がぶりえる 作

官能小説 ~テイルズ・オブ・ファンタジア~『敗北の代償』



第1話


「次元斬!!」

クレスの剣術が発動し、モンスターが真っ二つになる。

「ビッグバン!!」

アーチェの魔法で数匹のモンスターが一瞬で炭の塊となる。

「ヴォルト!!」

クラースの召還魔法で雷の精霊が召還され、モンスターを感電死させる。

モーリア坑道最深部。

屈強なモンスターが後から後からと涌き出て、精神力も次第に衰える。

クレスの肉体も既に悲鳴を上げているようで、特技を繰り出すたびにクレスの顔は苦痛に歪む。

チェスターの弓矢は既に尽き、モンスターの一撃を食らって地面に倒れている。

「キュア!」

ミントは傷ついたチェスターを回復させようとするが、彼女の精神力はもはや法術を使えるほど

残っていなかった。

ミントの声はむなしく魔法の轟音などに掻き消される。

「きゃあぁぁぁぁ~!!」

アーチェの悲鳴が響く。

見ればホウキを掴まれ、そのまま投げ飛ばされる。

水飛沫が上がる。

「うぐぅっ!!」

クラースの呻き声が響く。

剣を持ったモンスターに背後を取られ、そのまま斬られたようだ。

致命傷に達し、地面に倒れてから微動すらしない。

「ミント!逃げろ!!」

クレスが叫ぶ。

「そ、そんな!クレスさんを残して・・!!」

「早く!逃げ・・・・・・」

クレスの声が途切れた。

そして・・・・・

「うわあぁぁぁぁぁぁっ!!?」

クレスの絶叫がモンスターの叫び声などを掻き消して洞窟内に反響する。

クレスの利き腕である左手はモンスターに食い千切られ、鮮血が腕の断面から吹き出る。

そして次の瞬間・・・・・・・・

クレスの絶叫が響いた。

先ほどとは比べ物にならない断末魔の悲鳴が。

一匹のモンスターが肉塊に成り果てたクレスの死体から腕をもぎ取り、骨を残して

あっという間に食べ尽くした。

ミントは声すらも出せず、その場に失神した。

(生暖かい・・・・・・・・)

ミントはゆっくりと目を覚ます。

「うぐぅっ!?」

ミントは自分の口に異物が入っていることに気付いた。

辺りを見まわすと、壁から生えている触手がミントの服の中に侵入し、まるで女を犯すことを

知っているかのように淫靡に動き回る。

「む・・、むぐうぅぅぅぅぅっ!!」(い・・・、いやぁぁぁぁぁぁ!!)

ニュル・・・ニュルッ・・・・。

(た・・、助けて・・・。クレスさん・・・・)

クレスのことを考えた瞬間、クレスの死の瞬間を思い出した。

クレス達はもう、この世にいない・・・。

ミントは絶望感にその心を支配された。

その間にも、触手はミントの体を這いずり回る。

法衣は触手の分泌する体液で半透明に透け、下着が見える。

「・・・・・ぷはっ・・・・・」

ミントの口から触手が抜かれる。

触手の何本かは、人間の男の性器に酷似していた。

色以外は。

ミントはクレスとのセックスで男の性器には見慣れているつもりだったが、触手の性器には

違和感を感じる。

グッ・・・・。



第2話


スカートの中に入り、パンティを剥ぎ取った肉棒に酷似した触手がミントのクレバスを押し広げ、

その膣へ入ろうとする。抵抗も試みるが、その瞬間に他の触手が脚を絡めとり、強引に脚を広げる。

グニュッ!!

