光源治 作
官能小説『淫らな診察実習』
第1話
真奈美は、可愛らしいレースの付いた制服のウェイトレスが置いていったレモンティーの前で、身を縮ませるように座っていた。
「ホット」
約束した時間に遅れてやってきた貴司がぶっきらぼうに注文し、国産の煙草に火をつけて、ふうっと大量の煙を吐いた。
元々、煙草の煙の苦手な真奈美は、まともにその煙を吸い込むとともに、げほげほっとせき込んだが、貴司は少しも気にした様子はなかった。
「言いつけどおりにしてきただろうな」
貴司は、煙草を灰皿に置き、水滴の付いたコップの水を一口飲むと、高圧的な視線を正面の真奈美に向けてきた。
「は、はい…」
うつむいた真奈美は、消え入りそうな声で答えた。
貴司の刺すような視線に、制服の生地を透して、素肌を見られているような錯覚に襲われ、身体が熱くなるのを感じた。
真奈美は、制服のスカートの裾をギュっと握りしめた。
授業を終えたばかりの真奈美は、セーラー服の制服姿だったが、その下には、パンティ、ブラジャーといった下着の類は身に付けていない。
授業が終わったあと、貴司と待ち合わせたこの喫茶店へ来る途中、デパートのトイレで、脱いだのだった。
この店までの数百メートルの道のりが、真奈美にとっては、とてつもなく長く感じられた。
通行人の何気ない視線にも敏感に反応する…。
「や、約束どおりにしましたから…。お願いです。しゃ、写真を帰して下さい」
真奈美は、低くポップスの流れる店内での他の客に聞かれるのを気にして、囁くように貴司に言った。
「いいとも、今日一日、お前が俺の言うとおりにしてくれたら、約束通り、あの写真とネガは全部返してやるよ」
貴司は、横柄に反りかえりながら、煙を吐いていた。
「ほんと、ほんとですね。約束ですからね」
貴司の言葉に一縷の望みを託して、真奈美は何度も何度も念を押した。
真奈美は家庭教師の貴司にレイプされ、そのときに写真を撮られていたのだった…。
「ちゃんと約束を守ったかどうか。スカートをめくってみせてみな」
貴司の目がいやらしく、しかも真剣に命令していた。
「えっ、こっこんなところで…できません」
まだ、明るい夕方の喫茶店の店内である。
ノーパンの制服のスカートをめくって、中を見せることなど、できるはずがなかった。
「いやなら、こっちにも考えがあるぜ」
貴司は、映画にでも出てくる悪役のような口調で、ブリーフケースから、フォトアルバムを出した。
真奈美の悪い予感通りにA4サイズのそのアルバムの中には、あの夜、撮られた汚辱の写真が、何枚も入れられていた。
陵辱された直後の失神状態の真奈美が、全裸のまま、ありとあらゆる恥ずかしい格好で写されていた。
写真を撮られたことは、薄れゆく意識の中で、知覚していたし、電話で貴司に呼び出された時に聞かされてはいたが、実際にその実物を見せられた真奈美は、血の気が失い、絶望で気が遠くなるような気がした。
こんな写真が、家族や親戚、学校の友人などに知られたら、と思うと、真奈美はどうしていいか解らなくなった。
「どうだ。よく撮れているだろう。これなんか、真奈美の顔も、ピンク色したきれいなあそこもばっちり写っているぜ。この写真をこの店にいる客みんなに見せて回ってやろうか」
貴司は、写真の中でも特に、真奈美の顔と股間がまともに写っている写真を何枚か手にして、言った。
「や、やめてください。こんなところで…」
貴司の声に、何人かの若者が真奈美たちのほうへ視線を向けたのを見て、真奈美が咎めるように言った。
「どうするんだ。ほれ、これをあいつらに見せてろうか」
「やめてください。わ、わかりました」
あわてて、真奈美は、立ち上がろうとした貴司の腕にすがって座らせた。
第2話
「いうとおりにしますから…」
真奈美は、諦めたように顔を伏せた。
育ちのいい真奈美と狡猾な貴司とでは、初めから勝負はついていた。
「よし、じゃあ、足を広げて。座ったままでいいから、そこで、スカートをまくって見せるんだ」
貴司は、煙草の火を灰皿でもみ消した。
しばらく、無言の闘いが続いたが、真奈美には、抵抗する方法がなかった。
真奈美は、周りからの視線を気にしながら、わずかに両足を広げて、制服のスカートを少しばかりめくり上げた。
二人がけの椅子に向かい合っていて、右側は、壁になっているので真奈美の左側の真横から見られる事だけを注意すれば、気付かれることはなさそうだったが、真奈美の恥ずかしさは相当なものであった。
「もっと足を広げて、そのままにしてろよ」
貴司は、真奈美に命令すると、落とした物でも拾うふりをして、テーブルの下に頭を突っ込んで、真奈美の腿に手をかけた。
「あっ、いやっ」
真奈美は思わず、叫んだが、隣のカップルの視線を感じ、懸命に何事もなかったように振る舞って、ごまかした。
貴司は、真奈美が抵抗できないことにつけ込んで、真奈美のスカートを大きくまくりあげた。
「!」
真奈美は、必死に手でスカートの裾を直し、周りの客達の視線を気にした。
「よしよし、言い付けどおりにしていたようだな」
テーブルの下から、顔を上げた貴司は満足そうに言った。
「ノーパンで町中を歩くというのはどんな気持ちだ」
「や、やめてください。お願いです」
真奈美は、周りの客に二人の会話を聞かれないかと、気が気ではない。
「ばかなことは、やめ…」
貴司は、いつの間にか、靴下を脱いだ素足を伸ばして、真奈美のスカートの下の素肌に触れてきていた。
「あっ…」
真奈美の必死の懇願にもかかわらず、貴司の足の親指は、真奈美の内腿に割り込んでいった。
「あっ、やっ」
必死にくいしばる真奈美の口から、悩ましげな喘ぎが漏れ出していた。
