官能小説『女優・樋山香奈子』

赤星 直也 作







第3話 ヌードの特訓

 映画の撮影は順調に進み、予定通り完成して封切りを待っている。
だが、美和子にはまだ仕事が残されており「ヌード写真を撮るからね。宣伝用だからヘアも撮るよ」「わかっています」美和子は全裸になり、カメラの前に立っていた。

 (ヘアで性器がどうにか隠れるけど、見えないかしら?)淫裂が見えないか、心配しながらカメラマンの言うポーズを取っていく。
「いいね。そのポーズが!」全裸の美和子は笑顔を振りまいている。

 そのヌード写真が、封切りの1週間前に各雑誌社に渡され、美和子のヘア丸出しの写真が載ったから、当然、香奈子達もその写真を見ている。
「いやだわ。ヌードだなんて!」
「しかも、ヘアを丸出しよ。でも、美和子さんのヘアって薄いのね。性器が見えそうよ」
「そうね、見えそうだわよね」美和子の股間を食い入るように見ている。

 「香奈子も、いずれはヌードにならないとダメよ!」
「イヤよ、ヌードだなんて!」
「女優は、ヌードになって成長するの。ヌードにならない女優は成長しないのよ。知っているでしょう?」
「それは知ってるわよ。女優は一度、ヌードを体験しないと大物になれないって!」

 「だったら、ヌードを覚悟して頂戴!」
「でも、自信ないのよ。オッパイが小さいし。ほら、こんなに私のは小さいのよ」両手で乳房を持ち上げていく。
「小さくないわよ。私のと比べましょう!」康子は事務所の中で服を脱ぎだした。

 「香奈子も脱ぐのよ。ほら!」
「わかったわよ」康子に言われて渋々服を脱いでいくと、康子はもう、上半身がブラジャーだけの姿になっている。
「私のはこんなに小さいけど、恥ずかしくないわよ」康子はブラジャーのホックを外して乳房を露わにしていく。
(小さいわ。私のよりもずっと小さい!)香奈子もブラジャーを脱いで乳房を露わにしていく。 

 「掴んで比べてみて。あなたのオッパイと私のオッパイを!」
「わかったわよ」康子の両乳房を掴んだ。
(柔らかいわ。康子さんのオッパイ!)その後、自分の乳房を掴むと、手のひらには収まらずはみ出している。
「大きいわ。私のオッパイが、はるかに大きい!」

 「でしょう。だから自信を持ちなさいよ」康子は香奈子の乳房を撫でていく。
「もう、わかったわ。自信を持つわよ」
「よかった。私もできる事が合ったら何でも手伝うから」康子は香奈子の乳房に顔を埋めていく。
「いけないわ。もうだめよ」康子は香奈子の乳房を揉みながら乳首を吸う。

 「だめ。康子さんいけないわ、女性同士でなんて…」乳首を吸われた香奈子の息づかいが荒くなっている。
(気持ちいいわ。これがレズなのかしら?)生まれて初めて乳首を吸われ興奮が収まらない。
「私にもして香奈子!」
「いいわよ。私もするから」香奈子も康子がしたように、乳房を撫でながら乳首を吸うと「あ、あ、あー!」康子は声を上げてしまった。

 「いいわ、これがレズなのね、気持ちいい。お願い、今夜一緒に寝かせて!」
「一晩限りよ。康子さん!」
「一晩だけでもいいから、香奈子と一緒に寝たいのよ」康子に言われて、香奈子は一晩だけレズをする約束をし、脱いだ服を着込み、康子も同様に服を着込んでいく。

 やがて、美和子の主演映画が封切られた。
「凄いわ。これじゃ、エロ映画と同じよ!」
「そうよね。よく成人映画の指定にならなかったわね」
「ほんとよ。R16で収まるなんて信じられないわ」香奈子と康子も映画を見ている。

 映画そのものは大受けするほどでは無かったが、それなりの収益を上げている。
だが、主役の美和子のヌードが以外に受けて「凄い迫力だぜ、絶対に本番しているぞ!」話題になっている。

 「それに、オ○ンコギリギリまで映っていたよな。ヘアを全部剃ったんだって!」
「どうりでな。普通だっら、あんなには撮せないからな。第一、ヘアが映ってしまうし」美和子の迫力あるセックスシーンに評判があがり、観客動員数も徐々に伸びていた。

 この映画で、美和子は知名度が一段と上がったが、テレビ局や映画会社からの出演依頼はなかった。
演技力がイマイチで、出演の踏ん切りが付かなかったからだ。
一方、香奈子の方も仕事にありつけなかった。

