青の555号 作




第11話


和恵はそう言うと男根の根元を指できつく締めてザーメンの噴出を塞き止める。そ
して頭を智徳の下半身の方へ巡らせる。
智徳のイチモツを包み込む柔らかく、暖かく、濡れそぼった孔。
フェラチオだ。
じゅぽっ、じゅぽっ、じゅぽぽぽぽ~。
凄まじい音を立てて吸引される智徳の肉棒。
「たっ、頼むっ!出るっ、出させてくれっ!!」
淫茎の根元をきつく締められている為に射精できずにもがき苦しむ智徳。

「どう?センセイ。希美はこんなコトしてくれる?答えてくれたら射精させてあげ
るわ」

「のっ、希美はっ・・・・・・・・してくれない・・・・・・こんな・・・・・・
いいコト・・・・」
「センセイ?希美より私の方がいいでしょ?」
「そっ、それはっ・・・・・・・・」
答えを躊躇う智徳。

(ふふふふ、即座に私の方を拒絶できないってトコロでもう堕ちたも同然ね・・・
・)
「それじゃあ・・・・・・・・」

制服の胸元を飾るスカーフが布の擦れ合う音を残して抜き取られる。そしていかに
も清純なイメージを醸し出すセーラー服も躊躇いなく脱ぎ捨てる和恵。その下から現
れたのは・・・・・・
巨乳。
否。
爆乳。
爆乳。
爆乳。
爆乳爆乳爆乳爆乳爆乳爆乳爆乳爆乳。
いくら言葉を重ねても表現し足りないほどの凄まじい乳だった。

パンティとお揃いの黒のレースのブラジャーで覆われた溢れんばかりの豪快な乳
肉。その内側からの圧力はブラジャーのフロントのホックを弾き飛ばしてしまいかね
ない様に見える程だ。
パチリ。
音を立ててホックが外される。
押さえつけられていた柔肉が解放される。
再びかがみ込む和恵の乳肉が造る深い谷間に智徳の目が釘付けになる。
「これならどう?」
しゅりしゅりしゅり・・・・・・

先刻までの熱くぬめった口腔での愛撫とは明らかに異なる感触が智徳の肉棒を包み
込む。
「ううっ・・・・・」
下に目をやる。
(パッ、パイズリ・・・・・・)
「どう?希美はこんなコトしてくれる?」

今にも零れんばかりの圧倒的な乳肉の海におぼれる己の分身。頭だけを覗かせてい
るその様はまさにおぼれているかの様だ。

さらに和恵は智徳の亀頭に舌を這わせる。敏感な部分を刺激される彼はもう暴発寸
前だ。
「私と希美。どっちがイイの?」
「そっ・・・・・・それは・・・・・・・」
「・・・・・・・・どっち?・・・・・・・・」

「ぼっ・・・・僕は・・・・・希美を・・・・・・愛している・・・・・・・だけ
ど・・・・・だけど・・・・・・気持ちイイのは・・・・・和恵の方だ・・・・・」
「ふふっ、それでもいいわ」

まるで御褒美だとでも言わんばかりに、和恵の舌が智徳の裏筋をくすぐるように舐
め上げる。

先走りの汁と和恵の唾液でピンクの亀頭が保健室の蛍光燈の灯りを反射してテラテ
ラと濡れ輝く。
「もう我慢できないみたいね、センセイの可愛いムスコさんは」
「たっ、頼むっ!!出させてくれっ!もう、もう駄目だっ!!」

「・・・・・・・何処に射精したいの?オッパイにかける?それとも私の顔?・・
・・・・それとも・・・・・・飲んで欲しいの?」

智徳の頭はパニックになる。どの行為も希美との性生活の中では考えられない事ば
かりだ。

「・・・・・・のっ、飲んでくれっ!!先生のザーメンを飲んでくれええええっ!
!」
「・・・・・・いいわ、飲んであげる」

乳の谷間から顔を出す智徳のイチモツを咥えこむ和恵。唇で亀頭をしごき立てる。

「ううっ・・・・・出すぞっ!出すぞおおおううっ!!和恵っ!!出すぞおおおお
おおっ!!!」
どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅ~っ!!