貴司の足の親指は、真奈美のスカートの中の淫靡な亀裂をなぞる様にうごめき、17歳の乙女の柔らかな繊毛と媚肉をこすりあげていた。
何かを耐えるようにうつむきがちに目を閉じ、長く黒いまつげをふるふると震わせるセーラー服姿の女子高生を、水を継ぎ足しに来たウェイトレスが、怪訝な表情で眺めていった。
「もう、だいぶ感じているようだな」
貴司は、足の指に真奈美の愛液に潤いを感じていた。
真奈美は、しっかりとスカートの裾を両手で押さえてはいたが、両足は60度ぐらいに開かされていたので、テーブルの反対側の貴司の足の指で、スカートの中をまともになぶられているのだった。
「や…めてください…。お願い」
真奈美の哀願の声も次第に囁くようなものになっていた。
「ああっ」
真奈美は、この異常な貴司のいたぶりに、自然と反応してしまう自分の肉体を恨めしく思った。
心では、感じるまい、と強く思えば思うほど、白昼の喫茶店内という状況と自分自身の卑猥な行為が、より異常に感じられ、真奈美の被虐的な官能を掻き立てるのだった。
「あ…う」
真奈美は、必死に声をあげないように唇を噛み締めてこらえた。
貴司の足の指が、小さな動物のように、真奈美の股間でうごめく…。
「ひ、あ…。や…め…」
「待たせても悪いし、そろそろいくか」
ようやく、貴司のいたぶりから、解放された時には、真奈美の媚肉は、熱く柔らかくほころんでいたのだった。
第3話
喫茶店を出た真奈美を貴司は、渋谷駅の方向へ連れていった。
「ど、どこへ行くんですか」
不安げに尋ねる真奈美に貴司は、にやけながら言った。
「俺の友達に産婦人科のドラ息子がいてね。そいつは、まだ俺と同じ学生なんだけど、どうしても診察の実習がしたいっていうんで、真奈美にも協力して欲しいんだ」
「じっしゅう、…て」
「何、ちょっと診察の練習台になってくれれば、いいんだよ。それに…」
貴司は、真奈美の腰にまわした手の指に力を入れて言った。
「まさか、いやだなんて言わないよな」
真奈美は目眩に襲われるような絶望感を感じていた。
「そんなことより、ノーパンで渋谷の街を歩く感想はどうだ」
貴司は意地悪く真奈美の耳元で囁いたが、その言葉を聞いた真奈美は、急に羞恥がこみ上げてきて、うなじのあたりまでも赤く染めてしまう。
真奈美の制服は、普通のセーラー服なのだが、真奈美の好みでスカートの丈は、短めにしてあったため、膝上20センチ以上の短さであった。
真奈美は今日の貴司の命令があったため、何着か持っている制服の中から、出来るだけ、丈の長いスカートを選んだつもりだったが、それでも、下着を着けていない真奈美にとっては、心もとない着衣であった。
「さあ、のんびり歩いてないでさっさと歩けよ」
貴司は、真奈美がスカートの裾を気にして、ゆっくりと歩こうとするのを見透かしたようにスカートの上から真奈美の尻肉をつねって、追いたてていった。
季節外れの強風が時折、吹きすさぶ中、貴司はわざと歩道橋やビルの谷間など、風が吹き上げるような場所を選んで、真奈美を歩かせていった。
「きゃっ」
真奈美は、スカートを煽る強風に悲鳴をあげ、懸命にスカートの裾を押さえ続けていた。
真奈美の太腿を生暖かい風が、撫でるように吹き抜けていき、真奈美に何とも言えない心地悪さを残していった…。
「おう、まってたぜ。へへ。さあ、あがれよ」
医者の家らしい高級そうな屋敷の扉を開けて、出てきた俊夫は、真冬でも汗をかいていそうなほど、暑苦しい小太りの男だった。
不潔そうな髪型と分厚い眼鏡をかけていて、そのレンズの奥から、小さい神経質そうな目がのぞいていた。
その小さな目が、嘗め回すように真奈美の全身を這い回り、真奈美はその視線だけで全身に鳥肌がたつような寒気がした。
「おい、連れてきたけど、本当に大丈夫なのか」
「ああ、親父たちは、おフランスへ旅行に行ってて、しばらく留守なんだ。それで、病院のほうも、夏休みで誰もいないから、思う存分実習できるぜ」
俊夫は、真奈美たちの前を歩きながら、下がっていた短パンをずりあげた。
「へへ、でも、本当に女子高生なんだな。まさか、制服で来るとは思わなかったよ」
「お前が現役の女子高生がいいって言うから、わざわざ制服で来させたんだからな。しかも、聞いて驚くなよ。ノーパンなんだぜ」
貴司は、真奈美の尻をスカートの上から、ピシャっと叩いた。
「きゃっ」
「ま、マジか、こんな短いスカートなのに、下に何も穿かないでここまで来たのかよぉ」
俊夫は、ノーパンと聞いただけで、小鼻を膨らませて、いきまいている。
まるで、発情期の豚である。
「マジだよ。最近の女子高生は、エロくていろいろな変わったプレイが好きなのさ。こいつは、人に見られるのが好きな露出狂のスケベなのさ。なあ、真奈美?」
「え、ええ」
真奈美は、ここにくる途中で、貴司に口裏を合わすように言い含められていたため、あいまいにうなずいた。
真奈美は、貴司のセックスフレンドで、男遊びの好きな露出狂ということになっていた。
勿論、真奈美はその設定に抗議したが、貴司に脅されて押し切られてしまったのだった。
「こんなに可愛い子が露出狂かあ…。マジかよぉ」
俊夫は、可憐な制服に身を包んだ真奈美の顔をまじまじと見つめた。
「なら、証拠を見せてやるよ。ほらっ」
第4話
言い終わらないうちに、貴司が真奈美のスカートを右手でめくり上げた。
「あ、きゃあ」
不意を衝かれた真奈美は慌てて、スカートを押さえ、その場にしゃがみ込んだが、俊夫の眼前に剥き出しの下半身を曝け出してしまった。
耳たぶまで、赤く染めてうつむいている。
ぽかんと口を開けた俊夫の表情が滑稽だ。
「あ…、へ、へえ、本当にノーパンなんだあ…」
