時代SM連載小説
『牢獄の美姉弟』
~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~
作者:縄吉及びShyrock(リレー小説)





第15話「人前射精」

 菊乃助の意思とは逆にお米の手腕で肉隗は血管を浮き立たせ太く長くそして硬く反り返った。そんな菊乃助の股間を食い入るように眺めている女達は「あらすごいわ、あんなに大きくなるものなの」とか「うちの旦那もあんなに太くなってくれたらねぇ、ホッホッホ」などと囁きあっている。
 菊乃助は今は恥ずかしさより必死に堪えることに集中していた。こんな人前で醜態を演じてはならないと菊乃助はこみ上げてくる異様な快感と戦っているのだ。

「おい、お米、そろそろやめないと吹き出しちゃうぞ、いいのか、また小さくなってしまうぞ、ヒッヒッヒ」と辰蔵がお米に声をかけた。
「いいじゃない、小さくなったらまた大きくしてあげるよ、ホッホッホ」
「お前も好きだな、まかせるよ」と辰蔵はあきれたようにその場にしゃがみ込み菊乃助の肉隗を見上げた。
「おい、小僧、出してもいいぞ、お米が何度でも出させてやるそうだ、ありがたく思え、ヒッヒッヒ、おめぇの姉さんが現われるまで続けるってさ、ハッハッハッハ」

 その時、菊乃助が「あうっ、うっ」と全身を硬直させた。

「ほら、みんな、お坊ちゃんがいくわよ」とお米が叫んだ。観衆もざわめいた。

 菊乃助の顔が激しく歪んだ。その瞬間、充血した亀頭の先端からピュッピュッと断続的に白い粘液が勢い良く吹き出したのだ。

「ヒャー、ほらやったわよ」とお米は自慢げに叫んだ。観衆は身を乗り出し菊乃助の股間に目を釘付けにしている。

 射精は長く続いた。

「小僧、そんなに気持ち良かったのか、こんなに散らばしやがって、武士として恥ずかしくないのか」と辰蔵は見上げて言った。

 そんな言葉が菊乃助の屈辱心をさらに煽るのであった。射精は終わった。

「ホッホッホ、気持ちよかったかい、お坊ちゃん」とお米は手のひらで亀頭を包み込むように握った。
「ああっ、あっ、あああっ・・・」と菊乃助は激しく体を痙攣させもがいた。射精直後の亀頭部分はかなり敏感になるからなのだ。

 そんな悶える菊乃助の姿が観衆の女達を興奮させていた。

「お米、あとはまかせるぜ、俺は親分と打ち合わせだ」と辰蔵は中に消えた。

☯☯☯
 
 その頃、志乃は夜の準備にかかっていた。

「志乃さん、これ使って下さい」とお里が黒い着物のようなものを箪笥から出してきた。
「えっ、これは?」
「わたしの兄が着ていたものです。兄は忍者にあこがれ服部半蔵の一門に入れてもらったのですがすぐに戦いで切られ死亡したらしいのです。この忍者の着物だけが形見としてうちに届けられたものです。
「そんな大事なものを私が使うわけにはいけません」
「そんなことありません、兄は体が小さい方でしたから志乃様でも着られると思います。志乃様に使っていただければ何の役にも立たず死んだ兄も喜んでくれると思います。どうぞ使って下さい」お里は言った。
「お里さん、ありがとう、お借りいたします」と志乃は絶対今夜菊乃助を救い出すと心に決めるのであった。

☯☯☯

 その頃、辰蔵と笹川が密談していた。

「おい、辰蔵、姉が救いにくるとしたら、こんな野次馬に囲まれた昼に来るわけがねぇ、来るとしたら夜だ、わざと夜になったら見張りを手薄に見せるんだ、そして現われた所をひっ捕まえるんだ、いいな」
「へい、わかりました、夜が楽しみですぜ、親分、あの姉はすごい美人ですぜ、捕まえたら素っ裸に剥き上げて・・・ヒッヒッヒ」と辰蔵はいやらしく笑った。
「辰蔵、女だと思ってヘマするんじゃねぇぞ」
「わかっていますよ、用心棒の先生方も少し増やしましたし、それと仕掛けもいろいろと用意させていますからご心配なく、ヒッヒッヒ」

 志乃はそんなこととも知らず今夜決行するのだ。果たして救い出せるのであろうか。



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