官能小説『失われた絆』

赤星 直也 作







第22話 名演技

 翌日、アパートに八重が訪ねてきた。
「仕事よ、急いで乗って!」2人が化粧もそこそこにして車に乗ると、八重は勢いよく走らせる。
「今回は少し痛い思いをして貰うわ。その分弾むからね」話をしながら例のコスチューム店で停めた。
「急いでよ」2人は慣れた様子で店に入り、婦警姿になって戻ると八重は再び車を走らせ「言っておくけど、思いきり泣いた方が痛い思いは軽くなるからね」意味ありげに言い、洋館に入った。

 中に入ると「待っていたよ。こっちだ!」言われるまま、部屋に入ると妖しげな器材があり「ここで合うなんて、奇遇だな。俺も手伝う事になってね」忠明もいた。
「早速だけど、やって貰うよ。私はビデオで撮るからね」
「わかりました。始めます」八重は忠明に合図を送り「お二人さんよ、ここでなにやるか分かっているかい?」手にはナイフを持っている。

 「退けて。ナイフは退けて!」真剣な顔に変わった。
「そうは行かないんだよ、ほら!」忠明は愛子の頭を押さえ、首にナイフを押し当てて、愛子は怯えて声も出せない。
「本物と分かったようだな。おい、俺は警察が大嫌いなんだよ、その服を脱ぐんだ!」
「脱ぐわ。だからナイフを退けて」恵は顔を強ばらせながら、ボタンを外しだし、依頼人はそれを満足そうに、ビデオに撮っている。

 「これでいいでしょう?」
「ふざけるな。シャツも脱ぐんだよ」
「許して。これを脱いだら、見えてしまいますき」泣きながら言うと「ダメだ。こいつが死んでもいいのか?」「恵さん、助けて!」愛子は悲鳴を上げ「わかった。脱ぐからナイフは退けて」ネクタイを外し、ワイシャツのボタンを外していく。

 すると、上から順に胸元が開いて、黒いブラジャーが見え、なおもボタンを外してワイシャツを脱ぐと、両手で胸を覆う。
「もっと脱げ。オッパイが見えないだろう?」
「許して。警官がヌードを見せる訳には行かないの…」
「イヤか。こいつが死んでもいいのか?」
それには「助けて、恵さん。お願いだからヌードを見せてあげて…」愛子は悲鳴に近い声を上げている。

 恵は仕方なしに「う、う、う!」嗚咽を上げながら両手を背中に回しホックを外した。
そして、肩から紐を下げ、ブラジャーを脱いでいくが、時折、乳房が覗いている。
最後に、腕に絡まったのを脱いで上半身を剥き出しにし「これで、許して…」泣き顔をしたまま、両乳房を手で押さえている。

 「そうだ、それでいい。手も退けろ!」
「う、う、う!」泣きながら手を下げて乳房を露わにすると「いいね、お巡りさんのヌードも。いいか、動くなよ!」忠明は愛子に手錠を掛けると、恵の両手首を縛り、天井から下がったロープに結んだ。
「イヤ、やめて、何する気よ!」叫んでもロープが引かれ、やっと立っている。

 忠明はその後、愛子の手錠を外した。
「お前は、素っ裸になりたいだろう?」また愛子の首にナイフを押し当てた。
「バカ言わないで。婦警に人前で裸になりたい人なんて、いないわよ!」恵が言い終えたその瞬間、「ヒ~!」また悲鳴が上がった。

 「恵さん、言って。死にたくないの…」
「いくら何でも、そんな事言えないわ」
「お願いです、死にたくありません」恵は暫く考え「私を裸にしてください…」小さな声で言った。
「聞こえない。もっと大きな声で言え!」
「私を裸にしてください!」やっと言えた。

 「素っ裸になりたいのか?」
「はい、フルヌードになりたいです…」
「そうか、裸になりたいんだってよ、お前が裸にしてやれ」愛子を恵の前に引き出した。
「ごめんね、恵さん…」愛子がスカートを脱がすと、黒いパンティ、ストッキングが現れた。
「許して。性器だけは見られたくありません!」しかし、愛子は両手でパンティを掴んで引き下げた。

 「パイパンだ!」ビデオを撮っている依頼人が声を上げ、すかさず「う、う、う!」恵は声を上げて泣きだしたが、それは演技でなく本心からだ。
「いいね、このパイパンが…」忠明は無毛の淫裂を触ったが、瞬間に八重の顔色も変わった。
(後で懲らしめてやるわよ!)そんな感じだ。

 忠明もそれに気づいたのか、直ぐに手を退け「1人だけ素っ裸では寂しいとよ。お前も脱ぐんだよ」愛子に言う。
「イヤ、絶対に脱がないわ。私は警官よ!」
「そうか、そこまで言うなら仕方ないな。どこまで我慢出来るかな?」ナイフをムチに変えた。
「打たないで!」叫んだが「ヒュー!」宙を舞って愛子の背中を叩いて「ヒー!」悲鳴を上げたが、それでもムチで背中を打っていく。

