながら話していく。
(飢えているのはあなた達よ。この変態!)黙って乳房を触らせた。

 それを見て「刑務官、今日は何をすればいいのですか?」洋子が助けに入った。
「食事前に外の掃除をして。それが済んでから朝食よ」
「わかりました。掃除をします!」洋子達は外に向かい、桐子も外に向かった。

 建物から外に出ると大勢で掃除しているが、そこに現れた桐子に驚きの声が上がった。
「ヌードよ。ヘアがないヌードよ!」声が上がると同時に皆が見つめている。
「ホントだわ。性器丸出しのヌードよ」
「見て。オッパイもいい形しているわよ」掃除を忘れて、皆が桐子の乳房と無毛の淫裂を見ている。

 (恥ずかしい。私だけヌードだなんて…)覚悟はしていたが、顔が真っ赤に染まっていく。
「妙子、注意するのよ。1人になったら危ないからね」
「わかった。みんなから離れないようにする」洋子達から離れないように注意しながら掃除を始めた。

 掃除を始めると、自然に豊満な乳房が左右に揺れ動き、それに、時折淫裂が口を開いて膣が覗いていた。
これが町中だったら間違いなく襲われ犯されていただろう。
刑務所だから皆おとなしく見るだけで、その中に沙織達もいた。

 「いいわね、素っ裸も。あのオ○ンコが何とも言えないわね」
「私も、あの子をレイプしたくなっちゃった」
「レイプはダメよ。素っ裸を見るだけにして」

 「リーダー、冗談よ。そんな事したら、私も素っ裸にならなければ行けないし」
「そうよ。だから見るだけにして」沙織はそう言うと、手下の元から離れて建物の中に向かった。

 沙織は周りを気にしながら物陰に入ると、そこには和子がいた。
「見て下さい。あの通りです」
「よくやったわね。あの子を素っ裸にさせるとは、たいしたもんよ」
「これくらい、チョロいですよ。それより、ご褒美を!」

 「わかっているわよ。目立たないように吸うのよ」和子はポケットからタバコを取りだし手渡す。
「済みませんね。また何かあったらお手伝いしますよ」急いで仕舞い込んだ。
「今度、あんたも男とエッチしてみる?」
「もう男はいいです。散々オモチャにされ売春までさせられましたから…」

 「残念ね。せっかくのチャンスなのに。変わりにあの子を使うしかないわね」
「その方がいいと思いますよ。私みたいなブスよりは、品のあるあの子が受けますから」沙織はそれだけ言うと、外で掃除をしている皆の元に向かった。

 それを見て、顕子が和子に近寄り「あいつも図に乗っているわね。そろそろ終わりにしないとダメかも…」後ろ姿を見ながら言う。
「大丈夫よ、まだ使い道があるわ。それより、あの子を何とか使えるようにしないとね」
「わかっているわ。恥ずかしさに泣き出すかもよ」
「それがいいのよ。あの泣くのを見ると膣が疼いて…」2人は勝手な想像をしていた。

 そんな事とは知らず、桐子は朝食を取っていた。
「妙子、今日はヌードよね。して貰いたいのがあるの」顕子が頼んだ。
「何をですか?」
「モデルよ、ヌードだし丁度いいのよ」それには顔を引きつらせた。

 「そんな、ヌードモデルだなんてできません…」
「イヤなんだ。この私の頼みが聞けないと言うのね!」顕子の口調が変わり、顔色が紅潮していく。
「妙子、やりなさいよ。それに、あれもやりたいんでしょう?」2人の話に沙織が割って入る。

 「でも、あれは…」
「いいじゃないのよ。どうせ、見られるんだから」
(そうよ、皆を敵に回したら無意味だし。ここはやるしかないわ)
「わかりました、引き受けます」桐子と沙織の話を黙って聞いていた顕子は笑顔に変わった。

 「そう、やってくれるのね。助かるわ」
「その前に、桐子が皆に見せたいそうです。ですから、場所の提供をお願いできませんか?」
「何だかわからないけど、場所だったら講堂でいいかしら?」
「結構です。昼休みに使わせて貰います」沙織の言葉に、桐子も顔が強ばった。

