縄吉作 |
第一章“男根責め” ある朝番所に投げ文があった。 それには呉服問屋三笠屋の一人娘お里が妻子のある三笠屋の番頭松吉と不義密通をはたらいている由書かれていた。 早速、役人は二人を番所に引き立てた。 後ろ手に厳重に縛られたお里と松吉は番所の土間に並んで正座させられている。 鬼同心との評判の高い黒田源吉と岡引の吉松、鉄平の三人がニヤニヤして二人を眺め回している。 「おい、松吉、キサマよくもお世話になっている三笠屋の娘と不義密通などはたらいたもんだな」 「お役人さま、私には身に覚えのないことでございます。濡れ衣です」 「うるせぇ、お前達が密通しているところを見たものがいるんだよ、早く白状してしまった方が身のためだぜ、お里まで痛い目にあわせてもいいのか」 「本当に身に覚えのないことでございます、お役人さま」 「まだそんなこと言うのか、仕方がねぇ、体に聞くしかないようだな」と黒田は岡引の吉松と顔を見合わせニヤリと笑った。 「よし、吉松、二人を責め蔵に連れて行け」と黒田が合図した。 「おい、お二人さん、立つんだよ」と吉松と鉄平はそれぞれ二人の縄尻を手に取ると無理やり立ちあがらせ裏口から裏庭へと連れ出していくのだ。 「お役人さま、信じて下さい、無実です」と松吉は背中を押されながら振り向き黒田に訴えるのだ。 「黙って歩け、白状するまで責めあげてやるからな、ヒッヒッヒ」と吉松は足で松吉の尻を蹴り上げた。 「ウウッ」と松吉はよろめいた。 裏庭に土蔵が建っている。 その中を黒田は罪人の拷問蔵に改造してあるのだ。 特に女の責め具は自分の趣味にあわせあらゆるものが用意されていた。 黒田は役人の地位を利用し女を責めることに生きがいを感じているような男だった。 不気味な土蔵の部厚い扉が開けられた。 「黙って入るんだよ」と二人は背中を押され中に足を踏み入れた。 高い位置にある小さな窓しかない土蔵の中は薄暗かった。 鉄平が柱に立てられている蝋燭に灯りをともした。 その灯りに照らし出された内部を目にし、松吉とお里は唖然とした。 なんと土蔵の真中に素っ裸にされた若い女が天井から吊られた三尺程の青竹の両端に足首を縛り付けられ逆さ吊りにされているではないか。 「ヘッヘッヘ、驚いたか、この女はな、盗みに入った罪で責めあげている途中なんだよ、なかなかしぶとい女でなぁ、まだ白状しやがらねぇ、おい、お竜、白状する気になったか」と吉松が吊られている女をクルッと回し正面を向けさせた。 体中に赤いアザがついている。 竹でぶたれたのであろう。 お里はあまりの惨い姿に目を背けた。 「ヒッヒッヒ、お前達も早く白状した方が身のためだぜ」と吉松はお里の方にジロリと目を向けた。 松吉は背筋が凍るような恐怖感に言葉もでなかった。 女が吊り下げられている下の床に一枚の紙が敷かれている。 その上になにか黒いものが散らばっている。 松吉はそれが毛であることを目にし、吊られている女に目を移し唖然とした。 なんと女の股間には一本も毛がなく生々しい女の亀裂が剥き出しになっているではないか。 剃り取られたのだ。 なんとひどいことを。 「ヒッヒッヒ、松吉、見たか、白状しねぇとお里もこんな目にあうことになるんだぜ、いいのか」と吉松が見せ付けるように吊られている女の股間を手で撫であげた。 「アアッ、いやぁ」と女の口から声が漏れた。 「おい、鉄平、この女の吟味は後回しだ、下ろして牢に入れておこうぜ」と吉松は鉄平と二人で吊り上げている縄を緩め女を床に下ろし始めた。 その隙を見て松吉とお里は縛られた姿で逃げようと入り口に走った。 「こら、待て!」と吉松と鉄平はあわてて女から手を放した。 松吉とお里が扉を体で押して外に出ようとした時黒田が立ちふさがった。 