官能小説『隣人 改』
しょうた&リレー小説参加者の皆様

※第1話~第2話はしょうたさんの直筆により、
第3話以降はリレー小説の皆様の合作によります
編集はしょうたさんです



第38話

 みどりは顔をそむけると思ったが、その心配は無用だった。若妻は今にも涎を垂らしてしまうのではないかと思うほどに唇を半開きにし、腹にくっつきそうなくらいに勃起している肉棒を見つめている。
「よく見てごらん。これがみどりさんが昨日、足で感じた僕のチンポだよ」
 みどりに一歩近づいた。
 みどりの荒い息が、亀頭にふりかかる。
 久しぶりであろう、硬い肉棒を目の前にし、みどりが興奮しているのがわかる。
 ここまで来たら、大丈夫だと確信し、潤んだ瞳でただ肉棒だけを見つめているみどりの手をとり、硬いものに導いた。
 だが、みどりは、肉棒に手が触れた瞬間、ピクッと肩を震わせ、その手を引っこめた。
「ここには僕たちしかいない。二人だけの秘密だ。みどりさんの好きにしてもいいんだよ」
 みどりは喉を鳴らし、肉棒に右手を伸ばしてきたが、触れる寸前でその手を止めた。まだ、迷いがあるのだろう。細く長い繊細そうな指が小刻みに震えている。
「誰だってやっているんだ……触ってごらん」
 再び、みどりの右手を優しく掴み、肉棒へ導いた。手は、逃げなかった。その指を折り曲げ肉棒を握らせると、みどりの口から甘い吐息が漏れる。
 もぉ、大丈夫だと思い、みどりの右手から自分の手を離すと、みどりは品定めをするかのように何度も肉棒を握ってきた。
「どうだい? 僕のものは?」
「あぁっ、すごい……大きくて……硬くて、熱い」
「これが欲しかったんだろう」
「そんなぁ……恥ずかしぃ」
 みどりは照れたような素振りを見せながらも、握ったオトコのものを離さない。久しぶりであろう本物の男の肉棒をうっとりした瞳で見つめ、その感触を楽しんでいる。
 うすい紅で彩られたクチビルを見つめた。このままフェラを頼めば、たぶん、銜えてくれることだろう。憧れの若妻が己の分身を銜え、舐める光景を見てみたい。この美しい若妻がどんなテクニックを持っているのか確かめてみたい。
 舐めてという三文字が喉まででかかったが、堪えた。夫以外の男性とようやく交わることを決意した人妻。人妻が何を望んでいるのか、わからないが、まずは、己の快楽よりも彼女を感じさせることが先のような気がした。
「やっと、正直になったね……次は、みどりさんが全てを曝け出す番だ」
 肉棒を握るみどりの手をゆっくりと剥がした。
 名残り惜しそうな瞳を向けるみどりの脇の下に手をいれ、華奢な身体を引き起こしスカイブルーのТシャツを捲り上げ首から抜いていく。
 巨乳の久美より小さいがお椀型の形のよい乳房がプルンッと揺れた。桜色の乳輪の中心にある乳首は硬く尖っている。それほど弄られていないのだろうか、乳首の色まで桜色だった。
「綺麗だ……僕が想像していたより、ずっと美しいオッパイだ」
「やっ、恥ずかしい……」
 顔を赤らめ、乳房を隠すように両手で隠したみどりの前で腰を落とし、ホットパンツに手をかけると、咄嗟にみどりが俺の手首を押さえてきた。
 まだ、ためらいがあるらしい。
「ここまで、きてしまったんだ。もう後戻りはできないよ」
「ちっ、違うんです。一つだけ、約束してほしいんです」
「なんだい?」
「しゅっ、主人には絶対に内緒にしてください……」
 二人だけの秘密だと言ったのに、聞いていなかったのか? それとも、慎重なのか?
 しかし、よく考えればもこれからのことを、みどりの旦那に話せるわけがないじゃないか。そんなことは言わなくてもわかってほしいと思ったが、みどりがそれで納得してくるのであれば仕方がない。
「もちろん、約束するよ。君のご主人にばれたら僕も大変だ。それに、僕も妻に知られるわけにはいかない。家庭は壊したくないという気持ちは一緒だよ」
 ようやく迷いがなくなったのだろう、みどりの手の力が和らいだ。
 ホットパンツのボタンを外し、ジッパーを下げる。清楚な雰囲気なみどりのイメージを一変させるいやらしい黒のショーツが目に入った。




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