 朝食を済ますと皆は更生作業所に向かうが、桐子は顕子と一緒に違う方向に歩いていく。
(もしかして、ビデオでは?)刑務官宿舎で見せられたレイプビデオを思い出した。
そんな事など気にするようもなく顕子はドアを開けて桐子を連れ込んだ。

 「ここは…」見覚えのある部屋だ。
「覚えていたんだ。ここでヌードを撮ったのを…」顕子は照明を灯して部屋を明るくした。
「写真ですか?」
「そうよ、展覧会に出すの。だから綺麗にとって上げる」

 「展覧会に出すのはやめてください。ヌードを知られます!」
「大丈夫よ。展覧会と言ってもこの刑務所だけのだから」顕子はカメラを構え「手を上にやって」と注文していく。
(イヤだけど、やるしかないし…)言われた通りにポーズを取った。

 「いいわ、それでいいの。次は足を開くの」
(性器を撮る気だわ。ヘアのない性器を…)言われた通りにすると正面から撮っていく。
「いいわね、この割れ目も綺麗だし」淫裂を晒した姿を撮っていく。

 「今度は指で広げるの」
(そんな事したら、中まで撮られてしまう…)顔を強ばらせ指を膣に入れて広げた。
膣の中が覗き、ピンクの皮膚が露わになっている。
「いいわよ、それがいいの」満足そうに顕子は次々とポーズを撮らせた。
こうして、桐子は昼近くまでヌード写真のモデルをさせられた。

 だが、これ以上の恥ずかしい事を皆の前でしなければならない。
昼食を済ませると、沙織に連れられ講堂に向かい、同じく、他の囚人も向かっていく。
(こんな大勢の前でやるなんて…)体が震えている。

 「許して下さい。こんな大勢の前ではできません…」
「妙子、今更何言うのよ。皆が集まったのよ、ここで償わないなら、仕返しを受けるわよ」
「そんなの、いやです!」泣きながら(やるしかない。恥ずかしいけど調べが終わるまでは我慢しないと…)考え廻らしていく。

 「やるわよね?」沙織が再度言うと頷く。
「そう、早速始めて。これも使うのよ」ディルドーが渡された。
「指だけで、したいのですが…」
沙織に問うと「ダメ、それを使うのよ。いい思い出にもなるし」カメラを持った顕子が現れ怒鳴った。

 それには(イヤよ、こんなのを撮るのなんてやめて…)顕子の持ったカメラを見るなり、顔が引き吊った。
「刑務官も言っているでしょう。これを入れて楽しむのよ」強引に握らせた。
(やるしかない。今は我慢の時だし…)黙って敷かれたマットに寝ころんだ。

 マットに横になると、両手で乳房を揉みだし、それを待っていたかのように顕子が撮りだした。
(撮らないで、写真はイヤよ)顔を背けると「ダメ、こっちを向くのよ」と注意される。
仕方なしに、桐子は俯き加減になって乳房を揉み続けた。

 やがて、乳房を揉む手を、淫裂に伸ばして撫でていき、指が割れ目を数回往復してから突起を指先で撫でだした。
「あっ、あっ!」呻くような声を上げて撫で続ける。
無毛の淫裂だから、その様子が他の囚人にも見えている。

 「人前でやるなんてね」
「そうよ。恥ずかしくないのかしら?」経緯を知らないからヒソヒソと話している。
そんな会話など無視し、指を膣の中に入れて動かしだすと、それを逃すまいと顕子が撮っていて(もっとやるのよ。早くあれも入れるのよ)ディルドーを期待していた。

 それは桐子にもわかっている。
(こんなの入れたくないのに…)ディルドーを掴み淫裂へと導いていく。
「うっ!」先端が膣の中に入り声を上げた。
「見えないわよ、もっと足を開いて!」声が掛けられた。

