SM小説『淫獄の教室』

二次元世界の調教師 作



画像は相互リンク先「PORNOGRAPH」YUKA様からお借りしています



8.捕獲した女教師に調教開始 

ーーお、来やがったな

 時刻はまだ10時より5分以上前。何事も几帳面で堅物の明日香らしく、少し早めのご到着だった。廊下をカツカツと乾いたヒール音を立てながらやって来るのですぐにわかる。

「あれ? ど、どうしたの、あなた達」

 予想通り前のドアを開けるなり明日香は驚きの表情を浮かべ、少し動揺の色が隠せないようだった。それもそのはず、補習を受けに来ている筈の沙代とその友達は見当たらず、昨日きつくとっちめたばかりの俺達不良グループがニヤニヤ笑いながら、手ぐすね引いて待ち構えていたのだから。明日香はやはり、休日と言うのにいつものような黒いミニスーツで、パンストばきの脚にはヒールの高い靴をはいた、真面目で厳格な女教師ルックである。だがもちろん油断は出来ない。こんな格好でもコイツの桁外れの格闘能力は嫌と言う程思い知らされている。それにハイヒール自体凶器になり得るわけで、本気で蹴りを入れられたら病院送りになるのは間違いないだろう。正夫などは、コイツのカツカツと言う靴音を聞いただけで、ブルってしまうと怖がっているくらいだ。

 当然嫌な気配を感じたであろう明日香だが、昨日完全に俺達を圧倒した気持ちの余裕からか、臆せず不良ブループがたむろしている教室に足を踏み入れて来た。そこをすかさず、俺と、でくのぼうだが巨体の光義、そして超ミニスカの黒ギャル静香が取り囲む。正夫は沙代を隠した奥のロッカーの前で待機している。

「石田さんはどうしたの?」
「知らねえよ。それよか、昨日の落とし前はキッチリ付けさせて貰うぜ、先生」
「何ですって!」

 さすがはこんな悪ガキの吹きだまりのような高校を力で制圧した教師である。明日香はすぐさま素早く動き、無防備に立ってニヤついていた俺の腕を取って決めに掛かった。昨日もやられてしまった同じ手口だが、何度も同じようにドジを踏むほど俺達はバカではないのだ。

「いってえ! 放せよ、オイ!」
「アンタ達、どこまで性根が腐ってるの! 全然懲りてないのね! 本気で痛い目に遭わないとわからないのかしら?」
「チッ! それはコチラのセリフだぜ。おーい、正夫ー」
「キャーッ! 先生、助けてー!」

 打ち合わせたように正夫がロッカーを開け、見るも無残にまるでギロチン台みたいな首枷を嵌められた沙代が姿を現すと同時に悲鳴を上げる。裏を知っている俺からすれば猿芝居もいいところで、もっとうまく演じろよ、と思ったが、予想外の出来事で気が動転しているであろう明日香には、十分なインパクトがあったようだ。
 
「石田さんっ!」
「おっとそこから動くんじゃねえよ」
「言う事を聞かなきゃ、かわいい学級委員さんの顔が血だらけになっちゃうよ」
「バ、バカなまねはやめなさい!」

 悲鳴を上げた沙代を助けに行こうと俺の手を放した明日香を3人掛かりで押し留めると、正夫がナイフを沙代の顔に突き付けて見せたのだ。

「イヤーッ! やめてえっ!」
「何て事するの! これは立派な犯罪じゃない。今すぐ石田さんを放してあげなさい!」

 さすがにこの状況で下手に動けない明日香は、ついに動きが止まって口だけになった。ここで芝居を見破られるとマズかったのだが、やはり生徒を守ろうと言う教師の本能から、万が一にも危険を冒す事は出来なかったのだろう。こちらにとっては思うツボである。俺は明日香が罠に掛かった事にホクホクしながら、勝ち誇ったように言った。

「オイ! アイツを助けたかったら、大人しく両手を上げて首の後ろで組め!」
「くっ! 一体、何を考えてるの、あなた達……」
「早くしな。おーい、正夫。服でも切り裂いてやりな」
「嫌あっっ!!」
「や、やめなさい。やめ……」
「そうそう、大人しく言う事を聞くんだぜ、先生」

