友美 高校生 17才

修学旅行で来た遊園地。友達とのじゃんけんで負けて、怖がりの私が、立ったまま乗るジェットコースターに挑戦することになってしまった。

「はい、こちらへどうぞー。あ、スカートの方はご遠慮ください」

案内役のお姉さんが、制服姿の私を引き止める。ところが、友達が強引に私を押し込んでしまった。

「お姉さん、友美は大丈夫ですから!」

「そうですか・・・。わかりました」

なんでスカートがダメなのか、乗ってみてすぐに分かった。立ったままなので、下からパンツが丸見えになってしまうのだ。

しかも、動き出したら、風でスカートがめくれてしまうのも間違いない。やっぱり下ろしてもらいたかったが、もう遅かった。

ガタンッ・・・ガタンッ・・・。

ジェットコースターはだんだんと高いところに上がっていく。私は怖くて下を見れない。

「おおーっ!あの女子、パンツ丸見えだぜ!」

下には男の子たちが集まってきているようだ。恥ずかしい・・・。スカートを抑えたかったが、手でバーを握っているため、見られるままでいるしかない。

ガタンッカタンッ・・・ゴゴー!

「・・・えっ、きゃー!」

ジェットコースターがぐるぐる回りながら、乱高下を始めた。私は足を肩幅まで開いて、立ったまま踏ん張る。

スカートがずっとひらひらと広がっているのが、分かった。怖くて下は見れないけど、感触で分かった。

きっと、下で男の子たちに、ばっちり見られているに違いない。今日は何色のパンツだったっけ・・・思い出せない。とにかく今は、怖い。

数十秒の時間が、何時間にも感じられた。ジェットコースターは速度をゆっくりと落としながら、元の定位置に戻っていく。

私は心臓のドキドキを深呼吸で抑えながら、自分のバーが外れるのを待った。

「はい、おつかれさまでしたー」

お姉さんが、足元のふらつく私を、出口まで案内してくれた。そこには友達と一緒に、たくさんの男子が集まっていた。

「いいもん見せてもらったなー」

「オレなんか動画にとったぜ、ほら!」

スマホの画面に、スカートがめくれあがってパンツが丸見えの私が映っていた。

「太もももパンツもたまんねーぜ!」

私、男の子たちのおかずになるんだろうか・・・。






























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