

第42話「淫獣たちの狂宴(8)」
殿井の言葉に我に返って、湧きあがる欲情の嵐を必死に抑え込もうと衣葡は唇をかみしめた。
だが、割目に入り込んだローションで膨らんだ毛筆が、ヌチヌチと掘り進む悦楽に耐えることができずに悦びの声が洩れでてしまう。
「すっかりスケベになったじゃねえか。『私はドスケベな女です』って言ってみろ」
殿井は窮屈な姿勢で覗き込みながら筆を動かしている。
食い込む筆に撫で上げられ、衣葡は腰を振ってしまう。
「わたしは、ど、どすけぇべなっ……あっあっ、いやっ、おんなっですっぅ……」
「そうれっ、だんだん小陰唇が膨らんできたぞ。筆が肉の割れ目にますます食い込んでゆくぞ」
力強くなぞり上げた筆先が、柔肉にめり込みながら進む。そして、崎野に陰核包皮を拡げられ芽を出したクリトリスに絡みつきだした。
「ほうら、ほら、クリちゃんが出てきやがったぞ。筆先で、ほれ、ほれ」
「あっ、いやっ、いいっ! だめっ! ああああっ! いやあ~~~~っ!」
「もう我慢できないんじゃねえのか」
「くわああああっ! ああ、ひいいいいいいっ! しないでえ~~~~っ!」
「『私はドスケベな衣葡です』って今度は名前入りで言え!」
「ああっ! だめっ、いいっ! わたしはっ、どすけべなっ! い、いぶ、ですっ、いやっ! あぁっ、きもちいいっぅ!」
「マジスケベな女だな~、マン汁がいっぱいでてきたぞぉ」
筆先をクリトリスに向けてサワサワと当てている。
「そこはっ! あああっぅ! いやだぁっ! そこ、そこ、そこお~~~~っ!」
「いやじゃねえだろ、さあ次はコイツだ」
衣葡の目の前に白いバイブレーターが突き出された。
「へへへ、こいつ『白い巨根』っていうんだってさ。いいネーミングだよな~。皆の前で思い切りイかせてやるぜ」
胴体部分に無数のイボが付いていて、見るからに淫らな形状をしている。
殿井がスイッチを入れると、全体が振動し、先端がグルグルと旋回を始めた。
その卑猥な動きをするバイブレーターが、まもなく自分に打ち込まれると思うと、嫌悪感とともにその物体によってもたらされる淫悦に喘いでしまう自分が怖いと、衣葡は怯えた。
殿井がくねりの先っぽを押さえながら、衣葡の花唇にあてがった。
だけど、花唇を上下させるだけで、なかなか挿入しようとしない。
焦らしている。焦らしは興奮度を高めるための常とう手段なのだ。
女性は焦らされることで、次はどこに触られるのか、いつ挿入してくるのか、と予想をするのでよりひときわ興奮が高まるのだ。
「おうらぁ、先っぽが入るぞ」
バイブが衣葡の中に潜り込もうとして、ミミズが土の中を探るように先端部を振りたて、くねりながら肉の襞をかき分けている。
柔らかな秘部を機械仕掛けのミミズが、ヌチヌチと擦りながら、殿井に押し込まれて無遠慮に進んでゆく。
中に入り込んだ頭部は、巣穴に入るのを急ぐように暴れている。
「くぅっ!」
歯を食いしばる衣葡。
「真ん中まで入ったぞ」
先端部分を入れてると、胴体部分がまるで生き物のようにブルンブルンと大きくくねっている。
「んんんんんっ!」
衣葡が必死に耐えている顔を見て、殿井がぎらついた目で、さかんに舌を舐めている。
「押し込むぞ~、そ~ら、押し込んでいるのが分かるるかぁ、あん?」
「いやあ~~~~っ! ゆるしてえ~~~~っ!」
ブルンブルンと胴体部分がくねりながら、白いバイブレーターが衣葡にめり込んでゆく。
その光景の何と淫猥なことか。
「うあああっ! 入ってるうぅ、抜いてえ~~~~っ!」
「嘘つけ! 『オマンコ気持ちいです!』と言え!」
「そんなっ、そんな恥ずかしいこと……言えません……」
「言わなければゴーヤをぶち込むぞ!」
「言います! 言います! だからそれは許して!」
「さあ、言え」
「オ……マ……ンコ……」
「はっきりと言え! そんなにゴーヤが欲しいのか?」
「……オマンコ気持ち……いいです……あぁ、恥ずかしい……」
「よし」
嗤いながら殿井がゆっくりとバイブレーターを押し込む。
中で激しく暴れまわり、肉壷をかき回す。
「くっ……くう~~~~っ!」
衣葡は繰り返す強烈な快感に耐えきれず、バイブレーターの中断を哀願していた。
「抜いてっ! 抜いてっ! お願いっ、抜いて! 壊れちゃう! いやぁ~~~~っ!」
「うはははっ! 壊れやしねえよ! もっともっとよがりやがれ! さあ、もっと深くえぐってやるぞ!」
殿井はバイブレーターをさらに激しく出し入れしはじめた。
「ああ~~~~っ! もう、もう、しないでえ~~~~っ! 許してぇ~~~~っ!」
「もうやめてっ! 辱めるのは私だけで十分でしょう!? 衣葡さんに乱暴するのはもうやめてっ!」
ありさが涙ながらに中止を訴えた。
だけど、殿井はヘラヘラと冷笑するだけで取り合わない。
「ふふふ、おまえもこれが欲しくなったのか? 後でたっぷりと入れてやるから待ってろ」
もう片方の手でメイクブラシにローションをまぶしはじめた。
たっぷりとローションを吸って、膨らんだ筆先がクリトリスに近づく。
「ぐわあ~~~~っ! ひいいいいいっ!」
バイブレーターを出し入れされながら、ローションにまみれた筆先で剥き身のクリトリスを撫で上げられて、衣葡は椅子から転がり落ちた。
