官能小説『美人上司 結花 28歳』(09)

著作 優




第9話 ハメ撮り

翌日からピタリと今村は現れない。
休憩時間も変更したようだ。
余計な気苦労は無くなったが時間がたつにつれて不安が増す。
じっとして居れなくなってLINEしてしまう。
「どうしても会ってお話しておきたいことがあるの。お願いだから会って下さい。」
「結花にお願いされたら気持ちが揺らぐな。肉体関係の出来る以前なら会っていただろうな。今でも結花は憧れの人だけど君から頂くものはもうないんだ。ここは心を鬼にして言うね『おマンコする相談以外はお断りだ。』悪いね。」
「馬鹿にしないで。」LINEは終わる。
3日目同じ内容のLINEが入る。
同じ内容の返信をする。
4日目今村から仕掛ける。
全裸でベッド入りする結花の画像を添付する。
旦那が盗撮した映像からキャプチャーしたものに先日の背景をくっつけて加工したものだ。
背景の時計にはあの日の日時がはっきりと映っている。
今村には動画の背景を変える技術はない。簡単に見破られてしまうだろう。
静止画なら脱いだ下着の色の違いやシーツの違いも消し去ることができる。
「これを鮮魚売り場のおじさんたちに見せようかどうか迷っているんだ。僕が映っていないので性交の証明にはならないから刺身1年分は無理だけれど僕のメンツは立つと思うんだ。『お前、スゲーな。』と言わせたいんだ。」
5日目LINEが来る。
「判ったわ。その相談もするから会って下さい。」
返信「予定変更だ。相談するだけならLINEで済む事だ。ハメるとき以外は会わない事にしたよ。それに鮮魚売り場のおじさんに『証明してやるよ。』て啖呵を切ってしまったんだ。あんまり馬鹿にするから我慢できなかったんだ。」
「そんな事絶対に駄目よ。あんな全裸の写真見せられたら私もう百貨店へは行けないわ。」
「もう来ないのならハメ撮り動画見せてもいいよね。おじさん達驚くだろうな。僕の事まだ青二才だと思っているからね。松井主任を鬼イキさせたと判ったら一目置いてくれるだろうね。」
「恐ろしい事言わないで。絶対に駄目よ。判ったわ。もう一度、もう一度だけって約束してくれるなら。」
「じゃ、明後日休みだろ?俺も有給休暇取るよ。それともう1つ、ハメ撮りさせて貰うね。」
「ハメ撮りって何よ?」
「二人のやっているとこを撮影するんだ。もう1本撮られているんだから2本でも一緒だろ。」
「いやらしい。そんな事OKする訳ないでしょ。一緒なら撮る事ないわよ。」
「違うんだな。納得ずくで撮らしてくれた方が征服欲が満足出来るんだ。盗撮はレイプでもできるがハメ撮りは愛し合ってる二人にしか出来ないんだよ。」
「嫌だわ。君は私の事なんだと思っているの?」
「いい女だと思っているよ。常識人だし清楚で貞節な人妻なのも判っている。ただ感じやすい肉体を持った事と半年のレスが僕に付け入るスキを与えてしまったんだよ。そうでなきゃとても俺なんかの手の届く様な女じゃないよ。」
「そこまで判っているんだったら私がハメ撮り?なんてする訳ないのも判るわよね。」
「でもやりたいんだ。嫌だというなら俺にも考えがあるよ。」
「脅すのね。そんな下劣な男とは思わなかったわ。もう二度と私の前に現れないで。」
「判ったよ。気が変わったら明後日までにLINEしてくれ。LINEなければ行かないよ。そして二度と結花の前には現れないから安心しろ。」
今村が結花を熱愛しているのは判っている。
なのに要求が飲めないのなら別れてもいいとまで言い切る男に恐怖を感じる。
欲求が強いほど拒否された時の憎悪の念が強いのは当然だ。
しかも相手はまだ25歳の若者だ。
「恐ろしい・・・・・。」
と思った瞬間で負けだ。
脅迫に屈する事になる。
「条件があるわ。①撮影した1本目も2本目も絶対に表に出さない事。②私たちの関係もこれで最後にする事。以上の2つの条件だけは絶対に譲れないわ。」
