第1話

会場に設置された巨大なスクリーンの中で、一人の少女が筋骨逞しい黒人の青年を相手にとって戦っていた。体格では著しく見劣りのするその東洋系の美少女は緩やかな円を描く様な動きから繰り出される突きや蹴りで対戦相手を圧倒している。

此処は異種格闘技大会「デッド・オア・アライブ」の準々決勝の試合が行われる闘技場だ。
予選では路地裏ですら闘いの場となるこの大会もベスト8が出そろう頃にもなると数万人もの観客も収容できる様な会場で行われる。縦横10数メートルもあるディスプレイがそびえ立ち、選手の動きを追うTVカメラが何台もリングの周りに陣取っている。

もっとも今現在、リングの上では闘いは行われてはいない。これから登場する選手の前回の試合の映像を流して会場の雰囲気を盛り上げているのだ。


画面の上では早くも決着がついていた。一方的な責めで主導権を握っていた少女が最後は鮮やかな上段蹴りで対戦相手の青年を地面に横たわらせていた。
観客の間からはどよめきの声が上がる。
当の本人は会場の隅で面白くもなさそうにこのリプレイを見ていた。
(こんな前置きをダラダラやらずに、さっさと試合を始めればいいのに・・・)

彼女の名はレイ・ファン。太極拳を使う、中国国籍の19歳の少女だ。レイ・ファンは或る目的の為にこの大会に参加している。彼女としては早く次の対戦相手が知りたいのだ。
(ひょっとして今度はアイツかも・・・・)

だが彼女の期待は裏切られる。画面に映し出された次のリプレイは女性同士の試合だった。
彼女はがっかりしながらも画面から目を離そうとはしない。
この映像が次の対戦相手のたった一つの情報となるからだ。
画面には二人の名前と年齢・国籍だけが表示される。
ティナ・アームストロング。22歳。国籍・アメリカ。
かすみ。17歳。国籍・日本。

レイ・ファンも「今世紀最強の女子プロレスラー」と言われるティナの事は知っていた。
だがもう一方の日本人の少女の名は今まで聞いたことが無かった。
勿論、無名だからと言って相手を軽んじる様なレイ・ファンではない。
その眼差しは次なる対戦相手を見定めるべくモニターに向けられていた。


試合開始の合図と同時にティナが凄まじい勢いで攻撃を繰り出してくる。
だが一方のかすみは絶妙な間合いでティナの拳を、肘を、膝を、蹴りを躱している。

回避一辺倒かと思われたかすみだが、ティナの突きをかいくぐって懐に飛び込む。
恐るべき疾さで横一文字に手刀がティナの胸元を薙ぐ。間一髪でティナはこれを躱す。
いや。躱したかの様に見えた。
ティナのコスチュームの胸元に一筋の白い線が走る。
(手刀で裂けた?・・・・そんな・・・・)
レイ・ファンには信じられなかった。ティナも同じ思いだったのだろう。
片腕で胸元を隠すと場外にいる審判員に向かってなにか大声でまくしたてている。
相手のかすみが凶器を持っている、とアピールしたのであろう。
一旦試合は中断されて審判によってかすみはボディチェックをうける。
当のかすみは冷ややかな笑みをティナに向けながら、大して気にした様子もなくチェックを受けている。

だが凶器は発見できなかった様だ。
ティナは信じられない、と言った表情をしてコスチュームを着替えさせてくれる様に審判に向かって頼んだが、ソレは聞き入れられなかったようだ。
試合が再開される。

裂けた胸元を意識している為か、ティナの攻撃には先程までのキレが失われていた。
かすみはまるで蝶が舞う様にティナの攻撃を躱す。
両手を上げてかすみに掴み掛かろうとするティナ。
かすみはその下をかいくぐってティナの背後にまわる。
そして後ろからティナの胸元に手を伸ばし先程の裂け目に指を滑り込ませると一気に上下に引き裂く!
ブルン、と音を立てんばかりにしてティナの巨きな乳房がさらけ出される。
体をねじらせて背後のかすみに肘を叩き込もうとするティナ。
だがかすみは身を沈めてこれを避け、それと同時に一気に臀部から太股へとコスチュームに裂け目をつ
くる。
後ろ蹴りを放つティナ。
だがこれもむなしく、かすみは大きく後ろに跳んで回避する。

満身創痍であった。
上下のセパレートになったコスチュームはズタズタにされてしまっていた。
特に上半身はもはやボロキレがまとわりついているとしか言いようが無い有り様だった。
必死に片手で乳房を隠してはいるが、大きすぎるソレはそんな事ではTVカメラの視線を遮ることなどできなかった。

このままでは勝負にならない、と悟ったのかティナは上半身に残ったコスチュームの残骸を引き千切り、豊満なバストをさらけ出して身構える。
観客席からはどよめきや野次が聞こえる。
だが、いくらそんな事をしても絶対的な実力差はいかんともしがたかった。

かすみはティナの攻撃の手を掻い潜り、指で乳房の頂点に鎮座するやや黒ずんだ突起を何度となく弾いている。
いつでもティナなど倒せる、と言わんばかりだ。
(あっ・・・・・)
レイ・ファンは気がついた。ティナの両の乳首が徐々に尖ってきだしたのを。
(あんな事をされて感じているだなんて・・・・)
レイ・ファンも19歳になる女性である。女の乳首が硬くなる事の意味・理由はよくわかっていた。

もともと巨きな乳房に合わせるかのように乳首も大ぶりなティナであったが、いまや親指の先程の大きさにまで勃起していた。
ティナの頬が赤らんでいるのは試合での攻防の所為だけではなかった。
攻めのスピードが鈍ってきているのも疲れの所為だけではなかった。

