

第39話「淫獣たちの狂宴(5)」
悠太がありさの目を見つめてうなづく。
騎乗位で挑むつもりらしい。
前屈して浮いたありさの双臀をしっかりと掴む。
黒光りする太い砲筒を、花唇に向ける。
コンドーム装着は許されていない。
俊介と衣葡が息を呑んで見守っている。
悠太の持ち物はかなり大きい。
ありさは崎野から、挿入前に悠太のイチモツをしっかりと見るよう促される。
「旦那と悠太君、どっちが大きいかな?」
崎野が意地悪く聞く。
ありさは答えられない。
殿井が富成に目配せをする。時間を計れという合図だ。
「始めて」
富成がスマホのストップウォッチタブをタップし、計測が始まる。
悠太の腹部に跨ったありさの濡れた花唇に、亀頭が押し当てられる。
ありさの粘膜が、異物を受け入れようと広がる。
殿井たち三人が身を乗り出した。
この瞬間を見逃したくはないのだろう。崎野が動画撮影を始めた。
「あっ、あっ、入るっ……」
ありさが思わず小声を洩らした。
ズブ……ズブズブッ……
卑猥な音とともに、太い肉柱がありさの奥へと侵入していく。
ありさの上体が反り返り、無声の叫びを上げる。
俊介の妻の中に、部下である悠太のモノが埋め込まれていく。
根元まで収まった瞬間、ありさはガクガクと震え出した。
「あぁぁぁ……っ!」
「うあっ……」
『三十分以内に二回射精』に向かって、ふたりは獣に変身した。
悠太が下から突き上げるたびに、ありさの身体が波打つ。
ありさの目からは涙が滲んでいる。
パン、パン、と肉がぶつかる音が、一定のリズムで刻まれる。汗が滲み、蜜液が泡立つ。
「うううっ……奥さん……あ、ありささんっ……」
「あひぃぃっ! すごっ、深いっ! そんなに突いたら壊れるぅっ!」
崎野が呆気にとられポカンと見つめている。
「すげえ」
殿井が接近し、ありさの気を逸らせようと謀る。
「旦那が見てるぞ。ほら、あっちを見ろ」
ありさの顔を無理やり俊介の方に向けさせる。
涙でぐしゃぐしゃになったありさと、俊介の目が合った。
思わず顔をそむける俊介。
殿井が叫ぶ。
「旦那っ! しっかり見てやれよっ! ありさがオマンコしているところを! おまえの部下のチンポで、よがり狂っているところをっ!」
突如、衣葡が殿井に抗議をした。
「あなたたちの指示に従ってふたりは真剣に行っているのに、水を差す行為はやめてください! そんなの卑怯です!」
衣葡の主張は正論であり、彼女の勢いに殿井は少々圧されたようだ。
「おお、こわっ、だけどその怒った顔がたまれねえんだなあ」
衣葡の問い詰めに、話をはぐらかす殿井。
ありさたちの背徳の性行為は再び激しさを増していた。
腰を振りながら、天井を仰ぐ。
悠太をできる限り早く射精させようと懸命になっている。
先程衣葡との性交を終えたばかりの俊介が、ありさたちの行為を鑑賞しているうちに、あろうことかバスタオルの前面を痛いほど硬直させていた。
しかし、周囲はありさたちに釘付けになっており、誰も俊介の異変に気付く者がいなかった。
ありさは悠太の腹の上で、さらに激しく腰を振っていた。
自ら肉柱を呑み込み、貪るように締め付ける。
「あっ、あっ、あぁぁぁぁ~~~~っ!」
ついに、ありさが絶叫し、激しく痙攣した。
同時に悠太もうなり声を上げ、ありさの最奥に白濁を解き放つ。
ドクドクと脈打つ肉柱を通じて、大量の精液がありさの子宮へと注ぎ込まれていくのが分かるようだった。
悠太が抜くと、ありさの花唇から白濁の液体がトロリと溢れ出し、シーツに染みを作った。
騎乗位から解放され、廃人のようにベッドに横たわるありさ。
悠太はベッドに座り込みぜいぜいと息を荒げている。ありさにティッシュを渡し、自身も股間にティッシュをあてがった。
独特の栗の花の匂いが充満している。精液と、汗と、愛液の混じった、むせ返るような淫らな空気。
悠太はタオルで汗を拭っている。ありさも首筋等に汗が滲み、太腿の内側には悠太の精液がこびりついている。
富成が経過時間を告げた。
「14分経過」
ふたりにゆっくりと微睡んでいるいとまなどない。
一回戦の後始末もほどほどに、二回戦の火蓋が切られた。
悠太はありさの上に覆いかぶさり、首筋に舌を這わせた。
首筋から鎖骨、そして汗ばんだ乳房へ、さらに下へ。
「あっ、そこはダメ……まだ中に入った液体が滲みだしているから……」
ありさが弱々しく拒否するが、悠太は止まらない。
彼女の花唇に顔を近づける。
「別にいいじゃないですか。どうせ僕たちの愛液が混じったものだし……」
小声でささやいたが、俊介にも聞こえていたかもしれない。
悠太はそう言い捨て、溢れ出る白濁ごと、ありさの秘肉を舐めとった。
鉄の味と、塩辛い味が混ざり合う、最低で最高な味。
「ひぃっ……」
ありさが悲鳴をあげる。
彼女の身体が再び熱く反応し始める。
ふと俊介の存在が脳裏をかすめた。
夫が見ている前で、彼の部下に占有されているという壮絶な背徳感に苛まれ、そしてその一方では奇妙奇天烈な快感を禁じ得なかった。
