第1章 クリトリスに触れず包皮をめくる魔法

クリトリスは、膣口とならぶ女性器内の二大舌技スポットであり、刺激に対する敏感さでほ、腱口よりも上である。敏感な粘膜であるため、手の乾燥してパサパサした愛撫では痛がる女性も多い。それだけに、やわらかい粘膜を使った舌技が、もっとも効果的な愛撫方法といえる。 

身体の粘膜のなかでも、微妙なタッチができ、自在に動かせるのは舌だけである。舌技だからこそ、クリトリスに対して、もっとも有効な刺激を送ることができるし、また、有効な刺激が送られれば、クリトリスはペニスのように勃起もする。

そこで、さらに舌技が行ないやすくなる。ところが、こうしたスポットでありながら、これにうまく舌技を行なえない男性も少なくない。

有名なマスターズ博士とジョンソン女史の調査によれば、クリトリスの発達した欧米女性でもなおかつ、長さは0.5~2.5センチ、直径0.2~1.0センチと、極めて小さい。

舌技がうまくできない原因のひとつが、この目標物の小ささによるものだが、クリトリスは、そのうえ包皮をかぶってもいる。舌先でうまくクリトリスを掴まえたつもりが、包皮を舐めていただけという失敗は珍しくない。 

クリトリスへの舌技でエクスタシーに向かわせるには、まず包皮をめくってから舌技を行なう必要がある。このとき、手で包皮をめくるようでは、女性を痛がらせ、せっかくの気分を損なわせてしまいかねないが、クリトリスにふれずに包皮をめくる方法はある。

片手で恥骨のあたりの皮膚を上に押し上げるようにしてみる。手で直接クリトリスにふれることはなく、クリトリスをおおった包皮が剥けて、あらわになる。 

こうしてクリトリスをあらわにしてから舌技を行なえば、十分に刺激でき、女性の受ける快感は、めくるめくような最上級のものとなる。このときの舌技は、舌でクリトリスをからめとるようにころがすのがコツである。

またその際も、乾いた舌の刺激では、痛みを感じやすい。唾液や女性自身の愛液の助けを借りて、つねになめらかな、粘膜質の刺激がつづくようにするのも大切だ。この舌技を行ないながら、もう一方の手の指先を膣口にすこしだけ挿入して刺激してやると良い。

クリトリスだけでも十分感じていて、挿入の刺激が深い場合には、そのまま絶頂感に達することもある。



第2章につづく












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