官能小説『女優・樋山香奈子』

赤星 直也 作







第14話 後始末

 会議を終え、会議室から出ていくと、αの社長が再び現れた。
「申し訳ありませんでした。お詫びとして、今夜は特別なショーにご招待します」
「あら、何かしら。香奈子も一緒でいいの?」
「当然です。マネージャーさんもご一緒にどうぞ」香奈子達は、αの社長の案内でクラブに向かったが、時計は7時を回っていて、客で混雑している。

 「こちらをご用意しました」ボーイが特別席へと案内し、「ここで、ごゆっくりお楽しみ下さい」社長はボーイに指示して、つまみと酒を運ばせた。
「申し訳ありませんでした。この償いは必ずします」平謝りしながらグラスにウィスキーを注ぎ、その注がれたウィスキーを飲んでいく3人だ。

 そこに「いたいた、ここにいたのか」遠藤も現れ「あら、遠藤さん。ここに座って!」リサは康子の隣に座らせた。
(気づいているわ。リサさんも、遠藤さんは康子さんが好きなのを…)香奈子は気づかない振りをしていると「香奈子君もここか!」石川も現れた。

 「あら、プレイボーイの石川さん。珍しいわね」
「プレイボーイはないでしょう?」石川は香奈子の隣に座り(どう言うつもりなのよ、石川さん!)よそよそしく振る舞う香奈子だ。 

 リサ達はアルコールが回り、話も盛り上がっていると、舞台でショーが始まった。
女性達はップレスで踊っていくが「綺麗だなオッパイだな、でも、香奈子さんの方がもっと綺麗だよ」
「康子さんのオッパイも綺麗だったよ。可愛かったし」遠藤は康子を見つめて手を掴んだ。

 康子は驚いて、遠藤を見つめている。
それは、香奈子も同じで、石川に手を握られ顔を見つめていく。
(どういうつもりなのよ!)黙った、ままの2人だ。

 その沈黙を破るかのように、舞台で乳房を揺らせながらダンサーが踊り続けている。
踊りは30分ほどで終わり、ダンサー達が舞台から降りていくと、司会の男性が舞台に上がり「本日は特別なショーを行います。ぜひお楽しみ下さい」司会は話し終えると舞台から降りた。

 それと同時に「いや、いやー!」奥から悲鳴が聞こえてくる。
「ほら、いくんだよ!」声と共に、舞台には3人の男と女性が現れたが、女性は泣き顔をしており「美和子さんだわ」「間違いないわ、美和子さんよ」信じられない顔になっている。

 舞台では「やめて。いやです!」美和子が腕を押さえられ、服のボタンが外されていく。
「これって、レイプショーでは?」
「そうです。美和子が香奈子さんにしようとしたことを、実演します!」
「それは、美和子さんも承知でやるのですか?」
「いいえ、無理にやらせます。本番もやりますよ」
「そんな事をしたら、美和子さんが…」反対に心配する香奈子と康子だ。

 「心配は要りません。これで、美和子は芸能界から消えます…」
「消えるって、引退ですか?」
「いいえ、追放です。これを口実にして!」
「それが一番いいよ。刑事事件になれば、香奈子さんだって危なくなるよ」石川も言う。
(そうなんだ、追放されるんだ!)怯える香奈子だ。

 そんな香奈子達を後目に、美和子の服が剥ぎ取られ下着姿にされる。
「いや、もういや。やめて!」
「そう言うなよ。オ○ンコしたいんだろう?」パンティとブラジャーが脱がされ「いや、いやー!」叫ぶ美和子だが、どうすることもできない。

 「撮らないで。お願いですから撮らないで!」1人がカメラで全裸にされた美和子を撮っていく。
「オ○ンコも撮れよ」
「当然さ、もっと足を広げろ」
「いや、いやー!」無理に足が開かされ、女性のシンボルが露わになって(性器を撮られている…。もう復帰は無理だわ…)食い入るように淫裂を見ている。

 その淫裂の絨毛にカミソリが当てられた。
「やめて。それだけはやめて、お願いだから、剃らないで!」
「剃りたかったじゃないか。剃ってやるぞ」
「いやー!」絨毛をカミソリが消していくと「う、うー!」抵抗出来ない美和子は嗚咽を上げ始め「今頃遅いよ。素直に謝ればよかったのに…」呟くαの社長だ。

 カミソリは、あっけなく美和子の絨毛を消し去り、ピンクに割れた淫裂が丸見えになっている。
男は「ほら、オ○ンコ丸出しの記念写真だぞ」カメラで無毛にされた股間を撮っていく。
「今度はオ○ンコだ。好きだろう、オ○ンコが!」
「嫌いよ、セックスなんか大嫌いよ。やめて!」嫌がる美和子だが抑えられた。