溜めに溜めた智徳のザーメンミルクの迸りが和恵の口腔内で爆発する。それを平然
と受け止める和恵。
ごきゅごきゅごきゅううう~っ。

それどころか喉を鳴らして飲み干す。その行為は彼女がただススんでいるだけの女
子高生では無い事を雄弁に物語っていた。

「さあ、今度はセンセイも私をキモチ良くさせてよね」

そう言って智徳の目の前に突き出されたのは和恵の濡れそぼったヴァギナだ。黒々
とした陰毛がぬめる愛液で恥丘に張り付いている。
シックスナインの体勢だ。
狂ったように和恵の恥部にむしゃぶりつく智徳。
和恵も彼の分身を頬張る。
二人がお互いの陰部を舐め合う淫らな音が保健室中に響き渡る。
和恵が智徳の淫棒をしゃぶりながらもチラリと壁に架かった時計に目をやる。
(もうすぐ打ち合わせた時間になるわね)
和恵の手が床に脱ぎ捨てられたセーラー服のポケットへと伸びる。
その中から取り出されたのは一本のチューブ。
そう。



第12話


智徳の妻が狂わされている、あのチューブと同じモノだ。智徳には気付かれぬよう
にその中身を手にとって、亀頭・雁首・幹へと塗りこんで行く。
(ふふふふっ、すぐに突っ込みたくなるわよ)

ほくそえむ和恵に表情は、まさに淫魔・斗也のパートナーに相応しい、淫蕩な笑み
を浮かべていた。

「もう・・・・・・もう止めて下さい・・・・・・・お願いです・・・・・・・」
後ろから貫かれ、腰を高々と持ち上げた格好のままで希美が懇願する。
じゅぶっ、ぬちゅ、ずちゅっ、ぐちょっ。
自らが溢れさせた蜜の立てる卑猥な音が希美の頭の中に木霊する。
夫との行為の中でもこれほどまでにはしたなく濡らした憶えはなかった。
(あの人以外のモノで・・・・・・)
(・・・・・感じてしまっているのね・・・・)
(はしたない・・・・・・オンナだわ・・・・・・)

だがそんな思いを裏切るかのように、希美の唇から漏れる喘ぎ声には甘いものが含
まれていた。

「あふン・・・・・・・くうううゥん・・・・・・・・くはっ・・・・・・・」

血管を浮かび上がらせた太い肉棒が希美の膣内の敏感なGスポットを刺激するたび
に気が遠くなりかける。
勿論、夫との夜の営みで失神したことなど一度たりとて無い。
(これが・・・・・これがオンナの悦びなのね・・・・・・)

夫以外のオトコに目覚めさせられた希美のカラダは、背徳ゆえに熱く燃え上がる。

「・・・・・駄目っ・・・・・・これ以上・・・・・・突かないでっ・・・・・
・」

「ふん、さっきからイキまくってるじゃねえか。いまさら恥ずかしがってどうする
?」
前から後ろから激しく貫かれ、あられもなく絶頂に達してしまった希美。
「ああっ・・・・・そんな・・・・・・」
「・・・・・・さてと」
「きゃああああああああっ!!なっ、何をっ?」
背後から深々と突き刺したまま、いきなり希美を抱え上げて立ち上がる斗也。
「ああっ・・・・・・・・奥までっ・・・・・・・・来るっ・・・・・・」
自らの体重で、より深く斗也のイチモツを咥えこみ狼狽する希美。
歩き出す斗也。脚で生徒指導室にドアを開ける。

