SM小説『ヘンタイ教師2』

二次元世界の調教師 作




6.生徒指導室で宿泊指導の罠にはまった筋金入りの不良少女唯

「それでは、長島先生頼みましたよ」
「本当によろしくお願いします」
「反省が十分でなければ家に帰さない事もありますよ。よろしいでしょうか? お母さん」
「はい、是非そうして頂ければ、と・・・・・・全て学校にお任せしますので」

 小柄で気の弱そうな母親がそう言って深々と頭を下げた時、それまで不機嫌そうにムスッと押し黙っていた唯は本性を現し、バンと両手を机に突き大声で怒鳴った。

「ざけんなよ、このクソババア!」
「唯ちゃん!」
「やめてやるよ、こんな学校。今すぐに!」

 未央に打ち明けた日の翌日。警察に補導されて家に戻って来たと言う佐々木唯は、朝から一応しおらしい風を取り繕って自分より頭一つも背が低い母親に連れられ、この生徒指導室にやって来たのだ。校内で恐喝事件を起こし、家出して長期無断欠席した唯は本来ならお引き取り願いたいところだが、今はよほどの事がなければ退学処分になど出来ない。保護者の強い希望で学校を続けさせてくれ、と言われれば受け入れざるを得ないのである。ただし、無条件で、と言うわけにはいかない。そこで俺のロリコンヘンタイの血が騒ぎ、内心ホクホクしながら応対していたのである。

 校長、担任、そして生徒指導部主任の俺から話を聞かされる間、唯は大人しく黙っていた。だが何を聞かれても黙ってうなずく程度だったのだから、まるで黙秘権を行使している容疑者みたいなもので、反省のかけらもないのは見えていた。唯がしゃべらないので俺達は母親と話を進め、コイツが学校を続けるためにまずこの部屋で指導を受け、反省が十分出来てからクラスに戻す、と言う事で話がまとまった所だったのだ。本来なら家に置いて反省させるのだが、母子家庭で昼間は誰もいないのだから仕方がない。それに今日やって来た唯の様子を見ても、母親の教育力が全くないのは明らかだ。

 いくら風紀の緩いこの高校でも、佐々木唯の格好は全くふさわしいとは言えないものだ。妙な色に染めた髪の毛は鶏のとさかのように逆立っているし、耳にはピアスが光っている。夏服セーラーの上着は短く切っているのでヘソまで見えそうだし、スカートはもちろんヤバいくらいのミニで、黒い物をだらしなく見せているのだ。とても反省して学校を続けさせてもらおう、と言う生徒の服装ではない。気の毒なくらい恐縮して平身低頭にされている母親の言う事はまるで聞かないのだろう。おそらく学校に連れて来るだけで精一杯だったのではなかろうか。そして何とか学校を続ける手はずが整って来たと思ったら、こうだ。もっとも下心にまみれた俺の、反省出来るまで家に帰さない、と言う常識外れの提案を承諾してしまう親にも驚きだが。いや、そのくらい母親は唯に手を焼き、藁にもすがる思いでSOSを発しているわけだ。俺は自分の欲望を充足させるよこしまな計画にこの不良娘がすっぽり嵌りつつある事にワクワクしながら、怒って立ち上がり去ろうとした唯を羽交い締めにして抱き留めた。

「待て! 佐々木。勝手なマネは許さんぞ」
「離せよ! セクハラじゃねえか! マジで教育委員会にチクってやるぞ」

 だが俺に手を掛けられた唯は口では悪態を付きながら、それほど本気で抵抗しようとしなかった。明らかに俺にボコボコにシメられて涙まで流したのが利いて、恐怖心に縛られているのだ。俺は背後から抱き留めた唯が、口とは裏腹に怯えて慄えているのを感じると、新鮮な興奮で股間がカチカチになってしまうのを覚えていた。

 白状すれば未央にちょっかいを出したコイツに切れて容赦なく叩きのめしてやったあの日、生意気な不良娘が暴力に屈してボロ泣きしてしまった姿に俺はひどく興奮し、いずれこの女を苦痛でなく羞恥や性的快感でヒイヒイ泣かせてやりたいと言う邪念を持ってしまったのだ。実の娘と言う最高のパートナーとのSMプレイに溺れ、サディスティックな嗜虐の歓びを存分に堪能している俺だが、未央はあくまで同意の上イジめられる演技をしているだけである。そうではなく初めは反抗的で俺に敵意を抱いている少女を性的に籠絡し、征服してやりたいと言う欲求が膨らんで来たのだ。俺は羽交い締めにした唯がやせぎすなイメージからは意外な程の肉感を伝えて来るのにますます欲情し、人目がなければすぐにでも襲い掛かってやりたいような強烈な衝動に突き上げられていた。

ーーコイツ、結構いい体してるじゃないか。よしよし、大人しくしてりゃ、こってりかわいがって改心させてやるからな

 そもそも俺が佐々木唯をイジめてやりたいと言う邪念に囚われたのはルックスの良さが大きな理由だ。女子高生と言うだけで全くそそられないブスに食指を動かされるほど、俺もヘンタイではない。昔はヤンキーと言ったが、今は何と言うのだろう、下品な厚化粧をしてだらしない服装をしていても、顔の造作は整っているしかわいそうだが未央よりよっぽど美形と言って良い。スラリとした長身だし、それなりに肉付きも良いとなれば最高ではないか。

「唯ちゃん、いい? 先生の言う事をよく聞いて、真面目に過ごすのよ」
「ち、ちょっと待てよ」

 俺が抱き留めて椅子に座り直させてやった唯は不服そうだったが、もうさっきのような乱暴な態度ではなくなっていた。俺が力ずくで逃げるのを阻止し、凄みを効かせて睨み付けているからだ。唯が俺の迫力に押されて大人しくなったと見ると、母親も担任も校長も逃げるように立ち去ろうとする。実の親も含めて、こんな野放図な不良娘になど関わりたくはないのだ。担任の中年女など、後は俺に任せて厄介払いとしたいのが見え見えだし、定年間近い白髪の校長も出来れば面倒事を避けたいのだろう、去り際に俺の耳元で囁いた。

「くれぐれも、手荒な事は避けて下さいよ、長島先生」
「もちろんです」



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作者二次元世界の調教師さんのブログ

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