変態小説『ホテルマン』(2)
愚人作
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第11話
「てめぇ・・・こんなとこで何やってんだよ・・・・」
せっせとシーツを直す僕を見ながら、握り拳をブルブルと震わせる松っちゃんがそう聞いた。
「あ、はい・・・清掃の係の者がもう帰宅しておりまして・・・それで代りに僕が・・・」
僕は松っちゃんの怒りに満ちた目を見ないようにと目を背けながらボソボソっと呟く。
「そ、それにしてもよ、掃除するって言っても、掃除道具なんかなんにもねぇじゃねぇか」
松っちゃんのその言葉にとたんに動揺した僕は、「いや、それは、その・・・」と目を泳がしていると、僕の目に、ソファーの上に広げてある黒いパンティーを呆然と見つめているユイちゃんの姿が飛び込んできた。
(もう・・・おしまいだ・・・)
僕はガクンと肩の力を落とした。
怒りでブルブルと震える松っちゃんの熱気を感じながらも、ふいにこの町の職業安定所というのはどこにあるんだろうかと、そんな事が頭を過る。
「おい・・・なんとか言えよ・・・てめぇ、俺達の部屋でなにしてたんだよ・・・」
松っちゃんがそう言いながら僕の肩をドン!と突き飛ばした。
僕はそのままユイちゃんのベッドにドスンと尻餅を付き、そのベッドのクッションをグワングワンと尻に感じながらも、全裸でベッドに潜ってオナニーしてなくて本当に良かった・・・と、つくづくそう思った。
「違うのよ・・・私が、この人に清掃をお願いしたの・・・」
いきなりユイちゃんが僕と松っちゃんの間に割り込み口を挟んだ。
「いくらお前が頼んだからってよ、この状況は明らかに怪しいじゃねぇか!だって見てみろよ、掃除するって言ってても掃除道具のひとつもねぇんだぜ!」
そう叫びながら松っちゃんが部屋の中をグルリと見渡した。僕はそんな松っちゃんの目にソファーの上に広げられたままのパンティーが見つからないかと一瞬ドキっ!としたが、しかし、なんと今までそこにあったはずの黒いパンティーはいつのまにか姿を消していた。
(えっ?)と、僕はおもわずユイちゃんを見た。
すると、松っちゃんと言い争っているユイちゃんの小さな右手の中に、微かに黒い布がチラッと見えた。
(ユ、ユイちゃんが・・・僕を庇ってくれている・・・)
僕がそう感動した瞬間、いきなり「パシン!」という乾いた音が部屋に響き渡った。
「どうしておまえはこんな男を庇うんだよ!こいつは泥棒かも知れねぇんだぞ!」
松っちゃんが叫ぶ。左頬を叩かれたユイちゃんは、無言で下唇を噛みながらギッ!と松っちゃんを睨み返した。
「なんだよその顔は・・・あぁ、もういいよ、勝手にしろ、おまえは俺よりもこんなモヤシみてぇな泥棒ヤロウを信じればいいよ、アホらしい!もうおまえとは終わりだ!」
松っちゃんはそう怒鳴ると、ドカドカとテーブルまで行きそこに置いてあったデジカメをサッと手にした。そしてクローゼットへ向かうと、そこに転がっていた黒いボストンバッグの中にデジカメを押し込み、ヴィィィィィィっと激しくジッパーを閉めながら「俺、帰るから・・・」っと立ち上がった。
「いや、ちょっと待って下さい!すみません!これは全て僕の不注意です!僕が清掃用具を持たずに先にシーツの交換をしようとしたのが間違いだったんです!だから、ちょっと待って下さい!謝ります!誤解されるような事をした僕が悪いんです!」
僕はそう叫びながら床に土下座した。
そして深々と松っちゃんに頭を下げながら「申し訳ございませんでした!」と大声で謝った。
「・・・もういいよ・・・ヤメロよ・・・」
松っちゃんの低い声が僕の頭上に響いた。僕はゆっくりと顔を上げながら「では、帰らないでくれるんですね・・・・」と松っちゃんの顔をソッ見た。
「いや、帰るよ・・・どっちみちこの女とはもう終わりだったんだよ・・・まぁ、そんな事、おまえに話す筋合いはねぇけどな・・・」
松っちゃんは僕にそう言うと、スッとユイちゃんに顔を向けた。
「部屋の荷物はあとでおまえの実家に送ってやるよ・・・借りてた金は必ず返すから・・・」
松っちゃんはボソリとそう呟くと、「じゃあな・・・」っと静かに背を向けた。
「ちょっ、ちょっ、ちょっと待って下さい!」
僕が松っちゃんを追いかけようとすると、いきなりユイちゃんが「もういいのよ!」と叫んだ。
「しかし・・・・」
アタフタしながら僕が振り返ると、ユイちゃんの大きな目からポトポトと涙が溢れていた。
廊下の奥から「ガチャン・・・」っというドアの音が響き、松っちゃんが部屋を出て行ったのがわかると、ユイちゃんはガクンっと倒れ込むようにしてベッドに顔を埋めたのだった。
第12話
それからどれくらい時間が経っただろうか、僕は泣き崩れるユイちゃんにかける言葉もなくただモジモジとその場に立ちすくんでいるだけだった。
