クルス 作

官能小説『身体検査の日』



 本日は、街に住む女性全員を対象にした、身体検査の日です。街のいたる所に設置された場所で、同時に身体検査を行なうことになります。
 そして、ここはその一つである学校の保健室です。ここには、比較的若い、少女という言葉の方が似合うような女性達が集められています。今は白衣の男性が、一人の少女の診察を始めようとしている所のようです。

 男性は少女に、服を脱ぐように指示をしているようです。そして、少女はそれに従い上着を、スカートを脱ぎ、パンツ一枚の姿となります。
 しかし、男性はさらにそれも脱ぐように命じます。少女は顔を赤らめつつも、最後の一枚を足から抜き取りました。
 全裸になり下腹を隠す少女を、男は好色な目で見つめています。そして、まずは体重測定から始めました。

 型通りの測定が終わると、今度は身長を測ります。少女は目盛りの付いた測定器の前に立ちました。もちろん、手は横に体の置いて、気をつけの姿勢をしています。男性は姿勢を確認する為と称し、剥き出しになった、少女の胸や股をじっくりと眺めています。その絡みつくような視線に、少女は頬を染めますが、もちろん測定中に身動きするようなことはありません。男性がようやく身長を測り終わると、肌を染めた少女はすぐさま自分の体を隠しました。

 次は胸囲を測るようです。少女は、一時は隠した胸を再び男性の前に晒します。男性はその胸にメジャーを巻いていきます。しかし、それは乳首を通過するように巻かれていました。胸囲ではなく、バストのサイズを測っているようです。さらに腹のくびれ、そして腰と、少女の3サイズを測りとり、それを記録していきます。

 それが終わると、その男性はなんと、少女の胸に手を伸ばします。そして、少女の胸をゆっくりと揉み始めます。そして、その柔らかさを充分に味わうと、次に乳首も摘みまわします。そこが充分に勃立したことを確認すると、ノギスのような物を取り出して、それを少女の乳頭に当てました。そして、少女の乳輪や乳首の幅を測っていきます。わざときつめにノギスを絞り、乳首を締め上げて少女が悶える様を楽しんだりもしています。

 今度は、少女を部屋の端に置いてある、開察台に少女を座らせます。そして、両足を固定すると、それを大きく開いていきます。少女は、自分の性器が晒される羞恥に喘ぎつつも、されるがままになっています。
 男性は、顔を赤く染める少女をよそに、その剥き出しの股間を覗き込みます。そして、無防備な少女の陰部に、遠慮なく手を伸ばします。
 少女の陰部を好き勝手に撫でまわし、その各部の状態や手触りを確認すると、そこにもメジャーやノギスを当て、その一つ一つのパーツの大きさを測っていきます。大小二対の陰唇の長さや厚さ、大陰唇を開ききった時のその広がり具合、さらにはその下の排泄器官の穴の大きさも測定します。
 そして、陰唇の上に佇む陰核にも乳首と同じようにそのノギスを当て、その幅を測りとります。もちろん、ここでも男性はいたずらでそれを締め付けます。敏感な部分を襲う、乳首の時とは比べ物にならないほどの感覚に、少女は大きく喘ぎます。
 性器を測定されている間中、少女はその膣口から絶え間なく愛液を流していて、測定の妨げになるため、男性はその愛液を何度も拭きとっていました。
 最後に、その濡れそぼった膣に棒状の器具を挿し込んで、少女の膣圧を測定すると、男性は、ようやく少女を開放します。

 少女の退室と共に、男性も診察室から出て行ってしまいます。部屋の外で、次の女性が待っているのにも関わらず。
 なぜなら、彼の担当はこの少女一人だからなのです。彼は医師でもなんでもなく、この街に住む、ただの住人なのです。そして、彼と入れ替わりに、また別の白衣を着た男性が入って来ます。
 そう。この街の身体検査は、街の女性一人一人を、男性一人一人が担当するのです。男性は、事前に女性の好みについてのアンケートを提出してあり、それにあった女性一人の身体検査をすることになります。
 もちろん、その需要にはかなりのバラツキがあります。その結果、一人の女性が何度も身体検査を受けているという事も、よくあります。もちろん、逆もまた然り。マイナーな趣味の男性は得をするということです。

 今度入って来たのは、若いというよりも、幼いといった感じの娘です。彼女を身体検査するのは、やはり同じくらいの年の少年です。おそらく性に目覚めたばかりであろうその少年は、同世代の少女の裸を興味津々に眺め、身体検査をしています。

 そして日が傾き始める頃、ようやく全ての女性の身体検査が終わり、街の人間総出のこの大掛かりなイベントもようやく終わりを迎えます。















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