8.家政婦に覗かれながら両穴を猛烈に疼かせた人妻は夫に迫る

 時刻は5時頃で、佳奈や主人が帰って来るまで1時間以上はあります。それまで私は後ろ手錠で正座させられ、首輪を居間の柱に繋がれて過ごさねばなりません。そして憎らしいほどテキパキと家事をこなすリュウを眺めつつ、いつもなら全身に心地良く響き渡って来るようなアナルバイブの快楽を歯を喰い縛り腰をよじって我慢し、それでもやはり極めてしまうとリュウに罵倒されるのですが、今日はその刺激はありません。Tバック型で指一本入れることも出来ないきつさに股間を緊縛している貞操帯の前部に括り出されてリングが嵌っているクリトリスは強烈に心地良く、腰をモジつかせれば擦れて頭の芯にまで響く鋭い感覚を味わうことが出来るのですが、すっかり欲深く調教されてしまった私の体はそれだけではどうにも満足出来ず、達することが出来ない欲求不満が増すばかりでした。

ーーああ、ダメ、おちんちんが欲しい・・・・・・

 もう途中から頭の中に嫌らしいペニスの形が浮かんで離れてくれず、それしか考えることが出来なくなりました。リュウにはよく「チンポ狂い」と罵られますが、その通りの恥知らずな変態淫乱女になってしまったのです。それもクリ快感で何とか紛れてくれる女の部分だけではありません。今日アナルセックスを教えられたばかりのお尻の中まで激しく疼いてペニスを求めているのですから、もうたまりませんでした。あのクリームの引き起こす痒みは居ても立ってもいられないと言う表現がピッタリでしたが、それだけでなく体の奥底にボウボウと火が燃えているみたいでした。キムが言った通りの、凄まじい女泣かせの媚薬だったのです。

 佳奈や主人が帰って来て手錠や首輪は外された私ですが、家族の前ではもちろん、目を盗んで股間に手を忍ばせることも出来ません。リュウが見張っていて、ズルをしたらすぐに破局だと脅されているのです。それにもし手悪さが出来たとしても、貞操帯が本来の機能を発揮して一番欲しい部分はガードしているのですから、私には手の施しようがなかったでしょう。こうして「チンポ」が欲しくて気の狂いそうな状態の私は内心で悲鳴を上げながら主人や佳奈と、リュウが作った夕食をとっていたのです。

 夕食が終わり、主人はリュウがわかしていた風呂に入り、佳奈は自分の部屋へ引っ込んで、リュウと2人切りになった私はついに音を上げて彼女に懇願しました。

「もう我慢出来ません、ご主人様! な、何とかして下さい!」
「そうかい。やっぱりチンポが欲しくなったんだね?」
「はいっ! チンポが欲しいです、ご主人様あ」
「よしよし、やっとその気になったんだね、奥様」

 ついにはしたない「おねだり」を口にしてしまった私に対するリュウの言葉は意外にも優しいものでした。でも彼女はその時とんでもない仕打ちを考えていたのです。

「でもこの黒革パンツを外したって、どうするつもりだい?」
「あ、あの・・・・・・おチンポをくれませんか?」

 私はいつもお尻に入れられている振動するオモチャのような「チンポ」のつもりでした。実の所前に入れられたことはないのですが、それはきっと天にも昇る心地良さに違いありません。だって本物にも負けない太さの上、感触もソックリでおまけに凸凹した突起が付いててとても刺激的なのですから。

「あいにくだね、あんな偽物チンポなんか今日は持ってないんだよ」
「だったら、手でしますから!」

 もう狂いそうな焦れったさに股間を突き上げられた私には恥も外聞もありませんでした。実際今も股間に手をやり激しく剥き出しのクリを弄り回していたのです。

「バカなことを言うんじゃないよ! ちゃんと生身のチンポがあるじゃないか」
「ええっ!?」

 私はリュウが何を言い出したのかすぐにはわかりませんでした。まさか、彼女がそんなことを言い出すなんて夢にも思わなかったと言うのが正直なところです。

「今風呂に入ってるだろ?」
「そんな・・・・・・」
「どうだい、アタシらだって鬼じゃないんだよ。久しぶりに亭主とヤらせてやろうってんだ。あんまり優しくって、自分でも驚きさ」

ーーあの人と最後にえっちしたのはいつだったかしら? ああ、欲しい! 欲しいわ、おちんちん!