2人が別れたのは全て僕の責任だ。しかしだからといってこのままこの部屋にいるというのもおかしなものだ。僕がいつまでもこうやってこの部屋にいるというのはきっと迷惑なのだ。
しかしどうやってこの場を去ればいいのだろう。
「では、何かございましたらフロント9番まで御連絡下さい」と言って去るのも薄情過ぎるし、「それじゃあお掃除を始めさせて頂きますので」というのもまるっきり空気の読めないバカだ。
しかし、かといって僕が彼女を慰めるというのも、なんともおこがましいことだし・・・・
そんな事を考えながら、両手の親指を絡ませながらモジモジしていると、ふっとユイちゃんがベッドから顔をあげた。
いきなり赤い目をしたユイちゃんと目が合った僕はもうタジタジだった。
するとそんな僕を見ていたユイちゃんが突然「クスッ」と笑った。
「ねぇ・・・お酒・・・付き合ってよ・・・」
ユイちゃんはそう言いながらゆっくりと立ち上がると、突っ立ったままの僕に「座ってて・・・」とソファーをチラッと見ながら言い、そのままクローゼットの奥にある冷蔵庫へとスリッパを鳴らした。
(マジかよ・・・・)
とたんに僕はドッと汗をかいた。こんなシチュエーションに馴れていない僕は、この状況にどうすればいいのか頭の中がパニクって来たのだ。
「元々ね・・・この旅行が終わったら私たちは別れる予定だったの・・・・」
ユイちゃんがそういいながらスタスタと戻って来た。
そんなユイちゃんの手には数本のミニボトルと氷の入ったグラスが握られている。
「だからあなたのせいじゃないから気にしないで・・・・」
ユイちゃんは僕にそう笑いかけると、手に持っていたウィスキーのミニボトルをテーブルの上に並べ、そして僕に振り返りながら「さっ、早く座って」とまた笑ったのだった。
第13話
どれくらい時間が過ぎただろうか、ソファーに座る僕は丁重に酒を断り続け、グイグイとグラスを空けるユイちゃんをただジッと見つめていた。
「なんだか酔っぱらっちゃった・・・」
そう呟きながらニコッと笑うユイちゃんは既にミニボトルを2本も空けていた。
全然酒の飲めない僕は、そんなホロ酔い加減のユイちゃんを静かに見つめながら、これであの「ユイちゃんの露出日記」という人気ブログは静かに消えて伝説ブログになってしまうのだろうかと思っていると、なぜか無性に淋しくなった。
そう、ブログでユイちゃんを見れないという事は、もう2度とユイちゃんを見る事はないという事だからだ。
そんな切ない気持ちでユイちゃんを見つめながら、何度も何度も心の中で「ユイちゃん・・・」っと呟いていると、そんな僕の心の声がユイちゃんに届いたのか、いきなりユイちゃんが顔を斜めに傾けながら僕の目をチラッと見た。
そんなユイちゃんの瞳に僕がドキッ!としていると、ふいにユイちゃんがグロスで輝く唇をゆっくりと開いた。
「・・・・あなた、私の下着でなにをしてたの?・・・・」
ユイちゃんの大きな目は水中に浮かぶクリオネのようにフワフワしていた。
僕はそんなユイちゃんの瞳を見つめながら「うっ!」と絶句する。
「・・・心配しないで。あなたが私の下着を見ていた事は誰にも言わないわ。・・・そのかわり、あなたが私の下着でなにをしていたのか教えて・・・」
ユイちゃんは真剣な表情のまま真面目にそう言った。
このユイちゃんの言葉の中に「そのかわり」という言葉が含まれているという事は、僕がユイちゃんの下着でなにをしていたのかを正直に白状しないと、この破廉恥行為をホテル側に通報するぞという意味でもある。
それは困る。これがバレれば僕はたちまち失業者だ。
しかし、だからといって、ここで正直に「匂いを嗅いでました」や「舐めたりしました大変おいしかったです」なとど答えれるほど僕の神経は太くない。
そんな僕は、下着を見ていた事実を否定しないまま、ただひたすら「すびません・・・」と呟くしかなかった。
「エッチな事・・・してたの?・・・・」
「すびません」を連発する僕に、ユイちゃんがそう言いながらニヤッと微笑んだ。
その笑顔にはちょっと救われた。が、しかしだからといってそこで微笑み返しができるほど僕は遊び慣れた男ではない。こう見えても僕は、生粋の素人童貞なのだ。
そんな僕に、まるで子供に問いかけるような口調でユイちゃんは更に質問を続けた。
「私の下着で、あなたがどんな事をしていたのかとっても興味があるの・・・・だからね・・・今、私の目の前で・・・続きを見せてよ・・・・」
素直に欲情した。
憧れのユイちゃんの目の前で、しかも本人を目の前にしてそのパンティーでオナニーをする・・・・
これほどのシチュエーションは、エロサイトの動画サンプルの世界でしかお目にかかれないくらいの最高のシチュエーションだ。
やりたい。心の底からユイちゃんの目の前でユイちゃんのパンツのシミを舐めてセンズリをしてみたい!
