

第46話「夫のセダンが淫鬼の巣窟と化し(1)」
醤油、砂糖、味醂等の調味料と卵を調達すると、牛肉のコーナーへと向かった。
ありさはすき焼き用の部位を肩ロースにしようと考えた。
「部位は私に任せてくれますか?」
後から文句を言われては困るので、隣で冷蔵ショーケースを覗いている富成に尋ねた。
「ああ、任せる」
ありさが4パックを籠に入れようとした時、またしても少し離れた場所で、殿井がスマホの操作を始めた。
「ん、っ……また……っ……いや……」
今度の振動は、先ほどのように強くはない。おそらくレベル『1』だろう。だけど……
イキそうで、イけないギリギリを何度も責める、一種の“焦らし”のような動き。
「っ、んっ……ぁ、や、やだ……」
殿井がニヤニヤ笑っている。
「ありさ……悪いが、まだイかせてやらねえぜ。イクのはあとのお楽しみってことで」
買物中にバイブを操作されると選ぶのを中断せざるを得なくなるので、ありさは腹立たしかった。
そんなありさの心中を察することもなく、能天気に笑いながら振動を止める殿井。
肉のパックを籠に入れたのを見て、またもや股間に刺激が走る。
殿井がそばにやってきて、耳元でささやく。
「ありさ、おめえさっきイったばっかなのに、またビクビクしてるじゃねえか」
その言葉とともに、クリトリスにだけピンポイントで刺激が送られてくる。
「あうっ、あ、あっ……っ、んん……っ!」
しかし、それも、あと一歩のところで止まる。
こう頻繁に刺激されては、おちおち買物をしてられない。
殿井に抗議をしてみても、面白がるだけでやめる気などないようだ。
断続的に刺激を受け続けているうちに、花芯に異変が生じる。
歩くたびに、濡れた蜜が太ももを伝って落ちそうになる。
一通り購入が終わりレジーに向かおうとしたら、殿井からビールと酒のつまみの希望があったので寄ることになった。
まもなくレジーに並んだありさは、いつ遠隔操作してくるか気が気ではなかったが、人の多いレジーではさすがにまずいと思ったのか、殿井は一度もスマホに触れることはなかった。
ようやく精算を終えて、玄関前に出た頃には、ありさの足はガクガクになり、息も絶え絶えになっていた。
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その頃、キッチンでは衣葡が夕飯の支度を整えていたが、一方居間では俊介と悠太が背中合わせに拘束されていた。
退屈しのぎに崎野が俊介たちに話しかける。ただし俊介たちは猿轡を填められているので、会話にはならない。
「おい、聞いてくれよ~。衣葡ちゃんの裸エプロンにムラムラしてさ、バイブぶち込んでやろうと思ったんだけど、よく考えてみたら買い物組がバイブを持って行っちまってさ~。今頃、ありさ奥様は買い物途中にバイブ責めされてアンアン泣きじゃくってるんだろうな~。なあ、旦那、悔しいか? 悔しがってもどうにもならないけど、せいぜい一人で妄想して自分を慰めるんだな~。あ、悪い悪い! 縛られているから自分で扱くのも無理か~。わはははは~!」
憎い。殴ってやりたい。と俊介は思った。
だけど緊縛されていてはいかんともしがたい。
どうにもならない悔しさと屈辱に、俊介はただ歯を食いしばるしかなかった。
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帰りも、ありさは後部座席に押し込まれた。
大柄な殿井がつづいて乗ってくる。
富成の運転で車が動き出す。
せっかちな殿井の指が、白いリブニットのキャミソールの胸のあたりに侵入する。
乳房を弄る殿井と、魔手から逃れようともがくありさの姿が、フロントミラーに映っている。
「おい、逃げるなよ。おとなしくしろ」
「やめてください……外から見られます……」
「見えねえよ、見えたって一瞬だし」
ありさはバックシートに深々ともたれ、大きくМ字に股を拡げられる。
あまり反抗するので、殿井は結束バンドを取り出しありさの両腕を前方で固定してしまった。
いつの間にかスーパーで買ったようだ。抜け目のない男だ。
揉み合っているうちに白いティアードミニスカートは腰上でくしゃくしゃになっている。
薄いグレーのショーツは右足首に絡まった状態で、さらにクリバイブは装着したままだ。
殿井は乳房を揉みながら、クリバイブをオフのまま、ぐりぐりと押し付ける。
「ああっ……やめて……スーパーの中で散々刺激されたので……もう……」
「もう、なんだ? マンコがぬるぬるビチョビチョになってるじゃねえか。どれ、手動で刺激してやるよ」
クリバイブを掴みぐいぐいとクリトリスと花芯内を刺激する殿井。
「あうっ……あぁん……」
突然、耳に違和感が走った。
「きゃっ……なにそれ……っ!?」
耳の穴にぬるりと舌を突き入れられ、クチュクチュと唾液を塗り込まれる。
とろとろに濡れそぼっているクリトリスをクリバイブで刺激され、二か所責めにあえぐ声を奏でるありさ。
この場から逃げたいけど、逃げられない。
二つの刺激がありさを責め苛む。
「や……もう、やめっ……帰して……、別荘に……帰して、ください……っ」
息絶え絶えに願うありさに、殿井が意地悪く笑った。
「あっは、ハンモックやベッドで、ずっとガチ声を上げてヨがってたくせに、今更やめろはねえだろう? 素直じゃなえな~」
殿井はクリバイブを一旦外すと、素手で花裂をなぞり始めた。
「おお、洪水じゃねえか~」
「い、言わないで……」
ネチョネチョネッチョ、グジュグジュグジュ……
殿井は包皮の剥けたクリトリスを根元から摘まみ上げ、これ見よがしにさらに素早く擦りたてる。
堪らない刺激に結束バンドを引っ張り仰け反ってしまうありさ。
わななく唇から、自身のものとは思えない濁った声が溢れ出した。
「やめでぇ……お願い……あぶ……っ……いやっ……うぐっ……」
