第17話 無事救出
 
 「いいな、これが売られているんだぞ」ビデオ撮りが済むと、編集が行われ、その後で2人にも見させられた。
「イヤ、こんなのイヤです!」自分がレイプされるシーンに泣きだしてしまった。
だが、裏ビデオとして販売され、裏社会やインターネットで販売され評判もよかった。
その評判で週刊誌が書き立て、それが高島の耳に入った。
職務上、そういうたぐいの物は直ぐに手に入り、高島はビデオを再生して「岡江じゃないか、それに陣内だ!」驚いてしまった。
高島は早速、部内の刑事達とビデオを見ていく。
「陣内だ、それに岡江だ。2人がレイプされているぞ!」画面に拝復を剥ぎ取られ乳房を掴まれながら犯されていく2人が映し出された。
「先輩がレイプされている!」後輩の婦警も泣いて見ている。
「公安局に抗議しましょうよ、警部!」
「わかっている。だが、公にすれば2人の事が知られてしまうぞ。散々レイプされているのが…」高島の言葉に皆が黙ってしまった。
「とにかく、これを手掛かりに探し出すんだ。これがたった一つの手掛かりだからな」頷く刑事達だった。
 
 刑事達は必死で捜索し、暴力団の加藤組が販売しているらしいとの情報を掴んだ。
「そうか、加藤組か。だったら、ガサ入れをしないと…」高島は考え巡らしていく。
「とにかく、奴らを見張れ。何かわかるだろう」刑事達は加藤組の事務所に出入りする組員を終始見張った。
張り込みを初めてから1週間後、秘密のクラブがあるのを知った。
「ほう、売春もどきの事をやっているのか。何とか入り込めないかな?」
「刑事は顔が知られていますからね。知られていないのは警部くらいでしょう」
「だったら、俺が確かめてくるか」
「警部、危険です。1人では危険です」
「山崎、心配するな。なんとかなるさ」高島は1人でクラブへの潜入を決めた。
高島は東洋商事の社員の名刺を受け取り、電話で連絡を取り合っていく。
「東洋商事の社員と言う事でたのみます…」電話を切ると警視庁から出て行った。
 
 そして、夜になって高島はあのクラブのあるビルに向かうが、秘密クラブは直ぐにわかった。
「ここは会員制でして…」手下が行く手を遮る。
「ここの会員になりたいのですが。それならいいでしょう?」
「身元を確かめさせて下さい。それからです」
「これで確かめてくれ」名刺や免許証を見せる。
「どなかの紹介で?」
「ああ、これをもらったよ」会員を説得して貰った名刺を見せた。
「暫くお待ち下さい。それまではこちらで」ソファーを指さす。
「わかった、待たせて貰うよ」高島が休んでいる間に、手下は名刺をくれた会員と連絡を取った。
「そうですか、わかりました…」電話を置いて高島を呼ぶ。
「高島さん。確認できました。保証金は100万ですが」
「わかっているよ。これでいいだろう」真新しい札束を渡す。
「はい、結構です。今後はこれをお見せ下さい」金色のカードが手渡される。
「ありがとう」それを受け取り、配下が開けたドアから中に入った。
 
 「いらっしゃいませ」ポンチョのような服を着た女性が出迎えた。
(ここが秘密クラブか…)女性の顔を見ていく。
(岡江に陣内だ!)高島はまず久美の服の中に手を忍ばせて乳房を掴んだ。
(何だ、これは?)乳首に付けられたリングが指に当たった。
「私をお買いあげいただけますか?」久美は変装した高島に気が付かない。
「確かめてからだ。見せてくれ」裾を捲ると「!」言葉が出ない。
(性器にもリングが付けられている。もしや、陣内も?)今度は貴子の裾を捲った。
(陣内にもリングが…)部下の哀れな姿に言葉が出ない。
「お気に召しましたでしょうか?」貴子は高島の手を掴み乳房へと導いていく。
(乳首もリングか!)高島は乳房を撫でていくとリングが指に当たっている。
「困ったな、2人が気に入ってしまったよ」
「それでした、2回戦では?」
「そうだな、まずはこの大きなオッパイからだ」
「お買いあげ頂きありがとうございます。どうぞこちらへ」高島に気づかない貴子は奥へと案内していく。
 