「そんな姿で逃げられると思ったのかよ、残念だったな」と二人を中に戻すと扉を閉め鍵をかけてしまった。 「吉松、気をつけろ」と黒田が怒鳴った。 「へ、へい、すみません」と吉松と鉄平はペコペコと黒田に頭を下げ謝った。 黒田は床に転がっている女に近づき見下ろすと「おい、吉松、お前また毛を剃りあげたのか」 「へ、へい、女は痛めつけるより辱める方が効果があるんで」と吉松は頭をかきながら弁解している。 黒田はしゃがみ込むと女の足を無理やり広げ指先で毛を失った柔肉をグイッと広げ中の臓物を剥き出しにさせた。 「ああっ、やめて」と女は体をくねらせ悶えた。 「ヒッヒッヒ、いい色してるじゃねぇか、後で楽しませてもらうか、吉松、この女は外の松ノ木にでも縛り付けておけ」と黒田は命令し女の股間から手を放した。 吉松と鉄平は女を立ちあがらせ縄尻をつかむと女の背中を押して外へと引き立てていくのだ。 女は体を折り曲げるようにしてヨロヨロとした足取りで追いたてられていった。 黒田は部屋の隅に体を寄せ合い呆然として立ちすくんでいる松吉とお里に目を向け 「あんな目にあいたくなかったら早く白状することだな、素直に白状すりゃお慈悲もあるんだぜ、打ち首獄門がいやなら早く白状するんだな、そうすりゃ俺がお代官様に言って二日間の晒し者の刑位にしてもらってもいいんだぜ、どうだ」 「お役人さま、本当に私達は身に覚えのないことです。よくお調べくださればわかることです、お願いですよく調べてください」と松吉は目に涙を浮かべ黒田に訴えた。 「うるせぇ、まだそんなこと言っているのか、仕方がねぇ、二人とも拷問にかけるしかねぇな」と黒田が言った時土蔵の扉が開き、吉松と鉄平が戻ってきた。 「黒田の旦那、女は松ノ木に吊るしてきましたぜ、役人達が集まってきて目の保養していますよ」と吉松がニヤニヤして言った。 「そうか、ご苦労、じゃあ、この二人を責めあげるか、まづは男の方を駿河問いにするぞ、松吉の着物を脱がせて用意しろ」と黒田が命令した。 吉松と鉄平はお里の縄尻を柱に結びつけ無理やり猿轡を噛ませた。 「ギャアギャア騒がれると困るからな」と吉松は屈辱に顔を歪めるお里の顔を覗き込み言うと「よし、 松吉、覚悟しな」と鉄平と二人で松吉の縄を一旦解き着物を無理やり脱がせていくのだ。 「やめて下さい、無実です」 「うるせぇ、観念しな」と褌一枚にされた松吉を床に転がすと手足を背中に折り曲げさせ一緒にして縛りあげていく。 逆海老の姿に縛られた縄尻が天井の滑車に通され引かれていく。 縄がピンと張り松吉の体が徐々に吊り上げられていく。 「ウッ、ウウッ、痛い」と松吉の口から声が漏れた。 松吉の体が弓なりに反って吊り上げられていく。 床から五尺程の高さまで吊り上げられると縄尻が柱に結び止められた。 松吉の体が折れそうな姿でゆっくりと回っている。 松吉の顔は強烈な背中の痛みに激しく歪んだ。 お里はあまりの光景に目を背け体を震わせているのだ。 黒田は松吉に近づくと「辛いか、背骨が折れるかもしれないぜ、早く白状した方が身のためだせ」と手で松吉の体を押した。 「アアッ、ウッ」と松吉がうめいた。 松吉の体が左右に揺れている。 「無実です、お許しを」 「まだ、そんなこと言うのか、背骨が折れてもいいのか・・・・よし、錘をつけろ」と黒田が命令した。 腰に錘をつけるとさらに背骨にきいてくるのだ。 吉松が黒田になにか耳打ちしている。 「フッフッフ、おもしろい、やれ」と黒田がニヤニヤして言った。 数種類の大きさの分銅が用意された。 分銅にはそれぞれ麻紐が結び付けられていた。 吉松と鉄平は吊られている松吉の所に寄ると松吉の褌の結び目を解き始めた。 「なにをする、やめろ、ああっ」と必死に不自由な体をよじらせ抵抗するのだが松吉達の手で簡単に褌が取り去られてしまった。 