ミントの抵抗も虚しく、遂にミントの胎内へ侵入した。

「んはぁっ!!」

ミントの口から快感を意味する嬌声が反射的に出る。

「ぷはぁっ・・・・。ひっどい目にあっちゃったなぁ・・・・」

ピンク髪でポニーテールの魔術師アーチェが岸へ上がる。

アーチェは地底湖に落ちた際、生き延びる為に空間系魔術で自分の体を空気の泡で包んで湖底で

息を潜めていた。約1時間の間に道具で精神力を回復させ、魔術で明かりを共したアーチェの

見たものは壮絶な光景だった。モンスターの共食いだった。

生き残ったモンスター達は死んだモンスター達を食い尽くさんばかりの勢いで食べる。

「やばっ・・・・・・・・・・・・・」

アーチェは再び湖底へと潜る。

モンスターが共食いをする中、移動する影があった・・・・・・・・。

「ウウッ・・・」

移動する影は呻く。

それは・・・・アンデッドと化したクレスだった。

「ヒドイ目ニアッタナ・・・・・・・」

アンデッドと化したクレスは死ぬ前までの声質までが変化していた。

クレスは辺りを見まわす。

「みんとトあーちぇノ死体ガナイ・・・・。シブトク生キテルノカ・・・・・?」

肌は完全に真っ青になり、心臓の鼓動は完全に止まっていた。

他のアンデッド同様、生きている人間を敵として見るモンスターと化していた。

「んはぁっ・・・ひうぅぅぅんああぁぁっ!!」

ドプッ!!ドプッ!!

触手は精液とそっくりな樹液をミントの顔や胸に掛ける。

グジュッ!グジュッ!

「あひぃぃっ!!」

ミントはまるで色情狂か娼婦のように喘ぎ、その肌は触手の精液を吸い取り、色っぽく色ずく。

「コンナ所ニ居タノカ・・・・・・・」

ミントはその声の主を反射的に見る。

「クレスさん、生きてたんですね・・・・。よかった・・・・・」

ミントはクレスが助けに来てくれたのかと思った。

だが、ミントは気付いた。

クレスの瞳は死んだように光を失い、命有るものの気配をうしなっていた。

「く・・・・、クレス・・・さん・・・?」

「美味ソウナ女ダ・・・・。食事ニシヨウ・・・・」

クレスはミントに近づいたとき、考えを変えた。

「食ベル前ニ楽シマセテモラオウカ・・・・・」

クレスはズボンと腰布を下げ、いきりたった肉棒をミントの口に突っ込む。

「うぐぅっ!!」

ミントは涙を流す。

「みんと・・・・。僕ガ生キテタ時ハ、悦ンデ自分カラシャブッタジャナイカ・・・・・・」

ミントは嗚咽をあげ、涙を流しながらクレスの冷たい肉棒をしゃぶる。

ズブッ!グヂュッ!グヂュッ!