しかし、何度も言うが僕は気の小さな素人童貞である。そんな大胆な事を「ではでは始めさせて頂きます」などと浅草演芸ホールの芸人じゃあるまいし、できるわけがない。
そうモジモジしていると、いきなりユイちゃんの細い手が僕のズボンのボタンに伸びてきた。
「ね、早く見せて・・・・」
「あわわわわわわわわ」と、慌てた僕は、そんなユイちゃんの細い腕を優しく振り解きながら、「わ、わかりましたからちょっと待って下さい」と素直に返事をしていたのだった。
第14話
ダラリンと項垂れる僕のペニスをユイちゃんはジッと見ていた。
ソファーに座る僕はトランクスのゴムを引っ張りながら、正面に座るユイちゃんに向けてフニャチンを曝け出している。それはまるで、公園の公衆便所の裏に隠れながらこっそり小学生達にチンポを見せつけている露出狂の変態親父のようにマヌケだった。
恥ずかしさのあまりに真っ赤な顔をして俯いていた僕だったが、しかしこの後どうすればいいのだろうとタジタジになりながらもチンポを出したままソッとユイちゃんを見た。
すると、目を向けた瞬間ユイちゃんと目が合った。
僕の目を見たユイちゃんは、とたんに悪戯っ子な笑顔で「ムフっ」と笑ったのだった。
そんなユイちゃんは異様に可愛かった。ホロ酔い加減でふわふわとしているユイちゃんは、まるでバーのカウンターの隅で「飲み過ぎちゃった・・・」と部長にしなだれかかる、社内でも有名なヤリマン美人OLのような、そんな怪しげな雰囲気を漂わせていた。
「ホーケー?」
僕のペニスを品定めするかのようにジロジロと見つめるユイちゃんは、優しい看護婦さんのような口調でそう聞いた。
「は、はい・・・でも、その・・・仮性です・・・」
だからなんだという話しである。男にとって真性か仮性かは重大な問題であっても、女にしてみれば真性も仮性もただの皮かむりなのだ。これは、女のバストがEカップかFカップかという問題に似ており、女にすればEとFとの差は重大でも、しかし男にして見たらEとFも同じ巨乳なのである。いや、さすればデブの体重だって同じ事が言えよう。106キロのデブが2キロ痩せたり2キロ太ったりというのは本人にとったら重大な事であるが、しかし、端から見ればデブは所詮デブであり、その肉の塊が2キロ痩せようが2キロ太ろうがそんな事もうどーでもいいのである。
僕のそんなどーでもいい返答に、ユイちゃんは笑っていた目を更にギョーザのように曲げながら「クスッ」と鼻で笑うと、「それで、どうヤってたの?」と僕の目を覗き込むようにして聞いて来た。
この場合の「ヤってた」というのは、オナニーの事を示しているのであり、即ちユイちゃんは今ここで僕にオナニーをやって見せろと言っているのである。
いよいよだぞ・・・っと胸を熱くする僕だったが、しかし気持ちは激しくエロを求めていても、小心者の僕にはいつもその第一歩がなかなか踏み出せないのだ。先日も、初めて指名したデリヘル嬢から「アナル舐めますので四つん這いになって下さ〜い」と、いきなりそう言われた僕は、他人に肛門を舐めさせるという殿様的なプレイに激しく興奮したものの、しかし、初対面の人にいきなりケツの穴を向けれるほど僕は豪傑な男ではない。しかも僕の肛門なんて変な味がするに違いなく、舐めたとしてもきっと全然美味しくないのだ。そう考えてしまうと、舐めて欲しいという気持ちは激しくあっても、しかしなかなか実行には移せなくなり、結局、モジモジとする僕は「いえ、結構です」と、せっかくの殿様的なプレイを断ってしまっているのである。
そんな小心者の僕には、やっぱりユイちゃんの目の前でオナニーなどなかなかできなかった。
「早くシテみてよ」と笑うユイちゃんをモジモジと見つめながら、もはや僕は半泣き状態なのだ。
すると、ユイちゃんはそんな僕を見てはニヤニヤと笑いながら、「はい・・・」っと、約10センチの白いカリカリ分泌物(成分/香水3・小便1・汗2・イカ2・酢昆布2)が付着する黒いパンティーを僕の膝の上にフワッと置いた。
僕の曝け出された太ももに、黒いパンティーの柔らかい生地がしなだれかかる。
「この下着の匂いとか嗅いでたんでしょ?・・・」
「・・・す、すびません・・・」
「じゃあもう一度嗅いでみてよ・・・・」
僕はユイちゃんのその言葉で、まるで催眠術に掛けられたかのように膝の上のパンティーを手に取ると、クロッチを両手で開きながら白いシミの部分を鼻に近づけた。
僕は憧れのユイちゃんに見つめられながら、ユイちゃんのパンティーのシミの匂いを嗅いだ。そう、泣いた子供がグスンっと鼻を啜るかのようにしてさりげなく「スッ」と匂いを嗅いだ。
然るにこの場合、ここは最も大事な部分である。本人を目の前にしてソレの匂いを嗅ぐ場合、冷蔵庫の奥で眠っていた賞味期限切れの「お刺身セット」を嗅ぐようにして恐る恐る嗅ぐというのは非常に失礼であるからだ。そう、この場合、あくまでもさりげなく、あくまでも自然に「すっ」と嗅ぐのが人間としての思いやりなのである。
「・・・どんな匂い?」
こう聞かれて素直に「酸っぱいです」と答えるのもいかがなものだろう。しかし、かといってお茶の作法のように「なかなか結構な御点前で」と答えるのもバカバカしい。
こういった場合のボギャブラリーに乏しい僕はいつも返答に困る。だから僕はこんな時、とりあえず「すびません・・・」っと謝る事にしているのだ。
そうやっていつものように「すびません・・・」と謝ると、ふいにユイちゃんが「あっ・・・立って来たよ・・・」と驚いたように呟いた。