みじめにも松吉は男根を男達の目に晒す羽目になったのだ。 縛られていては隠すこともできない。 「ヘッヘッヘ、なんてザマだ。こんなもの晒して」と吉松が指で松吉の肉隗をはじいた。 「ウッ」と松吉がうめいた。 「松吉、錘は腰に結びつけるのだが、お前は特別だ。ここに結んでやるぜ」と吉松が突然松吉の男根を無造作に握ったのだ。 「アッ、やめてくれ、放せ、ウッ」と松吉は狂ったようにもがいた。 「おい、鉄平、俺が押さえているからここの根元に結びつけろ」と吉松は松吉の男根を引き伸ばすようにして言った。 「へい、兄貴、まかしくれ」と鉄平は床に置いてある分銅のうち大きいのを手にとった。 「おい、鉄平、最初からそんな大きいのじゃ本当に背骨が折れてしまうぜ、小さいのから始めな」と吉松があわてて言った。 「へい」と鉄平は小さな分銅と取り替え「兄貴、どこに結ぶんですか」と聞いた。 「ほら、そこの袋の根元だよ」「は、はい、わかりました」と鉄平は分銅が取りつけられている麻紐を松吉の男根の根元に巻きつけだした。 「やめてくれぇ、アアッ」と松吉は苦痛と屈辱に激しく顔を歪めた。 結び終わると鉄平は無造作に持っていた分銅を手から放したのだ。 麻紐がピンと張った。「ギャー」と松吉の悲鳴が土蔵の中に轟いた。 第二章“屈辱の拷問” それからどれほど経ったのであろう。 松吉は素っ裸のまま後ろ手に縛られ足首も揃えて縛られ床に転がされていた。 男達の獲物はお里に変わっていた。 お里は上半身を裸にされた姿で亀甲縛りにされていた。 お里は男達に眺め回される恥ずかしさに頬を紅く染め正座したまま顔を俯けていた。 「お里といったな、歳はいくつじゃ」と黒田が聞いた。 「十、十六です」とお里は震えた声で答えた。 「ヒッヒッヒ、若いな」と男達は顔を見合わせニヤリと笑った。 「お役人さま、私達は身に覚えのないことです、本当です。」とお里は目に涙を浮かべ黒田に言うのだ。 「そうか、まだ白を切るつもりか、体に聞くしかないようだな」と黒田は剥き出しになって縄で引き絞られている可愛いお里の乳房を眺めまわした。 「よし、女を吊り上げろ」と黒田が言った。 吉松と鉄平はお里を両側から抱えるようにして天井から釣り下がっている縄の所までひきずっていくのだ。 釣り下がっている縄がお里の縄に結び付けられる。 吉松達は縄を引いた。 グイッ、グイッとお里の体が吊り上げられていく。 お里の足が床を離れた。 縄が柔肌に食込み締め付けられる。 「あっ、ウウッ」とお里がうめいた。 足が床よりニ尺程離れたところで縄止めされた。 お里の体がゆっくりと回っている。 その回りを男達は取り囲みニヤニヤして眺め回しているのだ。 黒田が竹の棒を手に取った。 ビシッと竹の棒がお里の背中に振り下ろされた。 「キャー」と悲鳴が轟いた。 続けて竹の棒が背中に振り下ろされる。 「アアッ、ウッ」と吊られた体を硬直させるお里だった。 「今度は尻だ、着物をめくり上げろ」と黒田が指示した。 「へい。まかして下さい」と鉄平がニヤニヤして近寄ると着物の裾を掴み一気にめくり上げた。 「アアッ、いやぁ」とお里が叫んだ。 お里の白く形のよい双臀が男達の目に晒されたのだ。 「ヒャー、いいケツしてますねぇ」と鉄平は生唾を飲み込み見惚れたように目を釘付けにするのだった。 「いやぁ、見ないで、アアッ」とお里は自分の恥ずかしい姿にうろたえるのだった。 「ヒッヒッヒ、旦那、俺が押さえていますよ」と鉄平は剥き出しになった白いお里の双臀の感触を楽しむかのように手で押さえ「どうぞ、旦那」とリヤリと笑った。 竹の棒が振り下ろされた。 ビシッと強烈な音がした。 「キャー」とお里は吊られた体を弓なりにのけ反らした。 