官能小説『女優・樋山香奈子』

赤星 直也 作







第5話 美和子の逆襲

 車から降りた4人は、全裸のままで海水浴を楽しんでいる人中を歩きだした。
「キャー。変態よ、素っ裸で歩くなんて!」
「いいじゃないか。見せたいなら見てやろうよ」
「いやらしいわ、オチンチンが揺れているなんて」

 「あのオッパイがいいよな。ヘアもいい具合に生えているし」取り囲んだ人垣は、4人の全裸姿を批判し合っている。
(見ないでよ。性器だけは見ないで!)サングラスを掛けているからわからないが、香奈子と康子の目は真っ赤になっていた。

 4人は5分ほど砂浜を歩いてから車に戻り、屋敷に戻ってきた。
「恥ずかしかったわ。まだ震えているのほら!」「私もよ、香奈子さん」2人はお互いの胸を触り合い、確かめている。
(こんなに息が弾んでいるなんて、相当に恥ずかしかったのね)お互いの顔を見合っている。

 「康子さん。少しだけでいいから休みたいの…」
「いいわよ。私も休みたいと思っていたし」2人は部屋に戻ると(今なら誰もいないから安心だわ)香奈子と康子は見つめ合い唇を重ねていく。
「欲しいの、康子さん。オッパイを吸って欲しいの!」
「私も吸って欲しいの。香奈子にオッパイを!」抱き合いながらベッドの上に倒れた。

 だが、香奈子と康子がレズを楽しんでいる間に、思わぬ事が行われていた。
美和子もBBN放送で連続ドラマが収録されるのを知り動いている。

 「今度の鵜野光太郎作品に、使って貰えないでしょうか?」遠藤の所に押し掛け、色目を使いスカートを捲り上げて、自分の下半身を露わにしていく。
「パンティを履いてないのか。性器が見えるよ」スカートの裾が付け根まで持ち上げられて、絨毛に覆われた淫裂が、露わになっている。

 (性器が見えるでしょう。セックスしたかったら、してあげるわよ。だから主役をやらせて!)下半身を丸出しにすると、上着のボタンを外して、乳房のくり抜かれたシャツを見せている。

 「酒井君、ダメだよ、色気だなんて。もう決まっているからどうしようもないよ」
「あら、誰に決まっているんですか?」遠藤を問いつめた。
「樋山香奈子君だよ。演技力がいいから主役に決まったんだ!」
「あら、聞いた事もないわ。新人なんですね」美和子は諦めてスカート戻していく。
(悔しいわ、演技力で決めたなんて。私があんなのに負けるなんて、イヤよ!)香奈子を知っていたが、わざと知らないと言った。

 服を戻すと、美和子はBBN放送から出て、携帯電話でマネージャーと連絡を取り、鵜野光太郎の自宅と向かっていく。
「体を売ってでも、香奈子には負ける訳にはいかないわ!」美和子の運転した車は、やがて、閑静な住宅街に入り、大きな家の中に入った。

 「ここだわ。間違いない!」車を駐車場に止めて、玄関に向かっていく。
「ごめん下さい。鵜野先生はご在宅でしょうか?」
「いるよ、俺なら居るよ」髭を生やした鵜野光太郎が現れた。
(この人が鵜野光太郎なんだ…)「お初にお目に掛かります。私は女優の酒井美和子と申します」丁寧に挨拶していく。

 「挨拶はそれくらいでいい。さっき、電話があったから話はわかっている。とにかく上がって!」鵜野は美和子を応接室に案内していく。
「今日は先生お一人なんですか?」
「丁度、家内とメイドは一緒に買い物で、俺一人さ」鵜野は不器用な手で、コーヒーをカップに注いでいく。

 「何でも、俺の作品に興味があるとか!」コーヒーをテーブルに起き向かい合って座った。
「今度、BBN放送で先生の作品がドラマ化されるそうですね?」
「ああ、その通りだよ、何でも役者も決まったそうだ」

 「先生、その『人妻の柔肌』の主役に、私は似合うかどうか見て頂きたくてお伺いしました…」美和子は上着のボタンを外してから胸元を広げていく。
「ほう、いい形だね。どうせなら、全てを見ないとな」
「承知しております、先生!」上着を脱ぎ、スカートにホックも外していく。