攻撃を躱され大きくよろめいたティナの背後にかすみがまわり込むと乳房を鷲づかみにする。
その瞬間ティナはのけぞり、数回痙攣したかと思うと膝を折って崩れ落ちていく。
レイ・ファンは確信する。
(次の相手は・・・・この日本人の娘・・・・・)

だがリプレイはまだ続いていた。
すでに意識が無くなりかけているティナをかすみはまだ責め立てる。

臀部にできたコスチュームの裂け目に指をこじ入れ、一気に引き裂く。
ムチムチと張り切ったヒップばかりか、女として最も隠しておきたい秘所までもが露わにされる。
かすみは片手でティナの髪の毛を掴んだかと思うと、そのまま軽々と彼女を引きずり起こす。
そしてもう片方の手でティナの首を極めて直立させる。
さらにそのままの体勢で空いた方の手でティナの片足を掴んで高々と上げさせる!!
いまやティナの両の太股は180度近くまであられもなく開脚させられ、こげ茶色に生い茂った叢の奥の紅いクレヴァスまでもがその裂け目をほころばせていた。
かすみは首を極めている方の手で器用に天に向かって上げさせられた脚を掴むと自由になった手をティナの股間へと伸ばす。
彼女の白い指がティナの繁みを掻き分け、遂に淫裂を探り当てる。
ここまでされてもティナは抵抗する素振りすら見せない。
うつろな表情を浮かべるティナの肩越しにかすみが冷たい笑みを浮かべる。
そのままの体勢でリングの端まで歩み寄る。
一番近くにあるTVカメラを目指しているようだ。巨大スクリーンの映像がそのカメラからの視点に切り替わる。
ティナにとってあまりにも恥ずかしいショウタイムの幕が今上がる。


(2800文字)
第2話

かすみの指がティナの恥裂を開く。カメラがその部分をズームアップする。
全てがさらけ出されたティナの恥部。モザイクなどかけられてはいない。
高性能なTVカメラの力を見せつけるかの様な鮮明な映像だった。

肉ヒダの色艶は男を知らぬ薄紅ではない。
淫水焼けして、濃く色づいた、淫らなラヴィアだった。
そのクレヴァスからは白く泡立つ肉汁が滴り落ちる。
生半可な量ではない。
まるで小水かと見紛うばかりのおびただしい量の肉汁が糸を引きながら床に水溜まりを作っていく。
「・・・・・・・」
かすみがティナに何かしら囁いている様だが、マイクは声を捉え切れておらず彼女が何を言っているのかはわからない。
ティナの方も聞こえているのかいないのか、うつろな目をしているだけでまったく反応が無い。

再び恥裂がアップにされる。
クレヴァスの上端に位置するクリトリスは既にフードから飛び出し、恥ずかしいほどに尖りきっていた。
その淫らな豆に向かってかすみのしなやかな指が伸びる。

かすみの指は直接敏感な突起を嬲らずにその根元に押しのけられたクリトリスフードに伸びる。
指で皮を摘まみ引き伸ばして尖った豆を再び覆い隠す。
あまりにもクリトリスが肥大しすぎていて今にも皮を破らんばかりにパンパンに張り切っている。
指は皮にくるまれたままのクリトリスをしごき立てる。
もはや限界まで膨らみきったと思われていたクリトリスがまた一段と大きくなる。巨大モニターでは肥大して行き場を無くしたクリトリスがフードの中でウネウネと蠢く様までハッキリとわかる。

かすみは無情にも更にしごく。
薄皮が今にも弾けんばかりに張り詰める。
指が一際強く淫豆を摘まんだその時だった。
「!」
ぶしゅっ!!ティナのクレヴァスの奥から液体が吹き出す。
(・・・おしっこ?・・・・)

レイ・ファンは思う。
だが白く泡立ち、粘り気のある糸を引きながら滴るソレは明らかに小水とは別のモノだった。
(・・・・・ラブ・ジュース?・・・アレって・・・あんなに迸る程出るものなの?)

レイ・ファンは自分で身体を慰める時の事を思い浮かべながら比較してしまう。
他人と比べたコトなど在る筈も無いのでよくはわからないが、自分はどちらかと言えば分泌が多い方なのでは、と思った事もある。だがあのように吹き出してしまう程、はしたなくは無かった。

かすみの責めはまだ続く。
ティナを地面に転がす。
頭を下にして両脚を左右に割り開く。
その脚を地面につけるとティナの秘所が彼女の目の前に突きつけられる。
惨めなポーズだった。
秘壷に指を二本突き入れる。
指を開いては閉じ、開いては閉じる。
大きく開かれたクレヴァスはその奥の奥までTVカメラの前に曝け出していた。
ギトギトに濡れ光る陰唇。ヒクヒクと物欲しげにわななく秘腔。

淫靡な眺めだった。同性が嬲られていると云うのにもかかわらずレイ・ファンは自分の腰の奥深い所で鈍い疼きを覚える。
(やだっ・・・私ったら・・・・)
(女の人がいたぶられているのに・・・・)
(感じてる・・・・)
(濡らしている・・・・)
(これじゃ・・・・変態・・・・)
(変態だわ・・・・)
だが彼女の視線は巨大モニターに釘付けだ。さらなる刺激を求めて瞳が潤む。

