官能小説『失われた絆』

赤星 直也 作







第19話 留置場

 エステで脱毛と脱色を済ませると下着選びが始まった。
「これからは娼婦らしい下着が必要なの」
「お嬢様の言われた通りにしますが、下着だけは普通のを着させて下さい。仕事もありますから…」
「勝手は許さないわ。皆がやっているから、あなたもやらないと示しが付かないの」
(でも、見つかったら、どうすればいいのよ…)項垂れたまま黙りこんでしまう。

 車はランジェリーショップで停まり「着いたわよ」2人は店に入った。
「鈴木だけど、頼んで置いたのあるかしら?」
「鈴木様ですね、御用意してございます」店員は紙袋を運んできた。
「早速だけど、ここで着替えたいの。いいかしら?」
「はい、こちらへ」店員に案内され、試着室へと向かう。

 「着るのよ。これとこれよ!」八重は黒い下着を渡し「下着を着たら呼ぶのよ」
(下着なんか、見なくていいわよ)黙ってカーテンを閉じて服を脱ぎ、シャツ、スカートと脱ぐとブラジャーを脱いだ。
「恥ずかしいわ。こんなにピンクだなんて」乳首と乳輪が年とは似合わず、桜色をしている。
その後、パンティを脱ぐと尻には焼き印の後が残っていて、赤くタダレた皮膚が生々しい。
「これは一生消えない…」鏡に映った尻に涙がこぼれた。

 しかし、泣いてばかりはおられず、渡された下着を着ていく。
「イヤだわ。スケスケじゃないのよ」黒味を帯びたパンティとブラジャーだ。
淫裂と乳房が丸見えで、更にストッキングとガーターベルトを付けると「お嬢様、着ました!」声を掛ける。
「どれどれ!」待っていましたとばかりに、八重がカーテンを開けて覗き込む。

 「いいわね。これならどんな男もイチコロよ」
「でも、恥ずかしいです。オッパイと性器が透けていますから…」
「平気よ。下着で街を歩く訳じゃないから」八重が乳房と淫裂を触っていくと「お気に召したでしょうか?」店員が声を掛ける。

 「気に入ったわ。例の物も入っているんでしょう?」
「はい、確かに入っております」
「ありがとう。それから、同じのをもう一つ用意して。サイズはこれよ」メモを渡した。
(もう一つと言うことは、私の他に誰かいるのね。もしかして、愛子さんも…)閃いた。

 恵が思案していると「服を着ていいわよ」八重の言葉で我に戻り、急いでスカートを履いていく。
店員に尻の焼き印を見せたくないから、正面を向いて履いていき、その後は背中を向けてシャツを着込む。
「支払はこれでいいわよね?」八重はカードを差し出し「はい、ありがとうございました」店員は処理していくが、恵は脱いだ下着を袋に詰めて、店を出たが「今日は送ってあげる!」どういう風の吹き回しか、アパートまで車で送られた。

 翌日、恵は八重が選んだ下着を着て城北署で勤務していた。
この日に限って恵の仕事が異常に多く「無理だわ、残業しないと終わらない…」同僚が帰った後も、書類を眺めている。
「おや、珍しいね。1人で残業だなんて」
「どういう訳か、溜まってしまって…」
「それはお気の毒ですね」それだけ言うと同僚は帰り「まいったわ、全然減らないし…」仕事がなかなか進まない。

 そこに「恵。ちょと、付き合ってくれ」目黒が現れ「何か用でも…」怯えている。
「いいから来るんだよ。それとも俺に逆らうのか?」
「そんな事はしません、直ぐ行きます」目黒の後を歩いていくが、留置場へと向かっている。
(一体、何をする気なのかしら。もしかして、セックスを…)不安がよぎる。

 留置場には若い警官が数人いた。
「目黒さん。本当にいいんですか?」
「勿論だ。俺の妻だから自由にしていいよ」
「それでしたら遠慮無く。今は誰も入っていませんしね」警官は恵を取り囲み「何をする気なのイヤ、やめて!」怯えて後ずさりする。

 「ちょっと、いい事ですよ。それに、ヌードを撮らせて貰おうと思ってね」
「やめて。警官でしょう、そんな事しないで!」
「目黒さんの承諾は貰ってあるよ」
「そんな勝手な事言わないでよ!」逃れようとしたが押さえられ「いや、いやです!」叫ぶが鉄格子に両手を広げたまま縛られた。

