官能小説『友母 真理愛 36歳』(1)

小説作者 優



画像作者:❤️I LOVE AI❤️様



1 撮影現場

大学の兄貴の先輩が迎えに来た。
だが兄貴はインフルエンザで2日前から寝たきりだ。
「おい。起きろ。無理してでも来てもらうぞ。」
「坂上さん。兄貴は40℃近い熱があるんです。どんな約束があったか知りませんが今日は無理です。」
「困ったな。急にほかの奴に頼める事じゃないんだ。」
「でも兄貴は駄目ですよ。医者からも安静にしろって言われてるし他人に伝染する可能性もありますよ。」
「そうだな。しかし仕事は二人で行くって契約なんだ。こまった。」
「えっ、仕事なんですか?僕はてっきり合コンかなんかだと思っていました。」
「おいおい、俺だって合コンばかりしている訳じゃねーよ。」
「ほかの人に頼めない仕事ってどんな仕事なの?ヤバい仕事なの?」
「いーや。ちょっと変わってるけどまともな仕事だよ。」
「そうですよね。うちの兄貴が詐欺グループの仕事なんてする訳ないものね。で、どんな仕事?」
「うーん。それは・・・・ちょっと・・・・」
「やっぱりヤバい仕事なんだ。」
「違うよ。親にチクるんじゃねーぞ。AV男優の仕事さ。AV男優って言ったって汁男優ってザーメンぶっ掛けるだけなんだけど。」
「それなら僕でもできるよ。オナニーは毎日だし精液の量も多い方だと思います。」
「正二、お前まだ中三だろ?それで毎日オナってるのか?なんて奴だ。」
「セックスに関しては精力もサイズも兄貴より上ですよ。」
「それがなこの仕事は18歳未満は出来ないんだ。」
「僕、学校のサッカー部でゴールキーパーしているんだ。身長180cm、体重75kgだから坂上さんや兄貴より大きいよ。
それに初めて会った人は僕が兄貴で兄貴が弟だと思われる事もあるんだ。18歳で通ると思うよ。」
「そう言えばそうだな。顔もよく似ているから兄貴の運転免許証とって来いよ。」

プロダクションが契約しているマンションの一室へ連れていかれる。
そこには僕たち以外に5人の若者が待機している。
若者といってもおっさん顔ばかりだ。
「坂上、えらい若い奴連れて来たけど年齢は大丈夫なんだろうな?」
プロダクションのチーフらしき男が声をかける。
「はい。大丈夫です。おい寛人免許証見せろ。」
寛人は免許証の兄貴の名前だ。
そこに主演の松きららが現れる。
ピークは過ぎたが人気の人妻女優だ。
「よし全員用意しろ。」
一斉にしごき始める。
出そうになった人から順番に松きららの顔面にぶっかける。
正二はこの異様な雰囲気に飲まれ誤爆してしまう。
終わった後、汁男優たちは出演料の2,000円をもらって帰っていく。
「失敗した君にはギャラは払えないよ。」
しょんぼりと帰ろうとした時、松きららがチーフに声を掛ける。
「この子、来月の『義母快感』の息子役にいいんじゃない?イケメンだしいい身体してるわ。」
「でもあのシリーズは佐竹譲二のはまり役じゃないですか?」
「うん。そうなんだけど佐竹君も30歳越えちゃったからね。さすがに高校生役は無理があるのよ。」
「じゃ、社長と相談してみます。」
「社長は了承済みよ。どう君やってみない?」
「あっ、はい。僕、松さんの大ファンです。松さんのAVはすべて見ています。」
「じゃ、明日事務所まで来なさい。」

何も判らない正二の代わりにきららがすべての話をまとめてくれた。
正二はただ契約書にサインしただけだ。
日当1万円。年齢証明証、性病検査証の提出。
ただそれだけをきららから伝えられた。
打ち合わせ後、きららさんが食事に誘ってくれた。
「あなた、18歳は嘘でしょ?それに女性経験はないわね?」
「はい。本当は14歳です。それに童貞です。」
「やっぱりね。オナニーで暴発する子ってそんなにいないわよ。」
「じゃ、なぜ撮影に誘ってくれたのですか?」
「それは君がイケメンで素晴らしい男性器の持ち主だからよ。磨けば光る玉だと思ったのよ。」
「撮影ってきららさんにハメるシーンもあるんでしょ?撲、絶対に耐えられないよ。」
「そうね。幸い撮影は来月だからそれまでに鍛えてあげるわ。ここに来なさい。」
ピークが過ぎた松きららへの出演オファーは激減していた。
暇な毎日と収入の減少を補うためソープランドに籍を置いていた。
そのソープランドの名刺をくれた上に明日午後8時に来るように指示された。
「いい事、ソープも18歳以下は入店禁止なの。この免許証持ってくるのよ。それと7万円用意出来る?」
「はい。命がけで筆下ろし代作ります。」



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