12 そして、出産


 由加は退院して、雅俊や弘子と一緒に暮らすようにした。
しかし、夜の相手はできないから、運動で鍛えた雅俊には堪えられなかった。
「傷が塞がっていないの。お口でやるから、我慢して」由加は口で処理しようとしたが、雅俊は満足できなかった。
(お母さんとやりたいけど、由加がいるし…)考えている。

 同じように(雅俊にまた相手をさせられるかも。この際だから直美さんに…)2人は同じ事を考えていた。
そして2人は、昭次夫婦に頼み込んだ。
「直美、やって上げなさい。ソープで病気を貰ったら、由加にも移るぞ」
「わかりました、由加が直るまでですよ」直美は雅俊を寝室に連れて行く。

 「お母さん、綺麗です、ここが…」
「ダメ、そこは汚いからなめないで。あ、ああ!」直美の悶え声が聞こえてくる。
「島田さん、私にも。今度は確実に飲んでいます」そう言って、服を脱いでいく。
「いいですね、こんな下着も…」娼婦のように、スケスケの下着に、ガーターベルト姿だった。
「こんな年で恥ずかしいです。でも、息子の為ですから」そう言って、役目をしない下着を脱いでいく。

 「奥さん、我慢できない」昭次も今までの憂さを晴らすかのように抱き付いていく。
「いいわ、凄くいいです」2人の女性は獣のように悶えていた。
それが事が繰り返されるうちに、由加も元通りに、戻っている。
 
 そんなある日、由加は子供と一緒に、久しぶりに昭次夫婦を訪ねて来た。
「よく来たわね、見て、あなたそっくりよ!」はしゃぐ直美だ。
「どれどれ」覗き込むと、ジッと考え込んでしまった。
(これが、俺の子か。娘に産ませた俺の子か…)口を閉じたままだ。

 「お父さん、そっくりでしょう?」
「ああ、似ているな。確かに、俺に…」子供はジッと昭次を見ている。
そして笑い顔になった。

 「あら、笑っているわ。晋君、お父さんよ」由加は子供に話し掛けていく。
「お父さんじゃないわよ。おじいちゃんよ。全く、由加ったら!」
「そんなのどうでもいいの。はい、お父さんよ」由加は直美が注意しても「お父さんですよ」と言う。

 「知らない人が聞いたら、勘違いしちゃうわよ」あきれ顔だ。
(直美、その通りなんだ。この子は俺の子かも知れないんだ!)昭次は眉間に皺を寄せている。
そんな事など、知らないかのように、子供は昭次を見ながら微笑んでいた。
まるで、汚れを知らない、天使が微笑むかのように…。



完結


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