顔にあてたパンティーの隙間からソッと自分の下半身を見ると、太ももの間で項垂れていたペニスが、ズン・・・ズン・・・っと時計の針が刻まれるように立ち上がろうとしていた。そんな皮を被ったペニスの先は、まるで殻付きピスタチオのようだった。
「舐めて・・・私の下着を舐めて・・・」
僕のピスタチオに刺激を受けたのか、ユイちゃんは潤んだ瞳で僕をジンワリと見つめながら、グロスで輝く唇で静かにそう言った。
ユイちゃんのそんないやらしい言葉を耳にした僕は、ゆっくりと唇を開きながら「はあぁ・・・」っという興奮息を洩らし、恐る恐るクロッチに舌を伸ばすとユイちゃんのアソコから滲み出たその白いシミをジリジリと舐め始めた。
強烈に塩っぱい味が舌先をピリピリと刺激した。まるでシゲキックスを舐めているようだった。
自分の下着が舐められるのを目の当たりにしたユイちゃんは、卑猥に動く僕の舌を見つめながら恥ずかしそうに小さな声で「いや・・・」っと呟く。
僕はそんなユイちゃんの声を聞いて、そこで初めてある事に気がついた。
そう、ユイちゃんはマゾなのである。
それに気付いた僕は、目の前で下着を舐められながら恥ずかしそうにモジモジしているユイちゃん見つめ、今まで僕を支配していた「小心」という体制を打ち捨てては、ここはひとつ「大胆」という体制に革命するべきだとギラリと闘志を燃やしたのだった。
第15話
「すごい・・・ビンビン・・・」
ユイちゃんは僕の股間を見つめながら声を震わせそう言った。
僕はパンティーを舐めながらわざとユイちゃんが見やすいようにと腰を突き出し、勃起したペニスを天井に向けた。
因みに、僕のペニスは仮性包茎だが、しかしサイズは大人サイズだ。それも最大勃起時20センチ・直径5.5センチといった白人の大人サイズなのである。
しかし、今の僕のペニスはまだ大人サイズとしての本領を発揮していない。
なぜなら大人になろうとしているペニスを、意地悪な「皮」が邪魔をしているからだ。
だから今は皮によって最大勃起時にまで達していないが、しかしこの皮をひとたび剥けば、東映「大魔神」の如く僕のペニスは大変身するのだ。
そんな僕のペニスは、あきらかに松っちゃんのペニスのサイズを遥かに超えている。そんな僕の巨大ペニスを見た時、このマゾ女はどんな反応をするだろう。
そう考えると、今まで僕の中にはなかったサディスティックな気持ちがムラムラと沸き上がって来たのだった。
そんな僕は、自らの意志でそっとペニスに手をやった。
ペニスをギュッと握る。
顔にあてていたパンティーの隙間からソッとユイちゃんを見ると、ユイちゃんはそんな僕の股間をジッと見つめている。
(ふふふふふ・・・よく見てろよ・・・俺様の本当の姿を・・・・)
僕は勃起の邪魔をしている忌々しい「皮」を指でゆっくりと剥いてみせた。
僕の下半身に「ヌルッ」とした皮が捲れる感触が走ると同時に、ユイちゃんの「わっ・・・」っという小さな声が聞こえた。
僕は皮から脱出した開放感に包まれながらも、(どうだ・・・松っちゃんのよりデカイだろ・・・)っという優越感に浸り、ソレを更に逞しく見せようと腰を突き出す。
そうしながらチラッとユイちゃんの顔を見ると、ユイちゃんは唖然と口を開けたまま僕の股間を見ている。
と、同時に、僕の目に怒り狂った大魔神の姿が映った。
が、しかしソレはヒーロー的な大魔神とは違い、なんとソレは大量のチンカスにまみれた、なんとも情けない「雪だるま」だったのである・・・・
不覚だった。
この場において自分が最も自慢できる場面で、逆に最も惨めな姿を晒してしまった。
しかし、そんな僕はこの究極の恥ずかしさを受けて遂にトチ狂った。
しいて言うなら自暴自棄。そう「もうどうにでもなれ!」と無法者の如く開き直った僕は、真のサディストへと変身したのである。
僕は、チンカス雪だるまチンポを見つめながら呆然としているユイちゃんに向かって「舐めて・・・・」と呟いた。本当は「舐めろ」と上から目線で言いたかったのだが、しかしまだそこまで自己革命はできていない。
そんな僕の「究極のお願い」に、ユイちゃんは一瞬、「うっ」と躊躇った。
そりゃあそうだろうなんてったって恥垢の雪だるまだ、さすがの変態マゾ女ユイちゃんだって、こんなチンポを舐めろと言われれば二の足を踏むに違いないのだ。
しかし、ユイちゃんは違っていた。さすがは毎日何十万というアクセスを誇る人気ブログのアイドルだけはある、なんとユイちゃんは、そんな僕のこんな「究極のお願い」に対し、少し恥ずかしそうに「うん・・・」っと小さく頷くと、そのままスリスリと僕のソファーに近付いて来てはゆっくりと僕の足下にひざまずいたのであった。
第16話
ユイちゃんの細い指が僕のペニスをリズミカルに上下に動かしていた。
ガッチンガチンに固くなった僕のペニスは、ユイちゃんの桜貝色にネイルされた綺麗な指先で上下される度に、尿道からカウパー氏腺分泌液を溢れさせてはクチャクチャといやらしい音を立てた。
しばらくそうやって手コキをしながらペニスを観察していたユイちゃんは、ふいに僕を見上げると「大っきいね・・・」と静かに笑った。そしてそうやって僕を見つめたまま、ユイちゃんは僕のペニスの付け根にソッと唇を押しあてたのだった。
ペニスの根元に吸い付いたユイちゃんは、静かに瞼を伏せながらペニスの付け根から金玉にかけて広い範囲をチロチロと舐め回した。
そうやってペニスの下の方を舐めながらシコシコと手コキされる僕は、まるで夢のような気分になりながら優しくユイちゃんの髪の毛を撫でた。
