第4話 男のロマンって、パンツを脱がせることなの?
「友哉、パンツはアタシが脱いでもいいかな?」
「いや、パンティーも俺が脱がせてやる」
身体を更にスライドさせて、アタシの腰の上に頭を移動させた友哉が顔を小刻みに振った。
「パンティーを脱がせてやるのが、男としての務めなんだ! ロマンなんだ! わかるか、千佳?」
「そう、男の務めにロマンね。どっちでもいいけど早くしてよ」
アタシに言わせれば、パンツ。
友哉みたいに男のロマンで表現したらパンティー。
ホントにどっちでもいいけど、セックスするためには脱がないといけないのよね。
アタシとしては、クロッチのところだけ脇にずらせてジュニア君を即挿入でも構わないけど。
膣の中だって準備万端だから、膣入れされたってたぶん痛くないと思うし。
あっ! おっぱいを弄ってもらったから……じゃ、ないからね。おほん。
スルスル……スス……ススゥゥ……
急に黙りこくった友哉が、黒目を内に寄せながらパンツを下ろしていく。
アタシは首を持ち上げて、その行為に没頭している顔をチラッとだけ観察する。
そして後のことはパートナーさんにお任せして、青白い月の輝く夜空を眺めていた。
手を伸ばせば届きそうな星々の輝き。
真ん丸で本当にウサギさんが住んでいそうな満月のお月さま。
シンと静まり返って、混じりっ気がないほど空気が澄んでいて……
う~ん、少々寒さはこたえるけど案外ロマンチックかも♪
「おぉっ、千佳のオマ○コ、濡れてるじゃん。エッチ汁がこんなに……ということは、パンティーにもベットリと……?」
「ダメぇっ! 友哉、パンツを覗いたりしたら絶交だからね!」
ムードブチ壊しの声に反応して、千佳の腹筋がフル回転する。
アタシは跳ね起きて、友哉の鼻にひっつきそうなパンツを奪うと、指の先でクルクルっと回転させて放り投げていた。広場の隅っこに。
「友哉のバカ! ついでに……千佳のおバカ」
ちゅる、ちゅる……ちゅばっ、ちゅぶっ……むちゅぅっっ……
「ふぁんっ! いきなりなんて、ずるいよ。やぁ、やだぁ……そこは、ダメぇっ!」
数分後、ロマンチックな雰囲気を潰したのは、お互い様になっていた、
四つん這いになった友哉が、Vの字に開いた股の真ん中に顔を埋めている。
両腕を肘から先だけレジャーシートにひっつけて、餌を食べる犬のようなポーズで千佳のアソコを舐め続けている。
とっても気持ちいい。感じちゃう。
初体験の時って、指でアソコをクチュクチュってしただけで、合体しちゃったのに、こんな舌使いをどこで覚えたの?
やっぱりネットで?
エッチな動画を観察しながら、ひとりで机に向かってベロべロって感じで?
アタシは両足をピンとさせていた。
ツマ先の先端の指先まで意識して、真っ直ぐに天を突くように引き伸ばしていた。
だって身体の芯をビリビリ電気が流れるんだもん。
恋人同士の唾液ジュースを交換した舌先が、今度は千佳が隠し持っている、もうひとつの唇も舐めてくれるんだもん。
敏感な唇の割れ目に舌を差し込んで、縦に走るヒダヒダをチロチロチュパチュパだもん。
気持ち良すぎだよ、友哉の舌。
「あっふぅっ……恥ずかしいのにぃ、くふうっ! ビラビラぁ、感じるぅっ!」
エッチな声が止まらなくなってる。
お腹の下でビチャビチャと舌を鳴らす音が聞こえて、そのたびに千佳のお尻がくねって。
むず痒いようなジンジンする刺激に、ここが縁マンのてっぺんだってことも、ここが吹きっ晒しの風が鳴るお外だってことも、みんなみんな頭の隅から消えていっちゃう。
「ふむ、はむぅ……気持ちいいか、千佳? やっぱ、外でするオマ○コは最高だろ?」
「んはぁ、はあぁぁぁ……友哉、いい。アソコがぁ、いい気持ち……ふうぅん」
誰よ、屋外セックスは嫌だって駄々をこねた女の子は?
友哉に愛撫されて、思いっきりハシタナイ声で鳴いているじゃない。
エッチなお汁を溢れさせてるじゃない。
だったら、続きの行為もおねだりしなさいよ。
割れ目の中だけじゃなくて、膣の中まで疼いてしかたないんでしょ?
「と、友哉ぁ、きてぇ……千佳のアソコ……ううん、お、オマ○コにオ、オチ○チン……いれてぇっ!」
アタシは、赤面しそうな単語を連発で口にする。
レジャーシートの上で、V字だった両足を膝を折り曲げてM字にしてみせる。
「ぷはぁっ、はぁ……千佳、千佳ぁっ! おぉっ、入れるぞ! 千佳のオマ○コに思いっきり突っ込んでやるからなっ!」
その途端、セックス戦士レベル1の友哉が、北風に向かってまた吠えた。
膝立ちになると、推定縁マンの中心で、硬くなったままのジュニア君をブンブンと振り回している。
誘惑するんじゃなかったかな?
これはピストン運動をする前に電池切れをおこすかも?
友哉と同じくセックス戦士レベル1の千佳は、そんな純真無垢な少年が自分を取り戻すのを待つことにした。
その間、せっかく盛り上がった興奮をキープしたくて、ひとりでクチュクチュと割れ目を弄り続けていた。
オナネタはなにって?
もちろん、扇風機みたいに回転しているジュニア君に決まっているじゃない♪♪
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