4. 不倫拘束レイプでざわめくマゾの血

それは4月に入り、私は新採用の職員として、主人は父親として、真新しい制服姿も眩しいまりあの入学式を見守った日のことでした。まりあはクオーターなのですが、母方の血が濃いのでしょう、私以上に色素が薄い色白の上、目の色も日本人とは違い、まるで生きたフランス人形のような外見です。誰よりも目立つわが娘の晴れ姿をこの名門女子高の入学式でしっかりと目に焼き付けて、私自身もこの学校で新たに働く幸せを噛み締めていた時には、まさかこんな事態が待ちかまえていようとは思いもしませんでした。

その日の夕刻から、英語科の先生方と校長先生、教頭先生を交えて、私の歓迎会が開かれました。英語科の先生方は皆さん優秀そうでしたが、校長先生がおっしゃった通り私より10以上お若い方ばかりで、いきなりやって来て主任に収まろうと言う私にやっかみなどはなく、ごく自然に受け入れとても温かく迎えて下さいました。歓迎会の場所は洒落た小さなフランス料理店で、そんなにお酒を飲むことのない私も高級ワインを口にしてしまいました。

私はその時気分が高揚していたせいだと思いましたが、恐らく校長先生が怪しげなおクスリを使われたのでしょう。あっと言う間に目が回り生まれて初めて意識があやふやになるまで酩酊してしまった私は足腰が立たなくなり、気が付くとタクシーの中に校長先生と2人切りになっていました。そして連れ込まれたのは、変なホテル。私は存知ませんでしたが、男女が秘め事を行う専用の場所のようです。何もかも初めて経験することばかりで、酔いが残る頭がクラクラしていた私は、もうパニックに陥ってしまいました。

「吉野先生、私はあなたを一目見た時から、ゾッコン惚れ込んでおったのです。ぜひ一度、抱かれては頂けませんか?」

頭はクラクラと混濁し、手足はまだ痺れたようでほとんど自由の利かない私をホテルの部屋に連れ込んだ校長先生は、単刀直入にそうおっしゃいました。私はもちろん主人のある身ですから強く拒絶の言葉を口にしましたが、校長先生は。お願いします!と押しの一手で、私はいつの間にかベッドの上に手錠で人の字に拘束されていました。ただでさえ酔いで体に力が入らないのに、女性扱いになれていらっしゃる校長先生の拘束は手早くてすぐに身動きが取れなくなり、私は抵抗を諦め、やめて下さい、と弱々しく懇願するばかりになったのです。

「私はSMに興味があるのです。吉野先生はご主人に縛られたことはおありですかな?」
「そんなこと・・・・・・ありません」
「では、味わってみて下さい」
「あっ!」

縛られてしまってはどうしようもありません。私はもう覚悟を決めて、意地の悪い校長先生の問い掛けにも素直に答えてしまいました。主人は至ってノーマルな人で、ベッドでもとても優しくSMプレイだなんてとんでもありません。するとアイマスクをされてしまったので、私は思わず声を出してしまいました。

「色っぽい声をお出しじゃありませんか。縛られて、目隠しされて・・・・・・ははは、ゾクゾクするのでしょう。私が見込んだ通り吉野先生はマゾっ気がタップリおありのようだ」

ーーマゾだなんて・・・・・・

自分とはまるで無縁だと思っていた「SM」だの「マゾ」だのと言ったお言葉に、私は怯えてしまいましたが、その実校長先生がおっしゃる通り、目隠しされた瞬間にゾクリと背筋を妖しい戦慄が走ってしまったのです。思わず出てしまった声も嫌になるくらい鼻に掛かった悩ましいものでした。

「それにしても素晴らしい・・・・・・お顔だけかと思ったら、お体中シミ一つない白さじゃないですか。抜けるような美白とは吉野先生のことらしい」

校長先生はそんなことをおっしゃいながら、私の服をゆっくり脱がせていきます。ベッド上に縛り付けるまでは男らしく力づくでしたが、私が諦めて無抵抗になると一転して体に賛辞を述べながら壊れ物でも扱うような優しさを見せられて、これから主人以外の男性に抱かれてしまうと言うのに、体の奥からゾクゾクと込み上げて来る興奮はもう抑えられませんでした。そして気が付けば上半身最後の1枚となったブラジャーに手が掛けられていました。

「黒ですか、吉野先生。こんな真っ白なお肌に黒とはそそられます。若い者が見たら鼻血でも出しそうですな」

還暦を過ぎた校長先生は年の功と申しましょうか、慌てず騒がず女心をくすぐりながらのプレイに長けておいでのようでした。主人とのごくノーマルなセックスしか知らなかった私は、ワインの酔いと一緒に心地良いムードに流されそうになって、慄然としてしまいました。主人はとても口下手な男性で、セックスの時もほとんど無言で抱いてくれるのです。でも彼が私のことを大切に思い愛してくれていることは明らかでしたし、そんなものなのだろうと思っていました。抱かれれば歓びを覚えましたし、肉体的な快楽より愛する男性と1つに繋がれたと言う満足感が大きくて、主人とのセックスに不満を感じたことは一度もありません。