 考えてみれば最後に体を合わせた時すら思い出せないくらい、主人とはセックスレスの状態が続いていました。でも何の不満もなかったはずなのに。この時の私は、リュウの提案に戸惑ったものの、すぐに主人のモノを思い浮かべて欲しくて欲しくてたまらなくなってしまいました。

「やるのか、やらないのか、どっちだい?」
「やりますっ!」
「だったら、もうマンコ弄りはやめろ!」

 リュウは股間にやっていた私の手をねじり上げて、又しても背中で両手縛りに手錠を掛けて来ました。

「奥様がズルしないように、ダンナとやる直前に外してやるよ」
「あ、あの……」

 リュウはさらに私の服をどんどん脱がせていくのです。

「ハダカで行って、亭主が風呂から上がったらえっちをせがむんだよ。アンタみたいなキレイな嫁さんに誘われて断るバカもいないだろ」

 そうではなく、自宅とは言え全裸にさせられることに私は強い抵抗を覚えていたのです。二回の自室に上がっている佳奈が下りて来ないとも限りません。それに結婚以来、私の方から夜の行為をせがんだことなど一度もありませんでした。突然すっぽんぽんで現れてえっちをおねだりなんかしたら、彼は私の気が狂ったのかと思いかねません。でも、唯一の慰めの手段を奪われ股間の前後の激しい疼きで発狂しそうな私には、もう選択の余地は残されていませんでした。

 忌まわしい黒革貞操帯まで外されて生まれたままの姿になった私は、もう疼きに耐えかねてガクガク痙攣が治まらなくなった下半身をリュウに引きずられるようにして脱衣所に入りました。すりガラス越しに主人が体を洗っているのがわかりました。

「ん、どうした雅子?」
「な、何でもないわ。ちょっとお着替えを……」

 全裸で後ろ手錠の私はその場にへたり込んでしまいましたが、リュウが無言で後ろに付いているのです。万一主人にバレたら? と思うと、もう心臓が破裂しそうな勢いでバクバクしていました。

「ふふふ、いいカラダしてんねえ、奥様……」

ーーやめてえ~っっ!!

 私の背中にピタリと貼り付くように身を寄せていた小柄なリュウが、耳を甘噛みしながら呟いて来ると、それだけで全身に強烈な電流が走るように感じて目が潤み、さらに両手がパンパンに張りつめた胸の膨らみに被せられて来たのですからたまりません。私の体の弱点まで知り尽くしたリュウの口唇が耳元からうなじの辺りを這い回り、両乳房の先端で熟した梅の実のように大きく膨らんだ蕾をスッと指股に挟んで来ると、私は声を出さないので精一杯でした。そしてリュウの手がゆっくりと豊か過ぎて垂れてしまっている膨らみを揉みほぐし始めると、私はもう何もかも忘れてその手に全身の官能を委ね、程なくお乳だけで感じるとは信じられないくらい激しく達してしまったのです。もう意識が飛んでしまったかのように全身が浮き上がる感じで、歯を食い縛って我慢していた嫌らしい声まで少し出てしまいました。

「雅子! もうすぐ出るぞ」

ーー早く出てって!

 あまりにスリル満点の絶頂に全身が脱力するほどヘロヘロになってしまった私ですが、主人の声が掛かると一気に冷水を掛けられた気分になりました。恐ろしいことに股間の前後はあり得ない程の疼きで痛みさえ覚えています。乳房で極めてしまってもソチラの欲求不満は寸分も解消されていませんでした。ここでようやくリュウは手錠を外し、主人が出て来そうな気配と同時に音もなく去って行ったのですが、脱衣所のドアは開き放しで、覗いてるよ、と言う意思表示のようでした。いえ、確かに彼女は小声で「締めたら承知しないよ」と言い残していたのです・

