4.ヘンタイを告白した執事ロボの縄緊縛オイルマッサージ
次の日の夕食に、執事ロボが用意してくれたのは、スパイシーなカレー。いつもながらの完璧な出来映えで、それほど辛いものが好きなわけではない私もママと一緒に舌鼓を打ちました。
「明日香ちゃん、食べ盛りなんだからお代わりしたら」
「お嬢様のお口に合いますよう、若干甘口をご用意致しましょう」
早くも私の味の好みまで熟知した執事ロボにそこまで言われては、遠慮は無用と言うものです。少し辛過ぎるかなと思ったカレーは私好みにバッチリ調整されていてどんどん食が進み、お代わりまでペロリと平らげてしまうと、体の芯まで温まる感じでポカポカと幸福な温もりに浸ってしまいました。彼以上に優秀なシェフなど望むべくもなく、やっぱりこの執事ロボは最強です。
「それじゃ明日香ちゃんはお勉強よ。ミツオ君、お願いね」
「かしこまりました。お嬢様、お部屋に参りましょう」
夕食の片付けはママがやってくれるので、私は執事ロボと手を繋ぎ、エスコートされるようにして自分の部屋に向かいました。見た目が天下のイケ面俳優である彼は、こんな動作までスマートで絵になり、私も何だか嬉しくてドキドキしちゃいました。
「お嬢様、汗をかいておられます」
「あ、ありがとう」
部屋に入るなり、そう言った執事ロボは繋いでいた手と、おでこをハンカチで拭いてくれたのですが、私はドキッとして変な場所にまで汗をかいている事に気付いてしまいました。
ーーヤダ。私、脇の下まで汗ビッショリ。もしかしたらアソコも‥‥‥
勉強が始まっても、ハヤシダアツシの整った顔につい見とれてしまう私は、どうしても昨夜目撃した衝撃的な光景が頭から離れず、困った事にその後耽ってしまったエッチな行為を思い出してしまいます。自分の部屋に帰った私は、まるで見透かされていたように渡されていた「電マ」を使ってしまいました。まず強烈にピンコ勃ちになっていた乳首に触れるとビビッと快感電流が迸り、私は夢中になって乳房にも震動を当てて楽しみ、エッチな声が出てしまうのも我慢出来ませんでした。そして恐る恐るビショ濡れパンツ越しに、そのバイブレーションを股間の尖りに当ててみた瞬間、あっと言う間に私は弾けちゃいました。余りの強烈な威力に、これは反則だと思いましたが、私はその後何度も何度もイッテしまいました。駄目だ駄目だと思っても、止められなかったんです。きっとママと執事ロボの異常な性行為を覗いてしまったせいで、私までおかしくなっちゃったんだと思います。
ーーだ、駄目。私、又おかしくなって来ちゃった……おもらししちゃったかも
そんな事ばかり考えてると、今日も又おかしくなって来ちゃったのか、私はアソコが妙にムズムズしてジュンと何かもらしてしまいました。さっきは手と額の汗を拭いてもらいましたが、こんな所は絶対見せるわけにはいきません。
「お嬢様。今日は集中力がございませんよ。早めに切り上げて、マッサージして差し上げましょう」
「あ、ちょっと、待って」
「早くベッドの上で横になって下さいませ」
ーーなんで強引なの?
執事ロボの口調はいつも通り丁寧でしたが、何と力づくでベッドの上に押し倒されたのでビックリです。ロボットって、絶対人間に危害を加えないんじゃなかったでしょうか?
「頭の後ろで両手を組んで頂けますか?」
ーーえっ!? えっ!? こんなの、ウソ……
「お嬢様に手錠を掛けさせて頂きました」
人間である私に手を掛けると言うあり得ない執事ロボの行動にうろたえていると、何と円筒型の革手錠を首の後ろで嵌められてしまいました。これで上半身は自由に動かせず、急展開に狼狽していると、ゾクッとアブない感覚を覚えてしまいました。
「お嬢様、目隠しさせて下さい」
「や、やめてえ」
「これでお嬢様はワタクシの意のままでございます」
これまで一度もなかった(もちろんあっては困るんですけど)執事ロボの無礼な行動に、パニックに陥った私は、今更ながら慌てて逃げようとしたのですが、何と執事ロボは首輪を嵌めて私をベッドに固定してしまいました。さらに両足首にも手と同様の円筒型の拘束具が嵌められてベッドに繋がれたようです。両脚は開かされて恐らく人の字型にベッドの上で拘束されてしまった私は、まな板の上のコイ状態。両手は首の後ろで重ねた状態で動かす事が出来ず、視界も奪われてしまったので、まるで悪い夢を見ているようでした。完璧な手際の良さで家事をこなす執事ロボは、私をこんな状態に捕えてしまうのも憎らしいほど簡単にこなしてしまい、ハッと気付いた時にはもう手遅れだったんです。
「下着姿になって頂きます」
「やめて……どうしてこんな事するの」
私は、人間に絶対服従で逆らえないはずの執事ロボの行動にうろたえて疑問を口にしました。
「お嬢様。実はワタクシ、心を持たないただのロボットではございません。言葉だけは執事として制御がかかり、このようなしゃべり方しか出来ません。しかしながら、ワタクシは光男様の脳を持っただけでなく、奥様やお嬢様を深く愛する感情を備えているのです。今ワタクシはお嬢様の下着姿を拝見出来て、感激し興奮しております」
「えっ!?……イヤ、見ないで」