ビシッ、ビシッと竹の棒はお里の白い双臀を襲った。 男達の目に双臀を晒す恥ずかしさと耐えきれない痛さにお里は失神してしまった。 「若いのにしぶとい女だなぁ」と黒田が竹の棒を下ろした。 「旦那、女ってのは男より痛さに耐える力があるらしいですぜ、女を吐かせるのは辱めるほうが効きますぜ」と吉松が黒田に耳打ちした。 「そうか、女責めはお前の得意とするところだな、吉松、お前にまかせるぞ、拙者は見物といこうか、フッフッフ」と黒田は竹の棒を床に投げ捨てるとそばにある台に腰を下ろした。 「おい、鉄平、手伝ってくれ」と吉松はお里を吊っている縄を緩め床に下ろした。 吉松はすばやく失神したままのお里の帯を解き始めた。 着物の裾が広げられる。 男達の目にお里の全裸像が晒された。 白くなめらかな腹部、くびれた腰の悩ましい曲線そして股の付け根を覆った淡い陰毛のふくらみ、男達は口をあけたまま見惚れてしまうのだった。 「なんといい体だムラムラするな」と吉松は失神したままのお里の上半身を起こすとお里の足をあぐらに組ませ足首を交差させて縛っていく。 その縄尻をお里の首に回し引き絞った。 お里の体が二つ折りに曲がった。 すばやくその縄は足首を縛った縄に結び止められた。 その時お里が気がついた。 「あれぇ、いやぁ、何をするのやめてぇ」ともがくのだがあぐら縛りにされた体はビクとも動かないのだ。 「お里、気がついたか、今度は女責めだ、恥ずかしいぞ白状するなら今のうちだぜ」と吉松は意地悪げに言うのだ。 「本当に身に覚えがないことです、許してください」とお里は泣きながら言うのだ。 「どうしても白状する気がないようだな、しかたがねぇ」と吉松はお里の体を後ろに押し倒した。 「キャー、いゃあ」とお里の悲鳴が響き渡った。 あぐら縛りにされているお里の体はあお向けになり、双臀は持ちあがり女の恥ずかしい局部が男達の目に丸見えにされたのだ。 女にとってこんな恥ずかしい姿はほかにないであろう。 「お里、大事なところが丸見えだぜ、ヘッヘッヘ」と吉松は顔を寄せて覗き込むのだ。 「イヤァ、見ないでぇ」とお里は顔を激しく左右に振り叫ぶのだった。 「ヒッヒッヒ、穴が口を開けてるぜ、鉄平、見ろよ、中は真っ赤できれいなもんじゃないか」と吉松は指先でお里のあらわな肉襞を広げ出すのだ。 「イヤァ、やめてぇ!」とお里は始めて経験する局部へふれられる異様な感触に全身を波打たせ悶えるのだった。 しかし、厳重な海老縛りはお里の自由を完全に奪っていた。 ただ吉松にされるがまま耐えるしかないのだ。 太い吉松の指が内部まで挿し込まれてくる。 「アアッ、イヤー」とお里は絶叫した。 「へっへっへ、中は暖かいぞ、お里、そのうちに気持ち良くなってくるからな」と吉松は挿し込んだ指先を肉層の中でクネクネと動かし内部の感触を楽しむように責めてくるのだ。 鉄平も我慢しきれず手を伸ばし丸出しになっているお尻の穴をおもしろがって触り出すのだった。 「アアッ、ウッ、いやぁ」とお里は必死にその感触と戦っていた。 「よし、はじめるか」と吉松は壁の棚から何かを持ってきた。 それは男根を形取った巨大な張りがたであった。 「お里、これがなにかわかるか、ヒッヒッヒ、お前の下の口でくわえるものだよ、最初は少し痛いかもしれねぇが、そのうち天国にも昇るような気持ちになるぜ」と吉松はお里の割れ目に指を挿し込み愛液を掬い取るようにしてその張りがたに塗り付けだすのだ。 お里の裸身がガクガクと震えている。 吉松は愛液で光った張りがたをゆっくりとお里の柔肉の亀裂に押し当てた。 「キャー、やめてぇ!」とお里の悲鳴が土蔵に響き渡った。 「ウウッ」とお里の顔が激しく歪んだ。 張りがたの先端が挿し込まれたのだ。 