時代SM連載小説
『牢獄の美姉弟』
~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~
作者:縄吉及びShyrock(リレー小説)





第27話「陰核四方責め」

 しかし四肢を縄で固定されているため、陰核を襲う刺激から逃れることはができない。

「妙なことはやめてください!」
「さねの掃除をしてやってるんだよ。よほど綺麗好きなのか生娘の割りにはカスが溜まってねえがな。がはははは~」

 陰核と包皮の隙間に溜まっている恥垢を筆でこそげ落とそうとしているらしい。
 辰蔵は続けて陰核の下側を左から右へと筆を走らせる。

「うっ……!」

 今度は二度目ということもあって、懸命に声をこらえている。
 続けて陰核の右側を下から上へとなぞり上げる。

「ひぃぃぃぃぃ~~~っ!」

 目をぎゅっと閉じて顔を赤らめ必死に堪える志乃。
 いまだ性経験はないが、どうやらこれがはしたないことだと言うことは理解しているらしい。
 辰蔵は筆による責めを一旦止めて、志乃の様子を見る。
 続けて襲ってきた刺激が途絶えたことに、恐る恐る様子をみるように目を開ける志乃。
 その瞬間、辰蔵は陰核の上側をなぞった。

「ひゃぁぁぁ~~~っ!」

 油断していたところに与えられた刺激に、志乃は悲鳴を上げた。
 さらに辰蔵は陰核の上の包皮が折り重なっている部分に筆を突くように差し込み、クルクルと回した。

「くぅぅぅぅぅっ……!」

 しばらくそうやって責めた後、筆を止めて改めて志乃の陰核を観察する。
 進十朗や子分たちは、食い入るように辰蔵の筆さばきに見入っている。
 中には興奮のあまり下半身を膨らませている手下もいる。

 辰蔵はふたたび陰核の上側から周回するように筆を動かせる。
 一周して上に戻ってきたら逆回りで、それを何度か繰り返す。

「あぁぁぁぁぁぁっ~~~~~~!」

 しばらく動かしてから筆を引くと、志乃はガクッと強張っていたその身を弛緩させた。
 峻烈な感覚に晒され続けた志乃はぐったりして、その小振りで美しい胸を上下させながら荒い息を吐いている。

「どうだ? 直訴状の場所を言う気になったか? 言わねえとこの責めをずっと続けるぞ」
「言いません。絶対に言いません!」
「そうか? 吐く気がねえか? ここまでの責めはほんの序の口さ。これからが本番でもっとつらいぞ。耐えられるのかな?」
「え……?」

 今はまだ陰核と包皮の隙間を責めただけで、陰核自体には直接触れてはいない。
 包皮の内側も敏感な部分ではあるが、神経の集中している陰核自体と比べれば数段劣るだろう。
 つまり先程までの数倍の刺激がこれから志乃を襲うことになる。

 辰蔵は先程クリクリと筆を回していじめた陰核上部の包皮の重なり合う部分に再び筆を突き立てる。

「うっ……」

 軽く声を上げる志乃だが、すぐに先程の責めを思い出したのか身を固くして刺激に備える。
 しかし辰蔵は志乃の予想に反して、その場で筆を回すのではなく、すっと二分(6mm)程下へと引き下ろした。
 当然その軌道上には彼女の最大の弱点である陰核がある。
 先程の上下左右掃除で刺激されてしこり始めていた陰核は、上を通過する数百本の毛の暴虐に晒されることになる。

「!!??」

 あまりに突然で、そしてあまりに強烈な刺激に志乃は目を白黒させて声を上げることもできずにいた。
 どうやら、性経験が無いことに相まって、いきなり過ぎてその刺激が快感であることを受け入れられなかったらしい。
 淫靡な笑みを浮かべながら辰蔵は、筆を今度は逆に上に滑らせる。

「くううぅ~~~っ!?」

 遅れながらようやく刺激に意識が追い付いたのか、志乃は悲壮な声を上げた。
 辰蔵はその反応に満足し、筆を繰り返し上下運動させる。

「あっ……ひゃぁっ……やめ、だめ……そ、そこはやめてくださいっ!」

 筆が上下に行き来するたびに、断続的に嬌声が上がる。
 柔らかい筆だから苦痛は全くなく、純然たる快楽が志乃を襲っているのだ。

「や、やめてください!」
「やめて欲しければ直訴状の在り処を言え!」
「それは言えません」
「そうか、言わねえなら言うまで、もどかしい生殺しを味わってもらうぞ」<br />
「生殺し?」
「ふん、生娘のお嬢さんには意味が分からないだろうよ。身体でもって分からせてやるさ。がはははは~」

 辰蔵が意図した『もどかしい生殺し』とは焦らし責めのことであった。
 つまり陰核だけを責めイキそうになると筆を引き中断する、絶頂にイキそうでイケない生き地獄を味わわせようというのである。
 筆を駆使し陰核を責める辰蔵。
 志乃は言葉にならない声であえぎつづけた。

「ひゃぁ……あぁ……ふゎぁぁぁ~~~……」

 その光景の淫靡さに子分たちの中には股間に手をあてがう者も出る始末。
 そんな中、辰蔵が動かす手筆を止めることなく次なる指示を行なった。

「お松、お米、そろそろ用意はいいか?」
「はい、準備はできてますよ」

 まずお松が、辰蔵の陰核責めをしている少し下に筆先を向けた。

「お嬢さんのおしっこの穴はどこですかね?」

 聞こえよがしにそんなことをささやきながら、尿動口に筆先をあてがった。

「ひっ……!? そこはいけませんっ……!?」

 尿動口に筆が這いまわる。

「ひゃぁぁぁぁぁ……や、やめっ……!」
「お米、お嬢さんのおなかを押しておやりよ。うふ、やさしくね」
「はい、お松さん、どの辺を押しましょうかね?」

 お米は陰毛を失った恥丘の辺りに五本の指をあてがい、ぐいぐいと押し始めた。



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