 そんな中、ふらりと寄ったBBN放送の遠藤プロデューサーが「どう、連続ドラマに出演してみない?」と声を掛けてきた。
「どんな作品でしょうか?」
「鵜野光太郎作品のテレビ化だよ、ちょっとエッチなシーンがあるけどもな。『人妻の柔肌』のドラマ化だよ」

 「ヘアも映るんですか?」思わず尋ねてしまった。
「あ、ははは。テレビではヘアは御法度なんだよ。オッパイがチラリくらいなら許されるけども…」笑いながら言う遠藤だ。
「マネージャーと相談させてください。ヌードなら、私一人では決められませんから…」
「そりゃそうだ。マネージャーの意見とプロダクションの意向もあるからな。明後日まで返事をくれ」
「わかりました、相談してきます」香奈子は事務所に戻ると、社長や康子に出演依頼があった事を告げた。

 それには「いい話だ。やってみてくれ!」社長は乗り気だ。
「私も言いと思う。これはチャンスよ」
「でも、鵜野光太郎の『人妻の柔肌』はポルノ系よ。ヌードシーンがタップリあるし、恥ずかしいわよ。撮影は素っ裸にならなければいけなから、ヘアも見られてしまうし…」

 「テレビには、ヘアは絶対に映らないから安心よ。受けましょうよ、その仕事!」(人の気も知らないで、ヌードになる身にもなってよ!)考え込む香奈子だ。
「香奈子君。これに出演すればプロダクションも助かるんだ。こんな小さいプロは仕事を選べないんだ。とにかく頼むよ!」

 「わかりました、社長」嫌々承知した。
「そうか、やってくれるか。これで香奈子君の知名度も上がり、仕事も一気に増えるぞ!」
「そうです、社長」康子と社長は笑顔で話し合っていくが香奈子は憂鬱だ。

 翌日、香奈子と康子は出演依頼があった、BBN放送に出向いた。
「先日はありがとうございました」早速、遠藤に礼を言う。
「ああ、樋山君か。どう、決まった?」
「はい、ぜひ、出演させてください。でも、隠し撮りは、絶対になしでお願いします」

 「当然だ。そんな手は絶対に使わないよ。ありがとう、君の演技力なら安心だしね」
「と、おっしゃいますと?」
「実は酒井美和子にしようかと、迷っていたんだ。ヌードはいいけど、演技力がイマイチだからね」
「それで、私に出演依頼が?」

 「そうなんだ。ヌードがあるから、断られ無いかと気がかりだったんだ!」安心したのか、全てを打ち明ける遠藤だ。
(受けてよかった。ヌードでなく、演技力を期待してくれるならやりがいもあるわ)香奈子は笑顔になっている。
「収録は二週間後からだ。詳しくはマネージャーに連絡するけど、これが台本だから読んでおいてくれ」

 「はい、読んでおきます」香奈子は台本を受け取り、康子と一緒に事務所に戻って、社長に報告すると「そうか、決まったか。葵プロでは初の主役だから頑張ってくれよ」励まされる。
「わかっています」香奈子は返事したが、ヌードへの抵抗がまだあった。

 (イヤだな。ヌードだなんて…)そんな雰囲気を康子は見抜いた。
(何とかしないと。そうだ、確かヌードビーチからの招待が合ったはずだ!)康子は調べていく。
「ねえ、スケジュールが空いているから旅行に行きましょうよ。房総だけど」
「いいわね、行きましょうよ」
「決まりね、これから行きましょう」康子は社長に断りを入れた。

 「ヌードの訓練をしてきますから休暇を下さい」
「いいよ。これからは忙しくなるから、いまの内に休んだ方がいいよ」社長の許可を貰った康子と香奈子は、早速電車に乗って旅行に出かけた。

 「ねえ。どこに泊まるの?」
「お金を掛けないで泊まるのよ。女性ならただの所で!」
「そんなの、あるわけないでしょう。この時代に!」
「それがあるのよ。ただし、女性はヌードになるけど」
「イヤよ、私はイヤよ。ヌードにはならないからね」ヌードへ抵抗を示す香奈子だ。

 「これは練習よ、ヌードに慣れないとだめなの。その代わりに私もヌードになるから!」そう言われれば香奈子は拒めない。
「写真は撮らないでしょうね?」心配そうに尋ねた。
「当然よ、全員がフルヌードにるんだから」
「もしかして、そこって、ヌードビーチでは?」
「正解。ほらもうすぐだし」それと同時に、電車のスピードが落ちてブレーキが掛かった。

