序章
 
 ○○県の県庁所在地、横川市は日本でも有数の巨大都市だ。
明治初期には外人が居住し、貿易港として栄えた世界でも有名な都市でもある。
その、横川市の公立病院で事件が起こった。

 「お願い、許して!」ズタズタに切り裂かれた白衣から、乳房を覗かせた看護婦が叫んで逃げ回っている。
足元には切り裂かれ、ただのボロきれとなったピンクのブラジャーが落ちている。
その傍らには、人工呼吸器をつけている中年の女性が、安らかに眠ったような顔をしていた。

 男達は手に持ったメスで白衣を切り刻んでいく。
「いやー!」逃げ回る看護婦は、男によって押さえられ、パンティも切り裂かれて生まれたままにされた。
「やめてー!」いくら叫んでも容赦はない。
必死に抵抗していくが、乳房と淫裂を触られている。
「俺からいくぞ」「だったら、俺が2番目だ」「ちぇ、俺が最後かよ」

 3人の男性は逃げ回る看護婦を押さえつけた。
「やめて~!」抵抗する看護婦は、股間の黒い絨毛を晒したまま足をバタバタしている。
それに大きなきな乳房も揺れていた。
「いや、いや、やめて~!」犯される怖さに看護婦は泣き叫ぶが、容赦なく最初の肉竿が淫裂に入り込んで行く。
「ヒ~!」膣が、肉竿によって引き裂かれ、悲鳴を上げた。

 それと同時に、破瓜した印の鮮血が淫裂から流れていく。
犯された看護婦は全身から力が抜けてグッタリとなった。
それを契機に残った2人が乳房を揉み出す。
「処女だったんだ!」犯した男は呟きながらピストンを続け、絶頂を向かえると、暖かい液体を看護婦の子宮深く送り込んでいく。
看護婦も、それが分かっているが、もう抵抗する気も失せていた。

 「次だよ、交代!」男達はこうして、次々と看護婦は犯していく。
犯された淫裂からは、3人が噴射した精液が尻の穴まで流れ出していた。
看護婦を犯した3人は満足したのか、すっきりした顔で部屋から出て、部屋に残されたのは看護婦と人工呼吸器を付けている女性だけだ。

 しかし、その女性の顔は赤みが消えて蒼白になっている。
看護婦を追いかけていた男が、過って人工呼吸器のボタンを押して停止してたのに、誰も気づかなかった。
床には犯された看護婦が全裸のまま嗚咽をあげていた。
 

 翌日の各新聞紙は、『横川市の公立病院で、人工呼吸器が止まって入院していた女性が死亡』と大きな見出しで報じている。
「なんてことだ。事務長を呼べ!」その新聞を床に投げ捨てて、公立横川病院の院長が怒鳴った。
「お、お待ち下さい。すぐにお呼びします」暫くしてから「何か御用で?」新聞を読んでないのか、何も知らない事務長が現れた。

 「お前は何を監督してるんだ。新聞社ぐらい押さえつけられないのか!」確かに、公立横川病院となると、大手の新聞社でも事件をもみ消し、小さく扱ってもおかしくはなかった。
「申し分けありません!」それと同時に電話が鳴った。
「もしもし、院長だが…。そ、その件につきましては後日会見を行います…」それはテレビ局からの電話だ。
電話を置くとまた鳴る。
 やはり、テレビ局から会見の申しである。「せ、責任を取れ!」「待って下さい。当直の看護婦から事情を聞いてからにして下さい」
 
 こうして、院長室にあの犯された看護婦が呼ばれた。
「君は気づかなかったのかね?」
「申し訳ありません。全て私の責任です。私に責任を取らせて下さい…」泣きながら謝った。
「君は自分に過失があったと認めるのかい?」
「はい、認めます…」言い終わらないうちにドアを叩く音がした。

 事務長がドアを開けると、顔は引き吊っている。
「お母さんを返して!」セーラー服の女性が、泣きながら院長に詰め寄った。
「そ、それはこの看護婦の責任だよ!」
「そんなの嘘よ。私、知ってるわ。お母さんは脳死にならなかったはずよ。それに、この病院にはMRIやCTもあるじゃないのよ。脳死は防げたはずよ、これは診療ミスよ。それに、なんで人工呼吸器が止まっていたのに気が付かなかったのよ。気づいていれば、死ななくて済んだのよ。裁判所に訴えてやる!」

 セーラー服の女性の話に「許して下さい。私が悪いんです!」看護婦は泣きながら膝を付いて土下座した。
「そんなことしても、お母さんは戻らないわよ!」
看護婦は泣きながら「こうなったのは全てが私の責任です。ですから…」あとは泣くだけだ。
「診療ミスではないんだ。君のお母さんは運が悪かったんだ。MRIもCTも緊急患者で使えなかったんだよ」
院長はさらに「看護婦のミスで、君にはすまない事をした…」診療ミスの責任も、看護婦に全て押しつけた。
 
  その夜 、看護婦は詰め所に1人残って、夜遅くまで手紙を書いていた。
この看護婦には、警察から事情聴取のために、出頭命令が出されている。
手紙を書き終えると、看護婦は病院の中にある、郵便ポストに自分の書いた手紙を投函した。
「許して下さい!」看護婦は泣きながらポストに抱きついている。

 「あれさえなかったら…」溜息をつきながら、看護婦は階段を昇ってく。
屋上まで昇った看護婦は『危険。立ち入り禁止!』と書かれた看板が付いた柵を乗り越えて、真っ暗な空に向かい、鳥のように飛んだが、直ぐに失速した。

 翌日、『過失の看護婦が飛び降り自殺』全ての新聞が報じている。
「これで、よかった!」院長は安堵していた。
「そうですよ、全ては看護婦の責任で終わりですから」事務長も笑っている。

 しかし、数日後、看護婦の死後に届けられた手紙に「そうだったのか。許さない、お母さんと亡くなったあの看護婦さんの仇を伐ってやる!」
泣きながら、手紙を握りしめて、セーラー服の女性が唇を噛みしめていた。
それとは別な場所で「姉さんの仇は、必ずとるからね」2人の男女が手紙を握りしめ、泣きながら復讐を誓った。



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