官能小説『女優・樋山香奈子』

赤星 直也 作







第11話 制作発表の夜

 それから数週間後「命ある限り」のドラマが放送されが、予想通りに反響が大きくて、エロ雑誌やスポーツ紙も香奈子のヌードを取り上げている。
「いやらしいわ。私のヌードばかりしか載せてないなんて!」
「そんなことないわよ。演技力も凄いって書いてあるわよ、ここに!」
「どこ、どこ。見せて!」香奈子と康子は雑誌を見ていた。

 雑誌を見ていたのは、香奈子や康子ばかりではないく、美和子や石川も見ていた。
「悔しいわ、あんなやつに負けるなんて。何とかしたい!」美和子は策を巡らしている。
「そうだ。香奈子のセックス写真を撮って、あの子を立ち直れないようにしてやる!」テレビでは香奈子の評判ばかりで、美和子の人気が出ないことに、逆恨みしている。

 「誰かに手伝って貰わないと無理だわね…」美和子は電話を掛けて「もしもし、私よ、美和子。ちょっと手伝って欲しいのよ」美和子の口調が次第に荒くなっていく。
「あんた、マネージャーでしょう。やらないなら、もういいわよ!」電話を切った。
「仕方ないわね。誰かを捜さないと」美和子は携帯を掛けまくった。

 一方、BBN放送でも番組に対する会議が行われている。
「命ある限り」の評判が良くて、次のことを考えてのことだ。

 「樋山君はいいね。新番組の主役に使おうよ」
「私も賛成です。彼女の演技力は抜群ですからね。今度のドラマは任せましょう」
こうして、香奈子の出演が決まり、それは康子に伝えられ「よかったわね。ヌードで頑張った甲斐があるわね」リサも喜んだ。

 「はい。これもリサさんと久美さんのお陰です」
「そんなことはいいわよ。それよりプロダクションを作らないと。それとも、私のプロの所属になる?」
「康子さん、どうしよう?」
「いいんですか、香奈子が入っても?」

 「勿論よ。私が社長だから、私が認めればいいんだし」リサの言う通りで、大女優のリサは数人の女優を抱えたプロダクションの社長でもある。
リサが決めれば、皆が従うしかない。
それに、注目の香奈子に役員達も文句をつける余地などないし、むしろ歓迎している。
こうして、香奈子はリサの所属になり「香奈子、これからは厳しく行くからね」「はい、社長さん」笑顔の2人だ。

 新番組の収録は翌週から始まり「おはようございます」香奈子が挨拶すると「樋山さんですね、ご苦労さんです」警備員も香奈子の顔を覚えてきた。
テレビ局に入ると、香奈子の控え室も以前より豪華になっている。

 「香奈子、凄いわね。こんないい部屋を貰えるなんて!」
「ホント、信じられないわね」
「私の小さなオッパイが効いたのかしら。あのヌードが!」
「きっとそうかもよ、康子さん」2人は笑顔で話し合っていた。

 「失礼します」そこにスタッフが2人入ってきて「今回の収録は…」香奈子に説明していく。
「わかりました」
「11時から始めますから、この衣装でお願いします」持ってきた衣装を渡すとスタッフが戻った。
「急がないと。もうすぐよ!」
「そうね、急がないとね」香奈子は衣装係が持ってきた服に着替えていく。

 「何だか、上品な感じがするわね」
「そうね。香奈子には似合わないわね」
「康子さんったら、そんなこと言って!」衣装を着込むと、スタジオに向かう。

 スタジオに入るなり「よろしくお願いします」お辞儀をしてしく。
(おや、今時珍しい子だな。礼儀をわきまえているし…)「樋山君、確か、プロは潰れたはずだよね?」監督から聞かれる。
「はい。今度は、宮田プロの所属になりました!」
「え、宮田プロか。リサさんも見る目があるな…」
「はあ?」
「何でもない。早速始めよう!」早速収録が始まった。

 収録が始まると同時に、制作発表会とパーティが計画された。
「困ったわ。ドレスなんて持ってないし…」
「前借りしてあげる。とにかく、持っていないとダメだしね」康子はプロと連絡を取った。

 そして、発表会とパーティのことを伝えると「わかりました。5時ですね。直ぐ伺います」電話を切る康子に「どうだったの?」と心配そうに尋ねた。
「リサさんが、良い店知っているから紹介するって!」
「よかった。前借り出来て…」