「こっ、こんな格好で、校内を、あっ、歩くなんて・・・・・だ、誰かに見られ
ちゃいますっ!!」
「心配するな。こんな時間まで学校に残っているのは当直の俺と希美だけだ」
勿論、斗也はもう一組の男女が校内に残っている事を知っている。
「保健室にいくぞ。あそこで朝までたっぷり可愛がってやる」
「お願いです、家に、家に帰して下さいっ!あの人が・・・・・」

「ふん、あれだけの痴態を晒しといてよくもダンナの待つ家に帰ろうなんて気にな
るな?普通なら顔を合わせられないぜ?」

「ああっ・・・・・お願いです・・・・・今夜の事は・・・・・・あの人には・・
・・内緒に・・・・・」

「まだ取り繕うつもりか?杉浦の奴には同情するぜ。旦那以外のオトコにハメハメ
されてよがり狂う淫乱奥様の実態を知らないんだからな。知らぬが仏ってやつか?」
「ううっ・・・・・・」
反論する事もままならぬ希美。

そのやり取りの間にも股間で繋がった二人は夜の学校の、暗く長い廊下を進んで行
く。
「階段を降りるぜ。気を付けろよ」
「ああっ、こ、怖いのっ・・・・・・はふっ!!」
一段階段を降りる。
その度にズン、と斗也のモノが希美の膣奥を叩く。

「・・・・・・・・・あくうっ・・・・・・・ひっ・・・・・・・・かはっ・・・
・・・・・」

希美が声を漏らすたびに股間のクレヴァスからは溢れ出した愛液がポトリポトリと
滴り落ちる。
「おいおい、いくら怖いからってオマ○コでしがみついてくるんじゃねえよ」
あれほど穴を穿たれてもキュンキュンと締め付けてくる希美の淫裂。
理性ではなく本能で締め付けるのだ。

「・・・・・・・・・?・・・・・・・せ、先生、保険室に・・・・・・誰か・・
・・・・います・・・・・」
薄暗い校舎の中で煌煌と灯りをともしている保健室。
(ふふふふ、いよいよ夫婦御対面だ。奴がどんな顔をするか見物だぜ)

「噂は本当らしいな。男性教諭と女子生徒が放課後の保健室で乳繰り合っているっ
てのは」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「先客がいるんじゃしょうがないな・・・・・・・少し覗いてみるか」
「そ・・・・・そんな・・・・・・・気付かれたりしたら・・・・・・」
「ふっ、奴等もおおっぴらにはできないさ」。心配するな」
そういってニヤリと笑う斗也の表情は、まさに淫魔そのものであった。

(熱い・・・・・・)
(・・・・・・なんて・・・・・熱いんだ・・・・・・・)
(・・・・・これも・・・・・・・和恵のテクニックなのか・・・・・・・)
(・・・・・・イレたい・・・・・・・)
(突き刺したい・・・・・・・・)
(・・・・・誰でも・・・・・・・誰でもいい・・・・・・)
(入れさせて・・・・・・くれ・・・・・・)
「わっ、渡辺ええええええっ!」
「きゃあああああっ?!」
下になっていた智徳がいきなり体を起こす。
「セッ、センセイ?」
「うおおおおおおおおおおっ!!!」
和恵の意志などお構いなしに荒々しく己の欲棒を後ろから突き立てる。



第13話


(ふふふっ、媚薬の効果、覿面ってトコロね。後はあの二人が来るまでこいつの貧
弱なモノを保たせなきゃ・・・・)

「ああああああああっ、セ、センセイのっ、ふ、太くてっ、和恵っ、だっ、駄目な
のおおおおうっ!!」

心にも無いお世辞で智徳の気持ちを盛り上げる和恵。その言葉遣いすらもすでに女
子高生のテクニックを遥かに超えている。
「いいっ!いいぞおおおおうっ!!和恵ええええええっ!!」
破滅の刻が近付いている事にも気付かずに激しく突きまくる智徳であった。