「はぅぅっ!ひぃああっ!!」

ミントの膣はクレスの体温を失った肉棒をくわえ込み、淫らな蜜を垂れ流す。

ミントは失望感の中、生きていた頃のクレスとの事を思い出していた。

宿屋や森の中で、二人で愛し合ったことを。

優しい言葉を掛けながら、自分に腰を打ち付けて来た事を思い出す。

初めての時、クレスは自分の事を気遣い、嫌がる事はその後も一切しなかった。



第3話


クレスの射精が近づき、息が荒くなってきた時は自分に自信を持てた。

自分でも、クレスを気持ち良くする事が出来ると言うことに。

だが・・・今のクレスは息もしておらず、自分には声一つ掛けない。

「終ワッタラ、僕ガ食ベテアゲルヨ・・・・」

クレスはミントを食料としてしか見ていない。

アンデッドと化してしまえば、二度と生前の姿に法術で戻す事は出来ない。

唯一出来る事は・・・・・・・・・浄化して永遠の眠りにつかせることだけ・・・・。

それは、クレスとの永遠の別れになる。

「邪魔ダ・・・・・」

クレスはバンダナと鎧を脱ぎ捨てる。

ギュッ・・・・・。

ミントは涙を流し、クレスの投げ捨てたバンダナを握り締めた。

クレスが一番大切にしていたクレスの父親の形見とも言えるバンダナを。

「ファイア・ボール!」

アーチェの声にマナが集中し、炎の塊となってチェスターを吹き飛ばす。

「グアアァァッ!」

チェスターとクラースもクレス同様、魔界の空気・・・・・瘴気・・・・・によって、生ける屍・・・アンデッドと化していた。

「いらぷしょん!!」

「きゃっ!?」

アーチェはぎりぎりで魔術の不意打ちを避けた。

「クククッ・・・・。遂ニ・・・魔術ガ使エルヨウニナッタ・・・・・」

「チェスター・・・・・。ごめんね・・・・・。クラース・・・ミラルドさんには何とか言うから・・・・・・。ビッグバン!!」

大爆発でクラースとチェスターだった物体は一瞬で消滅した。

しずかになった洞窟内で、微かな呻き声・・・モンスターのとは違う、人間の声。

それに混じって聞こえる、変質したクレスの声。

「やばいじゃん・・・」

アーチェは足元に転がっているクレスの剣を拾い上げ、呻き声のする部屋へ向かった。

「・・・・・うわっ・・・・・」

アーチェは気付かれない程小さく呻く。

(・・・魔法でクレスを吹っ飛ばしたら、ミントまで・・・・。いちかばちか・・・)

「行っちゃえ~~~!!」

ドシュッ!!!

クレスの体を、剣が貫通した。

ミントの裸体にどす黒く、冷たい血が降りかかる。

命の暖かさを忘れた血が・・・。

「くくくくくくくくくくくくくっ・・・・・・・・・・・・・。ソノ程度デ僕ヲ殺ソウト・・?」

ズルッ!

クレスは剣を引き抜く。

カシャーーンッ・・・・・。

剣が地面に乾いた音を立てて落ちる。

「あーちぇノ体モ、味ワサセテモラオウ・・・・」

ミントの体は再び触手に弄ばれる。

グジュッ!

「やっ・・!痛い痛い痛い~~~~!!!」

アーチェは悲痛な悲鳴をあげる。

濡れていない、準備の整っていない状態で挿入されたからだ。

アーチェとクレスの結合部からは薄い血が流れる。

「んはぁっ・・・・・ひゃぁぁぁんっ!」

グジュッ!ヌチャッ・・。ネチャッ・・。ブジュッ!

ミントは触手に犯され、感じている。

「痛い!痛いよおぉ!!」

アーチェは泣き叫ぶ。

「喉ガ乾イタナ・・・・・」

クレスはその場を立ち去り、水を飲みに行った。

アーチェはその瞬間を逃さなかった。

「イラプション!!」

一瞬でアンデッドと化したクレスは溶岩に溶け、原子レベルに消滅した。

ビリイィィィィィィィィッ!!

「いやああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

アーチェの服がビリビリに破かれ、粘液にまみれた触手が彼女の裸体を這いまわる。

グイッ!

2本の触手がアーチェの脚を広げ、肉棒に酷似した触手がアーチェの胎内深くまで侵入する。

「あひぃぃっ!んはぁぁぁぁぁっ・・・・んふぅ」

ズチュッ!グチョッ!ニュグッ!

「あっアアッ!あっはぁぁぁぁっ!」

にゅぷっ!ジュグッ!ヂュチュッ!!

「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ビクッ!ビクッ!

ミントの体が痙攣して背中が海老のように反る。

「あああああああああんっ!!」

続いて、アーチェが絶頂に達する。

パサッ・・・。

風で触手郡の下に転がったミントの本のページがめくれる。

魔界などに生息するモンスターを記した本が。

『ガヴァール』

その名前を記されたモンスターの絵は、今まさにミントとアーチェを犯している触手達だった。

『人間やエルフ等の女性を捕らえ、愛液をエサとするモンスター。また、その女性の子宮に種子を植付け、

繁殖の道具にする』と。

1ヶ月後・・。

「はひぃぃぃぃっ!ひあああぁぁぁぁぁんっ!!」

「ひゃあああぁぁんっ!!」

触手の休んでいる時間に眠れる以外は、全て犯される。

栄養のある精液のような樹液が水分補給と栄養、食料を兼ねている。

2人は犯されつづける。

もはや心の無い人形と化し、ただ喘ぎ声をあげ、触手を産み落とす道具に成り果ててしまった。











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