 「いよいよだ。まずは、オッパイからだ!」制服のボタンが外された。
「それ以上やったら、大きな声を上げるわよ!」
すると、目黒は「恵、おとなしく裸を見せてやれ。お前だって、金が欲しいだろう。それに、俺の言うのが聞けないのか?」顎を指で撫でていく。

 「そんな、裸にされるなんてイヤです。お願いだから、やめさせて下さい!」
「我慢しろと、言っているだろう!」髪の毛を振り舞わし「ヒー!」悲鳴を上げた。
「わかったな。おとなしく、素っ裸を見せてやれ!」目黒に言われれば逆らえず、おとなしくした。
「やっと、おとなしくなったぞ」上着のボタンが外され、ワイシャツのボタンも外されていく。
ボタンが外されると、上から順に胸が広がって、黒いブラジャーが覗いてきた。

 「凄いや、黒いブラだ。早く脱がせよ!」ボタンが外され、胸が広げられた。
「オッパイだ。オッパイが透けている!」
「撮らせて貰うよ、これは凄いや!」デジカメで撮られ「う、う、う!」両手を縛られたからには何も出来ず、同僚のされるがままだ。

 「オッパイを出せよ!」
「わかっているよ」背中のホックが外され、ブラジャーが首に掛けられた。
「いいよな。こんなに綺麗なオッパイを毎晩触れて…」呼吸を荒立てながら乳房を触っていくが「エステに行ったのか…」ピンクの乳首に目黒が呟くように言う。
「それよりも、裸を撮らないと…」また撮られていく。

 「写真もいいけど、オ○ンコも見ようよ!」
「わかっているよ。俺が撮るから、お前達で脱がせろよ」
「わかった、素っ裸にするよ」今度はスカートを脱がせに掛かった。
(性器は我慢出来るけど、お尻を見られたら、どうしよう…)嗚咽を上げながら思いめぐらせている。

 「凄い。スケスケだ!」スカートが脱がされ、下半身が剥き出しにされた。
「ホントだ。まるでソープの姉さんみたいだよ」黒いストッキングにガーターベルトは、若い警官を更に刺激している。
「早く、脱がせろよ!」
「焦るな。撮ってからだよ」また写真を撮られた。

 「もう、いいだろう?」パンティが引き下げられ「いいよな。こんなパイパンオ○ンコが!」ピンクの肉襞が撫でられた。
「俺にも触らせろよ、同じ金を払ったんだぞ」同僚達は次々と淫裂を触わり、写真も撮られた。

 「目黒さん、我慢出来ないよ。捜査に協力しますから、奥さんとやらせて下さい」
「そんなにやりたいか?」
「はい、もうギンギンです」
「わかった。やってもいいよ。そのかわり、写真は忘れずに撮れ!」
「もちろんです」若い警官達は足を持ち上げ、太股を縛り、恵は大の字にされ動けない。

 「これがオ○ンコだぞ」露わになった淫裂を広げていく。
「俺から先でいいかな?」
「いいよ、お前が先で」順番が決まると、ズボンを脱いで淫裂に肉竿を押し当てた。
「入れないで、触るだけにして!」
「そうは行かないよ。ここまで来たら、やらせて貰わないと…」腰を押しつけたから「ヒー!」肉竿が胎内を突き刺し悲鳴を上げた。

 (痛い…。膣の準備が出来ていない内に入れるなんて…)顔を歪めているが「気持ちいい。れがオ○ンコか!」興奮気味に、なおも挿入して腰を振っていく。
それに、乳房を揉まれながらのピストンに「あ、あ、あ!」声を上げた。
(撮られている…。セックスしているのを…)目を閉じて堪えていると、警官は腰の振りを早めて昇りきった。

 「うー!」絞るように子宮に噴射を始め「出しました!」放出が済むと肉竿を抜き、淫裂から白い液体がドット流れ出る。
「これが射精か!」また撮っていく。
「次は俺だぞ」精液が流れ出る淫裂に、また肉竿が押し込まれ「あ、あ、あ!」喘ぎ声が留置場に響いていく。
(このままだと、お尻を見られずに済む…)焼き印を見られずに済むのが救いだ。

 こうして、恵は4人に膣の中に射精された。
用が済むと解かれ「う、う、う!」嗚咽を上げながら淫裂を拭き、脱がされた下着を着ていく。
「目黒さん、これは僕達のお礼です」封筒を差し出した。
「悪いな、ありがたく貰うよ。やりたくなったら、また言ってくれ」中身を確かめるとポケットに仕舞い込む。
(もう逃げられない…。でも、見つかったらどうなるのかしら…)怯えながら制服を着ていく。