「条件を出せる立場じゃないのだが惚れた弱みだ。いいだろう。その代わり①ハメ撮りには積極的に協力する事。②カメラは2台照明機付きだ。君の二つの条件は飲むからそっちも俺の二つの条件を飲んでくれ。」
「嫌だけどそんな事言ってたら埒が明かないもんね。ここは大人の私が折れるべきだわ。判ったわよ。約束きっちり守ってね。」
「お~やっとその気になってくれたか。嬉しいよ。5時半位に行くよ。」
「じゃ、ご馳走作って待っているわ。」
「ご馳走は2つだよ。食べるのとハメるのとだ。食事は着いたらすぐだから焼酎と氷を用意しておいてね。ハメるのは飲んだらすぐだから下着の着用は禁止だ。」
「卑怯だわ。そうして少しづつ条件を増やしていくんだから。」
「俺は食事を呼ばれに行くんじゃないんだ。結花にハメる為に行くんだ。そしてハメ撮りを楽しむために行くんだ。その為には下着なんかいらないのは判るだろ?行って下着付けてたら嫌だという意思表示なんだから俺は大人しく帰るよ。」

ピンポーン!「いらっしゃい。ご飯とお酒の用意できてるわよ。」
「結花の用意はどうかな?」スカートの中へ手を突っ込む。
Tシャツの胸もポッチを確認できる。
「飲むって言ってたから八宝菜にしたの。焼酎用に炭酸を冷やしておいたわ。」
飲みながら言葉責めを楽しむ。
「結花、Tシャツの上からでも判るほど乳首起ってるね。早くしようよって言ってるんじゃないかな。」
「起ってないわよ。」
「前回、逝きながら『初めてよ~』て言っていたけど初めて逝ったの?」
「そんな事言った覚えないわ。」
とぼけている様には見えない。本当に覚えていないのだろう。
「じゃ、改めて聞くけど逝ったのは初めて?気持よかった?」
「・・・・・・・・・・・」
「逝くのは逝ったよね?」頷く。
「初めて?」しばらく考えて頷く。
「気持よかった?」
「・・・・・・・・・・・」
語気を強める。「気持よかったか?って聞いてる。」頷く。
「じゃ、今日も気持ちよくなろうね。」
言いながら焼酎のグラスだけ持ってリビングのソファーへ移動する。
後片付けを済ませた結花が焼酎の瓶と氷を持ってソファーに腰かける。
「焼酎のロック作って下さらない?私チーズ切ってくるわ。」
今から起こる事に酒の力を借りようとしているのが判る。
いい覚悟だ。
隣に移動して軽く口付ける。
時間はたっぷりある。
乳首迄20分、マンコ迄60分と決めた。
ゆっくりと舌を差し込む。
舌先だけのチロチロとした接触が続く。
それだけで鼻息が熱くなってくる。
こねくり回すようなディープキスになると同時にTシャツの中に手を入れ背中の素肌を撫ぜ始める。
やがて背中の手は前に回り柔らかな腹回りの触感を楽しむ。
体温が上昇し白い肌に朱が混じる。
豊かな乳房を持ち上げる様にして揉む。
唇は耳に移動し耳たぶをくわえ耳穴に舌先を差し込む。
鼻息だけでは対処できず口を半開きにしてハァハァと喘ぎ始める。
耳と首筋への愛撫を終えた舌が唇に戻ってきた時には女の舌が男の口中に潜り込み絡みつく。
そして男の舌を吸うほどに積極性を増す。
少しずつ思考能力が薄れていき貞節の鎧が剥がれていく。
背後に回り首筋の後ろを攻める。
頃合いを見てTシャツの上から乳首に爪を立てる。
ビクンと全身を跳ね上げるようにして弓なりによじる。
「あ〜もう〜」とうめく。
この言葉の後には「〜我慢出来ない。」と続くのだろう。
が「自分のペースで事を進めよ。」という達人の言葉に従う。
Tシャツの上からさんざん鈍い快感を与えた後ゆっくりと脱がせる。
恐ろしい程に勃起した乳首が現れる。
根元より先端の方が膨れ上がった気球型乳首だ。
この形状には洋子が教えて呉れたあの愛撫が有効だ。
両掌で両乳首を転がす。
触れるか触れないかのソフトタッチだ。