さらに激しさを増すかすみの陵辱。
二本の指でほぐしたヴァギナになんと、指を五本まとめて捻じ込もうとする。
さすがにすんなりとは入らないのであろう。
ゆっくりと、ゆっくりと、だが着実に深くへと沈み込んで行く。
(嘘っ・・・・いくら華奢な女の子の手だからって・・・・)
だが、遂にティナの蜜壷に埋まり込むかすみの手首。
膣内では彼女の手は一体どのように蠢いているのだろうか。
TVカメラを通して数万もの人間が注視する中でその事を知っているのは当のかすみとティナだけであった。
かすみはもう一方の手をTVカメラに見せつける様にしてかざすと、ヴァギナの後ろに鎮座するセピア色の肛口へ指を突き立てる。
(まさか・・・・)
そのまさかだった。
やはり前と同じように二本の指でほぐしてからゆっくりと時間をかけて手首まで沈める。
数万の観客を飲み込んだ闘技場は男性の野次や女性の悲鳴などが飛び交い騒然となる。
TVカメラの向こうのかすみが艶然と微笑むと一気にフィニッシュへとティナを駆り立てる!
両方の腕を激しく抜き差しする。
ぐぽっ。
じゅぷっ。
ぶしゅっ。
ごぷっ。
マイクで音は拾いきれてはいないもののそんな音が聞こえてこんばかりの凄まじい抽送だった。
しぶきとなって飛び散る愛液がTVカメラのレンズを汚す。

先程まで、全く無抵抗だったティナも目を剥き必死で身体を捩って逃れようとするがそれも叶わない。
そしてティナは遂に絶頂に達する。

身体を大きくのけぞらし、白目を剥いて「今世紀最強の女子プロレスラー」は数万人の目の前で墜ちていった・・・・・・・・

「・・・・・んっ・・・・・あっ、あん・・・・・・うん・・・・・・」
準々決勝直前。選手控え室の側の女子トイレの個室から悩ましい声が漏れてくる。
声の主はレイ・ファンであった。
「・・・あふっ・・・・いやっ・・・・・だめっ・・・・」

個室の中ではレイ・ファンが自分を慰めていた。背中を壁にもたれかけさせて左手は張り詰めた乳房を揉みこね、右手は股間のスリットをなぞり上げている。
パンティは膝までずり下げられていた。

あわあわとした柔らかな恥毛の叢を掻き分けて中指が秘裂にあそぶ。
溢れ出した肉汁は太股まで達していた。

発達した身体に似合わず幼い自慰だった。
それもそのはず。レイ・ファンはいまだに処女であった。
クレヴァスの狭間には異物どころか指すら挿入した事すら無かった。
秘裂から僅かに覗く薄紅の肉襞の色が雄弁にその事を物語る。

スリットをなぞっていた中指が徐々にクレヴァスの上端付近へと近付く。
その先にあるのは包皮にくるまれ、ほんの僅か顔をだしている小さなクリトリスである。
だがレイ・ファンの中指は直接その敏感な突起を嬲ろうとはせずに、自らを焦らす様にしてその周辺をなぞる。

先程の巨大モニターに映し出された「ティナ対かすみ」のあまりにもはしたないリプレイを見たレイ・ファンは火照ったカラダを抑え切れずに試合開始直前の僅かな時間にトイレに駆け込みオナニーにふけっていたのであった。
「あん、あふん、・・やん、やっ、あっ・・・ああっ、あひっ」

喘ぎ声の間隔が徐々に短くなってくる。
絶頂の時が近いのを告げているのだ。
そしてついに指が淫らな肉真珠を捉えた。
淫液にまみれてヌトヌトに濡れ光る二本の指でまだ完全に露出しきってはいないクリトリスを責め嬲る。
「あああっ、ひいいっ、ひっ、いっ、いくっ、いっちゃうううっ!!」

まだ快感に対してほとんど抵抗力を持たない淫豆はあっけないほどあっさりと絶頂に押し上げられる。
腰をガクガクと痙攣させ白い喉元を仰け反らせて達してしまうレイ・ファン。
あまりにも浅ましく、また同時に恐ろしい程淫靡な光景であった。


第3話

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・・う、うぅん・・・・」
暫く快感の余韻に浸ったレイ・ファンはノロノロとトイレットペーパーを引き出し、肉汁で濡れそぼった股間をソレで拭う。

その紙をそのまま便器の中に投げ捨てようとしたレイ・ファンだったが思い直して止める。暫くの間じっとその紙を見ていたレイ・ファンだったが恐る恐る丸めたソレを恐いもの見たさで広げてみる。
「ああっ・・・・・・・」

開いた瞬間にレイ・ファンはその行為を後悔した。そこには先程の恥ずかしすぎる自慰の残滓がねっとりとはりついていた。まるで鼻でもかんだかの様に紙の上に広がる粘液。そのあまりの量の多さに顔を真っ赤にするレイ・ファン。だが彼女の心の奥底では彼女の身体をさらなる行為へと駆り立てる声があった。
(・・・・駄目・・・・・駄目よ・・・・・)

そんな想いとは裏腹に広げられた紙を持った手はレイ・ファンの顔へと近づけられて行く。
(こんな・・・・こんなコト止めなきゃ・・・・・・)
だがもはやその行為を止める事は彼女にはできなかった。
臭いを嗅ぐ。
(ああっ・・・・これが・・・・私のジュースの臭い・・・・・・いやっ・・・・こんな臭いがするなんて・・・・)
発情した牝の臭いだった。牡を誘う淫靡な香水の香りだった。
舌を這わせる。
(・・・・ねっとりしてる・・・・・糸まで引きそう・・・・)
牡の肉棒を絡め取る粘液だった。
口に含む。

