官能小説『被虐の目覚め』

赤星直也 作



画像は相互リンク先「舞ワイフ」榎本恵様からお借りしています



第13話 遙香の訪問

 美子は体を洗うと「ここも洗わないと…」淫裂に指を入れて丁寧に洗い出す。
洗い終えると体を温めてから上がり、服を着てリビングに向かうと2人はビデオを見ていた。
「美子さんも見なよ、勉強になるよ」テレビでは全裸の男女が抱き合っていて「ポルノなんだ…」「そうだけど、色々なのでやるんだ」確かに、テロップで説明されている。

 「これって、セックスの体位でしょう?」
「そうだよ、こんなにやり方があるんだ。別なのもあるよ」ビデオを入れ替えると、女性が縛られていく。
その後、体が浮いて宙づりになると、肛門にディドーガ押し込まれ「いやだわ、あんなことして!」悦子が声を上げ「そうよね。お尻なんて、私はいやだわ」美子も顔をしかめる。
 
 ビデオはなおも進んで、両手を縛られ片足立ちで挿入される画面が映され「気持ちいいのかしら?」食い入るように見ている。
更に再生が進んで、乳首にクリップが着けられて、泣き叫ぶ姿が映され「痛そうね」「私はいやだわ」2人は手を握り合うが「興奮しちゃうよ」田中の股間が膨らんでいる。
「裕次君は面白いの?」悦子に言われ「男だったら皆そうだよ。女性を思うがままにしたいし」そう応え、ビデオを切り替えた。

 今度は露出で、人が行き交う町中で全裸を晒して「破廉恥ね、恥ずかしくないのかしら?」美子は言いながらも見つめている。
再生が進むと、バスの中や電車の中で全裸になったりして、公園では人前でセックスをしている。
それには「私には出来ないわ」「私だって、いやよ」唖然とする美子と悦子だ。

 ビデオを1時間ほど見ると「裕次君、いい事してあげるね」悦子が言うと「私もしてあげる」美子も言う。
「僕の部屋では無理だよ。狭いし…」
「大丈夫よ、私の部屋に行こう」美子の言葉で美子の寝室へ向かい、部屋に入ると全裸になった。
「裕次君、着けてからしてね」悦子がコンドームを着けようとすると「待って、その前に…」美子が田中の前で膝を着き、肉竿を口入れた。
「美子さん!」驚く悦子を前に「ウグ、ウグ!」唇で擦りだし「気持ちいい、癖になりそう…」声を上げた。
(チンポを舐めるなんて…)悦子が驚き顔で見ていると「悦子さん、着け!」美子に言われてコンドームを着けた。

 「悦子さん、いきなり入れると痛いから、私もするわね」美子は悦子を寝かせると股間に顔を押しつけ淫裂を舌と指で撫で出す。
「それなら、ここは僕が…」田中も乳房を揉みながら乳首を吸い「あ、あ、あ~!」悦子は声を上げ出し、淫裂が濡れだした。
「もう大丈夫ね。入れていいわよ」美子が退けると、田中が覆い被さり、緩んだ膣穴に肉竿を押し込む。

 「入ったよ!」なおも仕込み、全てを押し込むとゆっくり動かし出す。
「裕次君、気持ちいい…」悦子は田中を抱きしめ、足を開いて深い結合を求める。
それを知って「後ろからしようよ」悦子を四つん這いにして、淫裂を突きだすと「いいわ、凄くいい!」喘ぎ声を上げ淫汁を流し出した。

 田中が腰の動きを早め悦子が「あ、あ、あ~!」声を上げ、乳房を前後に揺らせていくと「変になっちゃった…」美子はディルドーでオナニーしていく。
部屋の中は「あ、あ、あ~!」「いいわ、いいわ!」2人の喘ぎ声と「クチャ、クチャ!」淫裂からでる音が響いている。

 そして、悦子の淫裂から大量の淫汁が流れ出し「行きそう…。行かせて…」絶頂が迫っている。
「もう少し我慢して…」田中は肉竿のピストンを続けるが「ダメ、行く~!」悦子は絶頂を迎えて、ベッドに崩れた。
「まだ出してないのに」未消化の田中は「美子さん、してよ!」美子を抱きしめ、悦子の隣に仰向けになった。
「わかったわ、私がやるのね」意味が飲み込め、田中に馬乗りになると、肉竿を掴んで淫裂に迎え入れ腰を動かし出す。
 