愛撫しながら結花の顔を見る。
その表情から快感を甘受しているのが判る。
視線が合った途端サッと首をひねって顔を隠す。
気持いいのだがまだ羞恥心の方が勝っている。
手の甲で口を押えているのもいい声を聞かれるのが恥かしいのだ。
時間はたっぷりある。
前回の様に性交の烙印を急ぐ必要ももうない。
この手法でいやというほど快感を送り続ければいいのだ。
「うううぅ~うううぅ~んんん~」
「どうしたの?」
「うううぅ~あぁ~もう止めて~ああ~ん」
「止めてもいいの?気持ちいいんだろ?」
「ああ~でも耐えられない~わたし~わたし~もう~あぁ~」
耐えに耐え手の甲で抑えていた甘い泣き声が漏れ出る。
興奮すると肉体の感受性が思考力を上回るのは先日と同じだ。
お店でのキリッとしたインテリジェンス溢れる松井主任が性欲にまみれていく。
今村は会心の笑みを浮かべながら乳首を吸い込む。
もう一方の乳首も転がす手のひらから二本の指でつまみ軽くひねる愛撫に変わっている。
空いた片手は結花の上半身の素肌を撫ぜ上げる。
背中、肩甲骨、腋、腹、骨盤そしてスカートの上から尻へと移動していく。
いつもなら今村の攻めは下半身へ行く時間だが今日は初めて足指に舌を這わす。
初めての経験故相手の状況を見ながらの攻めが始まる。
足指をくわえられた女体は快感によじれる。
うっすらと汗をかき泣きながら気持ち良さを訴える。
舌は徐々に這い上がり太ももの内側をなぞる。
女の膝は緩み男の侵入を助ける。
完全に発情し思考力を失った女体が挿入を待ちわびているのは明らかだ。
ここで男は衣服を脱ぎすて女のスカートを脱がせる。
「結花、バックだ。」
背もたれに上体を預けソファーに膝を立てる。
後ろから尻の谷奥までさらす羞恥の体勢だ。
上背があるから目立たなかったがこうしてみると大きな尻だ。
男は床に立ち高さを合わせて切っ先をあてがう。
流れ出る愛液を大きな亀頭にまぶしゆっくりと差し込む。
亀頭が入っただけで背中を弓なりに反らし「あ~」と歓喜の泣き声をあげる。
スローピストンに苛立ち腰がうごめく。
粘膜の摩擦による快感は男にも襲い掛かるがぐっと我慢し「自分のペースで事をすすめよ。」に徹する。
ゆっくり浅い侵入を繰り返し時々根元まで打ち込む。
絶妙の深浅を繰り返しひねりをくわえる。
やがて感じやすい肉体の耐えれる限度に達する。
その限度を越えない様に少しづつ侵入が浅くなっていく。
一度失神するほどの快感を甘受した肉体はその快感を覚えている。
だから無意識のうちにその快感から遠ざかる浅い侵入を追いかける。
尻で勃起を追いかける最も卑猥で恥かしい行為だ。
「結花凄いね。」
ハッと気づいて尻の動きを止める。真っ赤な顔で男の顔を振り返る。
「濡れすぎて粘膜の摩擦が感じられないよ。」
女にもその自覚はあった。
「ごめんなさい。」浴室へ向かう。
後を追って男も浴室へ入る。
「じゃベッドで待ってるよ。」
そこにあった夫のバスローブを拝借する。
三脚をたてて2台のカメラをセットする。
業務用カメラ頭部の大きなスポットライトのスイッチを入れる。
強烈な明るさでベッドが浮かび上がる。
(凄っ、これなら秘部の奥まで撮影できそうだな。)
そこへバスローブをまとった結花が入ってくる。
「何よこれ!こんな明るい所じゃ出来ないわ。」
怒って寝室から出ていく。
ソファーの彼女に話しかける。
「どうしても嫌なら無理強いはしたくないな。君がハメ撮りを許し積極的に参加するって2つの約束してくれたからその気になっちゃったんだ。」
「そうだったね。ごめんなさい。あんなに明るいとは思わなかったの。だってこれは秘め事でしょ?」
「じゃ、いいよ。止めよう。その代わり君が出した2つの約束もなしって事で。」
(それってあの映像を人に見せるよ。性交はこれからも続くよ。って事じゃない。)