 小心者の正夫が勇気を出して、ナイフでブラウスの胸元を切って見せると、沙代はまんざら芝居だけとも言えないような大きな悲鳴を上げ、とうとう堪らなくなった明日香は、ゆっくりと両手を上げて頭の後ろで組んでしまった。

ーーよし。覚悟しろよ、明日香

 ここまで首尾を整えた俺はもう大丈夫だろうと確信し、切り札を出す事とした。危機一髪の芝居を演じている沙代の方を心配そうに見やり、両手を上げて無防備となった明日香の背後ににじり寄った俺は、隠し持っていた凶器を思い切り押し当ててやった。

 途端にバチバチと不快な電撃音が響き、そのショックとひどい苦痛で明日香はうめく。

「ぐあっっ!!」

 俺が隠し持っていたのはいわゆるスタンガンである。護身用に市販されている物は、相手を威嚇するためやたらに音だけが大きく威力はさほどでもないタイプが多いらしいが、正夫がヤクザの親父さんを通じて手に入れたこれはモノが違う。本当に強烈極まりない高圧電流が流れ、どんな屈強な男でも数秒で音を上げるそうだから、明日香の反応はまだ大人し過ぎるくらいだ。そしてついに限界を超えた明日香が、その場に崩れ落ちるのを見届けてから俺はスタンガンを放してやる。

「ハハハ、思い知ったか! お前ら、先生の両腕を持って立たせてやってくれ」
「ホラ、せーんせ、言われた通りに立つのよお。又、バチバチして貰いたいの?」
「や、やめなさい。そんな物を使うなんて」

ーーさすがの明日香もスタンガンにゃ勝てねえか

 何とか強気を装おうとしているが、明日香の声が慄えて怯えているのがわかった。このスタンガンと言う代物、実は護身用としてはあまり勧められない物らしい。あまり電気ショックが強過ぎると殺してしまい兼ねないので無闇に電圧も上げられず、逆上した暴漢に奪われてしまう恐れがあるのだそうだ。正夫からそう聞かされていたので、俺はすぐに使って明日香に取り上げられる愚を冒さぬよう沙代を人質に取り、両手を一時的にせよ封じてから思い切りスタンガンを押し当ててやったのだ。恐らく並の人間なら気絶してもおかしくないだけの時間電撃ショックを味わわせてやった甲斐があって、すっかり力を失ってしまった明日香は静香と光義に易々と両腕を持たれ、ヨロヨロと立ち上がる。そして俺はいつでも使ってやるぞ、とスタンガンを持ち見せ付けながら明日香に迫ると、正夫に呼び掛けた。

「おーい、沙代をそのまま連れて来てくれ」
「な、何を考えてるの……本当にもう、こんなバカなマネはやめなさい」
「先生、仲々察しがいいじゃねえか。沙代を逃がしてやるからよ、代わりにアンタがあのギロチンみたいなのを首に嵌めるんだぜ」
「いい加減にしなさい! ギャーッッッ!!!」

 ついに切れた明日香が残った力を振り絞り、両腕を持つ静香と光義を振り切って暴れようとしたので、俺は情け容赦なく強烈なスタンガンを押し当て続け、とうとうこの格闘技の達人である美人教師を失神させる事に成功したのだった。

「んん~っ!」
「よおし、目が覚めたか」
「な、何……やめてっ!」

 度を超した電気ショックで気を失った明日香だが、そんなに時間がたってないのに意識を取り戻したのは、さすがと言っておこう。もっともそれは、俺が本格的で頑丈な鉄製の首輪に繋がったチェーンのリードを思い切り引っ張り上げたため、苦痛で目覚めたのである。うつ伏せで教室に倒れていた明日香は、気が付いてすぐに自分がとんでもない状況に陥っている事に愕然とした事だろう。ハイヒール以外来ていた物はそのままだが、首と両手は一まとめにして沙代が拘束されていた大きな木枷に嵌められ、斬首刑を受ける死刑囚のようである。女教師らしい黒スーツは、意識が戻ってから一枚一枚剥いでやるつもりだ。そしてソックスだけの両脚にも丈夫な足枷が繋がれて、二本の鎖をまとめた先にはご丁寧に小さな鉄球を付けてやった。正に昔の罪人さながらの格好で、頑張れば歩けない事はないだろうが逃亡するのは不可能。それに格闘技の技に長けた明日香の蹴りを封じた意味もある。
 
