5.2本の男根に屈服し隷属を誓う奴隷妻

 次の日の早朝、自室で寝かされていた私の目覚めは、意外にも良好でした。いつも早起きの良美さんは既にメイド衣装で、私の着付けを手伝うため、入って来ます。

「お早うございます、奥様。体の具合は、いかがでしょうか?」
「ありがとう。悪くないわ」

 いつもの朝と変わりませんでしたが、続いて2人の男性が入って来て、私は大いに驚いてしまいました。それは黒服の執事黒木さんと、対照的にラフなホームウェアの金谷さん。彼は昨夜の宴の後、泊まって頂いたのでした。

「奥様のお着替えに、本来男が同席するなど、言語道断でありましょう。しかしながら、奥様には旦那様の不始末を、償って頂かねばなりません」
「奥様、昨夜は凄かったそうですね」
「良美ちゃん、失礼だよ」

 良美さんの、使用人らしからぬ明け透けな言葉を、注意する金谷さんでしたが、ベッドで体を起こした私は、ガックリと項垂れて、一言も返す事は出来ません。ちなみに私は浴衣が寝乱れて、とても男性に見せられる格好ではありませんでした。

「金谷君、遠慮は無用ですぞ。奥様は粗雑に扱われるのを、望んでおられる」
「そんな事、ありません」
「奥様は、本物のマゾだって聞きました」

 何も言い返せない私は、抵抗も形だけで、黒木さんに易々と縄を掛けられてしまいます。亀甲縛りと、結び目付き股縄。今日も、着物の下はこれで過ごさねばならないようでした。

 さて、その格好で向かった朝食の膳。昨夜と同様、黒木さんが給仕役で、良美さんは金谷さんの隣に座って、同席しています。今日は月曜日で、学校のある日は良美さんも一緒に、朝食を取るのはいつもの事。使用人とは言え、家族同然の彼女に分け隔てはありませんでした。
 
 メイド衣装で将来の夫の横に、ちょこんと座った良美さんは、良く日焼けした褐色の肌で、健康的な愛らしい少女です。隣の祥子は対照的で、色白でお人形さんみたいな外見。引っ込み思案で内向的な性格も含め、私にそっくりだとよく言われます。小学生の頃、遊び相手として我が家に来た良美さんとは、中学、高校と同じ学び舎に通う無二の親友なのでした。

 朗らかな談笑の中心は、やはりお客様である金谷さんと良美さん。昨夜建一も含めた4人でゲームに興じた後、良美さんの部屋に金谷さんが泊った事を、子供達はしきりと羨ましがっていました。

ーー新婚カップルみたいな扱いは、感心しないわ。私にそんな事を言う資格はないのだけれど。ああ、気持ちいい……

 足を崩して、股縄がきつく食い込む腰を、せわしなく揉んで、結び目のもたらす、おぞましい快感を楽しんでしまう、はしたない私。ただ無言で、笑顔を取り繕うのが、精一杯でした。

 食事が終わり、子供達が登校準備で自室に引っ込むと、私はトイレを所望しました。すると、黒木さんに言われて、良美さんが付いて来ます。耳元に小声で囁かれた私は、慄然としました。

「アソコの縄を解く役です。後始末もお任せ下さい」
「そんな事、自分で致しますから」
「駄目です。奥様が勝手な事をしないよう、使用人が見張っておく決まりです」

 和服の正装の際に手伝って頂く事はありますので、良美さんと一緒にトイレを使うのに、そう抵抗はありませんでしたが、股間に食い込む股縄を解かれたり、用を足した後始末までされるのは、とても抵抗がありました。そしてとんでもない欲望が頭に浮かび、慌てて振り払わねばならなかったのです。

ーーもっとしっかり触って欲しい

 良美さんは、さっさとアソコを拭き取ってしまい、密かに淫らな期待を抱いていたトイレの時間は、悶々とした気分のまま。終わってしまいます。そして登校準備のため良美さんが下がると、金谷さんが見守る中、黒木さんの手で改めて股縄が付け直されてしまったのです。

「僕が残ることになりました。どうかよろしくお願い致します」

 黒木さんが席を外しても、監視役と言う事でしょうか。彼と建一の事について話したり、テレビを見たりしていましたが、正座した私の腰は間断なくモジモジと揺さぶられて、股縄の擦れる快感を貪る行為がやめられません。金谷さんがいらっしゃらなければ、私の手は着物の中に潜り込んで、自分を慰めてしまったでしょう。股縄による中途半端な欲情が、澱のように溜まって、とうとう私は、男の方に襲って欲しいと言う、人妻としてあり得ない願望を抱き始めてしまいました。

 黒木さんが戻って来て、金谷さんに声を掛けると、何とお二人は男性器を取り出して、私の目前で誇示しました。若い金谷さんは無論のこと、黒木さんも昨日私に、あれだけ沢山中出しした疲れを微塵も見せず、お腹の皮に付くくらい、急角度でそそり立てていらっしゃいます。

「私共は、紳士的でございましてな」

 黒木さんは何と、鋼のように熱く滾らせた肉棒を、私の顔に擦り付けながら、話し掛けて来ました。ずっと私の事を密かに想っていたと言う、彼の気持ちを表すかのような、昂ぶりがドクドクと伝わり、こんな狼藉を働かれているにも関わらず、私は彼を拒絶出来ません。

「金谷君。君も遠慮してはなりませぬぞ。良美も了承しとるのでしょう」
「はい。奥様を慰めて差し上げるよう、わざわざ頭を下げてもらいました」
「奥様、これが私共使用人一同の、総意でございます。失礼ながら、最早奥様を省みる気持ちのない旦那様に代わり、貴女を性奴隷として、調教して差し上げましょう」
「僕も及ばずながら、このペニスを奥様のために捧げます」