 「違うのよ。プロからのプレゼントだって!」
「いいのかしら、頂いても?」
「プレゼントと言っているんだし、断る理由はないわよ」
「そうよね、そうだよね」
「それより、もうすぐだから行かないと」2人はリサが指定した店に向かった。

 店のドアを開けて、中に入ると「いらっしゃいませ」若い店員が声を掛けてきた。
「樋山香奈子ですが、宮田リサさんはおいででしょうか?」
「ああ、リサ様の関係者ですか。それでしたらこちらへ!」態度が一変した。
康子と香奈子は店員の案内で一番いいパーティドレスを選んだ。

 「着ていいかしら?」
「はい、こちらでお願いします」香奈子は試着室に案内され、服を脱いで下着だけの姿になった。
「これを着るのね」下着の上にパーティドレスを着込んでいく。
「いやだわ。下着が丸見えになっている。これを着たら下着は着れないわ」鏡に映った姿にはドレスからパンティとブラジャーが見えている。

 「どう香奈子?」康子がカーテンから覗き込んだが「下着は着られないわね」呟くと「当然よ。パーティドレスは下着なしよ」リサの声だ。
「リサさん。ありがとうございます、これなら恥ずかしくないです」
「そうね。それならお似合いよ。康子さんも選んで!」

 「えっ、どうして私が?」
「あなたも社員でしょう。女優兼マネージャーだけど…」
「と、おっしゃいますと?」
「香奈子と一緒に出演するの。ちょい役だけど」
「演技には自信ありませんが…」
「それでもいいの。とにかく選んで!」

 「それでしたら、こちらがお似合いですよ」店員はパーティドレスを取りに、一端戻って再び現れた。
「こちらをご用意しておきました」
「康子さんも着て、プレゼントだから」
「ホントにいいんですね、後は知りませんよ」康子も着込むと「いいわね。似合うわよ」リサも満足げだ。

 それから数日後に、BBN放送では制作発表会が行われた。
「主役の樋山香奈子です」香奈子が紹介され「一生懸命頑張りますから、応援をお願いします」香奈子が挨拶すると一斉にフラッシュがたかれて(これが女優の生き甲斐なんだ…)改めて知った。

 フッラシュが収まると会見が始まった。
「今の感想を一言!」
「なんて言ったらいいのかしら。とても幸運だと思ってます」素直に記者達に話していく。

 発表会は30分ほどで終わり、会場を変えて記念のパーティが行われた。
香奈子と康子はプレゼントされたばかりのドレスを着込んでいる。
2人とも背中が丸出しで胸の部分もくり抜かれ、かろうじて乳房が隠れている。

 「おや、樋山君じゃないか?」競演した石川が声を掛けてきた。
「石川さん。今度もよろしくお願いします」
「光栄だな、また樋山君のドラマに出られるなんて」
(やりたいな、今日こそ香奈子を抱くぞ!)石川はドレスからはみ出している乳房の膨らみを見つめている。
(オッパイを見ているわ、いやらしい!)香奈子は「また後で!」と別な席へと回り「逃げられたか!」石川は苦笑いしている。

 パーティは盛大に行われて、終わりに近づいていた。
だが、香奈子と康子は、アルコールが入って酔っている。
「大丈夫ですか、お送りしますよ」
「いいわよ、帰れるから」
「危ないな。足下がフラフラですよ。送りますよ、2人とも」

 これを待っていたのか、石川は香奈子の肩に手を掛け、会場から出て石川の車に乗せられた。
勿論、康子も石川のマネージャーに肩を抱かれ、石川の車に乗せられた。
「大丈夫ですか、石川さん?」
「飲んでないよ。一滴も!」石川は心配するマネージャーを後目に走り出した。

 石川の車は深夜の繁華街を通り過ぎ住宅地へと向かう。
「よし、もうすぐだ」車は石川の屋敷へと入るが、後ろの席では香奈子と康子がグッスリ眠っている。
車が停まると石川は香奈子を、おぶうようにして屋敷の中に連れ込んでいく。

 「まだ眠っているぞ」香奈子はベッドの上に寝かされた。
その上、両手を後ろ手にされて縛り上げられた。
「これでよしと、後はマネージャーだな」康子も石川におぶさられて運び込まれた。

 「まずは、マネージャーからだな!」康子も隣のベッドに寝かされ「これは脱がないと…」プレゼントされたばかりのパーティドレスが脱がされていく。
肩紐が外され下げられ、小さな康子の乳房が現れた。

