
第56話「割れ目のシーソーゲーム(2)」
(ああ……やだぁ……ロープこぶであそことクリトリスを擦り上げられてイッちゃう……でも
三回イカないと終わらないし……あぁ、どうしよう……皆の見ている前でイキたくないのに……)
覚悟しておずおずと一歩を踏み出したありさ。
しかしたちまちのうちに、猛烈な刺激が花裂とクリトリスに与えられる。
足を少し上げただけでも、こぶが股間に強烈に食い込んで花裂とクリトリスを激しく擦りあげる。
そして足を降ろす動きですら今度は尻に向かってロープが動き、やはり強烈な刺激を与えるのだ。
実際、わずか一歩歩いただけで、ありさは強烈なアクメを極めてしまった。
(イク! イッちゃう! やだ……こぶの刺激でおしっこ漏らしちゃう! ああっ止めて!)
思わず声に出てしまったありさ。
「お願い、おトイレ行かせて!」
「小便か? ダメだ、ここでしろ」
「ああっ! ダメおしっこ出ちゃう! 見ないでぇ!」
もう限界だ。尿意を抑えきれない。
にわかにロープが緩められ、崎野たちの視線がありさの股間に注がれる。
「あっ……」
腰をもじもじさせながら、ぴったりと合わされた両足に黄色い水流が流れ始めた。
「すごいぞ、小便垂れてやがる! 人妻の垂れ流しなんて滅多に見れないぞ! 目ん玉ひんむいてしっかり見てやれ!」
「はぁっ、お願い、見ないでぇ……」
恥ずかしさのせいで目に大粒の涙を貯めながら、哀願するありさの仕草がとても愛らしくて、崎野たちだけでなく、不謹慎にも俊介や悠太までがドキッとしてしまった。
その間もありさの足元の水溜まりは大きくなる。
「はぁっ、はあっ……お願いだから見ないで……」
ありさの息づかいにすすり泣く声が混じる。
羞恥に耐え切れなかったのだろう。
「もう終わったかな…? おい、富成、ティッシュで拭いてやれ!」
富成がありさの秘部をティッシュペーパーで拭うと、ついでに床の水溜まりも雑巾で拭きとった。
殿井や崎野の指示に忠実に動くため、まるで便利屋のように彼らにこき使われている節がある。
しかし当の富成は何とも思っていなかった。
そして次の一歩を踏み出そうとしたとき、崎野が繩尻をグイと上げまるでバイオリンの弦のように引き始めた。
背後の殿井とも呼吸がぴったりだ。
繩尻を上げたので、おのずとクリトリスに強く触れる。
崎野はわざとクリトリスが強く擦れるよう、ロープの操作を始めたのだ。
これは堪らない。
ありさは恥も外聞もなく、はしたない声を上げてたちまちアクメを極めてしまった。
富成が回数を告げる。
「絶頂2回目」
先程の放尿絶頂からさほどの時間を要すことなく、強烈なアクメに見舞われ さすがに歩くことができなくなっていた。
ロープの上で立ち尽くすありさ。放心状態に陥ってしまったようだ。
「若妻のくせにまったく淫乱だぜ! 歩くたびにいきやがってよ! これじゃ続けるのは無理だな。仕切り直しだと、また一からやらせるからな」
ありさが弱々しい声で訴える。
「お願い……一からは嫌……このままつづけて……」
「つづけてくれだってさ、大丈夫か?」
崎野たちは下卑た笑みを顔面に貼り付け、ありさを激しく罵る。
もちろんこの痴態も男達の想定内なのだろう。
そもそもこんな刺激に平然と耐えられる女性は、まず存在しないだろう。
もしいるとすれば……それは心身共にマゾヒストの刻印を深く刻み込まれた業深い女性だけである。
つまりは崎野たちはそのマゾヒストの刻印をありさたちに刻み込もうとしているのであった。
「おらおら! さっさと歩くんだよ!」
崎野たちは繩先を引っ張りありさに行動を促した。
ありさはのろのろと立ち上がり、また歩き出そうとしている。
そして三歩目。一歩目二歩目と違い歩幅を小さめに取ったのが幸いしたのであろう。先ほどよりは弱い刺激であった。
アクメを極めることもなかった。
身体が刺激に慣れてきている、とは思いたくはなかった。
慣れることなど、ないはずだから。
「ふん、コツを掴めたようだな! それともありさのマンコがロープに馴染んできたかぁ? また強く擦ってやろうか? あ~?」
「やめて、やめて、強く擦るのだけは許して……」
こんなことで褒められたくはないが、コツを掴んだことは確かであった。
途中立ち止まって強く擦ったりされなければ、なんとか残りを歩けるとかもしれない。
ありさはできるだけ小さな歩幅で歩きことにした。
確かに小さく歩くことで秘所やクリトリスを苛む刺激は軽くなるのだが、それでもやはり何度か軽くアクメは極めてしまっていた。
しかしありさがなかなかアクメに達さないことに業を煮やした崎野は、またもや鋸を引くように、ローションをたっぷりと花裂に塗りたぐり、高速でロープの操作を始めた。
「ひぃ~~~~っ! イク……イク……イクぅ~~~~!」」
ありさの歩行とは関係なく、ロープが激しく動いてありさの秘所やクリトリスを執拗に責め嬲った。
ありさは大きく身体を震わせてあっけなく絶頂に達してしまった。
「絶頂三回目」
絶頂を極めるたびに身体から汗が、そして愛液がロープに染み込み、ずっしりと重くなるのであった。