「どうしたんだ、雅子? お、お前……」
「あ、あなた、お願いっ! えっちしよっ!」

 私はもう恥も外聞もなく風呂から上がったばかりで水滴の滴る主人に抱き着きました。

「ま、待ちなさい、雅子」
「イヤッ! イヤッ! 待てないの!」

 そう言ってまだ体を拭いてもいない主人の前にひざまづき、素晴らしい肉棒にむしゃぶりついてしまった私。主人はタジタジとなり、目が泳いでビックリ仰天という感じでした。私の方から夜のお誘いをしたことはおろか、彼のオチンチンを口でしてあげたことすらなかったのですから。でも優しい主人は私を邪険に扱うことも出来ず、ひたすらうろたえるばかりでした。

「そこの戸が開いてるよ……」
「ダメえ~っ! すぐに欲しいの、オチンチンッ!」
「お、お前……

 気でも違ったのか、とでも言いたそうな主人の柔らかくブラブラしている股間のモノに、私は必死でむしゃぶりつきました。リュウは間違いなく、掃除でもするフリをしながら私の痴態を注視していることでしょうが、戸を閉めることも出来ず、私はもう(見せ付けてやるわ)と言うくらいの捨て鉢な気持ちで主人を押し倒します。そしてまだ使い物にならないフニャフニャ状態の彼のモノを夢中でしゃぶり上げながら、私はどうにも我慢出来ず自分の指を燃え上がるアソコに挿入していました。それも人差し指と中指2本もです。

ーーうああ! す、凄いいっ! 私もうどうなったっていいわあ!

 主人の前でそんなはしたない行為を見せてしまったのも初めてですが、「おあずけ」を喰って恐ろしくウズウズしていた私の女の部分の粘膜は、すぐさま嬉しそうに嫌らしく自分の指に絡み付き、ギュウギュウと指をへし折りそうな物凄い勢いで締め付けてしまいます。そして私はあろうことか、もう片手の人差し指を前以上にひどく疼き上がって刺激を欲しがっていたお尻の穴に打ち込んでしまいました。

「ほおお~っ! あなた、欲しい! 欲しいのお~っっ!!」

 その瞬間目が眩むばかりの強烈な快感に貫かれた私は、主人の股間から顔を上げてそんな言葉を絶叫しました。夜の生活でも慎み深く控えめだった私の豹変ぶりに、もう彼はオロオロするばかりです。そして私は再び主人の股間にむしゃぶりついたのですが。

 ああ、何と言うことでしょう。恐らく驚愕で腰を抜かしてしまったのであろう主人の柔らかいおちんちんはムクリとも反応してくれないのです。私はキムらに教わった男性を歓ばせるテクニックを駆使しておしゃぶりしているのですが。キムやパクは一度射精してダラリとなっても、私が口に含むとたちまち元気になるのですが、主人の彼らより控え目なソレはどうしても駄目でした。私は自分の指で股間を弄ることにより一人で勝手に達していましたが、そんなものでは全然物足らず一刻も早く主人のモノを入れてもらわないと気が狂いそうなのに。あまりにもはしたない私に天罰でも下ったのでしょうか。

「ご、ごめんな雅子。俺、今日はどうしてもうまくいかないみたいだ……」

 ついにたまらなくなったのでしょう。主人は私の体を押しのけると、色きちがいのようにオナニーを続ける淫乱な私を一言も責めようとはせず逆に謝ってくれました。そして脱衣所の戸を閉め、着替えてしまいます。

「あ、あなた、いいのよ。私生理前のせいかしら、体がおかしくなっちゃって……あん、あなた、イクわ、私イキますう!」

 こんな状況なのにお尻の穴にまで指を入れてオナニーを続けている私を、主人はどう思ったことでしょう。とてもいたたまれない思いに苛まれながら、それでも私は恥を晒してしまいます。

「ごめんな、雅子。俺がこんなばっかりに……」

 優しい主人が最後まで自分を責めながら出て行くのを見送って、あまりの情けなさで視界がぼやけるほど涙を流しながら、私は指弄りを止められません。体の中でボウボウと業火が燃え盛って、指入れオナニー程度では焼け石に水なのです。私は淫乱な体を罰するつもりで力の限り股間の前後を掻きむしり、それでもまるで満たされない自分に呆れるよりありませんでした。




前頁/次頁

























作者:二次元世界の調教師さんのHP 『新・SM小説書庫2』
自称WEB官能小説界のアウトロー。可憐な少女たちが今夜も縄と拘束具にむせび泣く。

















表紙

投稿官能小説(3)

トップページ

inserted by FC2 system