「駄目よ。映像は外に出さない。性交は今日で最後にする。この約束は守ってもらわないと。」
「じゃ、積極的にハメ撮りに参加するんだな?」
「駄目よ。そんな・・・・ムッ!」
拒否の言葉を唇で塞ぐ。
まだ結花の女の芯は燃えくすぶっている筈だ。
バスローブの胸元から手を入れる。
簡単に肉体の炎は燃え始める。
「ねっ。結花さん今日で終わりにしようよ。こんなこと続けていたらきっとご主人にバレちゃいますよ。」
「でもあんな明るい所で全裸の性交なんて絶対にいや。」
指は亀裂に浸入しGスポットを擦り上げている。
「ああぁ~」甘い吐息が漏れる。
「ねっ、お願いだよ。撮らしてくれたら前の物は消すよ。それに少し暗くするから夢を叶えてよ。」
「ああ~もう堪らないわ。今言ったこと本当ね。」
「本当だよ。これが最後だし誰にも言わない。前の物は消すし、今回の物も外には出さないよ。約束する。」
「それに照明を落としてくれるのね。」
手を繋いで寝室へ戻る。
ベッドへ上がる前にライトの照明を言い訳程度落す。
これで最後よと自分に言い聞かせながらカメラの前に立つ。
バスローブをまとった二人が頬を寄せ合いカメラに笑顔を送る。
男のピースサインに誘われるように女もピースサインで微笑む。
このシーンは大切でハメ撮りを強要されたという言い訳が通らないのだ。
抱き合ったままのキスはだんだん激しくなり二人が舌を出しあって吸い合うディープキスへと流れていく。
胸元から手を入れ乳首を可愛いがる。
入浴前からくすぶり続けていた女体の芯に炎が燃えたつ。
チロチロとした炎がだんだん大きくなり女の顔が快感に歪む。
男は立ち上がってバスローブを脱ぎ捨てる。
年下の男に負けまいと女も自ら脱ぎ捨てる。
これでもう「強要された」とか「無理やり」という言い訳は通用しない訳だ。
ここからは男が強引に攻めてもプレイの範疇とみなされる。
レンズににらまれる事が結花の肉体にこれほどの刺激を与えるとは思わなかった。
それだけで芯の炎がさらに大きくなる。
何度見ても見事な裸体だ。
特に細腰から極端に盛り上がった尻肉への曲線が男の劣情を誘う。
しかもその女体は発情してピンクに染まっている。
全裸で抱き合って口を吸う。
二人は身体を回転し結花の見事な尻をカメラに見せる。
そのまま女体だけを回転させると乳房を腕で恥毛を手で隠す。
羞恥心は正気の表れだ。
経験を得た事で時々は発情の催眠が薄れる様だ。
(私何してるの?こんな破廉恥な事すぐ止めなければ・・・・)
男の両手が後ろから両乳首を弄る。
(しかしここで急に拒否するのも大人げない。年下の男の子に経験の浅さも晒したくない。)
必然的に男の愛撫を受ける事になる。
女の誤算はその愛撫が尋常なものではなかった事だ。
性に関しては異常な研究心を持つ今村が色んな女性を相手に試行錯誤した賜物だ。
学者が実験室で行うように冷徹に導き出した究極の愛撫とも言えた。
セックスに未熟で欲求不満の真ん中にいる結花に耐えれるはずはない。
羞恥心は薄れ男の片手が下方に伸びて来た時も指の侵入に協力してしまう。
「あぁ~」あまりの快感に腰が砕ける。
へたり込んだ女の眼前に怒張を突き出し仁王立ちする。
くわえた後カメラの方ににじり寄る。
レンズの前でクローズアップされたフェラが鮮明に映し出されている筈だ。
自慢の怒張も舌を使う結花の信じられない程隠避に発情した表情も写っている筈だ。
くわえたままの上目使いと視線が合う。
男が征服したと感じる最高の瞬間だ。
「結花、可愛いよ。」裸の肩を撫ぜる。
ビクンと反応し身体をよじる。
肩で感じるのは全身が性感帯になっている証拠だ。
試してみる。
指先で肩甲骨と鎖骨の間を行き来してみる。
くわえていられない程の反応を示し甘い泣き声を漏らす。
男は仁王立ちから膝立ちへと姿勢を低くしレンズに正対する。