 そして、ファスナーを下げ、指の力を抜くとスカートが一気に足下に落ちて、美和子の下半身が露わになっている。
「!」(オ○ンコが丸出しだ。俺とオ○ンコする気かな?)じっと淫裂を見ている。
(そうよ、そうこなくちゃ。セックスしてあげるから、主役に押してよ)足を上げ、スカートを退かせて「これも邪魔ですわね」最後のシャツも脱ぎ捨て全裸になった。

 「表面だけではわからないぞ。俺の作品は淫乱な女性がテーマなんだからな!」
「確かめて貰えませんか。私が先生の作品に似合うかどうかを!」美和子は座った鵜野の前に膝を立てて、ズボンを脱がせ、さらにパンツを脱がせて下半身を丸出しにした。

 (フニャフニャだわ。堅くしてあげるわよ)肉竿を掴んで口に含むと「気持ちいい。凄くいい!」一気に肉竿が膨らみ堅くなってしまった。
(堅いわ。もう大丈夫だね、これからが本番よ!)

 「先生、確かめてください。これで!」美和子は立ち上がって、椅子に座り、足を思い切り開いていく。
「ほう、これが美和子のオ○ンコかね?」
「は、はい。これが淫乱な美和子のオ○ンコです…」
「そうか、確かめさせてくれ!」開ききった淫裂の中にある、空洞に肉竿を押し込むと(こんな事はしたくはないけど主役のためだし…)「あ、あ、あー!」喘ぎ声を上げながら、鵜野の腰を両手で抱きしめ、引いている。

 「いいのか、俺のチンポコが?」
「ええ。先生のオチンチンがとてもいいです…」途切れ途切れに言いながら、悶え声を上げていく美和子だ。
それに吊られ、鵜野も腰を振っていく。

 暫く腰を振った後「美和子、あんたがやってくれ。その後はバックからだぞ!」
「はい。先生がお望みなら致します」絨毯の上で仰向けになった鵜野の上に馬乗りになり、肉竿を吸い込んでいく。
「いいね、こんなポーズが!」鵜野は乳房を掴み揉んでいる。
(イヤよ。オッパイなんか触らないで!)だが、笑顔になって腰を上下に動かしていく。

 「だいぶ上手だね。かなり鍛えているね」
「それほどではありませんが、先生のオチンチンが、膣の中を突き刺して気持ちいいです」
「そうか、そんなにいいか。俺のが!」乳首も摘みながら乳房を撫でていく。

 (痛い。乳首が痛いわよ!)だが「いいわ、気持ちいいわ。もっとして下さい…」喘ぎ声を上げながら、腰を振っていく。
「クシュ、クシュ!」腰の動きに合わせて淫裂から音がでていき(もう平気みたいだわ。膣の中も濡れているし…)腰の動きを一気に早めた。

 「バックからしたいな。オ○ンコの中に出してもいいだろう?」
「先生のエキスだったら、喜んでお受けします。薬も飲んでいますから、安心してエキスを下さい」馬乗りから四つん這いになっていく。

 「それだったら、安心して出すからな!」美和子の腰を両手で押さえて、肉竿を淫裂に突き刺していく。
「あ、あ、あー!」体をくねらせて声を上げると「ほら、もっとだぞ!」腰の動きを一気に早めて「ピシャ、ピシャ!」肉同士のぶつかる音が響いている。

 (きつい。膣の中にオチンチンが刺さってくる!)髪の毛を振り乱して「あん、あん、あん!」悶え声を上げている。
それに、腰の動きに合わせて、垂れ下がった乳房が前後に揺れ動き(出してよ。早く出して!)悶え声を上げている美和子だ。

 「もうすぐ出すからな!」
「下さい、先生のエキスを!」喘ぎながら言うと「そうか、そんなに欲しいならくれてやるぞ!」肉竿を淫裂の中に突き刺したまま動きを止めた。
(いよいよだわ、これからが仕上げよ)「うー!」鵜野が腰を痙攣させている。

 「暖かいわ、子宮の中が暖かい!」放出を終えた肉竿は萎縮し、肉竿と淫裂の間に隙間ができて、そこからポタポタと精液がこぼれていく。
「よかったよ。美和子さん…」
「私も先生のエキスを頂いて幸せです」淫裂から流れ出た精液を拭きながら言う。