(・・・・こんな味がするなんて・・・・・やだっ・・・・甘いような、酸っぱいような・・・・)
牡を狂わせる毒蜜の味だった・・・・・


今レイ・ファンは準々決勝のリングの上に立っている。目の前の強敵-かすみ-を見つめるその眼差しは凛としており、先程のトイレでのオナニーの際にみせた淫蕩な表情していた少女とは別人の様である。

一方のかすみはリラックスした表情だ。とてもその容姿からは先程のリプレイで見せた、衆人環視の状況の中で同性を辱めるという残酷な一面が隠されている様には見えない。レイ・ファンとて先刻のアレを見ていなければ信じられなかったであろう。
張り詰めた空気の中、闘いのゴングが鳴る。
かすみが一歩前へ出る。
レイ・ファンが一歩退がる。
再びかすみが間合いを詰める。
詰められた距離だけレイ・ファンがまた引く。

かすみがもう一歩踏み出したその瞬間だった。レイ・ファンの神速の蹴りが繰り出される。だがその蹴りはかすみの体に吸い込まれたかの様に見えたが僅かにかすめただけだ。その隙を逃さず一気に背後にまわり込んでくるかすみ。
(かかった!)

レイ・ファンの蹴りはフェイントだった。そのまま上半身を捻って肘を背後のかすみに叩き込もうとする。だがその動きを読んでいたかの様に身を沈めるかすみ。
(まだまだっ!)

上半身を捻った勢いをそのまま低い位置への回し蹴りへの動きに繋げる。スピードと体重の乗った蹴りがかすみをとらえた。
(やった!?)

蹴りを受けて吹っ飛ばされるかすみ。だがレイ・ファンは追い討ちをかけようとはしない。いや、できなかった。
(な、何?)
レイ・ファンはかすみと接触した瞬間に股間に僅かな痛みを感じていた。

その間にレイ・ファンの蹴りがクリーンヒットしたはずのかすみが事も無げに立ち上がる。

かすみが右手の人差し指と中指をレイ・ファンに見せ付けるかのように突き出す。
二本の指を開く。何かしらネットリとした粘液が指と指との間で糸を引いている。
(・・・・・・私の愛液!?)

信じられなかった。確かにレイ・ファンが今はいているのはレザーのホット・パンツだったが、一瞬の間にかすみの指はパンツと下着の二重の防波堤を掻い潜り秘めやかな花園を蹂躪したと言うのだろうか?
ホット・パンツもレイ・ファンの豊かな尻肉・太股の為にパンパンに張りきっておりレイ・ファン本人ですら指一本通すのが精一杯だと言うのに。

かすみは二本の指を口元へ持って行き、リングのまわりのTVカメラとレイ・ファンに見せ付けるかの様に可憐な唇でしゃぶりはじめた。
「レイ・ファンさん?あなた処女でしょ?」
いきなりかすみは口を開いたかと思うとこんな事を喋りはじめた。

「すぐわかっちゃった。指二本でキツキツだもん。さっきの女なんか前も後ろもガバガバでさぁ、あんまり面白くなかったんだよね。」
さらにかすみは続ける。

「でもさあ、いくら処女だからと言ってもクリちゃんはちゃんと洗った方がいいんじゃない?マン滓がこびり付いてるわよ。しっかり皮を剥き剥きしなきゃ駄目よ?」
唖然としているレイ・ファンにかすみはそう言ってウインクしてみせる。

「このお汁の味からするとマンズリは二日に一回ってトコかな?けっこう多いね。ん?あっ、そうか!マンズリする回数が多いからマン滓が付きやすいのね!ふふっ、それじゃあしょうがないね?」
図星だった。レイ・ファンは恥辱と怒りで顔を真っ赤にする。

「私ってお汁の味で大体のコトがわかっちゃうのよねぇ。生理は十日ぐらい前に終わってるわね。それと・・・・この臭いと味の濃さからするとアナタついさっきマンズリこいたばかりじゃない?」
(どうして・・・・そんなコトまで・・・・)

「あぁ~、ひょっとしてさっきの私の試合のリプレイを見て催しちゃったとか?悪いコトしちゃったね。ねぇ、どんな風にオナったの?指は入れるの?何本?お尻の穴にまで入れてるとか?」
「そっ、そんなコトしてないわっ!!」
かすみわ意地悪そうな目をして言う。

「そうよねぇ、確かにあなたはそんなコトはしてないわ。それじゃあ皮を被った小さなクリちゃんをモミモミしていっちゃったのかしら?」
(なぜ・・・なぜ・・・・)

「やっぱり。クリちゃんでいっちゃった時って独特の味がするのよね。それに皮被ってると味がマイルドになるの。大体のコトがわかるって言ったのはハッタリじゃ無いってわかっ・・・」

かすみの言葉を遮るかの様にレイ・ファンは攻撃の手を繰り出す。だがその攻めはあっさりと躱される。明らかにレイ・ファンの動きはキレを欠いていた。彼女は股間に違和感を感じていたのだった。
(あそこの中になにか入ってる!?)
「気が付いたみたいね?」
「な、何をいれたのっ?」
「ふふっ、何だと思う?実はね、我が家に代々伝わる秘伝のシロモノなの。」
「なんなのっ?」
「卵よ」
「卵?」

「ああ、ピンクローターとかじゃないわよ。別に比喩でもなんでもないの。正真正銘の卵。」
「なんの、なんの卵なのっ?」
「いんけつちゅう。」
「インケツチュウ?」
「淫穴蟲。淫らな穴の蟲と書いていんけつちゅう。」
(そんな訳の分からないモノを入れられた・・・・)