 制服姿になると、目黒と一緒に留置所から出て職場に向かうが「半分は恵が貰え」封筒から6万を手渡した。
「お金なんかいりません。それより、セックスは許して下さい…」
「そうは行かない。これからもドンドンやって稼いで貰う。それに愛子も仲間にして!」
「愛子にも売春をさせる気なの?」

 「売春とは言葉が悪いな。性欲のたまった警官を慰めるだけだ。売春とは違うよ」
「同じよ、セックスをするんだから」泣きながら言うが「相手が警官だけだ。普通の売春とは意味が違うよ!」目黒はあくまでも善意でやっていると主張した。

 そして、7時には城北署を出てアパートに向かうが、今夜は目黒が泊まるから一緒に歩いていく。
「誰かいるわ」アパートのドアのところから人影が見えた。
「愛子じゃないかな?」目黒の言葉に恵は早足で向かう。
「恵さん、今夜は停めて、一緒にいたいの」泣きながら言う。

 「いいわよ。目黒さんも一緒だけどいいわよね?」
「うん、恵さんと一緒ならいいわ」鍵を開け中に入ると目黒も後から入り、恵は急いで風呂を沸かした。
汚された性器を一刻も綺麗にしたかったからで、その後でお茶を入れていく。

 「どうかしたの、愛子?」
「ちょっと、イヤな事があって…」
「どんな事なの?」
「今は言いたくない…。いずれわかるから…」泣きながらそれだけしか言わない。

 「とにかく、2人とも素っ裸になれ。今夜は俺が相手だからな!」
「許して、もうセックスは無理です」恵が断ると「たった4人とやっただけだろう。後1人くらい我慢しろ!」目黒は聞き入れようとはしない。
「わかりました。その前に、お風呂で洗わせて下さい…」
「わかった。先に入ってもいいぞ」恵はタオルを持って浴室に向かう。

 「愛子、今のうちにやろうな!」愛子の服を脱がしていく。
「2人きりの時ならいいですけど、今は許して下さい」
「俺がやりたいと言っているんだ。素直にやらせろ。それとも逆らうのか?」
「そんな、逆らうなんて…」

 「だったら、やらせろ!」愛子の力が抜け、あっけなくシャツが脱がされブラジャーも脱がされた。
パンティを掴まれると「イヤ、それはイヤです!」人が変わったように、パンティを脱がされまいとし「ビリビリ!」小さな布は引き裂かれてしまった。

 「やらせろ、四つん這いでだ!」
「今日はイヤ。私が上になってやりますから、四つん這いは許して下さい!」
「わかった、お前が上なら我慢する。その変わり、全部やれ!」
「わかりました」愛子は目黒の服を脱がせていく。

 シャツやズボンも脱がせ、同全裸にすると仰向けに寝たが、肉竿が元気なくしおれている。
その肉竿を口に含んで「ジュル、ジュル!」頭を振っていくと、唇で刺激されて次第に堅くなった。
「もういいぞ。今度はオ○ンコだ!」
「わかりました」肉竿を掴み、馬乗りになると、淫裂を肉竿に押しつけた。

 「うっ!」呻き声を上げてゆっくりと腰を降ろし「ズル、ズル!」淫裂から音がし、それでも腰を降ろして、根本まで吸い込む。
「いいぞ、早くやれ!」愛子の乳房を掴んで催促し、愛子はゆっくりと腰を動かしていく。
愛子は「あ、あ、あ!」喘ぎ声も上げながら腰を動かし、恵にも聞こえている。

 「2人がセックスしている…」濡れた体をタオルで拭きながら想像した。
「馬乗りでやるしかないわ。四つん這いになれば、お尻が見えてしまうし…」どうしても、焼き印だけは見られたくなかった。
タオルで丁寧に体を拭いていると「限界です、もうダメです!」「もうすぐだ、俺も出る!」2人の声がした。
そして、荒い息づかいが聞こえる。

 (きっと、子宮に射精したはずよ)バスタオルを巻き付け、浴室から出て部屋に戻ると愛子が馬乗りになり、乳房を目黒の胸に押しつけ抱き合っている。
(あら、あんなに漏らして…)目黒の睾丸が精液で濡れていた。
更に見ていると「!」思わず声を上げる所だ。
(そんな、愛子も売春婦にされたなんて…)体を包むバスタオルが落ちても、呆然としいて気づかない。
恵は愛子の尻に、自分と同じ焼き印のあるのを見つけ(そんな、そんな…)奥歯がガチガチ鳴っている。



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ハードなものからソフトなものまで官能小説どっさり。自作品のほか投稿もあり。
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