 「ここで私を愛して下さい」ドアを開けて中に高島を連れ込んだ。
「お願い、私をフルヌードにして」
「わかった、脱がせるよ」たった一枚を脱がすと、もう全裸同然になっている。
乳首、淫裂に金色のリングが取り付けられている。
「お礼に、私がお手伝いします」膝を床に着けて高島を裸にしていく。
(俺に気が付かないなんて。よほどの事があったんだな…)哀れみに思いながらも周りを見渡していく。
(ん、監視カメラがあるぞ。ここはやるしかないな)高島は服を脱がされている間、貴子の乳房を掴み揉んでいく。
「ダメ、まだ脱いでません」
「我慢できないんだ。やらせてくれ!」
「待って、もうすぐですから」貴子は下半身を脱がして肉竿を口に含んでいく。
「ダメだよ、そんな事されたら出ちゃうよ、早くやらせろ!」強引にベッドに押し倒して覆い被さった。
「入れて、オ○ンコしたいの、奥まで入れて」
「こうだね」肉竿を淫裂に押し込んだ。
 
 「そうよ、気持ちいいわ。これが一番好きなのよ」高島を抱きかかえ自分から腰を動かし、肉竿を求めていく。
(こんな事までさせられているのか…)高島はカメラが監視している以上、貴子を抱くしかなかった。
「いいわ、そこよ、そこがいいの」喘ぎ声を上げながら悶えている。
「俺のチンポがそんなにいいかい?」
「ええ、お客さんのオチンチンが一番気持ちいいわ」乳房も揉まれていく。
「出したくなったよ、オ○ンコの中に」
「いいわよ、私の中に出しても。だから最後までやって」
「わかったよ、仕上げだ!」腰の振りを早め「あ、ああ!」貴子は腕を上げた。
(注射の後だ。そうか、覚醒剤を打たれているんだな…)高島は貴子の一瞬の動きで注射の跡を見つけた。
やがて「出すよ、出す!」高島も登り切った。
「いいわ、子宮の中がとろけそうだわ。これだからオ○ンコが好きなの」淫裂から白い液体を流していく。
「よかったよ!」高島はリングが取り付けられている乳首を吸うと「あ、あ、あ!」喘ぐ貴子だ。
 
 貴子の子宮に放出を終えると服を着込んで店内に戻ってきた。
そして、水割りを飲みながら時の過ぎるのを待っている。
「それでは今夜もショーを行います。今夜は特別に綱引きを行います」支配人の言葉で女性は服を脱ぎ、全裸同然で並らばされた。
そして、組み合わせを決め、2人を向き合わせ、乳首と淫裂のリングに3本の紐が結ばれ、意味がわかった女性は体を震わせている。
「始め!」合図に2人は恐る恐る後ずさりして、それまで弛んでいた紐もピント張っていく。
乳首のリングも引かれ、乳房も円錐形に変形し、それに淫裂の突起も引っ張られて変形している。
「あ、あ!」「ヒー!」負けたら罰を受けるから顔を歪めながらも堪えている。
(酷い事をやらせているな。乳首が切れそうだ!)高島が見たの乳首に付けられたリングで乳房が血で滲んでいく姿だ。
だが、やはり、勝負の世界で、我慢に負けた方が一歩前に出る。
「そこまで!」決着が付いたから紐が解かれていく。
「イヤ、許して下さい。イヤです!」負けた女性が両手首を縛られて吊された。
「これからお仕置きを行います。お客様にも参加願います」ソファに座っていた客達が立ち上がった。
「今夜はむち打ちです。思う存分打って下さい。ただし、1回限りですが」
「やりたかった、これをどれほどやりたかった事か!」支配人から渡されたムチで客が女性を打った。
「ギャー!」痙攣し、それと同時に背中に赤い筋ができる。
「俺にもやらせろ!」客は変わる代わりムチで吊された女性を打っていく。
その光景に並んだ女性の中には泣き出す者もいた。
 そして、久美も試合に負けて吊された。
「イヤ、打たないで。オ○ンコしますから打たないで~!」泣き叫んでいる。
「そうは行かないんだよ、ほれ!」ムチが振られ「ギャー!」悲鳴を上げていく。
「私にもやらせて下さい」高島もムチを持った。
それは、周りから怪しまれない為で、そうするしかない。
「ここだ。痛いぞ!」ムチで乳房を刺している。
「イヤ、オッパイはイヤです、背中にして下さい」
「そうは、いくか!」(我慢しろ、もうすぐ助けてやるから)そう思いながらムチが両乳房を叩いた。
「ギャー!」悲鳴と共に痙攣している。
「お客さん。そこは手加減して下さいよ、オ○ンコとオッパイは敏感ですから」
「悪かった、遂本気になってしまって。悪いが、これで勘弁してくれ」高島はポケットから1万札を掴み、注意した店員の手に握らせる。
「まあ、今回は大目に見ますが、次からは頼みますよ」握った札をさりげなく仕舞い込んでいく。
こうして、ショーが終わって再び賑やかになっている。
 