 「脱ぎます。ヌードになりますから打たないで!」急いでボタンを外しだす。
ボタンを外すと上着、ワイシャツと脱いでブラジャー姿になり、その後、スカートも脱いで下着姿になった。
「これで許して下さい…」
「ふざけるな!」また叩かれ、背中に赤い筋ができる。

 愛子は泣きながらブラジャーを脱ぎ、パンティも脱いで全裸になったが、恥ずかしいのか手で乳房と股間を抑えたままだ。
「手を退けるんだ!」また叩かれて「ヒー!」悲鳴を上げながら直立すると「この子もパイパンか!」また依頼人が声を上げた。
「お前もこうだ!」愛子も両手首を縛られロープで吊された。

 それを見て「少し、変更したいのですが?」依頼人がビデオを停めた。
「かまいませんが…」
「できたら、あなたも出演して下さい。しかもヌードで」八重に頼んで「そんな。私がヌードになってもつまんないわよ」慌てる八重だ。
「そこを、何とかお願いします。女王様になって下さい」

 八重は暫く考え「わかった。やるけど、顔は隠させて。これでも、知られた顔だからヌードは困るの」仕方なしに承知した。
「かまいません。お礼はタップリ差し上げます。これに着替えて下さい」レザーの服を渡した。
八重は一旦部屋から出て、着替えてから戻ってきたが、レザーのベルトで全身を覆い、乳房と股間がくり抜かれている。

 その為、乳房と、短い絨毛が覗き「恥ずかしいわ。オッパイには自信がなくて…」手で乳房を隠す。
「綺麗ですね、早速始めましょう」ビデオ撮りが再開され、八重は仮面で顔を覆いムチを持っている。
「あなたの名前は?」ムチの先端で乳房を突き刺す。
「佐藤愛子です」
「職業は?」
「警官です」
「どうしてヘアを剃ったの?」淫裂を撫でていくが、それには黙ったままだ。

 すると「ピシー!」手加減なく、乳房を叩きだし「ギャー!」悲鳴を上げ体を反らせた。
「れ、レズをするからです…」泣きながら答えた。
「男より、女が好きなの?」八重は乳房も撫でていく。
「はい、男は不潔ですから…」
「そう、不潔なんだ。でも男とやってみたらどう?」

 「イヤ、男はイヤです!」また打たれ、乳房や背中と打たれていく。
「ギャー!」体を反らせながら悲鳴を上げた。
「どう、やりたいんでしょう?」
「はい、男とセックスしたいです…」
「セックスじゃないでしょう、もっと素直に言いなさい」尻も打たれた。

 「お、オ○ンコしたいです…」
「あら、お巡りさんでもオ○ンコするの?」
「はい、ここでオ○ンコしたいです…」泣きながら言い「ほら、出番よ。あなたがやって上げるの」忠明の出番だ。
「仕方ないな。お巡りさんがやりたいなら、手伝うか!」背中から肉竿を押し込んで「あ、あ、あ!」顔を歪めて声を上げた。

 正面からは依頼人がビデオで撮っていて、忠明は乳房を揉みながら腰を振り続け、登り切って愛子の膣奥に噴射した。
愛子は何も出来ず「う、う、う!」泣きながら淫裂から精液を垂らしている。
愛子が済むと恵も同じようにされたが、肉竿ではなく、バイブで淫裂を突かれた。
その後も、2人は八重と忠明にムチで叩かれて、全身には赤い筋ができたが、傷にはなってない。

 「ご苦労様でした。これで終わですが、最後に私もやりたいのですが?」
「いいですよ。この子となら」恵を指さした。
「それでしたら、私もムチでやらせて下さい」恵の乳房を先端で突き刺した。
「やりたいんだろう?」
「はい、オ○ンコしたいです…」

 「警官がオ○ンコと言っていいのか?」乳房を叩かれた。
「ヒ~、打たないで下さい。それよりも、私とオ○ンコして下さい」
「そんなに俺とやりたいのか?」
「はい、やりたいです。できたら、後からやられたいです…」
「そうか、俺とそんなにやりたいか。だったらやってやるぞ」得意そうに、ズボンを引き下げて背中から抱き付いた。
そして、肉竿を押し込み、膣のへのピストンをして仕上げに噴射し、恵は嗚咽を上げ続けた。

 こうして、半日が過ぎた。
「ありがとうございました、これは約束のお礼です。それから、こちらがあなた様のヌード代です」
「遠慮なくいただきます」八重は受け取ると車を走らせた。
「八重、お前のヌードも良かったよ。あれはいいよな、女王様も。俺、八重を襲いたかったよ」
「あら、そんなに気に入ったんだ。だったら、買っていこうね」行き先を変更して裏道に入った。