保健室の外に漏れる声。
「かなり激しくヤリまくってるみたいだな」
後背位で貫いたまま保健室のドアを僅かに開ける斗也。

串刺しになったままの希美は保健室にこだまする男女のあえぎ声に、ある二人の顔
を思い浮かべる。
(・・・・・まさか・・・・・・そんな・・・・・・)
息をひそめて覗き込む斗也と希美。

そして保健室の中で汗でその裸身を濡れ輝かせてもつれ合う一組の男女の姿が二人
の目に飛び込む。

「ほお~、なかなか隅に置けないじゃないか?こんな可愛い希美を一週間に一度し
か抱かない理由がこんなトコロにあったとはね」

「・・・・・・・・・・・あなた・・・・・・・・・・・・うそ・・・・・・・で
しょ・・・・・・・・」
希美のオ○ンコが切なげに斗也のモノを締め付ける。

「・・・・・・・・・・・・どうして・・・・・・・・・・・・和恵・・・・・・
・・・・・・・・」

「・・・・・ありゃ同じクラスの渡辺じゃないか。女房の親友とデキてるなんてい
くらなんでもヤリすぎだぜ」
自分で仕掛けておきながらぬけぬけと言い放つ斗也。

「・・・・・・長谷川先生・・・・・・・・・・・お願いが・・・・・・・・あり
ます・・・・・・・・・」
「なんだ?」

「・・・・私を・・・・・・・あの人の・・・・・・目の前でイかせて・・・・・
・目茶苦茶に・・・・・・目茶苦茶にして下さいっ!!」
「・・・・・・・・・いいのか?」

その時だった。一際大きな声が保健室から聞こえてきた。希美が愛していた筈の智
徳の声だった。

「いいぞっ!和恵えええええっ!あいつより、希美より、ずっと、ずうううっと気
持ちイイぞおおおおおおっ!!!」

ドアの外で当の本人が聞いている事を知らないとは言え、余りにも酷い言葉だっ
た。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・もう・・・・・・・・・・どうでも・・
・・・・・いいんです・・・・・・」

犯されながらも、嵌められながらも、貫かれながらも、たとえカラダは淫らな反応
を示し、乳首を尖らせ、クリトリスも勃起させ、白濁した汁を垂れ流しにしていて
も、心だけは智徳を裏切る事はしなかった希美。

その彼女に対する報いとしては最悪の仕打ちをする智徳。しかも相手は自分の親友
の和恵だ。

二人の手ひどい裏切りに自暴自棄になる希美。もはやカラダの内で荒れ狂う欲望を
抑えつけるものは何も無い。
ガラッ!

音を立てて保健室のドアが大きく開く。だが、部屋の中の二人は腰の動きを止めな
い。いや、止まらないのだ。
「希美っ?」

最初に気が付いたのは和恵だ(もっとも斗也との打ち合わせ通りなので驚いたフリ
をしただけに過ぎないが)。
「・・・・・・・希美?・・・・・・・」
激しく腰を前後に動かす智徳にはまだ事態が把握できていないらしい。

「智徳さん・・・・・・・・非道い・・・・・・非道すぎます・・・・・・・あん
まりです・・・・・・」

涙が頬を伝う希美の姿を見てようやく正気を取り戻す智徳。だがその意に反して腰
は絶え間なく和恵の秘穴を深々と抉る。

「こっ、これは・・・・・ちっ、違うんだっ!!わっ、渡辺がっ、和恵が俺を、
誘ったんだ!信じてくれっ!希美いいいいいいっ!!!」

「・・・・・もう・・・・いいんです・・・・・・・長谷川先生・・・・・あの人
の目の前で、私をっ、私をイかせて、よがらせて、あの人が教えてくれなかったトコ
ロへ連れていって下さいっ!!」