 性奴隷に堕とすと言う信じられない言葉も、主人とのプレイで、さんざんマゾの歓びを教え込まれた私には、決して荒唐無稽ではありませんでした。黒木さんに加えて、若い金谷さんの、情熱溢れる力強い男性器の感触が、私の気持ちを揺さぶって止みません。

「決して無理は申しません。奥様がよろしければ、お口を開いて頂けませんでしょうか?」

 昨日と違い、私は目を閉じてはおりませんでした。高柳家に忠誠を誓った、二人の使用人が、私のために使って下さると言う男性のシンボルを、しっかりと見つめ、彼らの想いを受け止めます。

ーーあなた、ごめんなさい。私、この人達のオチンチンに逆らえないの

 本音を言いましょう。昨夜から男性の方に、縛られる歓びが蘇ってしまった私の身体は、危険な薬物の禁断症状のようなもの。どんなに頭では抗っても、欲しくて欲しくて、我慢が出来ないのです。口元に突き付けられた、熱くて固い2つの肉塊を許すように、私はゆっくり口を開きました。

「金谷君、任せたぞ」
「ああ、奥様、感激でございます」

 もう、主人を裏切り、使用人に体を任せる事の罪悪感はありませんでした。平身低頭しそうに恐縮している、金谷さんのシンボルを、クチュクチュと水音を響かせてしゃぶっていると、黒木さんに後ろ手錠を掛けられ、上半身を前向きで押し倒されました。そして黒木さんは手早く股縄を解くと、まるで犬の交尾のように、ペニスを押し当てて来ました。

「も、申し訳ございません、奥様。僕、修行が足りませんね」

 その時でした。金谷さんが口内で射精してしまったのです。慌てて抜こうとする彼の失態に、しかし私は年上女らしい優しい気持ちを抱いていました。

ーーいいのよ。まだ全然元気一杯じゃない……

「金谷君、抜かずともよろしい。奥様にお任せしなさい」

 私は射精した金谷さんのペニスを、吐き出そうとはせず、舌を使って丁寧に清めると、喉まで鳴らしてゴクリと飲み下します。主人に教えられた行為でしたが、そうするとむしろペニスの硬度が増す事も知っておりました。若い金谷さんも例外ではなく、余裕を持って異様な程固くなった彼は、喉奥まで突いて来ます。

「奥様、よろしゅうございますか」

 背後から、抱きかかえるような体勢になった黒木さんは、中々押し入ろうとしません。入り口付近にペニスを押し当てたまま、両手で乳房を掴み、乳首をクリクリ弄りながら言います。

「旦那様が戻るまで、奥様は我々使用人の性奴隷となるのですよ。金谷君、私のスマホを持って来てくれませんか」

 黒木さんのペニスが、充血して鞘からはみ出た、私のクリトリスを探り当てて、ズリズリと刺激を加え、両の乳首もそれに合わせるように、快楽刺激を与えられます。もう諦めていた私は、金谷さんのペニスが去った口を開きました。

「………入れて下さい」
「では、失礼させて頂きます」

 その口調通り、ゆっくりと丁寧に入って来た男性器はしかし、破壊力が十分でした。狭い入口をこじ開け、抉るように侵入が深まると、強烈な快感が込み上げ、口を開けば、すすり泣いてしまいそうなくらい。黒木さんは深く挿入しただけで動きを止めると、金谷さんが持って来たスマホを、何処へか掛けていました。

ーーもうイヤ! 止めないで、お願い………

 私の女性器は、待望のペニスを歓迎してざわめき、動いてくれないのに焦れて、ギュウッと内壁の襞を絡みつかせて締め上げています。それでも動かず耐える、黒木さんがスマホを手渡して言うと、私は愕然としました。

「旦那様でございます」

   満を持した黒木さんが、とうとうゆっくり動き始めます。こんな最悪のタイミングでと恨んでも、魂を氷り付かせるような壮絶な肉の歓びは、最早制御不能でした。

「……家庭教師の青年が、わしが帰るまで宿まってくれるそうじゃないか」
「……はい」
 その言葉を何とか口にした瞬間、黒木さんのペニスにズンと体奥を突き上げられ、凄まじい絶頂が訪れました。全身全霊で声を上げるのだけは阻止しましたが、ワナワナと奮える手は、スマホをポトリと取り落としてしまいます。

「金谷でございます。奥様はかなりお疲れのご様子で…………はい、お任せ下さい」

 スマホを拾った金谷さんが主人と話している間も、緩慢なストロークを続ける黒木さんのペニスは、私を絶頂寸前の高みから下ろしてはくれません。電話が終わったのを見届けた私の口からは、熱病患者がうなされているような声が洩れ始めます。

「奥様。旦那様から、よろしく頼むとお墨付きを頂きました」

 子供みたいに喜色満面で報告する金谷さん。震えの止まらない唇で、彼の突き出すペニスを優しく含んで差しあげると、この逞しい二本の男根に支配されるのを、実感致しました。使用人のお二人に仕えると言う倒錯も、私のマゾ願望をますます満たすばかりです。

「金谷君、一緒に出して差し上げましょう」

 緩やかだった黒木さんの突き上げが、俄に力強いスパートに変わると、私の口も本能のまま、ジュバッジュバッと奉仕のペースを上げます。

「奥様っ!」「奥様っ!」

 お二人が声を揃えて、同時に射精した精液を浴びた私は、素晴らしい歓びの極みに失神します。それは私が、身も心も彼らに、否彼らの「男根」に隷属を誓った瞬間でございました。



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作者二次元世界の調教師さんのブログ

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