時代SM連載小説
『牢獄の美姉弟』
~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~
作者:縄吉及びShyrock(リレー小説)





第10話「今度はお美知と二人」                            

 分銅がクイックイッと持ち上がった瞬間、ピューと肉隗の先端から白い粘液が飛び出したのだ。

「ヒャー、この子やっちゃったわ」とお米は横によけた。
「ううっ、うっ・・・」と菊乃助は全身を硬直させながら肉隗の先端から断続的に射精をくり返している。
「ハッハッハッハ、小僧、そんなに気持ちよかったのか、お米、絞り出してやれ、ヘッヘッヘ」と辰蔵が言った。
「あいよ」とお米は菊乃助の肉棒を根元から絞り出すようにしごきだした。
「ああっ、うっ、あっ、ああ」菊乃助は目を閉じあえぐような声を漏らし、今まで経験したこともない下腹部の快感に我を忘れて女のように悶えるのであった。
「おい、小僧の悶える姿も興奮させるじゃねぇか、変な女より色っぽいぜ、ヘッヘッヘ」などと囃し立てるのだ。

 菊乃助の射精が止まった。菊乃助の前方の畳には白い粘液が大量に撒き散らされていた。

「あら、派手にやってくれたわねぇ、やっぱり若いと量もすごいじゃない、辰蔵さんはこんなにはでないでしょう、ホッホッホ」
「うるせぇ、お米、俺も昔はこんなもんじゃなかったぜ、でも今でも若い美人とならまだまだいけると思うぜ」と辰蔵は負けずに言った。
「うそばっかり、この間なんか私がいくらしごいてやっても起たなかったじゃないか」とお米が言った。
「お米、よけいな事言うんじゃねぇよ、あれはお前がブスだからにきまってるじゃねえか、この小僧の姉上みたいな美人なら触られただけでも出ちゃうかもな、ヒッヒッヒ」
「負け惜しみ言ってるよ、フッフッフ」
「こいつの姉さん捕まえたら、絶対やらせてみるぜ、楽しみだ」
「ああ、その時は見せておくれ、フッフッフ」
「お松、ところで余興はこれで終わりなのか」と辰蔵が聞いた。
「まだあるわよ、いぼ縄詰めが、フッフッフ、お美知、お前この間やられたばかりだよね、フッフッフ、そうだ、いいこと思いついた、お美知、お前も一緒にいぼ縄責めを受けるんだよ、お坊ちゃんとどっちが早く根を上げるか競争だ、フッフッフ、辰蔵さん、お美知も抵抗できないように縛っておくれ」とお松は言った。
「いやです、あれだけは、許して下さい、ああっ」お美知は逃げようとしたが男達に押さえつけられ後ろ手に縛り上げられていった。

 菊乃助を吊っている縄が解かれその場所に二つの茶箱が運ばれてきて並べて置かれた。
 菊乃助はなにをされるのかとおろおろしている。お美知の顔は青ざめ恐怖に満ちた顔になっている。いぼ縄責めの恐ろしさを知っているからなのであろう。
 菊乃助とお美知は無理やり足を広げられ四尺程の青竹の両端に足首がそれぞれ縛り付けられていった。

「お美知、お前だけこんなものつけていちゃあ、お坊ちゃんに悪いぜ、お前もスッポンポンだ」と辰蔵はお美知の褌の紐の結び目を解いて、サッと股間から引き抜いた。
「ああっ」とお美知は腰を曲げた。

 二人は男達に持ち上げられ茶箱の上に仰向けに乗せ上げられていく。そして足首を縛った青竹の両端に縄が結び付けられ、その縄尻が茶箱の上の鴨居に通され男達の手で引かれた。
 二人の足はV字に上に吊り上げられ恥ずかしい股間が丸見えにされたのだ。それだけではない二人のお尻の下に枕が差し込まれた。二人の恥ずかしい部分がさらに強調された。全てが丸見えなのだ。

「ハッハッハッハ、いい眺めだぜ、それにしても神様うまく造ったもんだぜ、見ろよ女と男の違い、ヒッヒッヒ、しかしケツの穴は同じだ、どっちもかわいい穴してるじゃねぇか、お松、これから始めるいぼ縄責めってやつはこのケツの穴を責めるんだろう」
「そうだよ、面白いから、フッフッフ」とお松は笑った。
「辰蔵さん、今からいぼ縄を作るから、できるまでの間この二人のお尻の穴をそこにある筆で可愛がっておやり」とお松が言った。
「わかった、まかしておいてくれ」と辰蔵ともう一人の男が筆を手に取り二人の丸出しの股間の前にしゃがみ込んだ。
「やめてぇ、お願い、許してぇ」とお美知が声をあげた。
「うるせぇ、お美知にも猿轡を噛ませてしまえ」と辰蔵が言った。

 すぐにお美知は豆絞りで猿轡を噛まされた。
 お松とお米は麻紐を手にし一寸おきに結び玉を作り上げている。

「ああ、ううっ、いいっ、ああっ」と二人のうめき声が聞こえ始めた。

 筆が肛門を刺激し始めたのだ。男達は二人の股間が見える側に集まりだした。
 何十人もの視線が二人の股間に集まっているのだ。隠すこともできない屈辱的姿にされすぐそばから観察されるようにそして見比べられるように眺められる恥ずかしさは耐え難いものであろう。



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