「オラ、立てっ!」
「立つから、引っぱらないで!」

 俺は首に食い込む鉄錠の苦痛で呻き泣き言を口にしながら何とか立ち上がった明日香を見て、ついにこの生意気な女教師を捕まえてやったのだ、と言う征服欲が心地良く満たされるのを感じていた。だが、お楽しみはまだまだこれからである。

「石田さん」
「先生。ごめんなさい」
「なあ、先生。コイツは悪いやつだぜ。自分が助かりたい一心で、アンタにそのギロチン台を譲る事に同意しちまったんだからな」
「何言ってるの。仕方ないわ、石田さん。悪いのはあなた達よ、こんな酷い事してただですむと思ってるの? 警察に通報されて一生台無しになるわよ、今すぐこの悪ふざけをやめなさい」
「悪ふざけだってえ~、ぎゃははは!」

 静香が馬鹿笑いをしたが、実の所俺は明日香の言葉にも一理あると思い、身の引き締まるような気持ちになっていた。処女だった沙代はメロメロに性の歓びで籠絡し、従順な性奴隷に仕立てる事が出来たのだが、今度は相手が違う。自分達より年上の人妻なのだ。そんなに簡単に事が運ぶだろうか。ずっと監禁する事など出来ないが、解放した時に明日香が警察に駆け込んだりしないようにするには、どうすれば良いのか?

ーーもしかしたら、正夫の親父さんの手を貸して貰わないといけないかもな……

 静香や光義は楽しそうに笑って、先の事を何も考えていないようだが、小心者の正夫はいざとなって俺と同じように事の重大さにビビっているのか、無言で少し慄えていた。。そして俺が、女は恐い、と心底感じたのは沙代である。初めから明日香を貶めるべく俺達の指示通りに動いていた癖に、俺達に脅されて仕方ないんだ、と言う被害者面をして、本当に辛そうに謝罪してやがるのだ。明日香もコロッと沙代の演技に騙されて、彼女をかばうような言葉を掛けている。面白いから、俺は種明かしせずに沙代をさらに使う事にした。

「オイ沙代、お前のケイタイを寄越せ」
「はい」
「なあ先生、コレを見てみな」
「!!」
「きゃはは! 学校のトイレでオナるなんて、どんだけ欲求不満なんだよ、この先生は!」

 大人しく差し出した沙代のケイタイ画面には、もちろん例のオナニー盗撮映像がバッチリ残されており、あまりに鮮明に顔まで丸わかりな自分の痴態を見せ付けられた明日香は、言葉を失い信じられないような表情を浮かべる。

「昨日データを全部没収したつもりだったろうがな、先生。ところがどっこい、アンタのかわいい学級委員さんのケイタイに、ちゃんと残してたって寸法だ」
「石田さん……どうして?」
「ごめんなさい」
「いざと言う時のために、コイツを脅して無理矢理記録させといたんだよ」

 沙代が演技しているので、俺も合わせてやる。

「おかげで、この恥ずかしい映像はいつでもバラ巻き放題ってわけだ」
「そんな、ウソよ……」
「せーんせ、盗み撮りしたアタシらだけが悪いみたいな言い方だったじゃん。学校でオナったくらいへーきなんだろ? キャハハハ!」
「ウソじゃねえ証拠によ、実は大きくプリントアウトした写真を校内に貼り出してある」
「や、やめなさい、そんな事は……」
「へえ、やっぱオナオナしてる写真、人に見られたくないんだ~」

 静香が楽しそうにちゃかすと、明日香は意外に大きく動揺した様子である。昨日はあっと言う間に取り押さえられてわからなかったが、案外羞恥写真もかなり気になっているらしい。格闘技の達人と言ったって、色気ムンムンの若妻で、おまけに普段は真面目そのものの教師なのだから。俺は囚人のような屈辱的な格好の明日香を晒し者にしながら、掲示板まで連れ回す計画を実行する事にした。そして念入りに下工作まで施してやる。