 「あなた。恥ずかしいから、あなたが買ってきて」店先で車を停めて言う。
「わかった。どうせなら、この2人のエッチなのも買うよ。それから瞳のも買わないとな」
「それなら私も行くわ」結局、四人で店に入り、それぞれの役目にあったのを買い込み「早く着てみたいわ」話しながら走らせた。

 「八重、今度はパーティをしようよ」「そうね、面白いわね」それを恨めしそうに聞いている恵は(誰の御陰でこんな事になったと思っているのよ)唇を噛んでいる。
「今度は痛い思いはしなくていいわよ。それに、2人でやるの。勿論、子宮にださせるのよ」ハンドルを握りながら指示を出すが、2人は黙って聞いていた。

 そして、客の相手を済ませると、2人は八重の屋敷に連れ込まれた。
屋敷に入るなり「お嬢様、お客様がお見えです」久美が現れた。
「ここに案内して!」暫くして小西が現れ(確か、サラ金の社長だったはずよ)恵は記憶していた。

 「お嬢様、実は困った事が起こりまして…」言いにくそうに、2人の女性を紹介した。
「親が夜逃げをしたんです。この子を担保にするといってね…」
小西が話している間、2人の女性は項垂れて聞いていた。
「わかったわ。預かるけど、働いて貰うわよ。勿論、学校へはここから通ってもいいわ」その言葉に2人が笑顔になった。
2人は高校3年と1年で、名前を姉が飯島文恵と言い、妹が好恵と名乗った。

 「八重。俺の世話も頼んでいいんだろう?」
「ダメよ、まだ子供よ。それに瞳がいるでしょう?」
「ああ、あの子か、あの子はもうすぐ移動になるそうだよ」
「だったら、まずいわね、早く焼き印しないと」
「そうだな、今夜にでもやったら?」
「そうね。その間、この子とお風呂に入って」2人は恥ずかしそうに項垂れたままだ。

 「何もしないよ。触るだけだけだから」
「そうよ。レイプされそうになったら、大きな声上げるのよ。それから、私を姉さんと思ってね」
「わかったら一緒に行こう」忠明は文恵と好恵を連れて部屋から出ていく。
「その間に一仕事だわ。来なさい!」八重は恵と愛子を連れて地下室に入った。

 地下室には、女性が全裸で吊り下げられていた。
「お嬢様。もういやです、ここから出して下さい!」
「わかっているわよ、瞳。でも、秘密を喋られたら困るから、あなたも印を付けて貰うの」
「絶対に喋りません。ヌード写真やセックスビデオも撮ったじゃないですか」真っ青な顔で言う。
「あれとこれは別よ。主従関係をハッキリさせないとね」そこに、治郎兵衛が例の焼き印を運んできた。

 「イヤ、イヤです!」瞳は体を震わせている。
「恵に愛子、あなたも手伝うのよ。足を押さえなさい!」
(許して。これ以上痛い思いはしたくないの)自分と同じ運命をたどる瞳の足を押さえた。
「行くわよ!」
「ギャー!」悲鳴と共に異様な臭いが漂い、瞳は失神して動かない。

 「もういいかしら?」焼き印が尻から外されると、恵と愛子の尻に付けられた記号に肌が焼けている。
「う、う、う!」2人は思いだしたのか嗚咽を上げた。
「治郎兵衛、後は頼んだわよ。それから、2人はペットになって貰うわ、今からよ」目を輝かせて言う。
それには「ニャー!」怯えた顔で猫の鳴き真似をし、服を脱いでいく。
「そうよ、それでいいの。逆らったり、チクッタりしたら外国に売り飛ばすからね」
(イヤよ。外国に売られたら、もう二度と日本には戻れないし…)急いで下着も脱いで全裸になる。

 「いいわね。相変わらずこの性器が」2人の肉襞に付けられたピアスを引っ張り「ヒー。お許し下さい、お嬢様!」顔を歪めている。
「今の言葉を忘れないでよ」指を膣に入れ「ん、ん、ん!」呻き声を上げた。
「あなたは、絶対に忠明さんとオ○ンコしちゃダメよ。やったら、売り飛ばすからね」恵の膣の中を指で掻き回していく。
「しません、もう別れましたから…」途切れ途切れに言う。

 さらに「愛子は忠明さんがやりたい時はやらせるのよ。それに、オ○ンコしたら必ず私に連絡するのよ」今度は愛子の膣の中を掻き回す。
「わ、わかりました。必ず、お知らせします…」顔を歪めて言った。
「それなら安心ね」八重は2人を連れて忠明の元へと向かい、愛子と恵も後ろから付いていく。
(あの人に、ヌードを見られるなんて…)恵は項垂れて歩いている。



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