「・・・・・・長谷川先生?・・・・・こっ、これはどういうコトですか?のっ、
希美っ!!せ、説明しなさいっ!!」

智徳は動転しているのか、いままで希美が後ろから深々と貫かれている事に気が付
かなかったようだ。

「ふふふふ、杉浦センセイ。自分が今何をしているか、冷静に考えればそんな事は
とても言えないんじゃないですか?」
そんな智徳に答える斗也。
「いくぞ、希美」

立ったままの状態で、希美の柔らかな尻肉に指を食い込ませて上下させる斗也。

じゅぼぼぼぼぼっ、ぐじゅじゅじゅじゅじゅじゅ~っ、ずゅちゅちゅちゅちゅちゅ
ちゅ~っ!!
淫らな音を立てて希美のクレヴァスに出入りする斗也の怒張。

こんな事態になっても腰の動きを止めない智徳。恐るべき媚薬の効き目である。
ずびょびょびょびょびょびょおおうっ、みゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅううう
うっ。
ステレオで響き渡る淫音。



第14話(最終回)


「せっ、先生っ、希美はっ、希美はもうっ、イッ、イッちゃいますううううっ!
!」
「どうだ?薄情な旦那と比べて先生のモノは?」

「・・・・・・ふっ、太くて・・・・・・・長くて・・・・・・・硬くて・・・・
・・・奥まで・・・・・届いてます・・・・・・・お願い・・・・・イかせて・・・
・・・イかせて下さいいいいいいっ!!」

「のっ、希美いいいいっ!許さんぞっ!イくなっ!イッては駄目だああああああっ
!!」
自分は激しく和恵の秘部を突きまくりながら言っても説得力のカケラも無い。
「ああン・・・・・・センセイ・・・・・・いいよ・・・・・・」
智徳の身体の下の和恵が甘い鼻声で追い討ちを掛ける。

「・・・・くっ・・・・・・くそおおおおおおっ!!出ちまうっ、出ちまうぞおお
おおおおうっ!!かっ、和恵ええええっ、出すっ、出すぞおおおおおおっ!しっか
り、しっかりオマン○で受け止めろおおおおうっ!!」
耐え切れなくなった智徳が己の精を爆発させようとする。
それに合わせるかのように希美がねだる。

「先生、出してええええっ!!先生の熱いのをっ、希美の中にぶちまけてえええ
えっ!!オマ○コから溢れるくらいにっ、お腹をイッパイにしてええええええっ!
!」
智徳と希美が同時に絶頂に達する。
夫は妻の目の前で彼女の親友の膣内に射精する。
妻は夫が見ている中で他のオトコの精を膣で受け止める。
どびゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅ~っ!!
射精の音が聞こえる程の智徳の迸り。
希美も負けじと潮を吹く。
潮は勢い良く飛び出し、狙ったのだろうか、離れた智徳の顔を直撃して汚す。

智徳と希美。この夫婦にとって最も長い一日、そして最後の一日がようやく終わり
を告げようとしていた。

射精して萎えたモノを引き抜き、希美を冷たい床の上に降ろして踵をかえす長谷川
斗也。
「あん、先生、待ってよ」
和恵が斗也の後を追おうとして、上にのしかかる智徳を突き放す。

「まったく・・・・・自分だけ気持ち良くなっちゃってさ・・・・・少しは長谷川
先生を見習ったら?」
脱ぎ捨てた制服を掻き集めて斗也の後を追う和恵。

二人残された智徳と希美にもようやく斗也と和恵がグルだった事に気が付いただろ
う。
だが余りにも遅すぎた。
二人の間に刻まれた深い溝は決して埋める事はできないであろう。
斗也は希美の事を愛していた訳では無かった。
智徳に恨みがある訳でも無かった。
ただ、幸せそうな二人の生活を目茶苦茶に壊してやりたかっただけだ。
「ねえ、先生?私全然満足できなかったの・・・・・だから、ね?」
隣りを歩く和恵の言葉が耳に入る。

勿論、斗也にとって和恵など只の手慰みだ。次の学校に転任するまでの「ツナギ」
でしかない。
彼の心に愛は無い。

そこにあるのは、すっかり暗くなった校舎の外よりも、深い、余りにも深い漆黒の
闇があるだけだった。







10/





















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