 美子が腰を動かし出すと、悦子も冷静になり「私も入れて…」揺れ動く乳房を掴んで揉んでいく。
「いいわよ、3人でやろうよ!」なおも腰を振っていくと「気持ちいい。出すからね」絶頂になったのか、肉竿が放出した。
「出したよ…」「そうみたいね」美子が田中から降りると、コンドームの先端には白く濁った液体が貯まっている。

 「悦子さん、もっとしたいの?」「したい、今夜はもっと欲しい…」悦子は美子に抱きつき、2人だけの世界に入り、田中は服を持って部屋から出て行くが「あ、あ、あ~!」喘ぎ声が響いている。

 翌朝、3人は何事もなかったようにいつもの事をしていたが「裕次君、役所に連れてって!」美子が言う。
「わかりました」2人は一緒に役所に行って養子の届け出を済ませた。
「これからは親子なんだからね」美子が言うと「わかってます、母さんでいいんですよね?」言うと「母さんはいや。美子でいいわよ」美子は照れくさそうだ。

 2人が届けを済ませ、屋敷の戻ると遙香が血相を変えて訪ねて来た。
ただならぬ顔に美子は不安を感じて、田中を同席させて話を聞くと、真一が行方をくらましたという。
「それに、借金を押しつけられて…」泣きながら遙香は言うが「店を売ればいいじゃないのよ!」美子が突き放すと「担保に入っていたの。売れないのよ…」また泣き出した。

 遙香は泣きながらも「全部精算したら、何も可も無くなって…」打ち明け「姉さん、お願いだから助けて!」頭を下げたが「私にした事忘れたの?」美子は突き放した。
「謝ります。ですから…」土下座をしても「そんな事では治まらないわよ」言い放つ。
すると「遙香さん、母さんを当てにしないで自分で働けばいいじゃないか!」田中が言う。

 「母さん…、どうなってるの?」不思議がる遙香に「養子よ。裕次は私の婿になったの。だから裕次がここを引き継ぐのよ」美子が説明した。
「そんなの嘘よ。私がどうすればいいのよ、行く当てもないのよ」また泣き出し「だから自分で稼ぐんだ!」田中が言い放つ。
「働いてもいいけど、やった事無いのよ」
「あるよ、裸を見せるだけでいいんだ」

 それには「いやよ、裸になるなんて。売春でしょう?」声を上げてまた泣き出す。
「違うよ、モデルだよ、絵画のモデル。写真じゃないから身元はわからないよ」田中がなおも説明すると遙香もその気になっている。
「それで、いくらくらいになるの?」やはり、金が必要だから聞いたが「バラツキはあるけど月50万はなるはずだよ」
「アパートにすれば、遙香1人でやっていけるじゃないのよ」美子も言うと「でも、恥ずかしい、人前で裸だなんて…」まだ決心が付かない。
美子が「自分で生きていくしかないのよ!」そう言うと、モデルを受ける事にして、遙香は帰った。

 遙香が帰ると、田中は早速電話で連絡して、明日一緒に行く事にした。
「美子さんには言ってなかったけど、兄貴が絵画スクールをやっているんだ!」
「絵画か、いい趣味ね。私もやってみたいわ」
「それなら、明日一緒に行こうよ」こうして、美子も行く事にした。

 翌日、田中は遙香と美子を伴って、兄が開いている絵画スクールに向かった。
場所は屋敷から車で30分程の距離で、ビルの中にある。
3人は田中を先頭にして中に入ると、開始前だから生徒はおらず、受付に男性が1人いて「兄さん、連れてきたよ」遙香を紹介する。
「この人か…。モデルとしては十分だよ」満足そうな顔をして「早速だけど、体を調べさせてくれ!」遙香を小さな部屋へと案内する。

 「ここで、ヌードになるんですよね?」強ばった顔をすると「そうです。全部脱いで調べさせてください」その言葉で遙香は服を脱いでいく。
次々と脱いで下着姿になると(恥ずかしい…。あそこも見られるなんて…)体が震えだし、それでもブラジャーを脱いで乳房を露わにしていく。
「形がいいですね。これなら受講生も満足しますよ」遙香をおだて「そんな、いいだなんて…」顔を赤らめながらパンティを脱いで全裸になった。



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