(今・・・憧れのユイちゃんが僕の金玉をチロチロと舐めている・・・あぁ、生きてて良かった・・・あの時、あの小学四年生の夏休み、近所に住んでた初恋の相手、水谷寛子ちゃんに『あんたの家って変なニオイがするね』とふいに言われ本気で自殺を考えた事もあったが、しかし・・・今のこの天国を思えばあの時死ななくて本当に良かったと思う・・・)
僕がそう思いながら股間のユイちゃんを見つめていると、ユイちゃんの小さな顔が僕の長いペニスをツツツーっと登り始め、遂に問題の雪だるまへと到着した。
しかしやはりユイちゃんはそんな雪だるまを目の前にして躊躇った。きっと「雪だるま」は、見た目も凄いが匂いも強烈なのであろう。
ユイちゃんはそんな雪だるまを目の前にして、まるで子供が苦い風邪薬を飲み込むかのように、悲痛な表情でゴクリと唾を飲んだ。
そんなユイちゃんの表情に、再びサディスティックな僕の心に火がついた。
「ほら・・・早く舐めるんだ・・・」
そうされることをきっと彼女は望んでいるのだろうと僕は思いながら、今までになく乱暴な口調で彼女の顔をグッと股間に引き寄せた。
案の定、ユイちゃんは「いや・・・」っと言いながらも、抵抗する事なく小さな唇を雪だるまに押し付けた。
「臭いか・・・・」
僕はユイちゃんを見下ろしながら聞いた。
「・・・く、臭い・・・・」
ユイちゃんは目をギュッと閉じたままストレートにそう言った。
素直に恥ずかしかった。しかしここでビビってしまってはストーリーが進まないのだ。
「ほら・・・口を開けて・・・しゃぶるんだ・・・」
勇気を出してそう言うと、ユイちゃんは「はい・・・」っと小さく頷きながら、ゆっくりとその小さなお口を開いたのだった。
「ぬちゃ・・・」っという生温かい感触が、僕の敏感な亀頭に広がった。
とかく包茎というのは、日頃から皮という防壁に守られている為、その皮を剥いた状態は、真面目な主婦が白昼こっそり電マでイッてしまった直後のクリトリスの如く非常に敏感なのである。実際、湯船の中で皮を剥いた包茎小僧が、その剥き身に受けた湯のあまりの熱さに失神し、救急車で運ばれたと言う事故も発生しているほどで(嘘です)、それくらい包茎のズルムケ亀頭というのは敏感なのだ。
そんな敏感な性器を持つデリケートな僕は、ユイちゃんの生温かい口内に包まれながら、「うはぁぁぁ・・・」っと深い息を天井に向けて吐いた。
ぷちゅ・・・ぷちゅ・・・ぷちゅ・・・・
ユイちゃんはペニスを銜えたまま顔を上下に動かし始めた。
今、ユイちゃんの口内で僕の亀頭に付着していたチンカスがどうなっているのかを想像すると、僕の興奮はますますエスカレートして来た。
僕の恥ずかしい垢を、今ユイちゃんは口にしているのだ。これが感動せずにいられるか!
そんなユイちゃんの舌は僕の亀頭を激しく刺激した。尿道に舌をレロレロと動かしながら、唇で竿をキュッと絞めてはジュボジュボとピストンしているのだ。
もう我慢できなかった。これ以上刺激されては爆発してしまう。
ソファーの上で微妙に腰を引く僕は、そんなユイちゃんの耳元に「今度はキミの番だ・・・」っと囁いた。
ぷちょ・・・っとコケティッシュな音を立ててペニスを口から抜いたユイちゃんは、ソッと僕の顔を見上げながら「どうすればいいの?・・・」っと静かに呟いた。
「ベッドに寝るんだ・・・・」
僕はユイちゃんの小顔を見つめながら、ハァハァと熱い息と共にそう呟くと、そのまま静かに上着を脱ぎ始めたのだった。
第17話
ベッドに寝転んだユイちゃんは、全裸になった僕を脅えた目で見つめていた。
ゆっくりとベッドに進みユイちゃんの足下に座った僕は、マイクロミニのデニムのスカートを履いていたユイちゃんの両足をガシッと掴むと、ゆっくりと両膝を立てさせた。
ノーパンだったユイちゃんは「いや・・・」っと小さく呟きながら、その極ミニのスカートの裾を押えようとするが、しかし、すかさず僕に手を払い除けられすぐに観念する。
両膝を曲げたまま、両足をグッと上に上げられると、ユイちゃんの細い腰が宙に浮いた。まるでおしめを取り替えられる赤ん坊のような姿勢にされたユイちゃんは、デニムのミニスカートを腰まで捲り上げられ、そのムチムチとする真っ白な太ももの中心で赤黒い性器をパックリと開いていた。
僕はM字に開かれた股間の中心にソッと顔を近付ける。
とたんにユイちゃんが言った。
「待って・・・シャワーを浴びさせて・・・」
そんなユイちゃんの声に、「ふふふふふ」っと不敵に笑う僕は、そのザクロのように赤黒く輝く性器に鼻先を近づけた。
目の前に広がる陰毛をジッと見つめたまま、僕はクンクンっと鼻の音を立ててはユイちゃんの性器の匂いを嗅いだ。
「やめて・・・恥ずかしい・・・・」
そう顔を顰めるユイちゃんに、僕は「パンティーと同じニオイがするよ・・・」っと呟いた。
オマンコの生々しい匂いをたっぷりと堪能した僕は、そのまま憧れのユイちゃんのオマンコをマジマジと観察した。
ソレはかなり使いこなされているらしく、穴の周りのビラビラがだらしなく垂れ下がっていた。色も赤黒くまるで半生焼きのカルビのようだ。
しかしその奥でヒクヒクと身悶えている膣は綺麗なサーモンピンクだった。それは大量の愛液でキラキラと輝きながら、ポッカリと丸い穴を広げている。
僕は迷う事なくその穴の中に舌を押し込んだ。
頭上から「うっ!」というユイちゃんの切ない声が聞こえ、同時に僕の舌に熱い粘膜の感触が広がった。
僕は無我夢中で舌を動かした。あれだけ恋い焦がれたユイちゃんのオマンコを僕は今舐めているのだ。