必然的に女は四つん這いになり尻をレンズに向ける事になる。
並のカメラではない。
照明器付きの高性能カメラだ。
尻の谷底に眠る菊門の皴まで鮮明に捉えているはずだ。
両手を伸ばして背中を撫ぜる。
撫ぜるというより指先を這わすと言った方が判りやすいだろう。
爪先で触れるか触れないかの愛撫だ。
女の背中がビクビクと反応する。
指先は左右に流れ脇から乳首に向かう。
延々と続く乳首からの快感に耐えきれず怒張を吐き出し大きく息を吸う。
「結花のフェラは下手だなぁ。ここに舌を使うと気持ちいいんだ。」
亀頭の裏の鈴口を指さす。
「それに奥まで飲み込む時には喉を使うんだ。苦しいだろうけど相手を気持ちよくする為だよ。」
少し覚醒が冷めたのかうなずく。
「男は女を気持ちよくさせるために一所懸命なんだ。だから気持ちいい時は『気持ちいい~』って男に伝えるべきじゃないかな。
逝く時も同じだよ。女の『逝く~』が男の最終目的なんだから期待に答えなくっちゃね。」
「あぁ~乳首が気持ちいいです~」
「よし。それでいいんだ。さぁ、教えた通りフェラしてみろ。」
「グェ~ウゥ~」慣れない事もあってえずきながらくわえる。
「オ~気持ちエエ~。さらに勃起したのが判るだろ?気持ちいいんだ。」
くわえたままうなずく。
「よし次はこっちの番だ。」
亀頭で膣口を撫ぜる。
女も股間全開で男の行為を助ける。
「あぁ~」差し込んだ瞬間甘い泣き声が漏れる。
スローピストンに「気持いい~」の連呼だ。
「あぁ~もう・・・」スローピストンがさらに遅くなる。
女は逝く寸前の蕩けるような快感の湯船に浸かり続ける事になる。
焦れて女の腰が下から突き上げ始めたのを見て体位を変える。
後背位になっても腰の動きは変わらずスローピストンが続く。
逝きそうになるとピストンはさらに遅く浅くなる。
正常位の時と同じく逝く寸前の快感の湯船に浸かる。
逝かないようにそして醒めないように究極の腰振りが続く。
「あぁもう駄目。お願い。お願いよ。」
女の願望を無視して究極の腰振りは止まらない。
究極というのには訳がある。
洋子や凛々子相手に何度も楽しんだ寸止め遊びによって得た知識が役に立っている。
女の方から射精我慢をさせられる事もあったがそのほとんどが女の絶頂我慢だ。
逝く寸前のピストン中止が遅すぎると怒張を抜いても女の肉体は絶頂に達する事も熟知した上の寸止めだ。
逝きそうで逝かない絶妙のタイミングなのだ。
結花は半狂乱になって絶頂を乞う。
その後の女の快感の大波を知っているからこそ簡単には与えない。
女の顔をカメラに向ける。
後背位で怒張は刺さったままだ。
髪の毛を掴んでうつむいている顔をレンズに向けてこの寸止め遊びを繰り返す。
結花にとっては快感の地獄なのだが今村にとっては遊びの一環に過ぎない。
この焦らし遊びも度を越すと急速に冷める事があるのも知っているのでここで次の段階に入る。
ゴロンと上向きに寝転んで騎乗位に誘い込む。
勿論女の顔がレンズに向くよう頭がカメラ側だ。
我慢の限界にいた女は嬉々として自ら嵌め込み腰を使う。
あっという間に登り詰め「あぁ〜逝く〜」と叫んだ後、全身を痙攣させる鬼逝きに達する。
突っ伏した結花を抱きしめ膣の震えが止まり呼吸が落ち着くまで待つ。
「凄いね。松井主任の鬼逝き信じられないよ。」
一旦催眠を解くためにあえて松井主任という言葉を使った。
今から二人で見るハメ撮り映像に羞恥させるためだ。
全裸で抱き合ったままテレビの画面に見入る。



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イラスト提供:みんちりえ様





















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