執事ロボの告白に、感情を持たないとばかり思っていた私は狼狽してしまいます。つまり彼は、ママが言ってた通りパパの心を持っているわけじゃありませんか。昨夜夫婦同然にママとエッチしてたんですから、気付くべきだったのに、うかつな私は下着姿でベッドに拘束されてしまいました。急激に恥ずかしさが込み上げて来た私は慌てて逃げようともがきましたが、完全に後の祭りです。何でも完璧にこなしてしまう彼に拘束されて、暴れても無駄でしたし、目隠しもされて絶対絶命の私は、だんだんアブない妙な気持ちに陥って来ました。
「お嬢様」
無言の時間が途方もなく長く感じられたかと思うと、私の顔を両手で挟んだ執事ロボは何と唇を合わせて来ました。その感触は紛れもなく人間のものでしたが、ホントのところはわかりません。なぜなら男の人とキスをしたのは初めてだったからです。執事ロボの言葉はやはり機械的で感情のこもらないものでしたが、イケ面俳優の体にパパの心が宿る執事ロボとのファーストキスからは、私の事を想う彼の気持ちが伝わって来て、ついウットリと唇を合わせてしまいました。
ところが、執事ロボの次の行動はそんな甘いムードを吹き飛ばし私を打ちのめすとんでもない物でした。
「ワタクシは今、お嬢様と口付けを交わし、大変幸せでございます。つきましては、お嬢様にワタクシの愛の証を受け取って頂きたいと存じます」
愛の証? 何だろうと思った次の瞬間、熱くて固いものが、ブラジャー越しに私の胸の膨らみに押し付けられました。目は見えなくてもソレの正体はピンと来てしまいます。ソレは何か布地で包まれているようでした。
ーーこの人パパなのに。そんなの受け取れるわけないじゃない!
「お嬢様は、父親といたす事に大きな抵抗を感じておられる事とお察しします。お許し下さい。ワタクシ、以前からお嬢様といたしたいと思っておりました、ヘンタイなのでございます」
ヘンタイ宣言をした執事ロボは、それで吹っ切れたわけでもないでしょうが、ヘンタイ行為を仕掛けて来ます。目が見えないのをいい事に、予測が付かない私は、腋の下を舐められて変な声を出してしまいました。さらに反対側まで妙に上手に動く舌で舐めながら、執事ロボが言います。
「お嬢様の汗が大変香しゅうございます。ワタクシ、お嬢様の体の汚れた部分に興奮するヘンタイであります。マッサージの前に清めて差し上げましょう」
「お願い、や、やめて」
「ご安心下さい。下着は、まだ、脱がせませんので。ワタクシ、ヘンタイらしく、下着に透けて見えるお嬢様の絶景を楽しむつもりでございます。お嬢様のおパンツは今、汗まみれですよ」
後から脱がされるんですから、安心しろだなんて無意味でした。それよりスケスケでアソコの具までバッチリ見えてしまってる汗だくパンツを想像してしまった私は、あろう事かどんどん興奮が高まって背筋がゾクゾクするのを感じました。そして執事ロボの器用な舌は手足のヒジやヒザ、指の間などキッチリ舐めて回り、もう私は自分がこのヘンタイ行為で興奮してしまっている事が否定出来なくなって来ました。汚れた部分に興奮するヘンタイだと言った執事ロボを笑えません。汗のたまる汚れた部分を舐め清められると、申し訳ないと言う気分が生まれるのと同時に、異常に興奮しエッチに感じてしまうようでした。
「それでは奥様のように、お嬢様も縄で縛って差し上げましょう」
昨夜のママとの行為を口にする執事ロボに、アレ、と思ったら種明かしが始まりました。
「お嬢様は、昨夜ワタクシと奥様の行為を覗きになられ、興奮してご自分でなさっておイキになられましたね」
「……そんなの、ウソよ」
「実はワタクシ、この家の安全のため、各所にカメラを設置し24時間監視させて頂いております。お嬢様、お部屋に戻られてから何回おイキになりましたか?」
「……覗き見するなんて、サイテーね」
「お互い様でありましょう。電マが大変お気に入りのようで、何よりでございます」
話している内に執事ロボは手際良く縄緊縛を完成させたようです。昨夜ママにしていたように。
「やはりお嬢様は奥様によく似ておられます。縄が見事に映えますので」
「こ、このヘンタイ!」
私なんかよりよっぽど美形なママに似てるなんてあり得ません。しかも「インスタ映え」ならぬ「縄映え」だなんて。私は思い切りこのヘンタイ執事を罵ったつもりでしたが、情けないくらいに声が震えて小さな声しか出ませんでした。
「ワタクシと奥様の血を引いたお嬢様は、きっと今の状況を喜んで興奮しておられる事とお察しします」
「勝手な事言わないで。気持ち悪いだけよ」
「左様でございますか。ではお嬢様のおカラダを調べさせて頂きましょう」
ーーああ、アンタの言う通りよ。だからお願い、もうやめてえっ!
目隠しで目が見えず、四肢を拘束されて自由に動けない。その上上半身を中心にギチギチに食い込んで来る縄の感触が生々しく、私は体中にゾクゾクとアブない興奮が生じて来た事をもう否定出来ませんでした。どんどん広まる一方の興奮で毛穴が開き、じっとりと汗ばみ始めたのを自覚した私は、そんなのを喜ぶヘンタイ執事に体を調べられるおぞましさを大声で拒否しようと思ったのですが、もはや興奮が高まり過ぎて声も出せない悲惨な状況でした。やっぱり私も、パパに縛られて喜んでしまうママの血を引いたヘンタイなんでしょうか。