絶え間なく穴から溢れて来るスケベな汁を啜り上げ、そのまま肛門へと舌を伸ばしては、そこにある小さなツボミを舌先で強引にこじ開けようとする。彼女のウンコだったら僕は迷う事なく食べられるのだ。
そんなユイちゃんのツボミはいとも簡単に僕の舌を招き入れた。
そう言えば、ブログでは度々ユイちゃんのアナルセックスが掲載されていたが、やはりアナルセックスをしている肛門というのはシマリが弱いのだろう、そんな肛門はどんどん僕の舌を吸い込んで行く。そんなユイちゃんの肛門の中は苦いコーヒーの味がした。
肛門の奥まで舐めまくった僕は、そのままジュルルルルっと溢れていた愛液を啜り上げ、今度は頂上へと舌を移動させた。
プクッと突起したクリトリスをチュッと唇の中に吸い込み、口の中でレロレロと舌で転がすと、そこで初めてユイちゃんが喘ぎ声を出した。
「あぁぁん!」
細い首をエビ反りにさせながら、天井に向かって喘ぐユイちゃん。そんなユイちゃんのクリトリスに吸い付きながら、僕はスカートのボタンを外し、あっという間にユイちゃんを全裸にしてしまったのだった。
全裸のユイちゃんはまさに妖精だった。
白く細いその身体は水中をフワフワと浮くクリオネのようだ。
僕はそんなユイちゃんのプックリと膨らむ真っ白なオッパイを左手で揉みながら、それでもまだクリトリスに吸い付いていた。
このままユイちゃんをイカせたい。
そう思う僕は、そうしながらオマンコの中にムニュムニュと指を押し込んで行ったのだった。
指を入れられたユイちゃんは今まで以上に悶えまくった。
僕は指をクチャクチャと激しく動かしながら、自分の下半身をユイちゃんの顔に移動させ、シックスナインのスタイルに持って行った。
目の前に現れた僕のペニスを、まるで強力掃除機のようにスポッと銜えたユイちゃんは、ウグウグと声を出しながら僕の巨大ペニスを上下させた。
僕は両手でユイちゃんの小さな尻を抱えると、右手の指を根元までズッポリと押し込んではグチャグチャとオマンコを掻き回し、そしてもう片方の手の指をアナルの中にニュルッと挿入した。
そうしながら再びクリトリスに吸い付くと、ユイちゃんはものの数秒で「イクっ!」と短い悲鳴をあげ、尿道からプシャ!と尿を飛び出したのであった。
第18話
「お願い!入れて!」
僕の身体にしがみつくユイちゃんは、僕の耳元でそう切なく叫んだ。
「どっちの穴に入れて欲しいんだ・・・・」
僕はユイちゃんの緩んだ肛門を指先で弄りながら聞いた。
「どっちでもいい!早く入れて!」
ユイちゃんは自分で股を大きく開きながら、まるで獣のようにそう叫んだ。
「よし・・・」
僕は巨大なペニスをガッシリと握りながら固定すると、スケベ汁でぐちゃぐちゃになっているオマンコにヌルッと亀頭を挿入した。
「あっ!・・・」
とたんにユイちゃんは顔を顰めた。
「痛い?」
慌てて僕がユイちゃんの顔を覗き込むと、ユイちゃんは「大丈夫・・・そんな大っきなの初めてだったからちょっとびっくりしただけ・・・」と、僕の顔を見てウフフフっと笑った。
「じゃあ、ゆっくりと入れるからね・・・」
そう言いながら、ぷちゅ、ぷちゅ、と亀頭だけで浅いピストンをする。
するとユイちゃんは今にも泣き出しそうな表情をしながら「あぁぁん、いいから奥までスボっと入れて・・・」と、自分で腰を動かし始めた。
「じゃあ、入れるよ・・・」
そう言いながらユイちゃんの細い脚を腕に抱え、グイッ!とユイちゃんの腰を浮かせると、ユイちゃんは「乱暴にして・・・」と微笑んだ。
その微笑みが合図だった。それはまさに天使の微笑みとも呼べる、可愛くて優しくてふわふわとした笑顔だった。
「おらっ!」と腰を突き出すと、ユイちゃんの狭いオマンコに僕の太いペニスがメリメリっと食い込んだ。
「あぁぁぁぁん!」
ユイちゃんのその声はもはや悲鳴だった。
僕はユイちゃんのそんな悲鳴を聞きながら、まるで機械のように激しく腰を振りまくる。
ペニスを8分目まで挿入しながら激しくピストンし、時折、ズボッ!といきなり根元まで突き刺すこの8分ピストン方法は、岐阜・金津園のトルコ嬢(46才)から教えて貰った僕の必殺技だった。
そんな必殺技により、僕の腹にはユイちゃんのスケベ汁がベッチョリと付着し、まるでオブラートを溶かしたかのようにネトネトとしていた。
僕はヌポッとペニスを抜くと、そのままユイちゃんを裏返しにした。まるでゴムまりのような弾力性のある尻がプリン!と震えた。
僕は迷う事なく、ユイちゃんの愛液でヌルヌルになったペニスをユイちゃんの肛門に押しあてた。
「入れても大丈夫?」
僕がゴムまりのような尻肉を弄びながら聞く。
するとユイちゃんは「ゆっくり入れて・・・」と尻を天井に突き立てた。
アナルセックスは初めてだった。正直言って今までアナルセックスなどと言う野蛮なセックスには興味もなかった。しかし今は違った。憧れのユイちゃんが肛門に巨大ペニスをぶち込まれ、どう悶え苦しむのかを見てみたかったのだ。
肛門に亀頭を押し付けたまま、軽く腰を「ふん!」と押して見た。
とたんにペニスはゴムまりのような尻の谷間にツルンっと滑り、いとも簡単に弾き出された。
これは一筋縄では行きそうにないぞ・・・・
そう思いながら再びペニスの根元をガッシリと右手で固定している僕に、なんとユイちゃんは細い両手を後に回し、自分でそのゴムまりのような尻肉を両方に押し広げると、菊花のような肛門をポッカリと開きながら「早く入れて・・・」っと呟いたのだった。
セックスマシーン・・・・・
ふいに僕の頭にそんな言葉が浮かんだ。
顔も可愛いし、スタイルもいい、性格も良くて、そしてすこぶる変態・・・・この女は、まさにセックスマシーンだ!
