(03)



第3話 脅迫

 中間試験が終わると今まで中断していた部活も再び開始され、学校には活気が戻ってきた。
公恵も顧問をしている写真部の部活に付き合うようになり、顧問のないマリは1人寂しく職員室に残っている。

 (ヌードを見て欲しいのに…!)公恵との秘め事を暫くしてないマリは体が熱くなっている。
マリは職員室で1人で居るのをいいことに上着を脱いだ。
そして、ブラウスのボタンを外すと胸を開いてフロントホックのブラジャーも外して乳房を掴んだ。

 「見て。マリのオッパイを見て!」虚ろな目をして両手で乳房を揉んでいく。
それは10分ほど続き、力が抜けたようにマリは机に俯せになり「ハー、ハー!」荒い息をしながら呼吸をしていく。

 やがて冷静になると乳房をブラジャーに仕舞い込み、ブラウスのボタンも掛けていく。
さらに上着を着終えると職員室から出て帰宅した。
しかし、マリは知らなかったが職員室でのマリの様子は写真部員によって残さず撮られていた。

 「うまく撮れたかな?」「大丈夫だ。信用しろよ、斉藤」
「そうだよな、石田は田中先生と二宮先生のヘアヌードも綺麗にとったしな」そんな2人は写真部室に入ると早速現像していく。

 聖心高校にはカラーの現像設備があり、設備は最新機材で溢れている。
その設備は大学受験の時の内申書を水増して貰ったお礼での寄付でもある。

 「お、できたぞ。いいオッパイだな!」
「どれ、どれ、見せろよ!」
プリンとされた数枚の写真を見比べて「斉藤、これが一番いいぞ!」満足していた。
その時「そんなに、いいできなの?」公恵が部室に入ってきたから2人は慌てた。

 「見せる程じゃ、ありません!」いい訳をする石田に「見せてよ」公恵は石田から奪い取るように受け取った。
「どれ、どれ!」公恵は写真を覗くと「あー!」と声をあげた。

 その写真には胸を開いて乳房を両手で揉んでいるマリが写っているからだ。
「あなた達、一体どうして?」
「職員室を覗いたら田中先生がオッパイを出して『見て、見て!』と言うからつい撮ったんです!」公恵の顔が震え「撮ったのはこれだけなの?」問いただす。

 「はい。それだけです」
「もう、こんなの撮っちゃだめよ!」
「どうしてですか?」
「高校生のヌード撮影はダメよ。許されないのよ。廃部にされるかもよ」
「それなら大丈夫です。絶対に公開しませんから」生徒の答えに唖然とする公恵だ。

「じゃ、他にもあるの?」
「勿論ありますよ。面白いヌードが!」部長の斉藤はアルバムを見せた。
「これは極秘のアルバムなんです。部員しか知らないアルバムです」
アルバムを開くとそこには顔に覚えのある教師のヌードがあった。

 「あ、これって、転勤した安藤先生!」それは笑顔のヌードで、乳房、股間の絨毛がハッキリと写っている。
「どうしてこれを撮れたの?」震えながら言うと「写真部のためにヌードになってくれたんです。皆がそうでした…」

 公恵がアルバムを捲っていくと、驚くことに聖心高校の若い女教師のヌードが漏れなく揃っていた。
両手を後ろに組んで乳房と股間を晒している。
中には泣きそうな顔で両足を開き、淫裂が写っている写真もある。

 それは利枝、志津江、紀久子の3人で、紀久子は明らかに目尻から涙が流れている。
どの写真も顔が引き吊っていて無理矢理に脅され、ヌードを撮られたのが素人の公恵にもわかった。

 「そうだ。二宮先生のヌードを撮ってアルバムに加えないといけないんだ!」斉藤がニヤリと笑う。
「秘密は必ず守りますからお願いします!」石田も頼み込むと「いやよ。ヌードなんて絶対いや!」震えながら公恵が拒んだ。

 「やっぱりだめか。これを記念として生徒に配るしかないね…」部長の斉藤は写真を公恵に渡すと公恵は「あっ!」声を上げ、手が震えて落としそうになった。
渡された写真にはマリと公恵が全裸で抱き合っている姿が写っている。

 乳房、絨毛がはっきり写っているだけではなく、絨毛に隠された、淫裂までもが写っている。
それに、ピンクの割れ目から二枚の肉襞が飛び出しているのも写っている。
渡された写真はそればかりではなく、乳房を揉み合い股間を撫で合う写真もある。

 「お願い。許して!」恥ずかしさで公恵は顔を隠してうずくまり、泣き出した。
「先生、秘密は守ります。ですからヌードを撮らせて下さい!」泣いたまま応えられない公恵だ。
「決まりましたね。先生、撮影日は後で連絡しますから」
「場所も一緒に連絡します」石田と斉藤の話にも公恵は呆然としたままだ。

 公恵がおぼつかない足取りで立ち上がり、部室から出て行くと「斉藤、田中先生にもお願いしないとダメじゃないか?」
「そうだよな。これから行こうか」
「住まいはわかってるのか?」
「美人の先生だから後を付けたよ。知ってるから大丈夫だ」

 斉藤の案内で石田と2人の写真部員はマリの住むマンションに向かった。
マリの住む部屋は直ぐにわかり、チャイムを押して聖心高校の生徒だと告げるとドアが開いた。
「わかってるわ。とりあえず中に入って!」玄関にはお客が来ているらしく、靴が置いてある。

 (ひょっとして、二宮先生?)2人の脳裏に思いが走った。
玄関から中に上がると予想していた通りに公恵がいる。
「あれ、二宮先生が来ている!」
「そうよ、先回りしたの」公恵はわざと明るく振る舞っている。
「とにかく、座って。それから話をしましょう!」マリは2人を座らせた。

 「あなた達、あれを見ていたの?」
「はい。僕たちだけでなく写真部員全員が見てました…」その言葉に顔を赤らめる公恵とマリだ。
「お願いだから、誰にも言わないと誓って欲しいの…」マリが今にも泣きそうに言うと「そんなの当然ですよ。それよりもヌードモデルになって欲しいのですが」その言葉に顔を赤らめるマリと公恵だ。

 暫く沈黙してから「他の先生は本当に自分から進んでヌードになったの。脅したんでしょう?」公恵が尋ねると「ばれちゃいましたか。実は隠しカメラをトイレに仕掛け、それをネタに脅しました」石田が言う。
「じゃ、私のもあるの?」不安そうにマリが尋ねるると「いいえ、2人のはありません。ホントにありません!」石田が答える。

 しかし、斉藤が「でも、これがありますが!」マリにも先ほどの写真を見せた。
「わかったわ、ヌードになればいいのね」マリは開き直った。
「はい、そうです。それから田中先生と二宮先生にお願いですが、ここでヌードを見せて欲しいのですが…」
「えっ、ここでなの?」
「そうです。職員室でしてたことをして欲しいのです…」唖然とする公恵だ。

 だが(初めて男の前でヌードになれるチャンスだわ)マリには抵抗がなかったが(いやよ、ヌードはいや!)イヤがる公恵とは対照的だ。
「脱ぐわ。でも誰にも言っちゃだめよ!」
「絶対に言いません。保証します」部長の言葉を信用してマリは立ち上がった。



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