第3章 女のオナニー技を男の舌で

舌技には、レズビアン・ラブのテクニックがおおいに参考になるが、同時に、クリトリスヘの舌技では女性のオナニー・テクニックがおおいに参考になる。

以前、ある女の子に「一番感じるオナニーをしてみせて」と頼み目前で演じてもらったことがあった。アヘアヘ言い出した頃、彼女の指の動きを観察していて、大きなヒントを得ることができた。
男性には自分のオナニーのことが頭にあるためか、女性がクリトリスをオナニーする時、上下にこすって快感にひたっていると思いがちだが、実はそうではなく、女性がクリトリスを愛撫する時は、ほとんどが左右に軽くこするようにしているのである。

男性の長いペニスならば、上下運動もできるが、クリトリスの場合、短く小さいために上下運動ができないのである。 この上下運動に変わるのが女性の場合、左右刺激運動で、このほうが、はるかに女性が快感を得られる。

  また、クリトリスは上側に包皮があるため、広く刺激しようとする場合、左右に愛撫を加えるほうが、構造上からも理にかなっている。クリトリスへの舌技には、女性にこのオナニー感覚を思い出させるようなテクニックを使うことである。

舌先で、クリトリスを左右にころがすように舐めてみる。丁寧にまんべんなく、この舌技を続けることだ。時には、口唇ですっぽりクリトリスをおおいながら、舌先をふるわせてこの左右刺激のテクニックを使うのも一策だ。

オナニーの陶酔にも似たたまらない感覚に、女性の声もうわずりはじめる。この刺激の間、ほかの性感帯にも愛撫のバリエーションを加えることだ。

片手は乳房を、片手は足の指先を、といった同時愛撫をすれば、女性は、絶頂感の一歩手前まで確実に高まっていく。女性の好むところに舌技・指技を行なうのである。



第4章につづく












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