僕はそんなポッカリと開いた肛門に亀頭をヌポッと差し込んだ。
「あぐぅ!」
そう叫びながら枕に顔を押し付けるユイちゃんは、痛そうではあるがしかし気持ち良さそうでもある。
そう言う僕は半端じゃなく気持ち良かった。
このなんともいえない締め付け感は、オマンコでは絶対に味わえない最高の快感なのだ。
メリメリメリ・・・・
ペニスを動かす度にそんな音が聞こえて来るような気がした。ユイちゃんの肛門が裂けてしまわないかと心配だったが、しかし、ユイちゃんは四つん這いになった自分のクリトリスを激しく擦っては平然と喘いでいる。
グリグリグリ・・・・
僕はリズミカルにペニスをピストンさせながら、そのスピードを段々と早めて行った。
「あぁぁん・・・あぁぁ、もっと、もっと・・・・」
ギシギシとベッドが軋む音に合わせてユイちゃんが喘ぐ。
そんなユイちゃんを見下ろしながら、おもわず僕が「ヘンタイ女め・・・」と呟くと、ユイちゃんは「もっと言って!もっと虐めて!」と自ら激しく尻を振る。
「ヘンタイ!おら!気持ちいいか!肛門を掘られて気持ちいいかヘンタイ女!」
激しく罵りながら小さな尻の谷間に腰をパンパンと打ち付けた。
「叩いて!おシリを叩いて!」
ユイちゃんが更に叫ぶ。もはやユイちゃんは感じ過ぎてワンワンと泣いているようでもある。
「パシン!パシン!パシン!」
僕は彼女の尻肉が赤く充血するまで尻を叩き続けた。
「あぁぁぁん!イクぅ!」
自分でクリトリスを弄るユイちゃんが、腰をカクカクと動かしながらそう叫ぶと、僕も同時に「イクっ!」と短く叫んだ。
お互い同時に「あぁぁぁ!」と叫んだ(ちょっとハモッていた)。
ビュッ!と激しく飛び出した僕の精液は、みるみるユイちゃんの腸の中へ吸い込まれて行く。
今までに体験した事のない、そのコリコリとした肛門の筋肉に包まれた僕は、いきなりユイちゃんの細い背中にガバッ!と倒れ込むと、背後からユイちゃんのオッパイを激しく揉み、そしてユイちゃんの頬にブチュブチュとキスをした。
そうやって全身に痺れを走らせながら「はぁぁぁぁぁぁ」っと射精の快楽に酔いしれていると、ふと枕に顔を埋めていたユイちゃんが横を向き、僕の唇にヌッと舌を押し込んできた。
最高だった。永ちゃんじゃないが、まさしく「時間よとまれ」と叫びたくなるほど、それほど気持ちいいディープキスだった。
この女と離れたくない。一生、この女と一緒にこうしていたい。
そんな切ない気持ちが射精後の僕を柔らかく包み込んで行く。
と、その時だった。
いきなり僕の背後でガバン!と凄い音がした。
「えっ?!」と、僕が慌てて振り返ると、なんとクローゼットの中から全裸の松っちゃんが飛び出して来るではないか!
「どけぇ!包茎野郎!」
松っちゃんはそう叫ぶと、ユイちゃんの背中にピッタリとくっ付いていた僕の尻をおもいきり蹴り上げ、そのまま僕をベッドの下へと引きずり下ろした。
「あぁぁん!松っちゃん早くぅ!」
そう叫んだユイちゃんは、素早く仰向けに寝返るとペニスをビンビンに立たせた松っちゃんに向かって大きく股を開いた。
「うりゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
松っちゃんがベッドに飛び込む。
たちまちベッドはギシギシと激しい音を立てて軋み、ユイちゃんはまるで狂った暴れ馬のようにベッドの上で悶え狂った。
そんなベッドの上の2人を、床に放り出された僕はただただ呆然と見つめているだけだった。
第19話
宿直室の簡易シャワーは「ブボっ!ブボボっ!」と、まるで老人が咳き込むような音を立てて冷たい水を噴き出した。
ここのシャワーは、冷水が湯に変わるまで少し待たなければならない。
その間、僕は魑魅魍魎とした匂いが漂う自分のペニスにシュポシュポとボディーソープをぶっかけ、ユイちゃんの汁でバリバリになっている陰毛をガシュガシュと洗い始めた。
やっとシャワーから温水が噴き出し始め、シャワー室にモワモワと湯気が立ち上ると、僕は泡だらけの股間に湯を噴射した。
僕の太ももに、お湯と共に股間の泡が火山の溶岩のように垂れ流れて行く。その白い泡は、ユイちゃんのウンコでほんのりと茶色がかり、それはまるでカプチーノの泡のようだった。
シャワーを出て、とりあえず簡易ベッドに腰掛けながらオロナミンCを飲む。しかし妙に生温いオロナミンCはやけに薬品臭く、とてもじゃないが飲めたもんじゃなかった。
そうしながらノートパソコンを開く。
いつものように「ユイちゃんの露出日記」を開くと、いつの間にか最新記事がアップされていた。
そんな最新記事の「ホテルマン欲情作戦」という記事を僕はボンヤリと眺めながら、「やっぱりな・・・」っと力なく呟いたのであった。
記事を読んで行くと、この「ホテルマン欲情作戦」は、「ユイちゃんの露出日記」の常連読者であるピーナツちんぽ氏の発案だという事がわかった。
今朝更新された記事のコメント欄に、彼のこんなコメントが載っている・・・
《マッサージ師の次はいよいよホテルマンを襲いましょうよ。そのホテルマンは絶対にユイちゃんに気があるはずですから、チャンスさえ与えてやればホテルマンはユイちゃんの部屋にこっそり侵入し、必ずユイちゃんのパンツを見てシコシコする事でしょう。だからホテルマンにエロエロ挑発して、そいつが部屋に忍び込めるチャンスを作ってやったらいかがでしょうか?》