気を取り直した俊夫があっけに取られたように言った。
真奈美は、精一杯の抗議をこめて、貴司をにらんだが、貴司は少しも意に介してないようだ。
三人は取りあえず、リビングのソファーに腰を下ろしたが、真奈美は、刺すような俊夫の視線を股間に感じて、懸命にスカートの裾を押さえて座っていた。
「だから、今日も、お前の事を話したら、自分から、手伝いたいって言い出したんだよな」
貴司は、真奈美に向かって言った。
「え…ええ、そうです。ぜひ、川崎さんの勉強のお手伝いをさせて下さい」
真奈美は、事前に貴司に教え込まれていた台詞を口にした。
「でも、どんな実習をするんですか」
真奈美は、ずっと抱いていた不安を口にした。
「それは、すぐに分かるよ。それに」
俊夫の汗ばんだ顔が不気味だった。
「君も将来、産婦人科では、どんな検査をするか、知っておくと勉強になるだろう」
「いやです。そんなこと」
真奈美の悲鳴のような声が診察室に響いた。
「いいかげんに諦めて、その診察台に座るんだ。言うとおりにしろ」
貴司の怒声に真奈美は観念せざるを得なかった。
俊夫達に診察室に連れて行かれた真奈美は、初めて見る産婦人科の診察台の形状に、動揺し、無知だった自分を後悔した。
それらしく白衣を身にまとった俊夫は、真奈美にその診察台に座り、両足を大きく広げて、固定するベルトのある足置きにのせるように言ったのだった。
無論、下着は着けてはいない。
真奈美はようやく、俊夫の意図するところを理解した。
「産婦人科の実習」とは、こういうことだったのだ。
俊夫は、真奈美を死ぬほど恥ずかしい格好にして、羞恥の部分を検査しようというのだった。
「いやです。こんなことできません。帰して下さい」
「おいおい、ここまで来て、帰るはないだろう。それに、あの写真を返して欲しいんだろう。このまま、帰ったら、どうなるか、分かってるのか」
貴司は、診察室の入り口で尻込みする真奈美の腕をつかんで、凄んでいた。
つかんだ指が、真奈美の細い腕に食い込むぐらいに力がこめられる…。
「大丈夫。産婦人科に行ったら、誰でもすることだから…。恥ずかしいのは、最初だけだよ」
俊夫が、諭すように言った。
「で、でも…」
「いいから、言うとおりにしたら、あの写真を返してやるから」
貴司と俊夫は、強引に真奈美を診察台に座らせた。
「さあ、両足をここへのせて…」
「い、いや。やっぱり、いやです」
「こいつ、露出狂のくせに。言うとおりにしろ」
業を煮やした貴司は、真奈美の華奢な両手首をねじ上げて、いつのまにか手にしていた紐のようなもので、後ろ手に縛りあげてしまった。
「いや、やめて、離してっ」
真奈美は、必死に抵抗したが、貴司の力は強く、どうしようもなかった。
「おい、俊夫。足を固定しろ」
貴司が、どうしていいか解らず、立ち尽くしていた俊夫に声をかけると、俊夫は弾かれた様に真奈美の片足を取って、診察台の肘掛けのような部分にのせると、ベルトでしっかりと固定した。
「いやあ、いや。離してえ」
真奈美は、スカートがめくれるのも構わず足をばたつかせたが、それは、いたずらに真奈美のスカートをめくり上げさせただけで、すぐにあられもない格好で、診察台の上で固定させられた。
第5話
辛うじて、最も恥ずかしい場所は、スケートの中に隠されてはいるが、俊夫にちょっとスカートの中を覗き込まれたら、もう、隠しようがない。
「手間をかけさせるなよ。こうして恥ずかしい姿を見られることが何より好きなんだろう」
身動きの取れなくなった真奈美を見下ろして、貴司は言った。
「さあ、俊夫。後は好きなようにしてもいいぜ」
さっきから、押し黙り、食い入るように真奈美の露わになった太股を見つめている俊夫に貴司は声をかけた。
「ああ、それじゃあ。早速、触診にかかろうか」
俊夫の短い不細工な指が、真奈美のセーラー服に伸びていった…。
「まず、乳ガンの疑いがあるかどうかを調べてみましょう」
俊夫の口調がなぜか、本物の医者のような口調になっていた。
後ろで貴司が笑いをこらえるような顔して、にやにやしている。
俊夫は、セーラー服をたくしあげて、真奈美の純白のブラジャーを外しにかかった。
不器用な手付きで、なかなかうまくいかない。
「ちょっと、貴司。見ていないで手伝ってくれよ」
「はいはい、先生様」
俊夫に言われた貴司は、真奈美のセーラー服を首の辺りまでまくり、真奈美の乳房をむき出しにすると、慣れた指使いで、ブラジャーのホックを外して見せた。
「いやあ」
真奈美は、剥き出しにされた小ぶりな乳房を俊夫の視線から、必死に隠そうとしたが、後ろ手に縛り上げられている状態では、どうにもならなかった。
真奈美の白い陶磁器のようなすべすべした肌が露出された。
「どれどれ」
俊夫のねっとりした指が、真奈美の乳房に触れた。
「いやあ。やめて」
真奈美は弾かれたように身をよじるが、貴司が後ろから、しっかりと真奈美の肩を押さえつけてしまった。
「ほう、やはり若いだけあって、ぴちぴちした肌だな」
俊夫の指の動きは、診察するというより、乳房を優しく愛撫するような微妙な動きであった。
触れるか触れないかの撫でるような感触が、真奈美の乳房を包み込んでいた。
「おっぱいは大きくないが、感度はいいようだな」
「…くう」
真奈美は、俊夫に半ば本能的に嫌悪感を抱いていた。
その俊夫からの陰湿極まりない愛撫を、唇を噛んで、懸命にこらえる美少女の顔を、俊夫は胸が痺れるような思いで見つめていた。
ふだんなら、女性から見向きもされない俊夫が、可憐な女子高生を診察台に緊縛したまま、剥き出しの乳房を愛撫しているのだ。
まるで、夢でも見ているような気分であった。