第4話

「コイツは面白い生態をしててね、常温では冬眠状態になってるんだけど女のあそこに入れると活動を始めるの。温度と湿度が決め手みたいね。三分もすれば卵から孵るわ。体長は5mmぐらい。格好はムカデに似てるかな?そしてその後はお汁やマン滓をすすりながら大きくなってゆくの。コイツの体液には催淫効果があってお汁が止まらなくなるそうよ。で、そのお汁を吸ってソイツはますます大きくなるって言うワケ。おじいちゃんから聞いたハナシだけど、大きくなると直径10cm、長さは30cmぐらいにもなるらしいわよ。大丈夫?」
レイ・ファンはあまりの恐ろしさに歯の根が合わない。
「お願いっ!お願いだから取って!」
「自分で取れば?」
「・・・・負けを・・・・・・負けを認めるから・・・・」
「別に無理に認めてもらわなくてもねぇ?」
かすみの瞳は完全にネズミをいたぶるネコのそれだ。
「・・・・・・・はひいいィィィッ!?」

「あら、卵が孵ったみたいね?はやく引き摺りださないと大変だよ、ふふっ?」
「あっ・・・・ああっ・・・・いやっ・・・」

レイ・ファンは腰をよじらせ、はしたなくも両の手のひらを股間に押し当てている。そうでもしていないとアソコから愛液が滴り落ちそうになるからだ。既にかすみの言う「蟲の体液」による催淫効果がその力を発揮しはじめたのだろうか。後から後からこんこんと溢れ出してくる。数十本の脚を持つ節足動物が膣奥で蠢く感覚をレイ・ファンは全身で感じる。たまらず場外に駆け出そうとするレイ・ファン。だが一歩目を踏み出した瞬間、彼女の身体は崩れ落ちる。膝から下がまるで麻痺してしまったかの様に動かない。

そんなレイ・ファンにかすみがツカツカと近寄る。かすみは無造作にレイ・ファンの身体を脚で仰向けにする。ホット・パンツから伸びる長い脚を左右に割り開く。だがレイ・ファンはそれに抵抗する事すらできない。

両脚を180度近くまで割り広げられて、なおも両手で股間を覆うポーズは滑稽であると同時にひどく淫猥な眺めだった。みると指の狭間からは肉汁が漏れ出し、リングに水溜まりをつくりつつあった。
「あんまり奥の方に入らないうちにかき出した方がいいよ。」
かすみが「親切」な忠告をレイ・ファンにする。

頭の中にピンク色の霞がかかった様だった。レイ・ファンはもはや正常な思考能力を失っていた。数万の観衆と十数台のTVカメラの視線が自分に釘付けになっているのにも関わらず、ホット・パンツのジッパーを一気に下まで引き下げ、脚から抜き取るのももどかしいと言わんばかりに引き裂く。

その下には大量の淫汁を吸い黒々とした繁みのカタチを浮かび上がらせたパンティしか無かった。たった一枚残された処女の秘奥を覆い隠す筈の小さな布切れすらも彼女は毟り取る。その瞬間、股間とパンティの間には白い粘液でつくられた「橋」が架かる。夥しい愛液の量だ。

大きく開脚している為、オンナの恥羞の部分があますこと無く曝け出される。汗に輝く白いなだらかな下腹部には傷一つない。そのかわりにあるのは深く刻み込まれたカタチの良い臍。その窪みに汗の滴が溜まっている。そこから更に視線を下へ移すとクレヴァスの上端よりも少し上の部分から萌え始めた黒い陰毛が目を引く。実際には大して濃くはない飾り毛がこの時ばかりは愛液に濡れそぼって恥丘にべったりと張り付いている為普段以上に濃く見えてしまう。だがそのヘアーはふっくらとした恥丘の半ば辺りで薄くなっている為にこの大事な時に恥毛本来の役目である淫裂の外界からの保護と言う点においては全く役に立ってはいなかった。そして裂け目の頂上に位置する紅の肉真珠-クリトリス。この鋭敏な尖りはこれほどの淫液を吹きこぼす程の刺激をうけているのにしては余りにも小さく、初々しかった。これはレイ・ファンが自分で慰める際にあまりこの淫らな豆を刺激していないであろう事をうかがわせる。その頭をチョコンと覗かせるばかりでほとんどが包皮に隠れている事柄もソレを裏付けているかの様だ。そして僅かにその裂け目をほころばせて薄紅色の肉襞がその存在をアピールしている。これほどの開脚にも関わらずそれだけしか中の構造を覗かせない陰唇は見る者すべてに彼女が処女である事を示している。その下にはこれほど瑞々しくはちきれんばかりのレイ・ファンの身体の中にあって数少ない皺の寄っている場所-蟻の門渡り-がある。そしてその皺は曲がる事無く捩れる事無く定規を当てたかのごとく一直線に恥羞の終着点-セピアに色づき可憐に咲く菊の花-肛門へと人々の視線を誘う。上下左右、放射線状に等間隔でキッチリと深く刻み込まれた菊肛の皺。美少女の持つモノは排泄器官ですらここまで美しいものか、と見る者に思わせる肛花だ。その中央部は小指はおろか針の先ですら侵入を拒むほどしっかりとその口を閉ざし腸壁を覗かせる様な事は無かった。その手の趣味を持つオトコであればこのあまりにも可憐な菊花がその襞を裏返しにせんばかりにめくれ上がらせてどれほど野太いモノをひりだすのかと妄想し、またあるオトコは己の肉棒に押し開かれ悲鳴を上げる括約筋の締め付けに心躍らせる事だろう。

