ベランダで下半身裸の人妻


赤城ポポ 作







美奈子 主婦 34才

夫が単身赴任で子供がいない私は、建てたばかりのマイホームに一人残っている。まだ若いつもりの私だけど、ひとりで過ごしていると、なんだかお年寄りみたいな気分になってしまう。

そんなとき、私の家の2階のベランダから、正面に隣の家の高校生の男の子の部屋が見えることに気付いた。きっと向こうからも見えているに違いないと思う。

いつものように洗濯物を干していると、部屋に男の子がいるのが見えた。漫画を読んでいるみたいだ。

「・・・あれ?」

男の子が、股間を触っているのが見えた。漫画の表紙をよく見ると、ちょっとエッチな本を読んでいるようだった。

私はその光景を下品だと思いながらも、一人暮らしで男女の営みのない、つまらない自分に気付いた。私もあの男の子も同じだ。

「私でも、あの子を興奮させられるかしら・・・」

カランッ・・・!

物干し竿を落として大きな音を立て、男の子の注意を引いた。彼の目がこちらを向いたのが分かった。私はあえて視線を合わせなかったので、男の子は私が部屋の中に気付いているとは思っていない。まだ、片手は股間に当てたままだ。

どうすれば、注意を引けるか・・・。考えた末、勇気を出して、私はおもむろにジーンズを脱ぎ始めた。男の子が部屋の中で動いたのが分かる。こちらを見ているのだ。

黒い下着が、露わになった。たぶん部屋の中からも、はっきりと見えているのに違いない。

「・・・えいっ!」

私は小さく叫んで、勢いをつけてパンツを脱いだ。一気に膝下まで引き下ろす。股間の陰毛が太陽の光を浴びて、はっきりと外に出た。

右足を上げながらパンツをするりと脱ぐと、それをベランダの柵にひっかけた。男の子はその一部始終を凝視している。股間を触る手のスピードが上がるのが分かる。

私は勇気を出して、男の子に対して正面を向いた。目と目が合う。男の子は驚いた様子だったが、股間を擦る手を止めない。

私は上半身Tシャツで、下半身裸の状態だ。脚の付け根で薄い陰毛が風にそよいでいる。もっと見せたい。いや、触ってほしい。

私は無言で、男の子に手招きした。男の子が部屋を出る。

しばらくして、ピンポーン。玄関のチャイムが鳴った。ひとり寂しかった私の、女としての魅力を再確認する時間が始まる。



































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