 「ほら、やるんだよ!」「いや、やめて!」美和子は仰向けになった男を跨いで馬乗りにさた。
「入れないで。お願い、入れないで!」叫ぶが淫裂に肉竿が入っていく。
「やるんだよ!」「イヤよ、やらないからね!」「やらないとこうだ!」乳房を鷲掴みされ「ヒー。やるから離して!」顔を歪めながら言う美和子に「やったら。離してやるから腰を使え!」

 その言葉に従い、美和子は大勢が見ている前で腰を上下に動かしていく。
「ピシャ、ピシャ!」肉のぶつかる音が響いて「いいね、それも!」カメラで撮られていく。
最初は嫌がっていたが、声も出さず腰を振り、客も声も出さずに黙ってみている。

 その静けさを破って「イヤ、お腹の中はイヤー!」悲鳴を上げ、それと同時に淫裂から白い液体が流れ「よし、中出しを撮るから押さえろ!」
「やめて。せめてものお情けです、射精は撮らないで!」叫ぶが、腰を浮かされ、ポタポタ落ちるシーンが撮られていく。

 「今度は俺だ。バックからやらせろ!」
「もう、許して下さい!」嫌がるが美和子は四つん這いにされ、背後から肉竿で突かれていく。
「ほら。美和子の大好きなオ○ンコだぞ!」
「言わないで。そんな事言わないで!」喘ぎながら美和子が言う。

 「これも撮るぞ!」美和子は、その後も代わる代わる淫裂の中に精液を送り込まれ「もういや。やめて下さい!」幾度も犯されて、美和子はもうフラフラだ。
「オ○ンコの感想はどうだった?」
「き、気持ちいいです、オ○ンコがいいです…」フラフラしている美和子はやっと言え、淫裂からは白い液が糸を引いている。

 「終わったか。帰るぞ!」
「は、はい」立ち上がろうとする美和子に平手が飛んだ。
「四つん這いだ。お前は四つん這いで歩け!」
「わかりました…」美和子は背中を丸め、犬のように四つ足で舞台から降りていく。

 「ほら、もっと欲しいのか?」
「もう、要りません。いっぱいやりましたから…」
「そうか、残念だな。だったら、これを入れるぞ!」大きな樹脂棒が背後から押し込まれていく。
「あ、あ、あー!」悲鳴を上げても「入った、入ったぞ!」樹脂棒が淫裂に食い込んで「ほら歩け。歩くんだよ」淫裂からはみ出した樹脂棒が揺れ動いている。

 「恥ずかしくないのかしら?」
「恥ずかしいさ、最大の侮辱だよ。もし、僕が助けなかったら、香奈子があれをやらされたんだからね」
「ほんとだわ。石川さんありがとうございました」香奈子も石川の手を握り返す。
ショーが終わると、客達は再び雑談を始め、リサや香奈子達も酒を飲みながら楽しんでいる。

 クラブで楽しんだ後、リサと社長は先に帰り、香奈子達4人が残された。
「香奈子、今夜はホテルにでも泊まろうか?」
「そうね、康子さんもいっしょならいいわよ」
「待てよ。だったら俺のところに来いよ。直ぐそこだから」遠藤が康子の腕を掴んでいる。

 「俺も一緒でいいかな?」
「勿論さ、石川なら大歓迎だ!」
「決まったな、香奈子もいこう!」4人はタクシーに乗って、遠藤の住むマンションへと向かった。
「遠藤さんのマンションはリサさんと近いのね」
「そうだよな、気が付かなかった」タクシーは10分ほどで遠藤のマンションに着いた。

 「ここだよ、広いだけが取り柄なんだが…」確かに広いが家具が少ない。
「風呂が沸くまで飲もうぜ!」遠藤は冷蔵庫からビールを取り出した。
「もう、フラフラなのよ」
「大丈夫だよ、泊まるんだから」香奈子と康子も言われるまま飲んでいく。

 その間に風呂が沸いた。
「沸いたよ。康子さん、一緒に入ろう」
「恥ずかしいわ、遠藤さんと一緒だなんて!」顔を赤らめながらも、遠藤と一緒に浴室に入る。

 「石川さん。康子さんと遠藤さん、いい仲じゃないかしら?」
「何だ、知っていたのか。僕もそう思ったんだ。だから、ここに泊まれって言ったんだ!」
「やっぱりね」首を縦に振る香奈子だ。