濡れそぼつヴァギナに躊躇なく右手の人差し指と中指を捻じ込むレイ・ファン。これも蟲の体液の効果だろうか、深々と二本の指が根元まで挿入されたのにも関わらず彼女に苦痛の表情は無い。いや、うっすらと半開きにしている瞼、僅かにほころびている形の良い唇の端から零れている涎はむしろ甘美な感覚にうっとりとしている様にしか見えない。もはやレイ・ファンの頭の中では数万の観衆も十数台のTVカメラも消え失せ、そこには自分とかすみと淫穴蟲しかいなかった・・・・・・・・

(ああっ・・・・もう少し・・・)
(・・・もう少しで蟲に届くのに・・・・・)

だがレイ・ファンのそんな想いを嘲笑うかのように淫穴蟲は膣穴を奥へ奥へと入って行く様だった。
(こ、これ以上奥に入っちゃったら取れなくなっちゃうぅ・・・)

必死に蟲を捕まえようとしてさらに秘所の奥深くへと指を捻じ込む。苦闘する彼女にかすみがアドバイスをする。
「膣を締め込むのよ。そうすればそれ以上奥には行かないわ。」

そんな部分の筋肉など意識して動かした経験など無いレイ・ファンだったが努力してみる。
「ふっ・・・・んっ、ふんっ・・・・・・ふうううぅぅぅんんんっ!!」

強烈な締め付けだった。膣奥の蟲が苦しさのあまり数十本の脚をじたばたさせてもがく様子がビリビリと伝わってくる。確かに蟲の侵入を止める事はできた。だが。そのあまりにも強力な膣圧はレイ・ファン自身の指すらをもギッチリと喰い締めて抜き差し出来なくさせていた。
「どう?止まったでしょ?」
「は、はひっ・・・・で、でもっ・・・指が・・・・・」
「馬っ鹿ねぇ。奥の方だけ締めるんじゃないの。」
「そっ・・・そんなコト、できません・・・・・・」
「ふう、しょうがないヒトね。それじゃ私が取ってあげるわ。」
「お、お願いしますぅ・・・・・」
かすみはレイ・ファンの手首を掴むとクレヴァスから指を一気に引き抜く。
じゅぽっ。


第5話

恥ずかしい音を立てて自らの肉汁をネットリとまとわりつかせながら二本の指が抜ける。
「さあ、取ってあげるから目一杯広げなさい。」
「ああっ・・・・・・」
大きく開いた脚をさらに広げるレイ・ファン。
「脚を開いてどうするのよ。おま○こよ。お○んこを広げなきゃ意味ないでしょ。」
「えっ?・・・・」
「こうするのよっ!」
いきなり両側の陰唇を摘まんでぐいっ、と広げるかすみ。
「ひいィィィィィ!!」

限界までくつろげられるラヴィア。膣穴はおろか尿道口までもがさらけだされる。
「さっ、裂けちゃうっ、裂けちゃいますっ、止めてっ!」
「うるさいわねぇ。これぐらい広げないと取れないでしょ?」
「でもっ、でもっ・・・」
「う~ん、やっぱこのカッコじゃ駄目ね。」

かすみはそう言うとレイ・ファンの両足首を掴んで彼女の頭の方へと折り曲げる。
先程のリプレイの中でティナがとらされた屈辱的なポーズだ。
「ああっ・・・・」
「ほら、自分の手でおま○こを広げなさい。」

レイ・ファンは言われるままに自らのクレヴァスを割り開く。その瞬間、あふれ出た淫蜜が恥毛のジャングル(と言うにはあまりにも質素な生え具合だったが)をぬけてひきしまったお腹の上を流れてくる。
「ふふっ、すごい濡らしようね。お漏らしみたい。」
「・・・・言わないでっ」
「それにしても綺麗なおまん○ね。見てご覧なさい?」
顔を背けて硬く瞼を閉じるレイ・ファン。
「・・・・見なさいって言ってるでしょうっ!」
かすみはレイ・ファンの小さすぎる尖り豆を指で強く摘まむ。
「はうぅっ!!」
身体全体を仰け反らせて悶絶するレイ・ファン。
「・・・・・見なさい。」
「・・・・・・・はい。」
こんな格好で自分の秘所を見た事などあろう筈も無いレイ・ファン。目の前に広がる光景は余りにも淫靡だ。自らの指ではしたなく広げられたラヴィア。白濁した淫液にまみれてテラテラと濡れ輝いている。幾重にも折り重なった複雑な襞。そしてその奥にはヒクヒクと物欲しげにわななく淫穴。
(こんな・・・・・こんな風になっているのね・・・・・)

かすみの指がレイ・ファンの鋭敏な尖りへと伸びたかと思うといまだに女芯を半分程覆い隠している包皮を根元まで剥き上げる。
「かひぃっ!!・・・そ、そこはっ?」

「言ったでしょ。淫穴蟲はお汁やマン滓が大好物だって。入り口に餌を置いておびき出すってワケ。あなたのマン滓なら量もたっぷりだし臭いもキツイからスグに出てくるわ。」
「いっ、言わないでっ!」

屈辱的な揶揄に顔を真っ赤にして叫ぶレイ・ファン。そんな事にはかまわず、かすみはレイ・ファンの膣口のまわりに恥垢を塗りたくる。
「ふふっ、いっぱい溜め込んだ甲斐があったわね。」

さらに言葉でレイ・ファンを辱めるかすみ。あまりの言い方に思わず顔を背けるレイ・ファン。だが彼女はその視線の先にあるモノに気付いて顔色を蒼白にする。
「あ・・・・・あれは・・・・・・」
「?・・・ああ、ようやく気が付いたのね。」

