時代SM連載小説
『牢獄の美姉弟』
~捕われの志乃と菊乃助の屈辱の日々~
作者:縄吉及びShyrock(リレー小説)





第8話「肛門責め」                                

 まわりを取り囲んで座っている男達から声がかかった。

「小僧、がんばれよ、持ち上げられねぇ時はちょん切っちゃうぞ、ハッハッハッハ」

 菊乃助はそんな言葉に猿轡をきつく嚙み締めた。
 お美知の持った筆先が肉隗を刺激しているもののなかなか分銅は持ち上がろうとはしない。

「おい、お美知、なかなかお坊ちゃん興奮しないじゃないか、ケツの穴でも刺激してやりな、ほらやってみな」とお松が言った。

 お美知はなにか躊躇している。

「どうしたんだい、お美知、お坊ちゃんの後ろに回りな、ほら、早くするんだよ」とお松はお美知を急かせた。

 お美知は仕方なさそうに菊乃助の後ろに回った。

「ほら、お美知、お尻の割れ目を思いっきり広げるんだよ、早くしな」お松はニヤニヤして言った。
「おい、お美知、早くやれ」などと男達からも声がかかる。

 お美知は言われるまま菊乃助の尻肉に手をかけた。「ごめんね、こんなことして」とお美知は菊乃助を見上げて言うと引き締まった尻肉の割れ目を左右に広げた。

「ああうっ、ううっ」と菊乃助は激しく顔を歪めた。

 お美知は丸見えになった肛門に目が釘付けになったがハッと我に戻り目を背けた。

「お美知、なにを恥ずかしがっているんだよ、ケツの穴ぐらいで、ホッホッホ、かわいい穴してるじゃないか、ほらよく見てあげな」とお松はニヤニヤして言った。
「お美知、始めな、筆を使うんだよ、ほら」
 
 お美知は仕方なく筆先を肛門に押し付けた。

「ううっ、あうっ・・・・」と菊乃助は体を仰け反らした。

 肛門を筆先でくすぐられる感触は想像を超えてかなりの刺激であった。菊乃助の体はガクガクと痙攣している。
 肉隗が反応し始めたことがわかる。肉棒はムクムクと反り返り始めた。分銅が少し持ち上がりかけたがまた床についた。重すぎるのであろう。

「お美知、お坊ちゃんのケツの穴に指でも入れてあげな、持ち上げるかもしれないよ、ホッホッホ、お美知、やってみな」とお松はけしかけた。
「そうだ、お美知、小僧のケツの穴可愛がってやれ、ヒッヒッヒ」などと男達からも声がかかった。
 
 お美知は筆を持っていない方の左手を肛門に近づけていった。
 左手の人差し指が肛門に押し付けられた。

「うっ、ううっ、あっ・・・」と菊乃助は顔を歪めた。

 指先がヌルッと肛門に差し込まれた。菊乃助の顔が激しく歪み体を弓なりに仰け反らした。

「お美知、もっと深く差し込むんだよそして中をかき回してやりな、フッフッフ」とお松は声をかけた。

 お美知の人差し指はさらに深く差し込まれていく。

「あああ、うっううう、あっ」菊乃助は体内に差し込まれてくる女の指の異様な感触に全身が震えだした。

 お美知の指は根元まで差し込まれた。

「あっ、あっ、ああっ、うっ・・・」と菊乃助のうめき声が部屋に響き渡った。

 それと同時に、分銅が持ち上がり始めたのだ。

「いいぞ、小僧、その調子だ、ほら行け」などと男達がはやし立てた。

 菊乃助の肉棒は血管を浮き立たせ反り返った。分銅がグーと持ち上がった。

「ひゃー、この子、やったわよ、みんな見てよ」とお松ははしゃいで言った。
「それにしてもいい気なもんだわね、どんなに気持いいか知らないけど、武士がおちんちんで分銅を吊り上げるなんて聞いたことないわ、少しは恥を知りなさいよ、ホッホッホ」とお松は菊乃助の顔を覗き込むようにして言った。

 そんな言葉に菊乃助は今自分が演じている行為に恥じ顔を真赤に染め目尻から涙を流すのであった。肉棒は急に力を失い分銅は床に着いた。

「あら、気にしちゃったのかしら、分銅が下がったじゃないの」とお松は菊乃助の亀頭を指でつまんで言った。
「お松、一旦は持ち上げたんだ、それで許してやれよ」と辰蔵が言った。
「あら、辰蔵さん、やさしいのね、わかったわ、でももう一個あるのよ、これは持ち上げられるかしら」とお松は一番大きな分銅を手にとって言った。
「まだあるのかよ、これじゃあ小僧も大変だな、ハッハッハ」と辰蔵が言った。
「そうよ、これも持ち上げたらこの余興は終わりにしてあげるわ、でも持ち上げれないときは持ち上げるまでいつまでも続けるからね、わかった、お坊ちゃん」お松は意地悪げに言った。

 お松は紐の先の分銅を外した。錘をはずされた肉棒はまだ余力を持っていたのであろうブルンと上に反り返った。



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