 「小さいな。マネージャーは…」なおも石川はドレスを引き下げていくと康子はパンティを履いてなかった。
いや、履けなかったのだ。
パンティを履けば、くり抜かれた腰から見えてしまうからだ。
そのために、真っ黒な絨毛に覆われた股間が露わになっている。

 「いいな、こんなオ○ンコも」手のひらで撫でていくと「う、うー!」酔った康子だが、股間を触られ無意識だが反応している。
「よし、やってやるぞ。まずはマネージャーからだ!」石川は着ていたタキシードを脱いで、裸になると股間の肉竿がそそりたっている。

 「どれ、いくか!」仰向けになり、意識のない康子の体に覆い被さった。
「う、うー!」意識がゆっくりと戻り(痛い、膣が痛い。裂けそうだ!)手を伸ばすと、柔らかい筋肉にぶつかった。
(もしかして…)康子の手は石川の腰を触った。

 「いや、いやー!」気が狂ったように叫ぶが、口が石川にの口で塞がれた。
さらに乳房が触られ、膣の奥まで肉竿が入り込む。
(焼けるくらい熱い…。オチンチンが熱い!)顔を歪めて、膣の奥まで肉竿を迎え入れた。

 (動かさないで。イヤよ、動かさないで!)石川の肉竿がゆっくりと動き出した。
「やめて。これは犯罪よ!」口を退けてやっと言った。
「犯罪じゃないよ。君が僕を求めんただよ」乳房を撫でながら腰の動きを早めていく。

 「ほら。ここが欲しがってる!」腰を振りながら乳首を吸い「い、イヤ。男は嫌いよ…」康子は乳房を触られ、淫裂を肉竿で突かれている。
(お、オッパイが気持ちいい…。これがセックスなんだ…)乳首を吸う力は、久美とは比較にならない。

 さらに、淫裂の肉壁を擦る肉竿に、子宮の奥から淫汁が溢れている。
(こいつは敏感だぞ。別なやり方でいくか)「イヤ、それはイヤ、やめて!」康子は四つん這いにされた。
「あ、あ、あー!」腰を両手で押さえらられて、肉竿で突かれていく。

 その間にも「う、うー!」やがて香奈子の意識も戻ってきた。
(康子さんがセックスしている!)うっすらと香奈子の目に、ベッドの上で四つん這いになっている康子の姿が目に付いた。
「康子さん!」手を伸ばそうとするが、香奈子の手は動かない。

 「起きたか。今度は香奈子とオ○ンコだ!」石川は犯している康子の両手を、後ろ手にして縛り上げた。
「いや、やめて!」
「そうはいくか。朝までタップリ楽しませてくれ!」康子を縛り終えると、香奈子のパーティドレスを脱がしていく。

 香奈子は意識が戻って「やめて、やめて!」叫ぶしか手段が無い。
「ほら、これでオッパイモミモミだ!」首輪に繋がった紐も解かれ、香奈子の乳房を隠した布が弛んで、豊かな含みが露わになっていく。

 「でかいな。香奈子のオッパイ!」石川は香奈子の乳房を掴み触っていく。
「やめて。そんなのイヤです!」
「嫌うなよ、オ○ンコしたいんだ」石川は黒いパーティドレスを一気に引いた。
「いや、いやー!」香奈子も股間が露わにされ「やめて、見ないで!」足を上げて淫裂を隠そうとするが、無理だ。

 「これがオ○ンコだろう。もっと触らせろ!」
「やめて、いやー!」石川の手が絨毛を撫でながら(膣の中に指が、指が入っている!)指が膣の中に入っていく。
「気持ちいい。どれ、今度は本物のオ○ンコだ!」
「イヤ、入れないでー!」香奈子の淫裂に石川の肉竿が入り込んでいく。

 「裂ける、裂けるー!」痛みに悲鳴をあげている。
「痛いのは最初だけだ。そのうち、いい気持ちになるんだから」肉竿を根本まで押し込むと、ゆっくり腰を動かしていく。

 「ダメ、動かないでー!」叫ぶが、石川は乳房を掴みながら腰を動かし続け(レイプされたわ、石川さんにレイプされた!)香奈子は全身の力が抜けていく。
こうして、香奈子と康子は明け方まで石川に幾度も犯された。



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