俊夫は、自分にこのような美しい獲物を与えてくれた貴司に心から感謝した。
「特に、おかしなしこりはないようだね」
俊夫がもっともらしく言った。
「ああっ」
真奈美が小さな悲鳴をあげて、白い喉を突き出すようにして、仰け反った。
俊夫の指が、真奈美の薄桃色の乳首をつまんで揉みほぐしたのだった。
「この部分のしこりも調べないとね」
「いやっ」
両の乳首を同時に指先で揉み上げられる感触に、真奈美の汚辱感は急速に高まり、診察台の上で、拘束された身を激しく揺すった。
「おや、なんだい。だんだんと乳首がしこってきたぞ」
俊夫は、真奈美の可憐な乳首が、わずかに硬く膨らむような感触を見せはじめたのを察知して、そのことを指摘した。
「うん、確かにしこりがある。これは、もっとよく調べないといけないな」
俊夫は、指先に力を込めて、真奈美の乳首を強く潰すようにつまんだ。
「ああ…。いたっい。やめてえ」
女の急所の一つに鋭い痛みを感じ、真奈美は悲鳴をあげた。
「うん、痛みは感じるようだな。では、感度はどうかな」
俊夫は、真奈美の乳房を下から持ち上げる様にして、手でつかむと、乳首の辺りを押し出す様にして、そのまま剥き出しの乳首を口に含んだ。
「いやああ」
第6話
わざとらしく、チューチューと大きな音をたてて、つぶらな果実を吸いたてる。
俊夫の分厚い唇が、真奈美の敏感な乳首を挟み、舌先でくすぐってくる…。
真奈美は汚辱感のあまりに緊縛された身を激しく悶えさせたが、貴司の強い力で押さえつけられる。
貴司は、無言のまま、俊夫の行為を静観している。
「ひいっ」
俊夫は、真奈美の乳首を嘗め回し、噛んだり、吸ったりといった行為を繰り返す。
「いや、いや、やめてえ」
真奈美は、激しくかぶりを振ったが、自分の感情の奥底の小さな変化に気付き始めていた。
「ああ…」
俊夫の手により、乳房を激しく揉み上げられ、乳首を舌先で愛撫され続けた真奈美の抵抗の声が次第に小さくなっていった。
「まあ、乳首はしっかりとしこっているが、乳ガンの疑いはないでしょう」
俊夫は、真奈美の乳首から、口を放し、自分の唾液で濡れた唇を白衣の袖で拭いながら言った。
「では、つぎは、性病の疑いがないか。調べてみましょう」
俊夫の手が、真奈美のスカートに触れ、腹の上までまくり上げた。
「ああ、いや、やめて。見ないで」
真奈美は絶望を感じながらも、叫ばずにはいられなかった。
貴司は、真奈美のセーター服を胸元までたくしあげたままで、真奈美を診察台に縛り付けて、自分は側の椅子に腰をおろしていた。
何も言わず、にやにやと貴司の行為を見守っている。
真奈美は、小振りで形のいい乳房を上下に細いロープで幾重にも縛られ、いびつに変形させたまま、大きく足を開いた格好で診察台にのせられている。
ノーパンの股間を唯一隠していた制服のスカートも今は、腹の上まで捲り上げられ、白い太股の付け根の三角の翳りと、その下に密かに窄まるセピアの蕾は、隠す事なくその姿を二人の男達の前に晒されていた。
「ああ…」
真奈美は、無理やりに大きく足を開かされた自分の恥ずかしい部分に、男達の熱い視線が注がれていることを感じ、羞恥に身を染めるのだった。
「ふむ、ここの毛は、結構、薄いようだし、手入れもよくされているようだな」
俊夫は、真奈美の柔らかそうな繊毛と、その下に透けて見えている密やかな亀裂にふれんばかりに近づいて観察していた。
俊夫の吐く息が、真奈美の繊毛をなびかせ、真奈美に自分のおかれている状況を知覚させる。
「どれ、この中はどうなっているかな」
俊夫の野太い指が、真奈美の黒い翳りの下の陰裂に触れ、こじ開けようとする。
粘膜が外気に晒されたことを感じる。
「いや、お願い。やめてえ」
真奈美の絶望の叫びが診察室に空しく響く…。
「おお、ほう…」
容赦なく美少女の最恥の亀裂を押し広げた俊夫は、感嘆と歓喜の入り交じった声を漏らした。
真奈美の陰裂の中の花肉は、艶やかに光り、美しいサーモンピンクに色づいていた。
ふだん、俊夫が、風俗やインターネットで見る女達のそれとは、形も色も大きく違っていて、毒々しさのかけらもない無垢な少女のような様相であった。
また、ただ幼いだけではなく、適度に成熟さを覗かせた仇っぽさも持ち合わせていた。
事実、真奈美の肉襞は、妖しい湿り気を帯びた光を放っているのだった。
俊夫は、自分の下半身が熱く充血してくるのを感じていた。
喉が渇き、うまく唾を飲み込めない…。
「これは、また、いやらしいおま○こだな。診察中だというのに、すっかり感じて、お汁でぐしゅぐしゅだよ」
俊夫は、自分の感情を押し殺して、わざと真奈美を羞恥の底に追い落とそうと、偽りの言葉を口にする。
「ああ、嘘です。そんなの嘘」
「嘘なもんか。いやらしいひだひだをひくつかせて、早く入れてくれって催促しているような浅ましさだぜ」
第7話
真奈美は、俊夫にそんな卑猥な言葉を投げかけられ、緊縛された裸体を悔しそうにわななかせた。
自分からは、股間の様子は見えないため、感覚でしか確認できないが、さっきまでの乳房の愛撫で真奈美の官能の炎に火が点いたのは、薄々感じていた。
(だめよ。こんなことで感じては、だめ)
真奈美は、自分に言い聞かせるのだが、目の前の醜い陵辱者は、格好の獲物を見逃すはずがない。
「まあいい。これから、じっくり診察するから、あんまり気持ち良いからって、よがらないでくれよ」
俊夫の指が、真奈美の陰裂に沿って、ゆっくりとなぞるように動く。
「ああ」
指が容赦なく肉唇に侵入してくる。
「じゃあ、問診に入ろうか。いくつか質問に答えてもらうよ。一番、最近セックスをしたのは、いつだい」
俊夫の指が、性交を思わせるように、ゆっくりと抽送される。