巨大なモニターに映し出される光景は最初は何がなんだかわからなかった。だが、それはまぎれもない自分の媚肉だった。これだけ近くで見ている自分の目に映るソレよりもさらにクローズ・アップされた映像だった。奥から奥から溢れ出してくる白濁して泡立つ愛液の泡一つ一つまでもがハッキリと確認できる。恥丘の両側に生えた淡いやわやわとした淫毛がまるで大木のようだ。そしてかすみの指でこそぎ落とされたのにもかかわらず、いまだに黄ばんだ恥垢をこびりつかせているちいさな淫核。皮は根元まで剥き上げられ女芯はフルフルと震えている。そのマン滓を塗られた膣口。オンナであれば隠しておきたい筈の羞恥の源がすべて、あます所無く、しかも実物の数百倍のスケールで巨大モニターの上に再現されていた。
「いっ、いやあぁぁぁぁぁっ!!嫌っ、嫌ぁっ!」

泣き叫ぶレイ・ファン。体をくねらせてこの縛めから逃れようとするが、どこもかしこも力が入らない。ラヴィアをくつろげる指もその格好のままで張り付いている。

「そんなに嫌がるコト無いじゃない。こんなに綺麗なんだし。ほら、こんな奥の方まで薄いピンク色。ね?」
「駄目っ!ひ、広げないでっ!!」

「どうして?この会場の全ての人間があなたのおま○こに見とれているのよ。いいえ、観衆だけじゃ無いわ。デッド・オア・アライブの準々決勝ともなれば全世界にこの光景が同時中継されているわ。おそらく十億人以上のヒトがあなたのお○んこを見ているのよ?」
「ひいぃぃぃぃっ」
耳を塞ぎたくなるようなかすみの言葉。冷酷な真実。

「恥ずかしがるコトなんか無いわ。まあ、さっきの女の人みたいにアソコの色もドドメ色で前も後ろもガバガバじゃあ、みっともないかもしれないけど。マン皺も擦れてツルツルになっちゃってたしぃ。それに比べたらあなたのココはまるで芸術品・・・・・あんなのとじゃ月とスッポンよ。」

そう言いながらレイ・ファンの媚肉をまさぐるかすみの瞳はウットリとしている。

「きっと・・・・きっとアナタのココを見て、何億人ものオトコの人がおちんち○をおっ勃てているわ。これはオンナとして最高の名誉じゃない?今、この瞬間にも何千万の、堪えきれなかった肉棒がスペルマを迸らせているに違いないわ。どう?何億ものオトコに視姦されている感想は?」
「ああっ・・・・・」

「嫉妬しちゃうわね。いいえ、嫉妬しているのは私だけじゃないわ。何億ものオンナがアナタに嫉妬しているわ。きっと嫉妬のあまりこんな事を言ってるかもね・・・・・なによ、ちょっとおま○こが綺麗だからって!!なんの手入れもしていないクセに!マン滓だらけじゃないの!汚いったらありゃしない!!恥垢の臭いがプンプンと漂ってきそうだわっ!!・・・なんてね。でも・・・・・彼女達も表面的には嫉妬しながらも心の奥底ではきっとこう思ってるわ・・・・なんて綺麗なお○んこなのかしら・・・・上品で控えめなちっちゃなクリトリス・・・・・ピンクの襞々・・・私もこんなおま○こが欲しい・・・・ってね。ホントに羨ましいわ。ひょっとしたらグショグショにアソコを濡らしているヒトもいるかもね。街中でこの中継を見て、たまらなくなって公衆トイレでマンズリかいちゃってるヒトもいるかもね?ふふふふっ!」
「・・・・・・」
もはやレイ・ファンは力無くかぶりを振るだけだ。

「それにしても・・・・なかなか出てこないわねぇ・・・・ひょっとして・・・
・」
「?・・・・何?ねえ何なのっ?」
「卵を産んでいるのかも・・・・」
「卵っ?」

「あら?いわなかったかしら?コイツの世代交代のサイクルは驚くほど短いの。穴に入ったら30分ぐらいで産卵するの。一回に十個ぐらいだったかな?」
「はっ、早く取って!」
「・・・・それじゃあこっちの方から行ってみようかしら?」


第6話

そう言うとかすみは妖しく微笑み中指をピン、と立てると天に向かってその存在を誇示している菊肛へと伸ばす。モニターの方もすかさずその映像をカットインさせる。
「ああっ?そっ、そっちの方は・・・・ち、違うぅ・・・・」

「馬鹿ね。こっちの穴の方から刺激して蟲を追い立てるんじゃない。ほら、さっさと緩めなさい。」
「嫌っ!おしりは嫌っ!」
「我侭言うんじゃないの。」

必死で括約筋を引き絞るレイ・ファン。もちろんかすみが本気になればいくら引き締めたトコロであっさりとその防波堤を突き破るだろう。だが、かすみはレイ・ファンが持ちこたえきれるギリギリのトコロで力を加減して一気に貫こうとはしない。
「ふんっ!ふううっ!うんっ!」

鼻息を荒くしてきばるレイ・ファン。ソレを見て微笑むかすみ。一進一退の攻防が続く。だが、遂に、その均衡も崩れる時がきた。
「ふほおおおおおぉぉぉうっ!?」

遂にかすみの指の侵入を許してしまう。ズブズブと肛口にめりこんでいく白くしなやかな指。見る見る間に根元まで埋まり込む。
「こっちもキツキツだね。おしりにも指入れたコト無いんだ?」
暖かな腸の中でかすみは指を鉤字に曲げる。
「こひぃぃっ!?」
「感度良好。前からお汁がじゅくじゅく溢れてくるわ。」

