時代SM連載小説 『牢獄の美姉弟』 ~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~ 作者:縄吉及びShyrock(リレー小説) |
第14話「屈辱の人前放尿」
志乃は菊乃助のそんな姿に目を向けていられず、お里の背中に顔を押し付けていた。
「なんていうことを、こんなことまでしなくても・・・・」とお里は唇を嚙み締めた。
「お里さん、これ以上この場にいられません、このままじゃ飛び出して行きそう、なにもできない自分が口惜しくて・・・・・」
「志乃さん、我慢して、一旦家に戻りましょう」とお里は志乃に言った。
「はい、そうしましょう」と志乃は顔を上げ菊乃助の方に目を向けた。
その時、丁度菊乃助の放尿が始まったのだ。
志乃はハッとして目を背けた。
音をたてて壷の中に放尿が続いた。観衆もそんな光景にざわめいた。
「志乃さん、行きましょう」とお里は志乃の手を引いて人混みを掻き分けその場から急いで離れた。
志乃は心の中で菊乃助許して、なにもできないこの姉を、必ず救いに来るからそれまで命は大事にしてと叫ぶのであった。
かなり我慢していたのであろう、菊乃助の放尿は長々と続いた。昨夜から厠にも行かされずまだ肌寒い朝から裸で磔にされているのだから仕方ないことなのであろう。
しかし、武士としての菊乃助にとってこんな人前で放尿を演じている屈辱は死ぬより辛いものなのであろう。
ようやく放尿が終わった。菊乃助は頬を真赤に染め顔を恥ずかしそうにうつむけている。
「ホッホッホッホ、長かったわね、でも楽になっただろう、フッフッフ」とお米はつまんでいた男根を折り曲げるようにして褌の中に押し込んだ。
「おい、お米、一旦みんなに見せたんだ、そんな褌など取ってしまえよ」と辰蔵が笑いながら言った。
「そうだそうだ、取ってしまえ」と観衆からも声がかかった。
「そうかい、なんか可哀想だけど、いいか、フッフッフ」と菊乃助の顔を覗き込んだ。
菊乃助は口惜しそうに顔を背けた。
お米の手が腰紐の結び目にかかった。
「ああっ、ううっ」と菊乃助はいやいやというように顔を左右に振った。
しかし、可哀想にも結び目は解かれ股間を覆っていた布切れは股の間から引き抜かれた。
「ああっ」と菊乃助は顔を激しく歪めた。
観衆からもため息が漏れた。特に観衆の女達の目は菊乃助の股間に釘付けになっていた。
菊乃助は気が狂いそうな恥ずかしさに襲われた。武士としてこんな多くの町民に性器を晒す屈辱は死ぬより辛いものであろう。それだけではない、股間の陰毛はツルツルに剃り上げられ毛をむしり取られた鶏がらのような肉隗を晒しているのだ。気が狂いそうな強烈な恥ずかしさに菊乃助は気が遠くなっていくのであった。
「フッフッフ、お坊ちゃん、そんなに恥ずかしいのかい、どうせ見せるならもっと立派なものを見せてやりなよ、こんなグニャグニャなものじゃなくさ、フッフッフ、私が手伝ってあげるからさ、頑張っておっ立ててみな」とお米は男根を手のひらで包み込むようにやさしく握り締めた。
「ああっ、うっ」と菊乃助は腰をくねらせた。
お米の手が巧妙に動き始めた。
「ああっ、あっ、ううっ」と菊乃助は顔を左右に振り悶えた。
「ほら、おっ立ててみろ、ヘッヘッヘ」などと観衆も興奮して囃し立てて来る。
必死に耐えようと我慢している菊乃助であったがお米の巧妙な手腕には勝てなかった。
男根は反応し始めお米の手の中でムクムクと膨張し始めた。
「あら、若いとこんなに早く硬くなってくるのねぇ、ホッホッホ、いいのよ、思い切って大きくしなさい、昨日の夜のようにね、フッフッフ」とお米は手の刺激を強めていくのであった。
見る見るうちに肉棒は血管を浮き立たせ反り返るように勃起した。
菊乃助はこんな人前で女郎のような女にしごかれ肉隗をそそり立てている自分に恥じ目尻から大粒の涙を流すのであった。