そんなピーナツちんぽ氏のコメントには、松っちゃんが返信していた。
《>ピーナツちんぽさん。いつもお世話になってます松っちゃんです。その計画おもしろそうですね。さっそくユイと相談して作戦を立ててみます。ありがとう》
これが、今朝アップされていた「全裸でマッサージされるユイの実況生中継」の記事で交わされているコメントだった。
そして今日のお昼には、さっそく「ホテルマン欲情作戦」という記事がアップされたというわけだ。
その「ホテルマン欲情作戦」には、ユイちゃんが僕に「スカイパーク」の質問をしたり、その時にわざと僕に胸を見せたり尻を見せたりして挑発するなど、実にくだらない作戦が事細かに書かれていた。
そして僕が部屋に侵入したという想定で、僕を庇うユイちゃんと松っちゃんがケンカを始め、怒った松っちゃんが部屋を出て行ったふりをしてこっそりクローゼットに隠れたり、酔ったふりをしたユイちゃんの前で僕にセンズリをさせるなどという実に幼稚な作戦が延々と練られていたのだ。
しかしそんな幼稚な作戦に、僕はまんまと引っ掛かってしまった。そう、夕方に目を覚ました僕は、支配人にベッドから叩き起こされるなり中国人のツアー客に追われていた為、今日は1度も「ユイちゃんの露出日記」を見る事が出来ず、まさかブログの中でこんな作戦が練られているなんて全く知らなかったのだ。
(作戦を知っていたなら、もっともっと楽しめたのに・・・・・)
これが今の僕の正直な気持ちだ。
確かにハメられたのはちょっと悔しい気がするが、しかし、この作戦のおかげで憧れのユイちゃんとアナルセックスまでできたのだ、これはこれで僕にとったらラッキーだったのかも知れない。
(もう一度、最初から僕を騙してくれればなぁ・・・)
そんな事を思いながら、再び生温いオロナミンCをグビッと飲むと、いきなり最新記事が更新された。
最新記事のタイトルは「ホテルマン欲情作戦大成功!」だ。
そこには、スカイパークへ行くと嘘を付いた2人がホテルを出て行くシーンからのレポが書かれ、ユイちゃん達がホテルを出るなりフロントから慌てて駆け出して行ったまぬけな僕がリアルに描かれていた。
そして608号室に侵入している僕が発見され、怒った松っちゃんが出て行き、その後、僕がユイちゃんに見られながらパンティーを舐めるシーンや、アナルセックスをするシーンなど、クローゼットから一部始終を覗いていた松っちゃんのレポが実に細部に至るまで描かれていた。
当然の如く、そこには松っちゃんがクローゼットから隠し撮りした画像も載っていた。
僕の顔にはモザイクは掛けられているものの、しかし僕のペニスはノーカットだ。
チンカスだらけの僕のペニスを口に含むユイちゃんの姿や、四つん這いにさせたユイちゃんの肛門にペニスを挿入する僕の背中など、生々しい画像が何枚もアップされていた。
そんな画像を見ながら、僕は簡易ベッドの上でペニスをシゴいた。
ユイちゃんの柔らかい体や激しい息づかい、そしてユイちゃんの肛門から漂う香ばしい香りとあの肛門の究極のシマリ具合を思い出しながら、激しく欲情した僕はパソコン画面に映るユイちゃんの画像にペニスの先をグリグリと押し付けていた。
しばらくすると、瞬く間に記事のコメント欄が常連読者達の投稿で埋まっているのに気付いた。
そんな常連達は、まんまと騙されたマヌケな僕を激しく絶賛し、ある女性読者などは「私もそのホテルマンと遊んでみたいからホテルの名前を教えて」などとドキリとさせるようなコメントまで投稿している。
そしてこの企画の発案者であるピーナツちんぽ氏も、作戦が大成功した事に酷く喜び、「今後は是非ともこれをシリーズ化し、全国の変態ホテルマン達を犯しまくって下さい!」などと賛美のコメントを送っていた。
そんなコメントを読んでいた僕は、勃起したペニスの先に我慢汁をテラテラと輝かせながら、いきなりコメント投稿欄に文字を打ち込んだ。
キーボードを叩きながらハァハァと興奮し、生温いオロナミンCをゴクゴクと飲んでは時折ペニスをシコシコとシゴきながら松っちゃんとユイちゃんに宛ててコメントを打ち込んだ。
《松っちゃん、ユイちゃん初めまして。ピスタチオちんぽと申します。さっそくですが、そのホテルマンの続編を激しく希望します。是非とも今夜もそのホテルマンを部屋へ呼び出し、ユイちゃんのオシッコを飲ませたり顔面騎乗をしたりして虐めて下さい。きっとそのホテルマンもそれを望んでいるはずですから、是非是非お願いします》
そうコメントを投稿した僕は、僕の顔の上にしゃがんだユイちゃんが、僕の口にオマンコを押し付けながら小便をするシーンを想像しながらパソコンの画面に精液を飛び散らした。
そしてそんな精液を拭き取らないまま簡易ベッドにゴロリと横になると、激しく襲いかかる睡魔に目を綴じては静かに迎え入れた。
目が覚めてからブログを見るのが楽しみだ・・・・
そう思った瞬間、僕の鼻からスースーと寝息が洩れたのだった。
完
反社会的な変態達がおりなす愛と人情とエロスと笑いがふんだんに詰まったエロ作品が満載。 一度読むときっと填まります。ぜひご往訪ください。
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