 高島は店員に声を掛けた。
「さっきは済まなかった。お詫びにあの子を買いたいが、いいかな?」
「わかりました、お連れします」チップを渡されたのですんなりと運んでいく。
「失礼します」久美が高島と向かい合う。
「いいね、今夜はいいだろう?」久美の小振りな乳房を掴み撫でていく。
「私をお買いあげですね?」
「そうだ。上でやってくれるよね」
「お客様がお望みでしたらやりますが」
「買うよ、お前を買うよ」
「お買いあげ頂きありがとうございます」客が高島とも知らずに奥へと案内していく。
そして、小さな部屋に入り、全裸になっていく。
「ご奉仕させて頂きます」久美はまず、肉竿を口に入れてから唾を塗っていく。
「気持ちいい、これが最高だ。でも、早くやってくれよ」
「わかりました」久美は高島を仰向けに寝かせて馬乗りになった。
「あ、ああ、あ!」ゆっくり淫裂に肉竿を迎えて、腰を振りだした。
「いいよ、リングがチンポを擦っていいいよ」肉竿をリングで擦られて更に膨らみ、高島は乳房を掴み揉んでいく。
「いいわ、凄くいい。これが一番楽しい」体を反らせながら腰を振っていく。
(岡江も薬を打たれたのか!)高島は腕の注射跡を見つけた。
そんな事とは知らず「行く、行く~!」淫裂からドロドロの液体が流れている。
「俺もだ、出すぞ!」
「下さい、一杯下さい!」久美は動きを止めて射精を待った。
「いいわ、とろけそうよ。これが一番いい!」余韻に浸る久美だ。
暫く休んでから高島はクラブを出て電話を掛けた。
「そうです、間違いありません。明日詳しく報告します」上層部と連絡を取った。
 
 翌日、警視庁では秘密会議が行われた。
「婦警が売春をさせられているなんて信じられない」
「総監、ここは極秘にしないと大変な事になりますよ」
「わかっている。公安局と俺たちが責任を取らされるだろうな…」
「特別な理由で踏み込みましょう」
「そうだな、管理売春で踏み込むか…」警視庁の決定は公安局にも報告された。
「待て、踏み込むならもう少し待ってくれ。もうすぐ麻薬の取引が行われるんだ。それまで待ってくれ!」公安側から密売情報が知らされた。
「そうか、明後日か。でも、あの2人の事は内密に願いますよ」
「わかっている」こうして、麻薬密売まで泳がせる事に決まった。
そんな事とは知らず、2人は相変わらず秘密クラブで客を相手に抱かれていった。
 
 そして、明後日に公安局が極秘捜査していた麻薬密売の現場を押さえ、それと同時に、警視庁もあのビルを捜索に入った。
「警視庁だ、そのまま動くな!」クラブにも踏み込んできた。
「助かった!」全裸のまま泣き出す子もいたが「いや。ここではいや!」怯える貴子と久美だ。
「服を着ろ、ほら!」山崎が服を掛けた。
「あ、ありがとうございます…」下着が無いから肌の上に直接着込んでいく。
「話は後でだ。とにかく、記者がいるから気をつけないと」山崎に案内され、ビルの中に止めてあった車に乗せられた。
「マスコミの中を突破するから体を隠せ!」
「わかりました」2人が毛布で全身を隠すと「いくぞ!」車が走り出す。
(どうなるの、これから…)やっと助け出されたが、怯える貴子と久美だ。


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