「ああ、そ、そんなこと言えませんっ」
真奈美は喉を振り絞るようにして答えた。
「これは、性病の検査なんだから、セックスの時期と内容は重要な情報になるんだ。答えてくれないと、検査のしようがないよ」
俊夫は、真奈美の淫孔を指で責めながら、困ったように言った。
「質問に答えてくれないと、いつまでもこの診察を続ける事になるよ。まあ、僕はそれでもいいんだけど、時間ももったいないし、無理にでも質問に答えてもらうことにするよ」
俊夫は、貴司に目配せした。
貴司が立ち上がり、真奈美の側にやってくる。
「真奈美。約束どおりに診察に協力してくれないと、先生も困るだろう。お前がその気なら、俺にも考えがあるぞ」
「ああ、でっでも…」
「いいから、先生の質問にちゃんと答えるんだ。答えないなら、こうしてやる」
貴司は、真奈美の隆起した乳首を指先でつまみ、爪をたてた。
「きゃあああ。いったあい」
容赦ない激痛が真奈美を襲い、真奈美から悲鳴と涙を絞り出す。
「じゃあ、もう一度聞くけど、一番、最近セックスをしたのは、いつだい」
「………」
「真奈美。答えるんだ」
貴司が、また、真奈美の乳首をつねる素振りを見せる。
「い、言います。言いますから、もう、おっぱいをいじめないで…」
真奈美の目から大粒の涙がこぼれて、真奈美の頬をつたう。
「……。三日前です」
「ほう、じゃあ、水曜日だね。じゃあ、その時は、どんな体位で何回ぐらいいったんだ」
観念した真奈美に、俊夫がさらに卑猥な質問を仕掛けてくる。
「…、ふ、普通の格好と…、その…、う、後ろから…」
三日前、真奈美を強姦した張本人の貴司がいるのだから、嘘はつけなかった。
「じゃあ、正常位と後背位の2回いったんだね」
俊夫の指は休む事なく、動きつづけている。
「じゃあ、順番にどんなエッチをしたか、教えてもらおうか…」
「ああ、もう、許して…」
真奈美の口から哀訴が漏れていた。
俊夫は、真奈美の柔肉を指で愛撫しながら、真奈美に三日前の貴司の陵辱の様子を告白させていた。
真奈美が躊躇したり、嘘を言ったら、すぐに貴司の爪が真奈美の乳首に激痛を与えるので、真奈美は、思い出したくもないあの日の行為を、自らの口で俊夫に報告しなければならなかった。
その間も、俊夫の指は、真奈美の肉孔をえぐったり、俊夫の愛撫に反応して、ほころびはじめた花弁をいじくったり、陰裂の上の包皮を剥き出して、密やかな花芯をこすったりして、真奈美の開き始めた官能の波をさらに大きく高めるのだった。
貴司は、貴司で、真奈美のこんもりとした両の乳房を大きな手のひらで、包み込むように揉み解し、真奈美の耳や耳たぶに熱い吐息をかけていた。
手足の自由を奪われ、開脚縛りという恥ずかしいポーズで、二人の男に上下の性感帯を責められ、恥ずかしい告白を強制された真奈美は、次第に高まってくる官能に身を任すように熱い樹液を滴らせ、俊夫の指を淫らに濡らすのだった。
第8話
「そうか、じゃあ君は、縛られたまま、後ろから無理やりに犯されたのに、いってしまったんだね」
「…、そ、そうです」
真奈美は認めるしかなかった。
「まったく乳首といい、診察中に濡らすここの感度といい、本当に露出狂のエロ高校生なんだな」
「…、ああ、そんな…あん」
「もう、こんなに濡らして…、ほら」
俊夫は、自分の指先に欲情の証の液体を素直に湧き出させてくる美しい女子高生の顔にその淫らに濡れ光った指先を見せつけた。
「ああ、いや」
自分の激情に必死に抗うように大きな黒い目を固く閉じていた真奈美が、薄く目を開けて、俊夫の指先にいやらしく糸を引きながら光るものを見て、力無くかぶりを振った。
「こんなに、ねばねばして。いやらしい匂いが臭いぐらいだ」
俊夫は、指先の匂いを嗅いだ。
「ああ、いや、やめて」
「ほら、自分のジュースの味を味わってごらん」
俊夫の指が、真奈美の唇を割り裂いてくる。
「く…」
真奈美は、顔を横にして、口を固く閉じたが、貴司の手で、顎をつかまれ、無理やりにこじ開けられていた。
「んんんんん…」
真奈美の鼻孔につんとする匂いと酸味が広がって、真奈美は軽い吐き気を感じた。
「いやらしく濡らして僕の指を汚したんだから、その可愛らしい口できれいにしてもらうよ」
俊夫は、指に付いた真奈美の愛液を真奈美の唇や舌で拭った。
「ほら、舌をもっと出して。ようく舐めるんだ」
真奈美は倒錯した思いで、無我夢中で舌を突き出し、俊夫の指を舐めるのだった。
「つぎは、もっと中をよく見てみよう」
俊夫が手にしたのは、冷たく無機質に光るクスコであった。
目の前に見た事もない不気味な医療器具が差し出されてくる。
「これが、なんだかわかるかい。これを大事なところの穴に挿し込んで、こうやって、ほら、穴を広げて、中の様子をよう~く見えるようにするんだ」
俊夫は、その器具をハサミのように開いたり閉じたりして見せた。
「い、いやあ。そんなこと。やめて」
真奈美の声が空しく響いた。
俊夫は、クスコの先端を真奈美の肉孔に差し入れていった。
「ああ…。やめて…」
冷たい金属の感触が敏感な粘膜を刺激し、真奈美は屈辱のあまりに大粒の涙で頬を濡らすのだった。
それでも、残酷な汚辱者は容赦なくクスコを花園に突き立てていく。
「ああーん。いやよ、いやっ」
「よし、それじゃあ、開くよ」
俊夫がゆっくりとクスコを開いていく。
「ううぅぅぅ。ああっ」
媚肉を割り裂かれる…。
硬い感触が強制的に秘めやかな場所を押しあける。
「おお、すげえ。おま○この中が丸見えだ。見てみろよ。貴司」
俊夫がうわずった声をあげた。
興奮のあまり、診察ということを忘れてしまっている。