「吉野先生はご主人との夜の生活はいかがですかな?」
「そんなこと……」

私は校長先生のくせに何て不道徳なことをおっしゃるのだろうと思いました。

ーー抱くのなら、早くお抱きになればいいではありませんか

もちろんそんなはしたないことを口にはしませんでしたが、私は体を鑑賞してお世辞を口にしながらゆっくりと服を脱がせ、なかなか手を出して来ない校長先生のペースに焦れて、そんな気持ちに陥っていました。でもそれは校長先生がおっしゃった「ゾクゾクする」妖しい興奮がどんどん募って来たのが怖かったのです。早く抱いてくれないと、この嫌らしい興奮が抑え切れなくなり、主人以外の男性に抱かれながら歓びを覚えてしまうかも知れません。もしそんなことになったら、愛する主人にどう顔向けすれば良いのでしょうか。酒に酔わされ拘束されて、抱かれることは覚悟しましたが、絶対に淫らな反応を示してはなりません。それが私の偽らざる心境でした。

「ひょっとして夜の方はご無沙汰なのではありませんか? 何を隠そう、私など家内とはとんとご無沙汰でもう1年近くありませんな」
「校長先生に申し上げる必要はございません!」

私の方は1年以上主人に抱かれたことはなかったのですが、失礼ながら20歳以上年かさの校長先生ご夫婦に夜の生活がなくても普通なのではないでしょうか?そしてそんなことより、夫婦の間の秘め事を堂々と口にされる校長先生に嫌悪を覚えた私は、初めて強い口調で反発していました。

「まあいいでしょう。すぐにわかることです」

その意味深な言葉に、私は又ゾクリと新たな興奮が込み上げて来る気がして泣きたくなりました。そしてついに校長先生は黒いブラジャーを外してしまったのです。

「おお! これは又素晴らしいお乳ですな。まるで西欧の名画を見るようですぞ。感激ですよ、お美しい吉野先生は体の方までこんなにお美しいとは……」

ーー嘘ばっかり

これはもう完全にお世辞だと思いました。だって私は華奢なのに乳房が大き過ぎるので、年齢と共に完全に垂れてしまい、コンプレックスを持っている部分なのです。

「それにこのプリプリのお乳首はどうですか。見ているだけで涎がこぼれそうですぞ。こんな美しくて淫らなお乳をお持ちでは、ご主人は離してくれますまい」

ーーああ、もう、主人のことは言わないで……

考えてみれば当然なのですが、校長先生が嫌らしい好色な目線で私の体を賞賛していたことを知り、今から抱かれてしまうのだと思うと、主人のことを持ち出されるのはとても辛いことでした。校長先生に抱かれて私のはしたない体は主人を裏切らず淫らな反応を示さないでいることが出来るでしょうか?まだ上半身しか脱がされていないのに、これまで経験したことのない興奮を覚えている私には、その自信はまるでありませんでした。

「ああんっっ!!」

饒舌な校長先生が黙り込まれた、と思った次の瞬間両の胸乳に手を掛けられました。

「まだちょっと触れただけですよ。どうしてそんな嫌らしい声が出るのですか、吉野先生」
「だって……ああ~っっ!!」

ワインの中に仕込まれていたと思われるおクスリには、媚薬の効果もあったのに違いありません。それに目隠しされたのが意外な程効果的で、不意打ちを食ったような気分の私は、校長先生の両手が蠢きヤワヤワと双の膨らみを揉みしだき始めると、考えられない程の気持ち良さを覚えて淫らな声を我慢することが出来ませんでした。

「ふふふ、よほど欲求不満を溜め込んでいたと見えますぞ。ソレ、ココを弄ってあげましょう」
「ウヒイ~ッッ!!」

校長先生が乳房を揉みながら先端の大きすぎる熟れた実をクリクリと指で弄り回すと、強烈な快感が弾けて私の口からは淫らそのもののよがり声が吹きこぼれていました。そしてさらに、校長先生が左右の乳首に唇を被せ交互にチューッと強く吸い上げると、私はグンと背筋を弓なりに反らせる明白な反応を見せてしまいました。

「あれあれ、もうおイキになったのですか?」

校長先生が乳房を柔らかく掴み乳首を指股に挟んだままで、耳元に口を寄せ嫌らしくそう囁かれました。

ーーち、違います!