「正夫、薬を用意しろ」
「あ、うん……これと、これだっけ?」
「そうだ。おい先生、いい薬飲ませてやるから口を開けな」
「そんな物、いけません!」
「せーんせ、嫌がってやんの。それは、スッゲえ恥ずかしい事になる薬だからねえ」
「おい光義! 先生の口を開けさせろ」
 
 ノータリンだが力とセックスだけは強い光義が、分厚い手で木枷に嵌った明日香の顔を掴み鼻を摘むと、控え目にルージュを引いた唇が開いてしまい、俺は二本のアンプルから液状の薬を流し込んでやった。一つは例の媚薬で、もう一つは静香の言う「スッゲエ恥ずかしい事になる薬」である。

「よし準備万端だ。校門の掲示板に写真を貼ってあるから、ウソかどうか確かめに行こうぜ、先生」
「ち、ちょっと! こんな格好で、いけません!」

 薬を完全に含ませてしまった俺が首輪のリードをグッと引くと、明日香は狼狽する。

「みんなで体を支えて歩かせてやろうぜ。沙代」
「は、はい」

 他の面々が明日香の体に手を掛けて引きずるように歩かせ始めると、俺は沙代に命令した。

「お前、先生の気持ちがほぐれるように、後ろから抱き付いて、乳を揉んでやれ」
「そんな事……出来ません」
「出来ないなら、こうだぞ」

 俺は沙代より明日香を意識しながら、スタンガンを取り出して見せる。

「わかりました! だからそんな物使わないで」
「石田さんっ! だ、駄目よ」
「先生、ごめんなさい。でも」
「先生、スタンガンの怖さはわかってるだろ。アンタも言う事聞かなきゃ、又バチバチって味わわせてやるぜ」
「ああ……石田さん、ああっっ!!」
「何若い女みたいな声出してんだよっ! 沙代、優しく、ゆっくりとモモミモミしてやんな」
「手を抜いたら承知しねえぞ。先生が気分を出さなかったら、スタンガンだからな、沙代。さ、先生もかわいい教え子を痛い目に合わせたくなかったら、意地張ってねえでアヘアヘよがってやるんだぜ」
「そんな! ひ、ひど過ぎ……うふうんっっ!!」
「先生、ごめんなさい」
「石田さん、ダメっ! ああ、ダメよう……」

ーー沙代のやつなかなかやるじゃねえか、こりゃあ小悪魔だぜ

 俺にスタンガンで脅され嫌々命令に従っているにしては、沙代が意外に大きな明日香の乳房を弄る手付きは手慣れた淫靡なものだった。自分の貧乳を押し付けるかのように背中にピトリと貼り付いた沙代は、いつの間にか明日香のスーツの上着を完全にはだけてしまい、花柄のブラジャーまでずらして意外な程の巨乳に柔らかい刺激を加えているのである。

「乳首を摘んで揉んでやれ」
「はい」
「いけませんっ! ヒイイッ!」
「何気分出してチクビ固くしてんだよ、せーんせ。ヤーラシー」
 
 俺の命令に従うふりをしているが本当はノリノリの沙代は、自分がやられて感じてしまうエロテクを応用して明日香を嬲っているようだ。さっきロッカーに隠れていた時もスリル満点で、仕込みバイブでとりわけお尻がトロけそうな程気持ち良くなってしまったらしく「二回もイッチャッタ」と打ち明けた沙代。今もコイツのまんことケツの穴に埋まり込んで淫靡な刺激を送り続けているバイブレータが、真面目で堅物だった特待生の学級委員を、エッチの方でも優秀なスケベ娘に仕上げてしまったのだ。ソフトタッチでクリッと摘み上げた乳首を転がしつつ、柔らかそうなデカパイをユサユサと揉みほぐされる明日香は耳たぶまで美貌を紅潮させ、信じられないような沙代の乳弄りの巧みさに激しく狼狽しメロメロに感じてしまう様がありありとわかった。俺達の性奴隷に堕ちてしまった沙代の正体を知らない明日香は、彼女がいやいや取り組んでいる筈の愛撫に感じる事などあり得ないと歯を食い縛って耐えているのだが、即効性の媚薬を使われた女盛りの熟れた女体がツボを心得た同性少女のえっちな手管を我慢するなど無理な話だ。ただでもノロノロとしか歩けない鉄球付きの足枷を嵌められた明日香の脚取りはどんどん遅くなり、廊下から外に出るのも一苦労だった。