 (見なくていいわよ)黙って足を開いた。
「凄い。入っている!」声が上がり、その声に顔が赤く染めながらも、少しずづ動かして奥に入れて行く。
「うっ!」硬いディルドーは狭い膣を裂くように入り込み、呻き声を上げた。

 その様子を囚人達は「ゴクン!」と生唾を飲んで見守っている。
(見ないで。恥ずかしいから見ないで!)顔を赤く染めながら、更に押し込み、根本まで膣に入れた。
その後、ゆっくりと抜いて、また押し込むといった動作を繰り返していく。

 始めは硬かった膣肉もディルドーに刺激を受けて軟らかくなり、膣の中も湿っている。
(気持ちいい。こんなのでも感じるなんて…)「ヌチャ、ヌチャ!」淫裂から音が出ている。
それに淫汁も溢れだし、持ったディルドーも濡れている。

 そんな様子に「妙子、誰とオ○ンコしているの?」と意地悪く聞いた。
「拓也です、俳優の拓也のオチンチンが膣に…」
「そう、拓也とやっているんだ。よかったね」
(よくないわ。そう言わなかったら仕返しするつもりでしょう)黙って手を動かし続ける。

 「でも、オッパイが寂しそうね。手伝ってやるわ」手下が両乳房を揉みだした。
(やめて、そんな事しなくていいわよ)振り払う事もできずされるがままだ。
「私も手伝うわ。拓也代わりにオ○ンコしてあげるね」ディルドーを奪いピストンしていく。

 「あ、あ、あ~!」腰が動きだし、手下も乳房を揉みながら乳首を吸いだした。
「あ、あ、あ~!」声が大きくなり、背中も浮いている。
(やめて。そんな事されたら本気になっちゃうから…)心地よい刺激に淫汁が尻まで流れていく。
(そうよ、それでいいのよ)顕子は満足そうに絶頂へと向かう桐子を撮っている。

 (ダメだわ、いきそう…)口がパクパク動いている。
それを見ている囚人達も「凄い、私もやりたくなっちゃった」昼間だというのにズボンの上から淫裂を撫でている。
「ダメ、行くわ…。行きそう…」乳房と淫裂を3人に責められ限界まで来た。

 「行きたいのね、拓也のチンポで行くのよ」沙織は動きを速める。
「ダメ、行く、行く~!」そう叫ぶとパッタリと動きを停めた。
「行ったわね、暫くこのままにしておこう」
淫裂にはディルドーが食い込んだまま「ハア、ハア!」と胸が波打っている。

 「行こう」沙織の声で手下や囚人達が出ていき、桐子と顕子だけが残された。
顕子は虚ろな目をした桐子を撮りまくっている。
(これで、逃げられないようにしてやるわ。それに、私の思い通りに…)そう考え撮りまくった。

 それから数日後、刑務所の一角に桐子の写真が張り出された。
それを見るなり「お願いです、これを外してください!」泣きながら顕子に土下座している。
それは淫裂にディルドーを入れている写真だ。

 「ダメ、これは芸術よ。このヌードもいいでしょう」無毛の淫裂が口を開いている。
「よくありません。お願いですから外してください」
「そんな事言われてもね。言う事を聞いてくれるというなら考え直すけど」ニヤリと笑う顕子に戸惑いながら「どのような事を?」と尋ねる。

 「今度の日曜日に弟が遊びに来るの。弟は何も知らないからあなたが教えて欲しいの」
「教えるって、まさかセックスを…」
「そうなの、性教育をやってくれるわよね。やるというならこの写真は全部外すけど」
「そんな、性教育だなんて…」言葉が続かない。

 「イヤなら、これも張ろうかな」肉竿が淫裂に入っている写真も見せた。
「やめて、これはやめて!」声を上げ泣きだした。
「だったら、やってくれるわよね。処女じゃないんだから平気でしょう?」
(イヤよ、いくら何でもセックスだなんて。でも、あの写真を張り出されたらもっと困るし…)暫く沈黙が続いた。

 「今回限りですよ、一回だけなら我慢します…」
「そう、やってくれるんだ。期待しているわよ」笑顔の顕子だ。



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