私はそう抗議するつもりで弱々しくかぶりを振りました。主人に抱かれることはもう1年以上ありませんが、絶頂に達してしまったなんてことはいつ以来でしょう。そして乳房の愛撫だけで気をやってしまうだなんて、もちろん生まれて初めての経験で、とても信じられない気持ちでした。

「ほほう、おイキになったように見えたのですが」
「違います!」

今度は口に出してハッキリ抵抗しましたが、すぐに報復を受けてしまいました。

「こうされてもお感じにはならないのですか?」
「だ、ダメえ~っっ!!」

 校長先生の手指がいたぶりを再開すると、すぐに私は背筋を反らせてしまい、ソフトな乳房責めの前に私はアンアン嫌らしい声を吹きこぼしながらのけ反りっぱなしで悶絶してしまいました。本当に優しくソフトな揉み方なのに、乳房がトロけてしまいそうなほど気持ちが良く、乳首を刺激されるともう開けていられなくなった目蓋の裏に火花が散るほどの快感が迸りました。

「さっきと同じようにしてるのですが」
「うああ~っっっ!!!」

乳首を吸われるともうダメで、私は何と2度目の絶頂に到達していました。

「さあ、素直に言うのです。今おイキになったのでしょう?」
「ああ……」

私がコクリとうなづいて見せると校長先生は満足そうでしたが、手指はまだ胸から離れてくれませんでした。

「よしよし、素直になりましたね、いい子です。ご褒美にもう1回イカせて差し上げましょう」
「ああ~っっっ!!! も、もう!……」
「イク時は大きな声でイク、と言うのですよ」

私がついに主人にも聞かせたことのない大きな声で、イク、と張り上げてしまうと、ようやく校長先生は乳房から手を離してくれました。

「おっぱいだけで3度も気をおやりになるとは、吉野先生はやはり欲求不満なのではありませんか?白状なさい、ご主人との夜の生活はご無沙汰なのでしょう?」
「……」
「まだイキ足らないと見えますね」
「ヒイッッ!! い、言います! 言いますから、もう!」

校長先生が又も乳房を握り締めて来ると、もう私は取り繕っている余裕をなくしてしまいました。

「ご主人とご無沙汰なのでしょう?」
「はい」
「どのくらい?」
「1年……」
「これは驚きました。こんな美しい奥さんを1年も放っておく男が存在するとは……」
「ああ……もう、本当に主人のことは言わないで……」
「ご主人のことを愛しておられるのですね?」
「はい……」
「では、私がご主人のことを忘れさせてあげましょう。吉野先生、何もかも忘れて一匹のメスにおなりなさい」

乳房だけで立て続けに気をやらされてしまった私が、校長先生の性の手管に抗えるわけはありませんでした。スカートとショーツを奪われ、目隠しされたままで加えられた下半身への愛撫に、私は打てば響くようにビンビンと反応し、生まれて初めて味わった口唇での股間愛撫では感激のあまり校長先生のお顔におしっこを掛けてしまいました。それはおしっこではなく、潮吹きと言う生理現象で、最高の性の歓びで感極まった女性の示す反応だと言うことでした。そして何度も極めてしまった後、ようやく校長先生が押し入って来られると、私は脳の焼けるような強烈な快感を覚えて、主人よりも立派な男性自身にはしたない粘膜の襞を絡み付かせてしまう反応が制御出来ませんでした。

「吉野先生! こ、これは……」

さすがの校長先生が私と合体を果たした直後、興奮した口調で慌てたようにおっしゃったのに、私はなぜだか愛おしさまで覚えていました。

「名器と言うものではありませんか! あなたは本当に最高の女性です!」

校長先生がグイグイと力強く腰を動かし、そのご年齢とは信じられない程逞しく元気の良いシンボルで突き上げて来ると、私はもう何もかも忘れ何度も何度も達してよがり狂いました。そして何と校長先生は、私の中でドクドクと大量の射精をされたのです。

「ご心配には及びません。私はパイプカットしておるので種なしなのです。妊娠することはありませんから」

それまでの人生で一度も経験したことのない、獣のような凄まじいセックスでした。私は恐らく涎を吹きこぼしてグッタリと脱力し、失神寸前だったでしょう。校長先生は全身汗と体液でドロドロになった私を後ろ手錠のまま浴室に運び、汚れを洗い流して下さいました。最も汚れた秘め所を荒い清められる時、朦朧としていた意識でも私の心の琴線が妖しく掻き乱されたのは言うまでもありません。



前頁/次頁






































作者:二次元世界の調教師さんのHP 『新・SM小説書庫2』
WEB官能小説界のアウトロー。可憐な少女たちが今夜も縄と拘束具にむせび泣く。

























表紙

投稿官能小説(3)

トップページ


inserted by FC2 system