冷たいクスコによって広げられた媚肉の壁が収縮し、その部分で呼吸でもしているかのように妖しくうごめき、鮮やかなピンク色の肉が濡れ光っている。
「ほんとだ。女のおま〇この中は、こんなふうになってるのか。こんなに、はっきり見たのは初めてだよ」
貴司もクスコの中を覗き込み、感嘆の声をあげた。
「おい、もっと、広げてみろよ」
俊夫の手に力が込められる。
「ああ、いたい。もう、やめて。許して」
「だめだ。目一杯でこれ以上、広がらないよ」
「うそだろ。子供だって産むんだから、もっと広がるはずだぜ」
「そうだよな。おかしいなあ」
「い、いたあい。いやあぁぁ」
真奈美の泣き声がひときわ大きく響いていた…。
第9話
「性病の方は、大丈夫のようだから、次は不感症の検査をしよう」
さんざん、クスコで広げた真奈美の肉孔に検査と称して、ガラス棒を突っ込んで、弄り回した俊夫が、またニセ医者の口調になっていた。
「お願い、もう、許して…」
女の大事な部分を無骨な医療器具で押し広げられ、異物でかき回されるという痛みと屈辱感に真奈美は、泣きだしていた。
なぜ、自分がこのような理不尽な屈辱を受けなければならないのか。
心の中で問い掛けるのだった。
「さあ、気分をリラックスして、遠慮なく感じていいよ。これは、検査なんだから、いっちゃっても、恥ずかしくもなんともないよ」
笑いをかみ殺したようなニヤニヤした俊夫が真奈美の顔を覗き込んでくる。
手には、淫らな玩具が握られている。
不感症の検査として、そのバイブレーターで真奈美の秘部をなぶり、その恥態を鑑賞しようというのだ。
「い…、いや…あ」
力なくかぶりを振る真奈美の柔肌に、低くくぐもった震動を開始した淫具が押し当てられてきた。
「やあ、いや、やめてえ」
忌まわしい玩具の震動を感じ、真奈美の嫌悪は爆発したが、逃れる術はない。
その上に、またもや貴司の巧みな手技により、一度消えかかった官能の炎が再び燃え上がってくる。
俊夫の操作するバイブレーターの震動が、クスコの挿入により麻痺した肉襞を揉みほぐし、妖しく快美な疼きを真奈美の中に残していく。
「どうした。遠慮せずに声をあげて、よがっていいんだぞ」
真奈美の股間から、俊夫が大粒の汗を浮かべた顔をあげて、声をかける。
貴司は、相変わらず、真奈美の乳房と乳首に入念な愛撫を加え、柔らかい耳たぶに熱い息を吹き掛けてくる。
「ああ…。だめっ…」
こみ上げてくる官能の波に真奈美は、うわずった声で泣いた。
「やめてぇ、もう、ゆるしてぇ」
バイブレーターが、真奈美の淫孔を深くえぐっては、また周辺部の浅い肉を震わせる、ということを繰り返していた。
俊夫のもう一方の手は、すでに小さく膨らんで、その形をはっきりと見せている真奈美の花芯を幾重もの肉層の中から見つけ出し、指先でつまんで、コリコリとした感触を楽しんでいる。
「ふふふ、こんなに豆を膨らませておいて…、やめて、はないだろう」
「ああ、いやぁ」
真奈美の肉体は、もう行き場をなくしたかのように、熱く燃えあがり始め、嫌悪する俊夫の指にさえ、熱く粘り気のある樹液を止めどなく吐き出しているのだった。
「どうやら、ここが一番感じるようだな。ふふ、それにしても凄い濡れ方だな。女子高生が聞いて呆れるな」
俊夫は、真奈美の花芯にバイブレーターの先を触れさせて、淫靡な震動を与え、真奈美にひときわ大きな悲鳴をあげさせると、その上部の白く透き通るような恥肉に熱い口づけを加える。
「ひぃやぁぁ…」
真奈美は、熱病にうなされるかのように顔を上気させ、うわ言のような悲鳴を繰り返すのだった。
「どうする貴司。このまま一回いかせるか」
俊夫は、真奈美の弾力のある乳房を揉みしだき、舌先で乳首を弄んでいた貴司に声をかけた。
「そうだな。このままいかせてやると少しは気も落ち着いて大人しくなるんじゃないか」
貴司が、乳首から口を放し、代わりに指先でプルプルと交互に叩くようにして言った。
「ようし、それじゃあ、一気に昇りつめてもらおうか」
「いやあぁぁ…。はうぅ…」
俊夫が真奈美の肉孔に、これ以上は入らないというぐらい深く淫具を突き入れて、ぐりぐりとこね回すと、もう限界にまで追い込まれていた真奈美は、緊縛されていた四肢をブルブルと痙攣させるようにわななかせるとともに、ふりしぼるような熱い息を吐き出していた。
第10話
「あぁん、だ、だめっ…、ああっ…」
火のように火照った頬を横に向けながら、診察台の上の乙女は、感極まって、引きつけを起こしたようにしゃくりあげた。
淫具を深く食い締めた腰を突き出すようにしてくねらせる。
「あっ…ん…はぁ…ああぁぁぁ」
長く絶息するような声が真奈美の口から聞こえてくる。
「どうやら、いったようだな。口では嫌がってたくせに、この悦びようはどうだ。呆れちまうぜ」
俊夫は、手を放しても、淫具をしっかりと咥え込んだままの真奈美の肉孔を呆れたように見つめた。
真奈美を襲う波のような痙攣が次第に小さく小刻みになっていく。
「はあ…」
真奈美が深い吐息とともに、身を捩じらせると、深々と肉孔に突き立てられていた淫具がずるりと真奈美から抜け落ちてきた。
未だに低い電動音を響かせている妖しい玩具は、真奈美の熱い粘液で濡れ光り、塞ぐもののなくなった真奈美の肉孔がその淫具の形を残したまま、淫らに蠢いていたのだった。
糸が切れた人形のような真奈美を俊夫と貴司は、全裸にして、再び診察台に固定した…正確には全裸ではなく、白いソックスだけを穿いた格好である。
このほうが全裸よりも、より真奈美に羞恥心を味わわせることができるためであった。
うら若き可憐な女子高生が、白いソックスだけを身に着け、すらりとした脚を大きく開いたあられもない格好で目の前にその全てを晒しているのだ。
