7.強力媚薬と破廉恥コスプレ露出調教

「奥様、お早うございますっ! よくお休みになりましたか?」
「お早う、良美さん……」

 今日も早朝から、元気一杯なメイド少女の良美さんが、部屋に入って来ました。ニコニコと笑顔を絶やさない、愛すべきこの少女は、昨夜とはまるで別人。ベッドで横になり、目覚めたばかりの私は、恥ずかしくて、彼女と目を合わせる事も出来ません。

 何しろ昨夜主人の部屋で行われたSM調教に、彼女も最後まで参加してたのです。ベッドの上に排泄しながら絶頂した私は、汚物処理の後始末まで、使用人の皆さんにして頂きました。それどころか、後ろ手錠のまま湯船に浸かった私は、汚穢に塗れた股間を洗って頂きながら、さらに何度か極めてしまうのを我慢出来なかったのです。明るく元気な働き者の良美さんは、夜になると、父親の黒木さん譲りの、性の技巧に長けた女性に変身しました。彼女の手指や口唇でもたらされた、性の歓びの記憶は、しっかりと私の体に刻み込まれ、もうとても平静に良美さんに接する事は出来ませんでした。

「さあ、奥様、お着替えしましょう」
「はい、お願いします」

 使用人であるメイド少女に対して、ごく自然に敬語を使ってしまいました。反対に良美さんは、ずいぶんと下けた口調です。

「はだかになって下さいね。奥様は、服の下に何も着けないお約束です」
「……わかりました」

 私はおかしなくらい慄える手で、浴衣を脱ぎ捨て、和装用の下着も取っていきます。いつもは気にならない、同性少女の視線が突き刺さって、両手で胸部と下腹部を隠さずにはいられませんでした。

「仰向けで横になって下さい。手で隠してはいけませんよ。それとも、コレを使ってあげましょうか」

 良美さんが見せてくれたのは、2つの革手錠。短い鎖で繋がれて両手を封じる、私にとっては馴染みの深いSM道具です。思わずコクリと頷いてしまい、良美さんに笑われてしまいました。

「いきなり手錠を掛けて欲しいだなんて、奥様、どMにも程がありますよ。さ、両手を後ろに回して下さい」

 従順に背中に回した両手に手錠を掛けてもらうと、被虐気分が盛り上がります。仰向けに一糸まとわぬ全裸を晒すと、ドキドキして興奮が高まる一方でした。

「本日の調教のため、このお薬を用意しました。奥様もよくご存じでしょう」
「そんなもの……使わないで下さい」
「嫌がるフリしたって、駄目ですよお」

 良美さんが見せて来た、チューブ入りの薬剤は、あの強力媚薬「女悦膏」でした。良美さんは語りを続けます。

「私も旦那様に使われたんですよ。世の中に、こんなに良く効く媚薬があるなんて、知りませんでした。いい所に塗って差し上げますね」

 良美さんはそう言うと、両乳首とクリトリスに塗って来ます。とりわけ最も鋭敏な性感帯である股間の尖りは、包皮から剥き上げた本体だけでなく、包皮の裏側まで塗り付ける入念さで、この性戯に長けたメイド少女の手管には、脱帽せざるを得ませんでした。

「今日はこれだけです。ご自由になさって下さい」

 意外な事に、手錠もアッサリ外され、着物もごく普通に着付けてもらいました。そして良美さんがカーテンを開けると、サーッと眩しい陽光が室内に入って来ます。

「今日は良いお天気ですね、奥様」
「あの、トイレに一人で行っても構いませんか」
「いいですよ。ただし、勝手に絶頂してはいけません。ズルをしたら、お仕置きさせて頂きます」

 まるで私がトイレで自慰行為に耽ってしまうのを見越したような、失礼にも程がある良美さんでした。でも「女悦膏」を経験済みだと言う彼女に、抗議は出来ません。現に早くもムズムズと予兆が始まった3つの尖りが、ピインと凝り固まって来てるのです。

ーーど、どうしよう。私、絶対我慢出来なくなるに決まってる……そうしたら、お仕置きされるのね
 
 朝食の支度をするため、良美さんが出て行くと、自由を与えられたのに、密かに「お仕置き」を期待してしまう私は慄然としました。

 子供達が学校に行く前の朝食の膳で、良美さんを中心の和やかなおしゃべりを聞きながら、私ははっきり欲情を始めた体を鎮める術もなく、じっと我慢していました。良美さんが、意地悪く話し掛けて来ます。

