

第40話「淫獣たちの狂宴(6)」
悠太の舌が滑らかに動く。
舌先がクリトリスへと移る。
「あぁ、そこは……ああんっっ……」
高速回転でクリトリスを横舐めする悠太。
ありさは、一気に上り詰めイキそうになるが、すんでのところで声量を抑える。
「あんっ……あぁん、そんな……はんっ……イ……っ」
敏感になったクリトリスをチューチューと吸い上げる悠太。
堪らなくなり、うめき声をあげてしまうありさ。
「ああ、ダメッ……響生くん……ちょ…ぁああ……ちょっと強すぎるぅ……」
悠太もありさの仕草にかなり昂ってきたようで、肉柱がピクピクと反応している。
反応はしているが、まだ完全に勃起していない。
時間がない。
「交代しよ」
ありさはクンニリングスから身を引くと、体勢を入れ替え、いきなり悠太のモノを咥えこんだ。
悠太の若い肉柱に強烈な快感が走る。
「ぅああっ……それは……や、やめっ…んはぁっ」
じゅぶじゅぶと卑猥な水音をたてながら、悠太の肉柱を頬張るありさ。
殿井が俊介を揶揄する。
「部下のチンチン咥えてじゅぶじゅぶだってさ! ありさってマジエロい奥さんだよな~! なあ、旦那?」
俊介は憎しみのこもったで目で、殿井に鋭い視線を向ける。
ベッドの上では、ありさの口内に包まれた悠太が、目を甘く蕩けさせ、足をピンッと伸ばして、怒張と化していく。
「んんっ……あっ、あっ、あぁ……っ……」
ありさが小声でささやく。
「挿れて……」
うなずく悠太。
実は、フィニッシュとして指定されたベッドでの『背面座位』はふたりとも未経験だった。
もっとも、悠太には以前付き合っていた彼女とソファで『背面座位』を行なった経験があり、それを思い起こし応用しようと考えた。
悠太は、ベッドの端部に足を開いて座り、背を向けているありさに、自分の前に立つよう促した。
「そのままお尻を後ろに突き出して」
「う、うん……」
悠太は、背を向けたありさの腰を支え、そのまま引き下げる。
後ろ向きのありさには肉柱の位置が把握しづらいので、悠太が誘導しながら腿の上に座る形になる。
「あっ……響生君、位置は合ってるの?」
悠太はありさの尻が自身の腿に触れると、彼女の脚を自分の脚の外側に開く形で乗せた。
怒張が花芯にズブリと埋没してしまった。
「え……? あっ……? ああっん……」
背面座位の完成形である。
ありさは、悠太に背後から抱かれる形でその上に座り、ただし脚を大きく割り開かれ、秘所を悠太のモノで貫かれた状態が周囲から丸見えだった。
「はいはい、これどうぞ」
崎野が、室内に置いてあったキャスター付きのスタンドミラーをふたりの前に配備した。
「自分たちのいやらしい姿を、鏡で見ながらいたすのも悪くないかと思って」
当然、ありさと悠太には、ふたりが繋がっているところが、しっかりと鏡に映し出された。
手を叩いて絶賛する殿井。
「おお、気が利くじゃねえか。てめえたちも嬉しいだろう? 何なら鏡ハメ撮りしながらやってみるか?」
ありさが眉を吊り上げ血相を変えて抗議する。
「もうこれ以上私たちを辱めるのはやめてください! 姿見を退けてください!」
「せっかく崎野が運んで来たんだから、鏡を見て楽しみながらやってくれよ~」
悠太も怒りをぶちまける。
「わざと僕たちの気を散らそうとして、卑怯だよ、あんたたち」
何を言われても動じない殿井。
「どうでもいいけど、てめえ、セックスの最中にそんなに向きになったら、大事なモノが縮んじまうんじゃねえか? 女だったら濡れた穴がからからに干上がってしまうしなあ。がはははは~」
殿井の忠告どおり挿入した悠太のモノが、ありさの中でわずかだが萎縮を見せていた。
だが、わずかな弛緩なので、すぐに回復するだろう。
悠太はありさの耳元でささやいた。
「奥さん、今からクリトリスをいじるので、恥ずかしければ鏡から目を逸らしててください」
言うが早いか、悠太は手を伸ばしクリトリスを擦り始めた。
「あうっ……あんっ……あぁぁぁぁっ……!」
情を交わしている女の嬌声を聞くと、元気がみなぎってくるのが男というもの。
たちまち悠太はありさの中で屹立を果たしていた。
同様にありさもまた豊かな潤いを取り戻していた。
悠太が腰を動かすたびに、露でぬらぬらと濡れた悠太の太い肉柱が、秘所を出入りするのがはっきり見えた。
「あぁん、あぁん、恥ずかしい……」
終始鏡を避けているように思われたが、恥ずかしくてもその光景から目を逸らすことができず、一瞬ではあるが鏡に目をやるありさの姿があった。
悠太の太い肉柱が自分の秘所に突き刺さっている。
自分の秘所からあふれ出るしずくで、ヌルヌルと光ったそれが、彼の腰の動きにつれて秘所を激しく出入りする。
そのたびに、ありさの全身に快感の波が走った。
「くうっ! あん……うぅんっ!」
ふたたび悠太の手が、ありさの花裂に伸ばされた。
肉柱で貫かれている花裂を指で拡げる。
捲れ上がった内部が赤く、いやらしく覗いた。
「あうぅ! あっ、ダメ! あん、響生君……ダメぇ、拡げないでぇ……」
鏡に映るありさの顔は、自身のセックスを見る恥ずかしさで、真っ赤に上気し淫靡な表情を浮かべていた。
周囲に俊介、衣葡、男たちが見ていることもつかの間忘れて。
恥ずかしくて、恥ずかしくて、仕方がないのに、それ以上の快感でありさは鏡から顔を逸らすことができなかった。
拡げられた花裂の真ん中を、悠太の肉柱が出入りしている。
「あん、あん……やだ……もう、だめ!」
その時、悠太の指がクリトリスを摘んだ。
「きゃうぅ!」
弾けるような強い快感がありさの全身を駆け抜けた。
ありさの身体が仰け反る。
悠太が、そのまま指でクリトリスをつまみ上げた。
「きゃうん! あんっ、あん……いや! もう、ダメ! イ、イッちゃう! イッちゃう!」
「いいよ、いいよ、いっぱい、イッて」
全身に快感が電流のごとく走り回り、ありさは我慢できなくなっていた
もっと大きな快感を得ようと、悠太の肉柱を、彼の指を強く押しつけようとする。
鏡に、自分から腰を振る、いやらしい姿が映っている。
「響生君、あんっ、どうしよう、イッちゃうよ、イッちゃう、あぁあ……」
その嬌声に合わせ、悠太の指がクリトリスを強く挟んだ。
「きゃあああぁぁぁっっっ!」
凄まじい快感がありさの全身を貫いた。
そのまま、ありさの身体が硬直する。
それから、ガクガクと身体が揺れた直後、少し遅れて悠太が激しく腰を動かした。