「よし、外に出るぜ。沙代、その調子で乳を揉みながら首筋を舐めてやれ」
「はい」
「あはあ~っ!」
「何ヤラシイ声出してんだよ! お外に出たら、そんなによがっちゃダメだよ、せーんせ」

 いわゆるネッキングの愛撫である。優等生らしからぬ沙代の乳揉みと首筋舐めのもたらすであろう強烈な快感にすっかり取り乱した明日香は、罪人スタイルで外を連れ回される恥ずかしさより、その心地良さを堪えるだけで懸命のようだ。そして俺が首輪を引き、他の連中が背中に貼り付いて明日香の官能を蕩かせる愛撫に夢中になっている沙代もろとも引きずるようにして中庭に出ると、生意気な美人教師は更なる窮地に追い込まれる事になった。今の所無人だが、部活生徒達の声が聞こえて来る野外で屈辱極まりない姿を晒さねばならない明日香は生きた心地もしないだろう。だがこんな状況もスパイスになってしまい、媚薬で発情させた熟れた人妻の体はますます燃え上がってしまうに違いない。

「オラオラ、早く歩かねえと日が暮れちまうぞ! その格好を他の生徒に見られたいのかよ」
「ああ……石田さん、お願いもうやめて、お乳を弄らないで! ああ、もう、もうっっ!!」
「アハハ、もう何だよ、せーんせ。まさか、気をやっちゃいたいのお!?」
「そんな事になったら、もう僕達に向かってエラそうにお説教なんか出来ませんね、先生」

 完璧に拘束され、信頼していた学級委員沙代のエロテクにメロメロに乱れてしまった明日香を見て、黙っていた正夫まで声を掛け始めた。そして問題の掲示板まで後少しという所で、ついに明日香は限界を超える。完全に脚が止まり、ウッと目を閉じ天を仰ぐと、激しく体を慄えおののかせたのだ。きつく噛み縛った口からエロ声が洩れるのだけは防いでいたが、明らかな絶頂の証である。静香も気付き、ギャハハ~! と大笑いしながら、項垂れてしまった明日香の顎をしゃくる。

「せーんせ、イッチャッタのお? ヤダ、もう、ハズカシイ~!」

 すると気の強さがすっかり消えてしまった明日香は、それでも最後の抵抗でイヤイヤと首を振った。が、そんな虚しい抵抗は火に油を注ぐだけの事だ。

「おい沙代、先生はまだ足りないらしいぞ。素直になって下さるまで、もっと続けてイカせて差し上げるんだ」
「はい、わかりました」
「もうダメえ! イキました! 先生イッチャッタから、お願いもう許して!」
「なーんだ、せんせえったらやっぱイッタんじゃん。どスケベ~」
「沙代、楽しい写真までもう少しだから、手加減してゆっくりお揉みしな」
「ああ~っ!」

 絶望的な嘆息を洩らして絶頂の恥を晒した明日香に黒い歓びを覚えながら、俺はグイグイと首輪を引いて歩かせる。沙代も心得て傍目には焦れったくなるくらい緩やかな乳房愛撫を続けているので、すぐに次の頂点に押し上げられる事はないだろうが、強過ぎる刺激より弱い刺激の方が女体には効果的なものだ。アクメの余韻が消えないままに乳揉みを再開された明日香は快楽地獄から降りられず、延々と性の拷問を受け続けるのだ。ただでも重り付き足枷で歩き辛い明日香の脚取りは遅々として進まず、ようやく問題の掲示板の所までやって来た頃には更に10分近く経過していた。

「ホラ見ろよ、先生」

 そのガラス張りのケースの中には、誰の目にも明らかな明日香の顔出しトイレオナニー写真が、デカデカと拡大して貼ってあるのだ。明日香はそれを目にした途端に悲鳴を上げる。