俊夫は今現実に起きていることが夢なのではないかと疑い、頬をつねってみたくなった。
俊夫と貴司の前で、自我の崩壊をみせた真奈美は、その余韻も覚めやらぬまま、焦点の定まらない目を空に向けていた。
真奈美はこれまで味わったことのない恍惚を感じたことに少なからず動揺していた。
自分の意思に反して、強引にいたぶられるなかで、これまで感じたことのない昂揚を得たことに言い知れぬ後ろめたさを感じていた。
破廉恥な男達に翻弄された自分の肉体が恨めしい…。
真奈美の目からまた一筋の涙がこぼれた。
「どうした、あんまり良かったんで、感激して泣いてるのか…」
「…お願い…もう、許して…」
真奈美は、祈るような気持ちで俊夫に訴えた。
にやっと口元だけを歪めた俊夫が、電灯の光を照り返す額の汗を拭った。
「まだ、まだ。これからが本番さ。次は、おしっこ検査だよ」
「え…」
「おしっこの穴に管を通して、おしっこを吸い出すのさ」
導尿カテーテルという40cmぐらいの長さのシリコンの管を尿道口に挿入し、文字どおり尿を導き出すのだと、俊夫が実物を見せて説明する。
「おっ、やっと医者らしいことをするな。俊夫先生のお手並み拝見ってとこだな」
貴司が興味津々にはやしたてる。
「い、いやっ、そんなの、いやよっ。やめて」
真奈美は俊夫達の残忍な責めに絶句した。
「心配しなくても立派な医療行為だから、大丈夫だよ。ちゃんと記録も撮るんだから…」
貴司の手にはビデオカメラが持たれていた。
真奈美の導尿の様子をビデオに録画しようというのだ。
当然、それをネタに真奈美を脅迫することは確実である。
「いや、ああ…」
もう、この悪魔たちを止めることは出来ない、と知りながらも、繰り返さずにはいられない真奈美だった。
「さて、準備はオッケーかな」
道具類を並べた俊夫が嬉しそうに言う。
真奈美に導尿カテーテルを行うことが楽しくてしょうがないのだ。
その上、俊夫のズボンの前は、突き破らんばかりに張りつめている。
「まず、ばい菌が入らないようにあそこを奇麗に消毒するからね」
俊夫は、真奈美や貴司にこれから行う作業を説明する。
第11話
「まず、処置がしやすいようにこいつで、あそこをおっぴろげる」
俊夫は金属製のクリップを手にしていた。
50cmぐらいの細い紐がついている。
「これであそこを開きっぱなしに固定するんだ」
「そ、そんな…。お願い。そんなひどいことやめて…」
真奈美は、その無機質に光る金属に繊細な部分をはさまれ、拡げられる恐怖に慄いていた。
敏感な粘膜をその強力なばねに挟まれれば、どれほどの痛みがあるか想像できない…。
「心配しなくても大丈夫さ。大事な部分を怪我しないように、クリップのばねは緩くしてあるから…」
俊夫は、クリップの口をカチカチと音をたてて開いてみせた。
「さあ、いい子だから、大人しくびらびらを広げてくれよ」
「い、いやあぁ」
俊夫の指が、真奈美の花弁に伸びる。
懸命にその指先から逃れようと、腰を揺する真奈美だったが、二人がかりで押さえ付けられて、あっさりと捕まってしまう。
…!!
冷たい感触とともに鋭い痛みが真奈美の背筋を駆け巡る。
「いやあ~、いたあい、いやあぁぁ」
引き裂くような真奈美の悲鳴を無視し、俊夫は左右の秘襞にそれぞれクリップを取り付け、その先に付けられた細紐をそれぞれ、真奈美の左右の足の親指に括り付けた。
大股開きの真奈美の足の指の紐は引っ張られ、無残な形にラビアが割り開かれる。
「いやよ。いやあ、やめてぇ」
敏感な肉襞をクリップで挟まれ、そればかりか鋭く引っ張られる格好の真奈美の苦痛はすさまじいものであった。
しかし、暴れたくても、暴れれば、クリップが強く引かれ、敏感な粘膜に余計に激痛が走る。
真奈美は、少しも動くことができずに、じっと痛みに耐えるしかなかった。
「ああ…ああ」
粘膜に感じる外気が、秘裂を引き裂かれた自覚を嫌でも味わわせる。
「すげえ、なあ、びらびらがあんなに広がってるぜ」
貴司が真奈美の破廉恥な格好に感心する。
「なあ、こうしておけば、動きたくても動けないだろう」
俊夫は得意げに言い、次の器具に手を伸ばす。
「まず、いやらしい涎を拭いて、奇麗にしてあげよう」
俊夫がピンセットで挟んだ消毒綿で、真奈美の粘膜を拭き始めた。
「まったく、こんなに濡らして困ったもんだな」
俊夫のピンセットの先の消毒綿は、真奈美の愛液を吸って、色が変わり、小さく縮んでしまっていた。
俊夫が細長いカテーテルを手に取った。
「お願い。ひどいことはしないで…」
あんなものを自分の中に入れられ、強制的に排尿させられるのか…。
もはや手足をピンで止められたも同様の真奈美は俊夫にすがる思いで哀願した。
俊夫はかまわず、カテーテルの片方に消毒綿にたっぷりと吸った真奈美の愛液を塗りつけた。
「本当は、潤滑油を塗るんだけど、こんなにいやらしく濡らしてるんだから、これで十分だな」
「なんか、見てるこっちが痛そうだな」
俊夫は、真奈美の花弁の中に小さくのぞかせている小水口にカテーテルの先をゆっくりと差し込んでいく。
クリップで挟んで広げているので、細部まではっきりと見える。
「いやあぁぁぁ」
真奈美はおぞましい感触に泣き叫ぶ。
身体の中に入りすぎないようについているストッパーのところまで、真奈美に差し込んだ俊夫はふうぅ、と息をついて、満足そうな笑みを浮かべる。
「さあ、一滴残さず出させてやるよ」
閉じていた弁を開くと、美奈子の意思に反して、生暖かい液体がその細い管を通して、床に置いた洗面器へと流れ落ちていった。
第12話
「あらら、出る出る。面白いように出てくるな」
ちょろちょろと洗面器に溜まる液体に貴司が身を乗り出す。