なにせ普通の倍もあるほどの太さでイボイボまでついている異様な張りがたなのだ。 お里は局部の激痛に声も出ず激しく顔を歪め唇をきつく噛みしめていた。 はじめて経験する局部の異物感にお里の全身がガクガク震えている。 「ヒッヒッヒ、お里、気持ちいいか、もっと奥まで入れてやるぜ」と吉松はグイッと張りがたをさらに深く挿し込んだ。 「ウッ」とお里の体が硬直した。 「兄貴、随分深く入るものですね」と鉄平が横から口をだした。 「まだまだ奥まで入るぜ」と吉松はさらに押し込んでいくのだ。 「よし、鉄平、お前これを抜き差ししてやれよ、まかせるぜ」と吉松は張りがたから手を放した。 「ヒッヒッヒ、いいのですかい」と鉄平はニヤリと笑い女の肉層に突き刺さっている張りがたを握った。 「おい、お里、俺が気持ち良くしてやるからな」と鉄平はゆっくりと張りがたを動かし出した。 「キャー、いやぁ、やめてぇ」とお里は不自由な体をはげしくくねらせ悶えている。 張りがたの動きが速くなってくる。 ピチャピチャと肉層から音が出てくる。 お里は額に脂汗をにじませ朦朧とした視線を天井に向け全身を痙攣させているのだ。 そんな張りがた責めが長々と続きようやく張りがたがヌルッと引きぬかれた。 股間の柔肉の谷間はにじみ出た愛液に濡れ悩ましく光っていた。 「お里、終わったわけじゃないぜ、今度はケツの穴だ」と吉松は大きな玉が十個程連なった責め具を持ち出してきた。 「ヒッヒッヒ、この玉を1個づつ押し込んでやるからな、全部飲み込むのはつらいと思うぜ、ヘッヘッヘ」と吉松は無防備に晒したお里の肛門にその連なった玉の1個を押し当てた。 「キャー」とその異様な感触にお里が絶叫した。吉松は親指でグイッとその玉を押した。 ヌルッと1個目の玉が穴の中に消えた。 「ヘッヘッヘ、いい格好だ、尻尾ができたぜ」と吉松はお里の肛門を指差し笑い出すのだった。 お里はあまりの恥ずかしさに顔を真っ赤に染めるのだった。 「次行くぜ」と吉松は二個目の玉を押し込んだ。 「ウッ」とお里の顔が歪んだ。 「三個目だ」と吉松はどんどん続けて押し込んでくる。 体内の異様な異物感にお里の全身がガクガクと震えた。 とうとう十個の玉が押し込まれ、玉を連ねた紐の端が肛門からぶら下がっていた。 「ヒッヒッヒ、抜く時のほうが刺激が強いぜ」と吉松は紐の端をチョイと引いた。 「アアッ」とお里の体がビクッと震えた。 玉が1個肛門から顔を出した。 「もう1個行くぜ」と吉松は紐を引いた。 肛門を広げ二個目の玉がニョロッと顔をだしてくる。 「面倒だ、ほれっ」と吉松が一気に紐を引いたのだ。連なった玉がヌルヌルと引き抜かれた。 「キャー」とその異様な感触にお里は悲鳴をあげるのだった。 「兄貴、ケツの穴なら男にもあるぜ、松吉も一緒にやりませんか」と鉄平が吉松に言った。 「それはおもしろい、鉄平、松吉はお前がやれ」と吉松は答えた。 「へい、まかして下さい」と鉄平は床に転がされている松吉の足を掴み、お里の所まで引きづってくると、無理やりお里と同じようなあぐら縛りにしお里のすぐ隣に並べたのだ。 「なんといい眺めだ」と吉松と鉄平は男と女の性器をありありと露出させ尻の穴までも晒して並べられた二人の姿を見て笑い出すのだった。 「よし始めるぞ」と二人はそれぞれの尻の穴に玉を押し込み始めた。 「どっちが早く飲み込むか競争だ」と吉松と鉄平は次々と無理やり押し込んでいくのだ。 そんな責めが何度も繰り返された。 第三章“剃毛そして晒し者” その後二人は猿轡を噛まされ並んで柱に立ち縛りにされていた。 黒田と吉松そして鉄平がその前にあぐらを組み二人の姿を見比べるように眺めている。 「本当にお里はいい体してるなぁ」と黒田は舐め回すようにお里の全身をみまわしているのだ。 