 「ほら、降りて!」康子にせかされて電車を降りると「少ないわね。私達だけみたいよ」「そうかもね」2人が降りた駅は小さな駅だ。
ほかに乗客は誰もおらず、改札口を通って駅の外にでると、車が停まっている。

 「あれかしら?」康子はためらいもなく、停まっている車に近寄り、運転手となにやら話している。
「香奈子、おいで。この車が送迎してくれるんだって!」大きな声で香奈子を呼んだ。
「わかった、今行くわよ」香奈子も急いで車に近寄っていくと「お乗り下さい」丁寧に運転手がドアを開けていく。
「ありがとう」2人が乗り込むと走り出した。

 車は郊外へと向かって走り、海岸線が見え「もうすぐですよ、この辺は人が住んでいないんですよ」運転手が言うように、家などどこにもなく、走れど走れど海が続いている。
「あそこですよ」正面に大きな家が見え、車はフェンスで囲まれた屋敷の中に入った。

 「もう、戻れないのよ。香奈子」
「わかっている。やるだけよ」緊張していく2人だ。
「着きましたよ」ブレーキが掛けられ「ありがとうございました」礼を言って車を降りると「こちらです」ボーイが2人を中に案内していく。

 「ここまでです。ここからは、何も身につける事は許されません。着替えはそちらです」
「わりました」声が震えている康子に(康子さんも恥ずかしいんだ…)香奈は康子の後を歩いていく。

 廊下を歩いて行くと扉がある。
「ここね。ここからはヌードになるんだ!」荷物を置いて服を脱いでいく康子だ。
「香奈子も脱ぐのよ」「わかっているわよ」2人は服を脱いでいく。

 「今度は、エッチ系の下着を着た方がいいわよ」
「そうよね。こんな白じゃ、雰囲気が崩れるわよね」
「そうよ。エッチなシーンがあるんだから、気をつかわないとね。私が探しておくわ」康子はもう下着姿になっていた。

 「いい、こんなに小さいけど、恥ずかしくはないからね!」言っている康子の声が震えている。
康子は背中のホックも外して乳房を露わにし(私も脱がないといけないんだ…)香奈子もブラジャーを外していくと、Bカップの乳房が現れた。

 その後、パンティを掴み下げていくと「香奈子はヘアが多から、手入れをした方がいいわよ」康子に言われる。
「わかっているわ。この前みたいに剃っておく!」膝までパンティを下げると、体を曲げて足を上げ、パンティから脱いでいく。

 両手には、温もりのあるパンティが残され「ここに入れておけばいいのね」小さなバックに仕舞い込んでいく。
康子もパンティを脱いで全裸になるが「恥ずかしいのよ。見てよ、ヘアも薄いでしょう。でも全裸を晒すわよ。香奈子も頑張らないと!」
「わかってるわ。恥ずかしいけど慣れないとね」2人は衣服をバックの中に仕舞い込んで、中に入った。

 「ようこそ。お待ちしてましたよ」中では男性が全裸で待っていた。
「恥ずかしいわ。女性は私達だけですか?」一瞬にして、真っ赤な顔になってしまった。
「いいえ、お二人いますよ。今は海水浴を楽しんでおられますが…」
「良かった。私だけでなくて!」ホッとする2人に「お持ちします、こちらの部屋をご用意しました」荷物を持たれて部屋に案内されていく。

 「こちらが、お二人の部屋です」
「大きいわね。この部屋を使っていいなんて!」
「それより、外で遊びませんか。テニスでもいかがで?」
「いいわね、やりましょう。下手だけど」2人は部屋からフロントに向かうと、待っていたかのように男性が集まってきた。

 (イヤ、見ないで、恥ずかしいから見ないで!)香奈子は自然に体が真っ赤に染まっていく。
康子も耳まで真っ赤になり(オチンチンだわ。あれがオチンチンなのね)股間の絨毛に包まれた肉竿が、だらしなくぶら下がっている。
(あれが、膣の中に入るんだ…)2人はチラリと肉竿を眺めている。

 「はい、シューズです。多分、大丈夫でしょう!」
「ありがとうございます」渡されたシューズに、体を屈めてく紐を結んでいく。
(見えた。オ○ンコが見えている。しかも2人のオ○ンコが!)後ろに立った男性の肉竿が一瞬にして勃起した。
(見られてしまったわ、性器の中を見られた!)2人の赤い肌が、さらに赤くなっていく。



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