「ずいぶんとため込んでいたみたいだな。まだ出るぜ」
いつまでも出る真奈美の小水に俊夫はからかうように言った。
「ああ…、ひどい…こんなこと」
俊夫たちは、すすり泣く真奈美の下腹を押して、最後の一滴までも絞り出したのだった。
「最後は、お約束の注射が残っているよ」
導尿カテーテルを引き抜かれ、茫然自失の真奈美であった。
俊夫の度重なる淫らな行為に真奈美は放心状態で、もう何がなんだかわからなくなっていた。
一体いつまでこの淫らないたぶりは続くのだろう…。
真奈美は暗く絶望に沈んだ思いでうな垂れて、俊夫の言葉も耳に入っていないようであった。
そうした真奈美の前に、俊夫はパンパンに膨れ上がった肉体の一部を取り出した。
太さはさほどでもないが、不自然なほどに細く長い男根である。
先の頭の部分は卑猥な形状で、その部分だけが一段と大きくなっている。
その上、涎のような粘っこい液で亀口を濡らし、悪臭を振りまいていた。
真奈美はそんな俊夫の肉棒を見せ付けられても、焦点の定まらない視線を投げかけるだけであった。
「こいつは邪魔だな」
俊夫が肉襞と親指をつないでいる細紐を解いて外した。
「おい、クリップがついたままだだぞ」
俊夫の不思議な行動に貴司が指摘する。
「いいんだよ、これで」
俊夫は、手の平サイズの機械のようなものを出し、そこから出ているコードのクリップを真奈美の淫裂につけられたクリップに繋ぎ止めた。
「なんだ。それ」
「いいから、まあ見てろよ」
俊夫はにたりと笑い、どす黒く充血した肉棒の先端を真奈美の肉孔に押し当てていった。
「…ああ…」
真奈美の口から無意識に声が洩れる。
俊夫の長い肉棒が真奈美の花苑に侵入していったのだ。
心ならずも俊夫の淫湿な責めで、熱くほぐされた真奈美の媚肉は、その醜悪な肉棒の侵入を包み込むように受け入れてしまう。
「くうっっ、やっぱり現役女子高生は、いい締まりしてるなあぁ。たまんないねぇ」
俊夫が女のように甲高い声でわめく。
俊夫は真奈美の柔肌の感触をじっくりと楽しみながらも、その長い肉棒をゆっくりと前後に動かし始めた。
「いやあ、いや、ああ…」
自分の中で蠢く俊夫の肉棒の不気味さに真奈美はわなないた。
俊夫は真奈美の子宮の奥深くにまで届けとばかりに深く貫くと、手にしたリモコンのような機械のスイッチを入れた。
「ひいぃ、ああああ、いやあぁぁぁ」
突然、電流が流れたようなショックとともに、真奈美の身体は無意識の反射を見せる。
「な、なにいぃぃぃ、や、やめてぇぇぇ」
痺れるような衝撃が、断続的に真奈美の媚肉を襲う。
第13話
真奈美は敏感な淫孔を掻き回されるような刺激にクリップの痛みも忘れて、腰をのたうたせる。
「な、何したんだ。お前…」
真奈美の尋常ではない様子に貴司があわてる。
「へへへ、低周波治療器の原理さ。こうしてつながったまま弱い電流を流すと筋肉が収縮して、いい感じで締めるんだ。これなら、俺が動かなくても、こいつの方がぐいぐい締め付けてくれるんだ」
俊夫が自慢げに言い、手にしたスイッチを操作する。
低い震動音が大きくなり、真奈美の媚襞を襲う電流が増幅されていく。
「あっ…あっ…やん…やめ…」
俊夫のスイッチに遠隔操作されるように真奈美の腰がくねって、喘ぎ声があがる。
淫襞につながれたクリップから流れる微電流により、花肉が無意識な収縮をし、俊夫の肉棒に愉悦の感触を与えていく。
俊夫がリモコンのスイッチを操作し、電流の強さ、テンポなどを変えることで、真奈美は自分の意思に反して、憎むべき俊夫の肉棒を締め付け、極上の奉仕行為を行ってしまうのだ。
「おう、いいぞ。いいぞラブジュースもたっぷり出てくる…」
その上、麻痺した真奈美の蜜壷からは、熱い樹液がとどまることなく溢れ出て、俊夫の肉棒を伝わって滴るほどであった。
「あああん…いやぁぁ…」
真奈美はおぞましい俊夫の姦計によって、強制的な媚肉の奉仕をさせられていくのだった。
「ふう…」
熱いシャワーで身体中の汗と体液を落とした貴司は、キッチンの冷蔵庫から、勝手にビールを取り出して、栓を抜いた。
グラスに注ぎ、泡が静まるのを待って、一気に飲み干す。
よく冷えた液体が火照った肉体に染み込んでいくようだ。
リビングで煙草に火をつけた時、パンツ一枚だけの姿の俊夫が入ってきた。
貴司がそうだったように俊夫も、汗と体液で濡れ光っていた。
あれから、真奈美に強制奉仕をさせた俊夫とバトンタッチして、真奈美の柔肉を楽しんだ貴司だったが、貴司の後も俊夫はまだ真奈美を責め続けていたのだった。
もう夜中である。
さすがの貴司もいいかげんウンザリして、そろそろ退散しようと思っていたのだった。
「お前も、いいかげんタフだなあ。もう、俺はこれで帰って寝るよ」
欠伸をかみ殺して、貴司が言う。
タクシーをひろえば、貴司のマンションまで大した距離ではない。
「まあ、せいぜい、あいつを可愛がってやってくれよ」
あいつとはもちろん真奈美のことである。
「ああ、これで、お前のマージャンの負けはチャラにしてやるよ」
俊夫は、貴司のグラスにビールを注いで、一息で開けた。
口に泡がこびり付いている。
「まったく、お前のようなやつが医者になるかと思うと、おちおち病気にもなれそうにないな」
「へへへ、それより、またカモにしてやるからさ、懲りずにマージャンやろうぜ」
俊夫が、口の周りの泡を舌で舐めて落とした。
俊夫は、貴司から賭けマージャンの借金の代わりに貰った真奈美に浣腸を施すため、部屋を出ていった。
先ほどの俊夫との行為の途中で気を失った真奈美は、まだ覚醒していない。
俊夫は、失神したままの真奈美に大量の浣腸をするつもりなのだ。
真奈美の恥辱はまだ終わらないのであった。
完