恥ずかしさにお里は顔を横に背け目をきつく閉じ屈辱と戦っていた。 無残にも閉じ合わせた太ももを伝わって股間から血が流れていた。 「よし、吉松、二人の下の毛を剃りあげろ、二人が密通したその局部をあらわにし橋のたもとに晒し者にしてやる、きれいに一本残らず剃りあげるんだ」と黒田が言った。 「へい、まかしておくんなせい」と吉松は急いで剃刀を用意してくるのだ。 「剃りやすいように片足を吊り上げようぜ」と吉松はお里の膝の上に縄を結び、その縄尻を天井の梁に通し鉄平と二人で引き出した。 「アアッ」とお里の口から声が漏れた。 かまわず二人は縄を引いた。 お里の片足が徐々に引き上げられていく。 閉じ合わせていた股間が広げられ恥ずかしい陰部が晒されてくるのだ。 足はかなり高くまで吊り上げられ女の花園がありありと男達の目に晒された。 松吉も同じように片足を吊られた。 剃毛が始まった。 ジョリジョリと小さな音をたて毛がそり取られていく。 二人の足元に剃り取られた毛が散らばってくる。 「ヒッヒッヒ、割れ目が顔を出してきたぜ」と吉松は肌を手で引き伸ばすようにして丁寧に剃りとっている。 小高い恥丘を覆った黒い毛はほとんど姿を消し生々しい股間の奥に切れこむ一本の亀裂が丸見えになってきたのだ。 となりでは鉄平が邪魔そうに男根を左右に曲げたり、上下に曲げたりして回りの毛を剃り取っていた。 「こいつ、俺に触られて興奮していやがるぜ」と鉄平は勃起し始めた松吉の肉棒を指ではじいた。 「うっ」と松吉がうめいた。 「若いから仕方ねぇだろう、いっそのこと出させてやったらどうだ、ハッハッハ」と吉松は冗談をいうのだ。 鉄平は本気になり「毛も剃り終わったから俺が出させてやるか」と松吉の男根を無造作に握り締めるとゆっくりとしごきはじめるのだった。 「アアッ、うっ」と松吉は全身を硬直させた。 同性に男根をしごかれる屈辱は耐えがたいものだった。 しかし、その感触は若い松吉には耐えがたく、意思に反し反応させてしまうのだった。 「ヒッヒッヒ、こいつ、いい気なもんてだぜ、俺に揉まれてこんなに大きくしてるぜ」と吉松と黒田に見せつけるのだ。 こんな人前で勃起させてしまった自分に恥じ松吉は頬を真っ赤に染めるのだった。 となりでは吉松がツルツルになった恥丘を手で撫で回し生々しい割れ目に見惚れているのだった。 「若い娘の割れ目はきれいなものですな、よけいなものも出ていないし、黒田の旦那、見てくださいよ一本すじじゃないですか」などと吉松は亀裂に沿って指を這わせるのだ。 「アアッ」とお里は体をくねらせた。 その時、「アッ、ウウッ」と松吉のうめき声がした。 黒田と吉松が松吉に目を向けると、鉄平に勃起させられ上向きにそそり立った肉隗の先端から断続的にピュッピュッと白い粘液を噴き出しているのだった。 それから半時ほど後、お里と松吉は素っ裸のまま番所の近くの橋のたもとに立てられた白木の柱に亀甲縛りにされ晒されていた。 二人のまわりは黒山の人だかりであった。 白昼若い男女が全裸で晒し者になっているという噂が町中に広がり観衆はどんどん増えてくるのだ。 松吉とお里は気が狂いそうな恥ずかしさに舌を噛み切りたい思いであったが、竹製の猿轡がそれを阻んでいた。 素っ裸のうえに股間の毛まで剃られ性器をありありと晒している恥ずかしさは想像以上のものであろう。 その上、松吉は足を閉じ合わせて縛られているのだが、お里は白木の柱の下方に打ち付けられた三尺程の横木に足を広げられ縛られているのだ。 二人の脇に立て札が立てられ、それにはこの二人のもの不義密通をはたらきものなり三日間の晒し者に処す、触るべからずと書かれてあった。 こんな姿で三日間もの間耐えられるものであろうか。 完 |