官能小説『父親の面影を追い求め』

知佳 作



桂子(image)





17 彼女らはこうやって口説き堕とされた

妻の浮気で離婚を考え
 知佳はもちろんだが美里も桂子も堕とされる瞬間まで男性の真意を測りかね、堕とされて初めて相手の意図を察していた。

 鈍感で天然だった知佳は、その最たる存在だったと周囲のものは口をそろえて言い募る。 

 女は婚期が迫っていることを何故かしみじみ感じてくる年齢がある。

 男性同士の会話に横合いから割り込むとか流れで一緒にくっついて行っちゃうなど理解できない行動を性衝動によって起こすものらしいが・・・

 例えばパチスロにはまっていた ”婚期が迫っている” っていう時期の知佳は同じホールに出入りする男の人たちに「よう、知佳!調子はどう?」 って声かけられただけで顔馴染みになれたよう気になって誘われるまま一緒に食事したり呑みに出掛けたりした。
その夜は呑み明かし、そのまま誘ってくれたうちの最も熱心だったひとりの男の人のアパートに持ち帰ってもらいひとつ布団の中で寝かせてもらってから勤務に向かって・・・などということが度々あった。
 施設 (介護) の仲間もこのことはよく知っていて・・・ つまり口説こうと必死になってくれる男の人の気持ちを過剰に刺激しつつもそんなこととはつゆ知らずパチスロをやる連中と浮名を流していて、本当のところだた単に宿を貸してくれただけなのに口説こうと必死になってくれている男の前で頻繁にメールのやり取りしてみせるなどイラマチオさせていた。

 だが、男性同士がそのこと (男をとっかえひっかえ) についてヒソヒソ話しをしていたのが気になって直に聞き出そうとし、問題の彼がマジで惚れてくれてることをこの時初めて知って ”行動に移さなければ悪い” と思い、元ヤン知佳が生まれて初めて普通の結婚相手としてその男を意識し始めてしまった。 が・・

 女って不思議な生き物。 この時になって何故だかこのような自分にとって都合の良い ”バージン・ロード” 風な相手を探し始めたのだ。

 婚活を意識し始めたのだから当然、これまで快楽目的で言い寄る男どもを選別するためワンナイトをやりまくっていたのにその浅ましい過去の一切を恋愛の一環として彼の前では無かったことにしてしまう。

 告りたくてもチ〇ポが疼き言葉に表せなかった彼は代役の女を探しロスト童貞したがってて知佳のとっても彼は皮カムリと言う点ではぴったりに思えたのだ。

 もちろん相手に手の内を読まれたくなくて手駒で欲望処理を日々済ませて勤務に向かってのことだった。

 手駒だから知佳が今宵誰とワンナイトかちゃんと知ってる。 知ってて次の予約やその前の空き間の時間を埋めに来る。 情熱の限りその折どうしたいか具体的な案まで示してくる。 仕事終わりから次に仕事が始まるまでの時間、こうやって隙間なく穴を埋めてくれたのだ。 仕事時間中スマホがその打ち合わせで鳴りやまず返答しつつも子宮をキュンキュンさせたものだ。

 彼と初めて関係を持つことができたのは介護施設の中でもグループ・ホームと呼ばれる小集団の深夜勤帯では単独で泊まり勤があり、その当直時知佳が独りになった隙をついて忍び込んでくれて告ってくれたことで相手の気持ちを探る程度なら誰も見てないから大丈夫だろうと取り敢えずどの程度求めてくれてるのか証拠を見せてもらおうと試させたのち過去あったことを告らせたところ出るわ出るわ(笑)

 試させた場所がシャワー用のカーテンで仕切った利用者さんの脱衣所兼浴室だったからいつ入居者さんが来ないとも限らず魅せてあげたりしゃぶってあげる程度で終わるしかなかったが・・・彼は一晩とは言え知佳のオ〇ンコを診て相当放出してくれた。

 資金面でも限界 (ハメ対象を探し出会い系に登録しぼったくられ) に達していて、浮気しないから付き合ってくれとお願いされ結婚を約束してくれるならと付き合ってあげたのが妙ちくりんな恋の始まりだった。

 と言うのも昼間、手駒から散々お誘いの電話やらメールが届きキュンキュンさせていたところに童貞破りと来たから、しかもホンバン無しで延々触らせヌイてあげるだったから仕事を終えて帰るともう待ちきれなくて直ぐに待ち受けてくれていた男にハメてもらうことになったのだ。

 彼は婚約指輪と称し30万程度のものを渡してくれて、しかも親に引き合わせてくれたけど丁度その頃懸命に口説いてくれてた人と泊まりの旅行をご無沙汰過ぎて無性に男根が欲しくなりやらかし、しかもそれを姉御と呼んでたひとつ年下の介護の女の子に自慢げに伝えたことから彼との仲を知らなかった彼女は面白い話題をフルつもりで話してしまいバレてご破算に。

 その時知佳が思ったのは知らないふりしてくれたらお母さんっ子の童貞を破ってみたかったので深い関係になってもいいと思ってたからつくづく残念な男だなぁ~ って(笑)

 美里の場合補導員との関係は仕方ないとしても同窓や姉御と呼んで親しくしてくれたワルの下級生連中は行き場がなくなると公園などのベンチで寝泊まりを繰り返していたからチャンスと見たらその時関係を迫ればよいものを、バックにいる補導員が怖くパンチラを覗き見する程度が関の山。 

