時代SM連載小説
『牢獄の美姉弟』
~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~
作者:縄吉及びShyrock(リレー小説)





第20話「負けた志乃」
 
「おい、小僧、我慢できるかな、ヒッヒッヒ」と辰蔵は菊乃助の肉隗を手のひらで握り締めた。
「あっ、なにをする、やめなさい、放せ、ああっ」と菊乃助は腰をくねらせ悶えた。
「ヒッヒッヒ、悶え方が色っぽいじゃないか、いいかお前のこいつはガキだからまだ皮がかぶっているんだよ、今剥き上げてやるからな」と辰蔵は肉棒をしごき始めたのだ。
「あっ、やめろ、放せ、許さぬぞ、ううっ・・・」縛り付けられている菊乃助にはほとんど抵抗などできなかった。辰蔵にされるがまましかないのだ。

 いつの間にか菊乃助の肉隗は熱気を帯び始めていた。

「ヒッヒッヒ、小僧、俺の手でも気持ちいいだろう、硬くなってきたぜ、ハッハッハ」と辰蔵の手の動きはさらに早くなっていった。

 肉隗は太く、硬くそして長く勃起し皮をかぶっていた亀頭がむき出しになった。

「ヒッヒッヒ、これでいい、じゃあ始めるか」と辰蔵は肉棒から手を放した。

 熱気を帯びた肉棒はブルンと上向きに反り返った。
 辰蔵は山芋の入った桶を引き寄せた。
 菊乃助は桶の中のドロドロしたものを目にし体が硬直した。
 辰蔵は手にそのドロドロした山芋の汁を掬い取ると、菊乃助の顔を覗き込みニヤリと笑い、勃起した菊乃助の肉隗にその山芋の汁を塗りつけ始めた。

「ああっ、うっ、やめろ、やめてくれ、ああっ」菊乃助ははげしく悶えた。

 しかし、そんな声など聞き入れず辰蔵は穴に塗りこむように丁寧に塗りつけている。
 少し効き目が出てきた。菊乃助は恐怖に目が見開いた。
 異様なむず痒さが男根に襲い掛かってきた。

「ああっ、あっ、うっあーっ、ううっ、・・・・・」菊乃助の体が小刻みに震えだした。
「お願いです、やめて下さい、お願い」と志乃が見ていられず声を上げた。
「やめてもいいが、お前が白状するならだが、どうだ、白状する気になったか」

 志乃は口惜しそうに唇を嚙み締め顔をうつむけた。

「どうなんだよ、白状するのかしねぇのか、はっきりしろ」と辰蔵が声を荒立てた。

 志乃はどうしたらいいのか頭が混乱した。白状したらもはや江戸へ行く意味もない、それどころか父の命さへ危うくなる。しかし、このままでは菊乃助が気が狂ってしまうかもしれない。どうしたらいいのか、志乃は悩みに悩んだ。

「ああーっ、あああ、うっ、ああっ、痒い、ああっ、た、助けてぇ、ああっ、か、痒い・・・」菊乃助の声がいやでも志乃の耳に入ってくる。

 その声がどんどん変わっていくのだ。我慢できないのであろう。

「お願いです、や、やめて下さい」と志乃が声をあげた。
「白状する気になったのか」と辰蔵が志乃に聞いた。

 志乃は軽くうなずいた。

「よし、その密書はどこだ」
「お願いです、その前に、弟のその汁をふき取って下さい」と志乃は言った。
「その前に、直訴状のありかだ」
「それは必ず教えます、だから早く弟の・・・・」
「わかったよ、うそじゃねぇだろうな、しかし、俺達は手を出さねぇ、お前が自分でやれ、ヒッヒッヒ」
「縛られていてはできません」
「フッフッフ、口を使うんだよ、かわいい弟のためだ、それぐらいできるだろう、ハッハッハ」と辰蔵たちは笑った。

 志乃は悩んだ。こんな男達に見られながら弟の肉隗をなめまわすなどできるわけがない。しかし、このままでは菊乃助が発狂してしまう。志乃は顔を激しく歪めた。

「ヒッヒッヒ、お嬢さん、早くしねぇと弟が大変なことになるぜ、いいのか、ヒッヒッヒ」



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