 「香奈子、何か1つ忘れてないか?」
「忘れてるって、何かしら?」
「僕だよ。僕は香奈子が好きなんだ!」
「そ、そんな事言われたって…」戸惑う香奈子だが、石川は香奈子に抱きつき床に倒れていく。

 「ダメ、恥ずかしいわ。見られてしまうわよ!」
「構わないよ、香奈子」服が脱がされ、乳房を吸われ「あ、あ、あー!」喘ぎ声を上げる香奈子だ。
「欲しい、香奈子が欲しい!」石川はズボン、パンティも脱がせて全裸にし(嫌いじゃなきけど、レイプした相手だし…)香奈子はまだ踏ん切りが付かない。

 一方、康子も同様に遠藤によって、浴室で乳房を吸われて「恥ずかしいわ。小さいオッパイだし…」顔が赤い。
「小さくないよ、僕の好みだよ。今夜はいいだろう?」
「わかったわ。香奈子が寝てからして!」
「待てないよ、今欲しいよ」
「だめ、そ、そ、そこは…」康子は立ったまま、後ろから遠藤の肉竿を胎内に迎え入れていく。

 「康子さん、好きです!」乳房を掴みながら腰を振っていくが「そんな事言われても困ります。香奈子が1人ぼっちになってしまうし…」喘ぎながら言う。
「離したくないんだ。康子さんを離したくない!」肉竿のピストンを続けていく。
(嫌いじゃないわ、むしろ好きよ。でも香奈子が…)香奈子ばかり気になっている。

 その間に遠藤は登り詰め「うー!」「暖かい、膣の中が暖かいわ」白い液体が流れ出し「遠藤さん、赤ちゃんができちゃいます!」慌ててシャワーを浴びせる。
淫裂にノズルを当てて、丁寧に洗い出すと「ごめんよ、我慢出来なくて…」謝った。

 「いいのよ、気にしなくて。それより、2人で暖まりましょうよ!」
「そうだね、そうしよう」浴槽に2人で浸かり、体を温めるとバスタオルで濡れた体を拭き、りビングに戻ってきた。
すると(セックスしている。レイプされた石川さんに!)「香奈子!」康子は声を上げた。

 「見ないで。康子さん見ないで!」恥ずかしそうに香奈子は石川の頭を両手で押さえている。
「出る、出るからね!」
「出して。一杯出して!」香奈子も淫裂から精液を流していく。

 「香奈子、赤ちゃんが…。ほら、急がないと!」
「わかった。石川さんも一緒に入りましょう!」
「そうするよ」2人が今度は浴室に入ってい行くが「あの2人できているぞ」そう言う。

 「え、遠藤さんわかるの?」
「ああ、こういうのには不思議と当たるからな」
(香奈子は好きなんだ。でも私をレイプした相手だし…)康子は複雑な思いだ。
自分を犯したした相手が、香奈子の恋人になるのは承知出来ない。

 「康子さん。僕たちもしようよ!」
「待って、香奈子達が寝るまで待ってよ」
「待てない。欲しいよ!」
「わかったわ。していいわよ」康子は体を開いて遠藤を迎え入れ(入っている、オチンチンが!)康子は胸に顔を埋める遠藤の頭を、両手で抱きしめ目を閉じている。

 浴室では、香奈子が石川に体を洗われていた。
「優しいのね。でも、どうしてあんな事をしたの?」
「自分でもわからない。でも、香奈子が欲しかったのは間違いないんだ…」
「私はいいとしても、康子さんにはどう謝るのよ?」

 「返す言葉がないんだ。なんて言っていいのか、わからないんだ…」涙声になって、堪える石川だが香奈子の肩にポトポトと涙を落としていく。
(泣いている。石川さんが泣いている!)香奈子はやっと石川の気持ちがわかった。

 「石川さん。今度は、私が洗ってあげる!」香奈子が今度は石川の体を洗いだす。
「優しいんだね、香奈子は…」
「あら、石川さんこそ優しいわよ」2人は体を洗い終えると浴槽で体を温めて、リビングに戻ってきた。

 「や、康子さん!」
「見ないで。恥ずかしいから見ないで!」
「恥ずかしくはないわよ、私達も始めるの。石川さんはバックからが好きよね?」香奈子は康子に見えるように四つん這いになった。

 「行くよ!」石川は香奈子の腰を両手で押さえて肉竿をピストンしていく。
それには「遠藤さん。私も四つん這いでしたい…」康子も四つん這いになった。
「行くよ、康子!」遠藤も肉竿のピストンを始めて「あん、あん、あん!」(気持ちいいわ。オチンチンが膣奥を突いていく…)香奈子と康子は悶え声を上げている。



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