 だが美里としては真剣に結婚を前提に付き合える相手 (自分だけの男になってくれる相手) を探していたのだ。

 若くて体力気力満々の男どもと接しているとエッチを始めとする生活全般が補導員に散々仕込まれただけの美里。

 その若さが欲しくてたまらなくなるらしいのだ。

 やがてパンチラに耐え切れなくなった男の子が女の子の躰に触れるなどし性行為の行動を起こし始め、それを見た女の子の間にも競争心からか必然的に欲情のザワめきが起こる。

 グループ内の他の女の子はその日気の合った男と物陰に隠れサッサとコトを済ませ、さも自分ひとりが彼の恋人なんて思い込みのようなものを仕込まれ舞い戻ってくるが、実のところその他の女の中に出しスッキリさせた男どもも美里の隠れファンで補導員に内緒で隙さえ見せてくれたらと狙っていてくれたのだ。

 所詮ワルゆえ隙さえ見せればおっぱいを冗談めかしに揉んでくれたりし、美里も膨らみ切ったおっぱいを自慢げに魅せてやったりもしていたのだ。 そうであっても若者と言うのは・・いや、経験値の低い男はめったやたらと性行為に持ち込んでくれない。

 だからグループ内の女の子たちは性行為により直結するミニを好んで履きパンツの隙間からワレメや陰毛を男たちの気を惹くためチラチラ魅せるなどは普通にしていた。

 美里はグループの輪を乱したくなく、その男の子が他の女の子と付き合ってると知った途端身を引いて、万が一告るような言い方をし迫ってた時など抱いてほしい気持ちなどおくびにも出さないようにしていた。

 それほどまで気を使いながらグループと一定の規律を守り行動を共にしているにもかかわらず屋外泊をしているところを見つけようものなら導員はすぐさま連れ帰り折檻めいた抱き方をした。

 さっさと自分だけ済ませ、余禄の部分は少額の金の力で横っ面を叩こうとした。

 だから美里は自分ばかり責てと時々怒りに火がついて暴れた。 それを上手くとりなす手法がチンケな援助だ。

 例えば掃除機を買ってくれるというから店についていくと、家ではダイソンなどの高級品を使ってるくせに美里には数千円のメードイン・チャイナを買い与えるという風にだ。

 桂子にしてもその豊満な躰に興味を抱いた男どもは気を惹こうと缶茶を買い与えるなどし我先にと競ってくれたが、肝心のプレゼントと言えばせいぜい高いものでも5千円どまりで、そのくせ恩返しとばかりに許してあげ深い関係にでもなると最初こそ出してくれるものの2回目以降はラブホ代はおろか食事代も、時として家族の誕生日のプレゼント代までも 「今日持ち合わせがなくて・・・ちょっと立て替えお願いできない?」などと甘い言葉を使いながら暗に 「この間抱いてあげたジャン、ここは払ってよ!」 と言わんばかりに財布を覗き込みレジを先に通過してしまう。

 3人の女に共通して言えること、それはそのどちらも既にパートナーがいるわけだから後から来た男は他人の持ち物を手練手管で奪うことになる。 背徳に次ぐ背徳行為だ。

 しかしそれは女性にとっては最も好むやり方で、奪う努力をされてこその刺激の強さに逝き易くなり深みにもはまりやすくなるのだ。

 知佳が今の旦那と結婚できたのは彼を元妻から乗っ取ろうと努力したからで、不倫ゆえ彼も知佳の躰に飽きがこず、知佳も奪おうと必死になれ、結果的に妻を追い出すことに成功出来た。

 施設の彼のこともあったから連日複数人と背徳 (奪い奪われ) に身を焦がしながら躰の関係を持つ究極の逝かされ体験も味わえたのだが・・・(笑)

 どちらにしても女は定期的に欲しくなる時期があることをまず言っておきたい。 しかも一度脱がし味を知り尽くすと男は興味が薄れるようだから女は当然与える餌を減らそうとする。

 捨てるような奴らには怒鳴り散らし罵ってやりたいところだが関係が深まると女は男根に溺れてしまうのも事実に違いないし、まさか心通わせ始めたのにそんな理由でフラれ他の女に走られるなど思うまいからそんな感じがしたとしても強く言えない。 だが女と言うやつは一度はしがみつくけど二度目となると・・・どうだろう。

 女って時間と共に惚れ度合いが高まるし感度も高まるから他の男に走られたくなくば投資を惜しむべきでないことをもっと知るべきだと思う。

 やたらと男性遍歴を男は気にするんだけど男だって本来そうであるはずで、男も女も異性が無性に欲しくなる時あるからワンナイトとかヒトトキは許されていいんじゃないかと・・・ 正常な精神を保つためにも仕方ないことと諦め、もっと大きな気持ちで女を包み込んでくれたなら本当の意味で知佳もその元施設の同僚に手に堕ちてたと思う。

 知佳もそうだけど、他のふたりも恐らく 父親の愛情知らなくて育ってるから時として親のように見守ってくれるような人にはワンナイトと言えども堕ち易いと思うんだよね。



前頁/次頁





image




<筆者知佳さんのブログ>

元ヤン介護士 知佳さん。 友人久美さんが語る実話「高原ホテル」や創作小説「入谷村の淫習」など

『【知佳の美貌録】高原ホテル別版 艶本「知佳」』



女衒の家系に生まれ、それは売られていった女たちの呪いなのか、輪廻の炎は運命の高原ホテルへ彼女をいざなう……

『Japanese-wifeblog』










作品表紙

投稿官能小説(4)

トップページ
inserted by FC2 system