「イヤです! すぐに剥がして下さい。ああ、酷過ぎます……」

 いつの間にかいつもは高飛車な明日香が弱々しい懇願口調になっており、俺達の立場の逆転を如実に示していた。本当なら「すぐに剥がしなさい!」と頭ごなしに怒鳴り付け、その後厳しいお説教が待っている事だろう。だが罪人スタイルに拘束され、沙代のネッキングに官能を乱されていては、とてもそんな強気ではいられないようだ。静香は憎々しく鼻で笑って言う。

「ヤだね。自分で剥がしなよ、先生」
「そんな……」
「おっと手を使おうったって無理だぜ」
「ど、どうすれば、いいのですか」

 両手を首の左右に固定された木枷が行動を大きく制限し、ガラスのすぐ近くまで接近して羞恥写真を見せられながら手がほとんど使えない明日香は、怯えたような目でリーダーの俺に助けを求めた。俺は木枷を持ち、アスカの顔がガラスに引っ付く程押し付けるが、ケースを開けようと手を動かせばそれを意地悪く引かせてしまう。俺の意図を察知した静香が教えてやった。

「口を使えばいーじゃん、せーんせ」
「そんなっ!」
「それがイヤならやめとくか。おい、みんな引き返そうぜ」
「待って下さい! やります! やらせて下さい」

 相変わらず背中に貼り付き柔らかく乳房を揉み上げる沙代に困り果てながら、明日香はそんな屈辱的行為に挑んでいった。俺は沙代から取り上げたケイタイを正夫に渡す。

「お前は撮影係だ。これからいい場面だと思ったら写真を撮ってやれ」
「やめてえ!」
「今日はこれから一杯恥ずかしい写真を撮影してあげますよ、二宮先生」
「あなた達は、鬼だわ!」
「るっせーよ。俺の腕をへし折ろうとしやがったのは、どこのどいつだあ? グダグダ抜かさず、早くしねえと、その写真もそのまんまだぜ」

 こうして明日香が屈辱に耐えながら口でケースを開け、押しピン1つで貼ってあった拡大オナニー写真を何とか剥がす間、正夫はケイタイカメラのシャッター音を何度か響かせていた。

「スッゲー恥ずかしいSM写真が撮れましたよ。これでますます僕達の言う事を聞くよりありませんね、先生」> 「そうだな。少しでも逆らいやがったら、遠慮なく写真をバラまかせて貰うからな」
「ウソだと思ったら、手始めにネットにバラまいてやるか。アタシ知ってんだ、エッチな掲示板。学校名と名前入りでさ」
「や、やめて下さい」
「いい子にしてりゃ勘弁してやるよ。おい沙代。先生がもっと気分を出して下さるよう、まだまだ続けろ」
「はい」
「ああ……」

 こうして再び沙代に乳房を愛されながら、首枷足枷に絡め取られた明日香の帰り道のノロノロ歩行が続けられる。だんだん強気がかげを潜めて、ハアハアと熱く淫らな吐息を洩らし、隠し切れない悦楽の表情さえ浮かべ始めた明日香が、二度目の頂点を極めてしまったのはまだ中庭のまっただ中だった。今度もさっきと同じような反応で脚が止まったが、噛み締めた唇からハッキリ「イク」と言う嗄れ声が洩れてしまう。それに気付いた静香は下品に笑いながら茶化し、正夫も続いた。

「アハハ、超ウケル~! 又イッチャンダね、せーんせ。教え子にえっちされるのが、好きなんだー」
「でも、だんだん素直に女らしくなって来ましたね、先生。沙代ちゃんのおっぱいモミモミが、気持ち良いんですか?」
「ああ……はい。も、もう本当に許して、石田さん。先生おかしくなってしまいます」
「先生は大歓びでいらっしゃるぞ。でかした沙代。俺がいいと言うまで、そのまま続けろ」
「はい」
「あ、あ、ああっっ!!」
「あれえ、何だか物欲しそうにケツ振ってんだけどお」
「アソコも弄って欲しいんじゃないかな、どれどれ」
「ち、違いますっ!」

 まだ校舎に戻る前の野外だと言うのに二度目の絶頂を迎えた明日香は完全に脚が止まり、妙に悩ましくモジモジと尻を揺さぶっていた。



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作者二次元世界の調教師さんのブログ

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