「奥様、箸が進んでおりませんよ。お具合でも悪いのでは?」
「お母様。汗をかいていらっしゃる」
「母さん、無理しない方がいいよ」

 子供達まで私の異変に気付いてしまいました。とうとういたたまれなくなった私が、ちょっと失礼と腰を上げ、部屋を出ると、給仕役で立っていた黒木さんに、声を掛けられました。

「トイレでございますか」
「そ、そうよ」
「お楽しみ下さい」

 バレてしまってると思っても、やっぱり我慢出来ませんでした。個室に入って便座に腰を下ろすと、水を流して申し訳のように、オシッコをチョロチョロと出しました。

ーーオナニーじゃないのよ。後始末でアソコを拭くだけなんだから……

 そう自分に言い聞かせても、アソコを拭くだけで、目も眩むばかりの鮮烈な快楽に襲われ、私はウットリ目を閉じて、素晴らしい一時を味わってしまいます。必要以上にゆっくりと指を使いながら、私は懸命にはしたなく絶頂を求める、媚薬で狂った体に流されぬよう、慎重に始末を終えました。今やハッキリとズキズキ疼き上がって、刺激を求めている両乳首と、クリトリスに触りたいと言う欲求を何とか退けましたが、次は駄目かも知れません。その部分に触ってしまって、自慰による絶頂を回避出来ず、言い付けに背いて、お仕置きして頂く事になるであろう事は目に見えていました。

「奥様」

 部屋に戻る前の廊下で、黒木さんに声を掛けられると、足が止まります。主従の逆転した今、使用人の皆さんのお言葉を伺い、従ってしまう事を自然に受け入れてしまう私がいました。

「お約束は違えておりませぬな」
「はい」
「それは結構。奥様はたいそう我慢強いお方でございます」

 それから朝食の場に戻っても、何ともやる瀬なく、悶々と疼く体をじっと我慢する苦行は続きます。もう私は、この過酷な体の欲情からの解放を望む、一心でございました。

「奥様、お待たせしました。お出掛けの準備を致しましょう」
「はい、お願いします」
「奥様、立って頂けますか」

 学校へ出掛ける子供達を見送りもせず、一人自室に残っていた私は、床にへたり込んでいた体を立たせます。後ろ手錠をはめられた私は、もちろん自分で着替える事は出来ず、黒木さんと金谷さんにお任せするよりありません。

「それにしても、ご自分から手錠を所望されるとは、マゾヒストの鑑でございますな」

 一人で自室に残る事になった私は、黒木さんにお願いして、手を封じて頂いたのです。こうしなければ、私は間違いなく自分を慰めてしまったでしょう。刻一刻と耐え難くなって、私を追い詰める「女悦膏」から逃れる術はありません。そして悩みの源泉である、3つの尖りに触れてしまったら終わりです。私は狂ったように、乳首とクリトリスを弄ってしまい、言い付けに背いてしまった事でしょう。

 後ろ手錠で立った私は、普段着の着物をお二人の男性に脱がして頂きました。帯を解かれ、肌が露わになって来ると、もう恥ずかしさの余り、目を閉じて顔を伏せてしまいます。そして、とうとう全裸になってしまうと、黒木さんがご命令を下されました。

「奥様、顔を上げて、しっかり目を開けて下さい。我々から目を背けてはなりません」
「お返事して下さいませんか」
「はい。すみません」

 金谷さんまで命令を口にされ、素直に答えた私ですが、お二人が舐めるように送って来られる、好色な熱い視線を浴びて、おかしなくらい強烈な恥ずかしさが込み上げて来ます。

「素晴らしい。奥様は真に地上に舞い降りた天女様でございます」

 歯の浮くようなお世辞だと思いました。お二人は私の大き過ぎる乳房と、飾り毛を失い、はしたない陰核を露わにした無様な股間を、熱心に凝視してるのですから。でも私は、見られているのを意識する程に、おぞましい興奮が募り、淫薬を盛られた3つの突起を、ますます固く膨らませてしまう有様でした。