そう言ったかと思うとかすみは今度は指の抽送を始める。指先まで引き抜かれ、また一気に根元まで沈める。そのたびにアヌスの襞を裏返し、これまたピンク色の内壁を覗かせ、再び内側へとまくれ込む。時々肉汁を掬っては指に擦り付け潤滑油がわりにする。徐々にそのストロークが早まる。
「こほうっ、くはっ・・・・・あっ、あふっ、あっ、あんっ・・・」

明らかにレイ・ファンは感じていた。後ろの穴に指を捻じ込まれて感じていた。溢れ出る蜜がその証拠だ。
(お、おしりで・・・・・)
(おしりの穴で感じているだなんて・・・・)
(駄目っ!駄目よ、レイ・ファン!)
(おしりの穴でいっちゃったら・・・・)
(いっちゃったら・・・・・)
(変態・・・・・)

だがレイ・ファンのそんな想いとは裏腹に菊の華は貪欲にかすみの指を貪り食らう。そして、今まさに絶頂に達しようかと言うその瞬間、
「ああっ?」

指が完全に抜かれてしまう。みるとレイ・ファンの肛門は先程とはまるでその姿を一変させていた。隙間無く引き絞られたソレはいまやポッカリと口を開けてわなないている。そのまわりはホッコリと盛り上がり、まるで何かをねだっているかの様だ。
「あっ、ああっ・・・・・」
もどかしそうに尻肉をくねらせるレイ・ファン。

「これでも駄目か・・・・あら?何、このお汁は?ふふっ、お尻の穴をどうして欲しいの?」
意地悪く尋ねるかすみ。
(もっと・・・・)
(もっと奥まで・・・・・)
(一本じゃ物足りない・・・・)
(お願いっ!突っ込んでっ!)
(抉って!)
(掻き回してっ!)


そう大声で懇願したかった。だがほんの僅かに残った理性がソレを押しとどめる。
「なかなか強情ね。まあいいわ。本来の目的は蟲を取り出す事だし。」
「・・・・・・」
「それじゃあ最後の手段ね。」
かすみはそう言い、指を秘裂のあちこちに這わせる。
「んふっ・・・な、何を?・・・・・ひぃやあああああっ!!」

かすみの指はレイ・ファンの淫豆を嬲る。豆をこねくりまわし、剥き上げられた皮を引っ張ってその裏側にまで爪を立てる。

「マン滓を集めているのよ。こうなれば直接、マン滓を穴の中に入れて蟲をおびきだすわ。」
言いながらかすみはレイ・ファンの襞と襞との間にも指を滑らせる。
「はうっ!」

かすみの言葉はレイ・ファンの耳に届いているだろうか。官能の大波に心をさらわれるレイ・ファン。遂にこの恥ずかしいショウ・タイムもクライマックスを迎えようとしていた。

コッテリと恥垢をこびりつかせた中指をレイ・ファンに見せびらかす様にしてから恥穴にゆっくりと沈めるかすみ。根元まで埋まる。
「・・・・・・・・・来たっ!」

レイ・ファンの膣のなかで蟲が数十本もの脚を蠢かしながら奥の方から這い出てくる感覚が伝わる。すかさずアヌスにも指を突きいれるかすみ。前後の穴を他人の指で塞がれる。これ以上はない恥辱だ。
「いくわよ?」
返事を待たずにかすみは突き入れた指を激しくストロークさせ始めた!
「かはぁぁぁぁああああっ!」
一気に快感の坂を駆け上るレイ・ファン。
もはや胎内に卵を産みつけているかもし
れない蟲の事など彼女の頭の中からは消え失せていた。
「おっ、お願いっ!!恥をかかせないでっ!!」
「なんのことかしら?」
白々しく聞き返すかすみ。

「このままじゃいっちゃうっ!!お願い!!みんなの見ている前ではいかさないでっ!」
「ふふふふふふ」
「ああっ、も、もう駄目っ!恥を、恥をかいちゃうぅぅっ!」

絶頂に達した瞬間。レイ・ファンはティナと同じように白濁した愛液を迸らせる。吹き零れた肉汁は女陰の真下にあるレイ・ファンの顔へと降り注ぐ。情欲に潤んだ瞳を、荒い息を吹き出す高い鼻筋を、淫靡に濡れ光り半開きになって涎を垂らしている唇を、そしてなによりも高潔だったレイ・ファンの心を、粘つく彼女自身の陰汁が汚していく・・・・・・


かすみがレイ・ファンを場外へ放り出した事によってようやくレイ・ファンの負けが宣告される。大きくひろげられた太股の狭間のクレヴァスからいまだに汁を溢れさせるレイ・ファンにかすみが声をかける。

「ああ、蟲の事なら心配しなくても大丈夫よ。そんな蟲なんか最初っからいないの。あなたのおま○こに入れたのはタダの媚薬。ちょっと強烈だけどね。」
「・・・・で、でも・・・・」

「蟲が中で動いていた様な気がしたのは、私が貴方に暗示をかけたから。この術自体はホントに我が家に代々伝わっている秘法。安心した?それじゃね、楽しませてもらったわ。」

そういってかすみが身を翻すと何処からとも無く一陣の風にのって桜の花びらが彼女のまわりを舞う。そして風が急に吹き止んだかと思うと花びらと共に彼女の姿も見当たらなくなっていた。
あとに残されたのはあられもない格好で横たわるレイ・ファンだけであった。
































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