 「君なら僕の作品に似合うよ」脱がされたパンツとズボンを履いていく。
「お褒めにあずかり、幸せです」心にもない事をいいながら、淫裂にハンカチを当ててスカートを履いていく。
「もっと美和子君と楽しみたいな。オッパイにさせてくれ」鵜野は乳房を撫でながら乳首を吸う。
「勿論です。このオッパイは先生に差し上げますから、ご自由になさって下さい」上半身裸のまま、乳房を揉まれていく。

 「そうか、俺のオッパイか。噛むからな!」乳首が噛まれた。
「ひー!」悲鳴をあげて体を反らせていくが(痛いわ、噛まないでよ、このエロじじい!)顔を歪めて耐えていた。
こうして、美和子は鵜野の家で1時間ほど過ごしてから事務所に戻った。

 美和子が、体で主役を得ようとしている事など知らない香奈子と康子は、2人でレズを楽しんで、帰り支度を始めていた。
「よかったら、また来てくれよ」
「ここだけのヌードなら平気だし、また来るわよ」香奈子と康子は着替え室で脱いだ服を着込んでいく。

 「ねえ、帰りに寄っていきましょうよ。ランジェリーを買いに!」
「いいわね。私も付き合うわよ」
「決まりね、行きましょう」衣服を着込むと玄関に向かっていく。
「お送りします」2人は来たときと同じように。車で駅まで送られ、電車に乗って東京に戻ってきが、夕暮れ近かった。

 「ほら、あそこで買おうよ」
「そうね、あそこならいいわね」2人の前には華やかなランジェリーが、ウインドーに飾られていた。
ドアを開け、中に入ると「いらっしゃおませ」店員が挨拶してくる。

 「言いにくいんだけど、エッチ系の下着は無いのかしら?」
「それでしたら、こちらにございます。目立たないようにこちらにおいております」店員は奥の方に案内していく。
「いいわね。これだったら、いちころね」

 「それでしたら、恋人や旦那様も燃えます」香奈子が選んだのは、うっすら黒味を帯びたスケスケの下着だ。
「香奈子は黒なんだ。私は紫がいいな」康子もスケスケの下着を選んでいる。
「決まりね。これにするわ」
「ありがとうございます。それからこんなのもございますよ」店員はコルセットガーターを着けた女性の写真を見せた。

 「オッパイと、あそこを丸出しにするのね。これって高いでしょう?」
「いいえ、そんなには高くございません。5千円です」
「欲しいな、これ下さい、色もこれと同じよ」
「私も買うわ、色は黒よ」
「お買いあげ頂きありがとうございます」店員は袋に詰め込みレジに向かう。

 「香奈子。これ、私が払うからね」
「いいの、康子さん?」
「必要経費として処理して貰う。だって必要でしょう、収録で!」
「助かるわよ康子さん」康子は店を出ると、真っ先に香奈子の住むアパートに向かう。

 アパートに入った2人は、早速服を脱いで買い込んだ下着を着ていく。
「いいわよ。香奈子!」「康子さんこそ、素敵よ」2人は色こそ違うが、コルセットガーターをしていて、乳房と淫裂が丸出しになっている。

 「欲しい。オッパイが欲しいの…」
「私もよ。オッパイが欲しい…」2人はお互いの乳房を撫でながら、唇を合わせ吸い合う。
「いいわ、いいわよ」乳房を撫であった後は、股間を撫で合っている。

 「やらせて、香奈子!」
「破らないでね。バージンでいたいから…」
「わかっているわよ。私だってバージンなのよ…」香奈子をベッドに寝かせて、淫裂を指で撫で回していく。

 「私にもさせて。康子さん!」
「そうね、お互いにやり合いましょうね」康子は向きを変えて、お尻を香奈子に向けた。
「こうすれば、いいわよね」香奈子は指で淫裂を開き、敏感なクリトリスを舌でなめて「あ、あー!」堪えきれずに康子が声を上げた。

 「私もするわよ」声を震わせながら、香奈子の淫裂を広げてクリトリスをなめると「あ、ああー!」香奈子の背中が浮き上がった。
(凄いわ、こんなに感じるなんて。オナニーより感じる!)康子は香奈子の愛撫で淫汁を流しだす。
こうして、美和子の策略など知らずに、夜遅くまで悶え声を上げ続けていた。



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