「金谷君、すまんな。目の毒だろう」
「いえ、良美さんも十分かわいらしいです」
「あの子は逆立ちしても、奥様のように完璧な美人にはなりませんな」

 放置されて、ますます疼きが募る一方の私は、口を挟んでしまいました。

「は、早くして下さい。お願いします」
「おっと、これは失礼致しました。奥様は我々の言い付けを守ったんでしたな。ご褒美を差し上げましょう」

 お二人が持って来たのは、純白の下着のようでした。金谷さんがブラジャーを、黒木さんがショーツを着けてくれたのですが、ご褒美だなんて悪い冗談だと思いました。三角ビキニタイプの布地は、ツーサイズくらい小さくて、おまけに半透明のシースルー。裸より、着用した方が男性を興奮させてしまうのでは、ないでしょうか。

 サイズ違いできつく食い込む下着は、やはりご褒美などではありませんでした。その下着の上から貼られた小さな円筒型の淫具が、振動して私の疼きを癒してくれるご褒美。主人も私を喜ばせるため愛用していた、馴染みのSM道具でした。

「直接貼るのはヤボと言うもの。今の奥様には、下着越しで十分でございましょう」

 それから外出用の服を着せて頂いたのですが、それは何と、娘が着ているのと同様な、オーソドックスな紺のセーラー服。ところが上下とも丈が切り詰められ、ヘソ出しでほとんど股下ゼロの、凄まじく嫌らしい衣装でした。何もしなくても白い下着が見えそうですし、もしかすると、何もはいてないように見えるかも知れません。四十を過ぎた私にとって、娘と同じセーラー服と言うだけでも恥ずかしいのに、この格好は破廉恥過ぎて、正気の沙汰とは思えませんでした。

「この黒木、恥ずかしながら、青山ルミ様の熱狂的なファンでございました」
「青山ルミ?」
「金谷君は知らないでしょうが、奥様は昔、アイドルのような女優だったのです。その頃のお名前が青山ルミ。私はテレビドラマも全て録画し、写真集等も買い揃えて、今でも愛蔵しております。当時学園ドラマが人気最高でしてな、セーラー服の青山ルミ様こそ、私の憧れの女性だったのでございます」

 そこまで語った黒木さんが、リモコンを見せて操作しました。すると微振動が始まり、下着越しでもビンビンと心地良い快楽に突き上げられて、陶然とだらしなく表情を緩めてしまいます。そして徐々に振動を強められると、我慢出来なくなった私は、ヘナヘナとしゃがみ込んでしまいました。

「アッ! だ、駄目ですう……」
「では、緩めて差し上げますので、立って下さい」

 ゆっくり振動が緩められ、私は何とか立ち上がりました。

「まだ動いておりますが、止めなくて構いませんか」
「ああ……はい」

ーー気持ちいいの。このブルブルをもっと味わっていたい……

 私は、媚薬を塗られた乳首とクリトリスを直撃する、淫振動のあまりの心地良さに、悩ましく胸と腰をくねらせ、絶頂を回避しようと、必死で踏ん張っていました。恥ずかしい露出衣装を、気にする余裕もなく、お二人の男性を悩殺している自覚もありませんでした。

「奥様、コレを握って下さい」
「僕もお願いします」

 後ろ手錠が外され、いつの間にか左右ににじり寄っていた、黒木さんと金谷さんが差し出す男性器を、私はしっかり握り締めます。燃えるように熱く硬直したペニスは、私を求めてドクドクと脈動しており、手が本能的に動き始めました。お二人は包茎で、滑らかにしごいていると、「奥様」「出ます」と声を揃えて言われるので、包皮を剥いて差し上げました。

 ビュッ! ビュビュッ! と精液がまき散らされると、私も振動のもたらす快感が募り、一緒に絶頂致しました。くじけそうになる脚を何とか踏ん張る事が出来たのは、お二人のペニスの支えがあったおかげ。一回放出しても、ちっとも勢いの衰えないオチンチンは、まるで懲りないイタズラ坊主みたい。私は元気一杯で手を焼かせる男の子に向ける、優しい母親のような愛情を覚えていました。

「一緒にイッテ下さるとは、身に余る感激でございます」

 私の手や床に散らばった精液を、せっせとティッシュで後始末している、黒木さんや金谷さんと、カラダを通じて、心も繋がったような充実した満足感を、マゾヒストの私は確かに覚えていたのです。



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作者二次元世界の調教師さんのブログ

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